当社の地域子会社であるメディカル・ケア・サービス東海株式会社(岐阜県・大垣市/代表取締役:浅野 雅良)が運営する認知症高齢者対応の「愛の家グループホーム岐南」は、子ども食堂『愛の家じいばあ食堂』の一環として、2025年4月18日(金)より、地域の高齢者向けお弁当デリバリーサービスを開始します。
当事業所は、2024年5月より子ども食堂『愛の家じいばあ食堂』を運営しています。その活動の中で、食堂ご利用者、民生委員や地域包括支援センターへのヒアリングを通じて、地域の一人暮らしの高齢者から「行きたいが体調が悪く出向けない」「実施場所まで遠くてたどり着けない」という声が寄せられ、お弁当デリバリーのニーズが明らかになりました。子ども食堂の本来の目的は「居場所づくり」ですが、「地域の皆さまの期待に応え、1人でも多くの高齢者を支えたい」という思いから、行政の許可を得て、4月18日(金)よりお弁当デリバリーを開始することにしました。
また、デリバリーについては当事業所のご利用者とスタッフが一緒に行う予定で、これによりご利用者の外出支援としての機能も果たします。認知症のある方にとって、役割を持ち外出することは、認知症状の緩和や改善につながる可能性があります。
愛の家グループホーム岐南は、地域のお子さまからお年寄りまで、皆さまに必要とされる事業所を目指し、今後もさまざまな取り組みを実施してまいります。
●愛の家グループホーム岐南
住所:〒501-6016 岐阜県羽島郡岐南町徳田7丁目73−1
HP:https://mcs-ainoie.com/search/gifu/ginancho/gh078/
昨年より開催している『愛の家じいばあ食堂』は、多くの方との出会いの場となりました。
活動を続ける中で、ご来場される高齢の方々がさまざまな状況を抱えていることが分かりました。
例えば、30分かけて歩いて来られる方や、健康上の理由で継続したご利用が難しくなった方などです。
そこで、今年の『愛の家じいばあ食堂』では、来場をお待ちするだけでなく、ご自宅へ温かい食事をお届けするデリバリーサービスを開始することにしました。
「気になってはいたけれど、少し距離が遠くて行けなかった」「移動手段がなく参加を諦めていた」という方にも、美味しい食事をお届けし、召し上がっていただきたいと考えています。デリバリーを通じて顔なじみの関係を築き、地域の皆さまにとって安心できる居場所づくりができるよう、これからも努めてまいります。
愛の家グループホーム岐南がある岐阜県岐南町では、「子ども・子育て支援事業計画」を策定し、子育て支援施策を推進しています。
子ども食堂は、子どもたちの健やかな成長を支えるとともに、子ども同士の交流の場を提供し、食事の提供を通じて、さまざまな困難を抱える子どもたちが安心して過ごせる居場所づくりを目的とした施策です。
愛の家グループホーム岐南では、地域に共働き世帯や片親世帯が多く、また介護認定を受けていない高齢の一人暮らしの方も多いことから、より多くの方が安心して集える場を提供したいという想いで、『愛の家じいばあ食堂』をスタートしました。これまでに月1~2回の頻度で合計13回開催し、累計100名以上の方にご利用いただいています。参加者は、地域の小・中学生や一人暮らしの高齢者、母子・父子家庭のご家族などさまざまで、多くの方々にとって温かく安心できる居場所となっています。