お知らせ
認知症ケアの成果を検証・共有。10月29日、「第15回認知症ケア実践・研究報告会」開催のお知らせ
2024.09.25
<初の試み>大会参加者の投票による順位発表を実施予定
当社は、10月29日(火)にベルサール汐留(東京都中央区銀座)にて、「第15回認知症ケア実践・研究報告会」を開催します。
当社は、1999年の設立以来、グループホーム「愛の家」を中心に全国で展開し、認知症ケアの専門性を追究し続けてきました。当報告会は、認知症ケアの取り組みや日々の成果を検証・共有する場として、年に一度開催しています。
大会当日は、当社が運営する350以上の事業所で成果を上げている事例の中から、特に広く共有すべきとして推薦された8事業所の発表を予定しています。また、当社が運営する中国拠点からも代表による発表枠を設けており、昨年は中国天津市の認知症ケア専門の事業所が発表。今年も1事業所が発表を予定しています。
新型コロナウイルス感染症の影響で、中止やオンライン開催とすることもありましたが、昨年より全国の事業所から集う対面開催を再開しました。また今年は、初の試みである参加者による投票を実施し、特に成果をあげ、優秀事例を評価された上位の事業所を決定、発表する予定です。
■開催概要
日時:10月29日(火)13:00~15:45(開場12:00~)
会場:ベルサール汐留B1
〒104-0061 東京都中央区銀座8丁目21−1 住友不動産汐留浜離宮ビルB1F
アクセス:「汐留駅」5番出口徒歩4分(大江戸線)
「汐留駅」東口徒歩5分(ゆりかもめ)
「新橋駅」汐留口徒歩7分(JR線) 他
URL:https://www.bellesalle.co.jp/shisetsu/shinagawa/bs_shiodome/access/
※メディアの方の参加・お申込みは下のボタンから
■認知症ケア実践・研究報告会について
<発表内容について>
BPSD(認知症の行動・心理症状)への対応やADL(日常生活動作)改善・健康増進・個別ケア、またご家族・地域、行政や医療関係者との関係や地域資源づくりにつながっているもの。そのほか、離職防止やキャリアアップ、チーム力向上など、いずれかもしくは複数の課題に対して取り組んでいる事例としています。
<全国的なケア品質の向上に向けた取り組み>
後日、全国大会の発表事業所の事例を社内公開し、当日の参加者以外も閲覧できる環境にしています。また好事例は、他事業所でも実施し、全国的なケア品質のさらなる向上に向けて取り組んでいます。
■昨年の発表内容
昨年の同報告会で発表された内容を一部ご紹介します。
▶愛の家グループホーム勝山野向
―諦めないご利用者の想いを実現―
ご利用者の想いをくみ取り、その実現を行った昨年の発表から「当たり前の生活の追求」として、ご利用者の「恩返ししたい」「人の役に立ちたい」という気持ちに着目。地域の集会に参加した際に得た農家の人手不足という情報から、農業経験のあるご利用者と農作業に参加し、地域の皆さんと活動を実施。そのほかに、近状の小学校から福祉教育の授業のご依頼があった際は、子ども好きなご利用者ご本人に登壇いただくなど、「人の役に立ちたい」というご利用者の希望をさらに追求・実現した取り組み。
▶愛の家グループホーム横浜菅田
―自立支援による身体状況の改善―
事業所内に運動機器を導入し、日々ご利用者の運動に力を入れている当事業所で、入居前に転倒・転落が頻発していたご利用者を対象に身体状況からそれぞれに合ったSIDE別運動プログラム(当社オリジナルプログラム)を実施。歩行練習や座位、立位プログラムなどを実施したところ、下半身の強化や筋力・柔軟性の向上、姿勢の改善、歩行の安定につながった取り組み。