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健達ねっと>健康お役立ち記事>かかりつけ薬剤師とは?利用するメリットや探し方も解説!

かかりつけ薬剤師とは?利用するメリットや探し方も解説!

かかりつけ薬剤師は気軽に相談できる薬や病気などの専門家です。
かかりつけ薬剤師の利用には様々なメリットがあります。

かかりつけ薬剤師はどのような役割を果たすのでしょうか?
また、かかりつけ薬剤師にはどのようなメリットや費用がかかるのでしょう?

本記事ではかかりつけ薬剤師について以下の点を中心にご紹介します。

  • かかりつけ薬剤師の役割
  • かかりつけ薬剤師のメリットや費用
  • かかりつけ薬剤師がおすすめな人

かかりつけ薬剤師について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読み下さい。

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かかりつけ薬剤師とは?


かかりつけ薬剤師とは、個人が飲んでいる薬の情報などをまとめて管理する薬剤師
のことです。
国が定める一定の要件を満たした薬剤師の中から1名指名することができます。

かかりつけ薬剤師は、薬に関することだけではなく、健康や介護についても豊富な知識をもっています。
経験も豊富で、地域の医療機関とも深いつながりをもっているのが特徴です。
幅広い相談に乗ることができるうえに、情報量の多さから的確なアドバイスをすることができます。

高齢者など、薬局へ来ることがむずかしい方に対しては、自宅へ行って薬の管理や指導をします。
形状や味の調整も可能なので、薬が飲み込みにくくなったなどの問題も気軽に相談することができます。

また、飲みわすれなどにより余ってしまった薬の管理もおこなうので、家族の負担も減り、一人暮らしの方も安心して過ごすことができます。

注意点として、利用者はかかりつけ薬剤師を1名だけ選べるという点です。
複数の薬局から数名選ぶことはできません。

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かかりつけ薬剤師のメリット


かかりつけの薬剤師の利用には以下の3つのメリットがあります。

  1. 個人の状況を把握して安心安全
  2. 24時間いつでも相談できる
  3. 医療機関と連携しサポートしてくれる

1つずつ解説していきます。

個人の状況を把握して安心安全

担当の薬剤師が、飲んでいる薬の情報をまとめて把握してくれます。
病院で出してもらった薬だけではなく、自分で買った薬や健康食品、サプリメントなど、自分に関わっている全ての情報を把握してくれるので安心して使用することができます。

自分だけで管理をしていると、Aの病院で出してもらった薬と、Bの病院で出してもらった薬で、同じ作用のものが出されていても気づかず飲んでしまうことがあります。
その場合、副作用の原因になったり、期待する効果があらわれないことにもつながってしまうのです。

実はそのような状況は薬同士の飲み合わせだけではなく、食品やサプリメントとの組み合わせによっても起きることがあります。

リスクをなくすためにも、情報を一括で管理してもらえることは大きなメリットとなります。
また、同じ薬剤師に相談することで、より自分にあった具体的なアドバイスをもらえるのも、かかりつけ薬剤師を利用するメリットです。

24時間いつでも相談できる

休日や夜間、薬局がしまっている時間帯でも、電話にて相談することができます。
薬の使い方や副作用などで不安なことが起こった場合、その場ですぐに相談できることもメリットの1つです。
処方せんに基づいた薬であれば、必要に応じて処方することもあります。

また、高齢者などの外出が困難な方の場合、自宅や入居先の施設に薬を届けます。
本人だけでなく家族の負担を減らすことができるのも、かかりつけ薬剤師の特徴です。

医療機関と連携しサポートする

かかりつけ薬剤師は、飲んでいる薬や経過観察を行い、必要であれば担当医へ問い合わせをします。
薬だけではなく、健康に関する相談にも乗るので、心配なことがあるときは気軽に相談すると良いでしょう。

必要に応じて医療機関を紹介する場合もあります。

病院だけではなく、

  • ケアマネージャー
  • 栄養士
  • 訪問看護ステーション

など、さまざまな機関と連携し幅広いサポートをします。

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かかりつけ薬剤師の探し方

薬
それでは、かかりつけの薬剤師とはどう探したら良いのでしょうか。
ステップは以下の通りです。

  1. かかりつけ薬局を決める
  2. かかりつけ薬剤師を探す
  3. 窓口で申請し説明をうける

順番に解説していきます。

①かかりつけ薬局を決める

まず、かかりつけ薬局を決めましょう。
かかりつけ薬局の選び方としては、親切で相談しやすい薬局を選ぶこと。

薬剤師の業務はさまざまなスタッフと連携をとって行うため、良好な人間関係のところが良いでしょう。
薬局全体を見て雰囲気の良いところを選ぶことをおすすめします。

また、かかりつけ薬局を選ぶ際に費用などはかかりません。
安心して自分に合ったところを見つけましょう。

②かかりつけ薬剤師を探す

次にかかりつけ薬剤師を決めましょう。
国が定める一定の要件を満たした薬剤師の中から1名指名することができます。

選ぶ際のポイントは、丁寧な対応で相談しやすい人柄であること。
信頼できる薬剤師を見つけたら、かかりつけ薬剤師になってほしいことを伝えましょう。

③窓口で申請し説明をうける

最後に出された同意書に署名をすれば手続きは完了です。
しっかり説明を受け、次回からかかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師を活用していきましょう。

かかりつけ薬剤師にかかる費用


「かかりつけ薬剤師指導料」として、1回のお会計につき60〜100円(3割負担の場合)ほどを追加で支払います。
認知症などで特別な管理や診療を受けている方の場合は「かかりつけ薬剤師指導料」ではなく「かかりつけ薬剤師包括管理料」がかかります。

健達ねっとECサイト

かかりつけ薬剤師がおすすめな人チェック


かかりつけ薬剤師を利用しようか迷っている人へ向けて、以下のチェック項目を用意しました。
よろしければご活用ください。

  1. 薬や健康について気軽に相談がしたい
  2. 副作用や飲み合わせが心配
  3. いくつかの医療機関にかかっている
  4. 健康食品やサプリメントを使っている
  5. 在宅医療を考えている
  6. 介護の負担を軽くしたい
薬の使い方

かかりつけ薬剤師は今後増える?

疑問
厚生労働省は、2025年までにすべての薬局をかかりつけ薬局にすることを目指しています。
それに伴い、かかりつけ薬剤師の推進にも力を入れているので、今後増えていくのは間違いないでしょう。

また、かかりつけ薬局の中には「健康サポート薬局」という機能を持った薬局もあります。
「健康サポート薬局」は、厚生労働大臣が定める一定基準を満たしている薬局で、より気軽に相談できる場所となっています。
地域住民の相談役となることを目指しているので、薬以外でも介護や栄養管理のことなど、さらに身近な健康相談をすることができます。

かかりつけ薬剤師まとめ

まとめ
今回はかかりつけ薬剤師についてご紹介しました。
かかりつけ薬剤師についての要点を以下にまとめます。

  • かかりつけ薬剤師は個人の薬情報をまとめて管理する
  • かかりつけ薬剤師のメリットは「個人の情報をまとめて把握」「24時間いつでも相談可」「医療機関と連携したサポート」など
  • かかりつけ薬剤師の探し方は、自分に合った薬剤師を選び同意書に署名
  • かかりつけ薬剤師にかかる費用は、3割負担の方で1会計60〜100円ほど

これらの情報が少しでもお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
  • グループホーム展開
  • 介護付有料老人ホーム展開
  • 小規模多機能型居宅介護
  • その他介護事業所運営
  • 食事管理
  • 栄養提供
  • 福祉用具販売
  • 障がい者雇用

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