年々患者数が増え、現在では皆さんにとってより身近な存在となっている認知症。
現段階では根本治療がない状況ですが、様々な方法で進行の抑制や予防は可能になってきています。
その中でも今回は、認知症の予防効果があるとされるフェルラ酸について紹介します。
- フェルラ酸の認知症への効果
- フェルラ酸を含む食品
- フェルガード100Mとは
本記事では、フェルラ酸と認知症の関係について、上記項目を中心に詳しく解説していきます。
認知症予防策への理解を含めるためにも、ぜひ最後までお読みください。
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認知症について
認知症とは、脳の病気や障害などが原因となり、認知機能の低下や日常生活に支障が起こる症状です。
認知症には、アルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症などの種類があります。
認知症は年をとればとるほど、発生確率が上がります。
厚生労働省の発表では、2025年には65歳以上の5人に1人が認知症になると言われています。
また、若くして発症してしまう可能性がある若年性認知症も存在します。
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フェルラ酸とは
フェルラ酸とは、ポリフェノールの一種であり、植物に広く含まれている成分です。
植物や野菜、穀類などの食品から摂取することができます。
フェルラ酸には高い抗酸化作用があるため、酸化ストレスから体を守る働きをします。
そのため、フェルラ酸を摂取することで、がん、糖尿病、心血管疾患など、酸化ストレスが発症に関わると言われている病気に対して、有用な可能性があります。
フェルラ酸の認知症への効果
フェルラ酸は、アルツハイマー型認知症の進行を遅らせる可能性があることで注目されています。
アルツハイマー型認知症は、脳にアミロイドβなどのたんぱく質が溜まり、脳細胞の損傷、神経伝達物質の減少を引き起こすことで、脳全体が萎縮し発症すると考えられています。
また、アミロイドβは酸化ストレスによって蓄積の増大が行われていることが、臨床神経学の実験で確かめられました。
そのため、酸化ストレスから体を守るフェルラ酸を摂取することで、アミロイドβの蓄積を防ぎ、アルツハイマー型認知症の進行を遅らせる可能性があります。
実際に、軽度認知障害のある高齢者に対して、フェルラ酸を含むサプリメントを6ヶ月間にわたって摂取してもらった結果、認知機能の低下が緩和されたという研究結果もあります。
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フェルラ酸による副作用
フェルラ酸を摂取することで起こる副作用は少ないですが、副作用が全く無いというわけではありません。
フェルラ酸の摂取によって起こる可能性のある副作用を以下にまとめます。
- 便秘
- 多尿
- イライラ
- おなかがゆるくなる
- おなかが張る
- 湿疹
- 食欲低下
フェルラ酸が取れる食品
ここからは、フェルラ酸が摂れる食品について、詳しく解説していきます。
米ぬか・小麦・大麦
フェルラ酸は米ぬか・小麦・大麦などの穀類に含まれています。
特に米ぬかは発酵によりフェルラ酸の量が、約14倍にまで大幅に増えることも分かっています。
コーヒー
コーヒーにはカフェインとともにポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が多く含まれています。
クロロゲン酸は、体内に入ると肝臓で半分以上がフェルラ酸に変化します。
そのため、コーヒーを飲むことでフェルラ酸を摂取することもできます。
ピーナッツ
穀類、コーヒーの他にも、フェルラ酸を多く含む食材として、ピーナッツが挙げられます。
特に、落花生の薄皮の部分に、多くのポリフェノールが含まれています。
フェルガード100Ⅿについて
ここからは、フェルガード100Mについて、詳しく解説します。
フェルガード100Mとは
フェルガード100Mとは、認知症予防学会に認定されたサプリメントです。
フェルガード100Mを使用することで、軽度認知機能障害からアルツハイマー型認知症などの認知症に移行する期間を遅らせることが期待できます。
フェルガード100Mの成分
フェルガード100Mの主成分は、フェルラ酸とガーデンゼリカです。
フェルラ酸は、先述している通り、アミロイドβというタンパク質を抑制する働きを持ちます。
ガーデンゼリカは、抗酸化作用や抗炎症作用があるのに加え、アポトーシスなど、アルツハイマー型認知症の様々な病状メカニズムの軽減が期待されている成分です。
認知症以外への効果
フェルガード100Mは認知症以外にも、加齢による脳機能低下のサポートや、発達障害のある小中学生の症状改善にもつながると言われています。
そのため、認知症の患者だけでなく、様々な方の生活を楽にしてくれる可能性があるサプリメントです。
その他の認知症予防に効果のある食品
これまで紹介したフェルラ酸が含まれた食品、サプリメント以外にも、認知症予防に効果のある食品は存在します。
その一つが「地中海食」です。
これは1960年代のギリシャやイタリアの食事がベースとなった食事スタイルです。
具体的には、チーズ、ヨーグルト、オリーブオイル、フルーツ、豆、ナッツ、野菜、穀類を毎日摂取します。
また、お菓子、アイス、卵、鶏肉、魚は週数回ほど摂取、そして赤ワインを毎日適量飲むという食生活です。
地中海食によって認知症のリスクが下がるという研究結果は多く、アメリカのアルツハイマー病と健康高齢者の食生活を対比した研究では、発症のリスクが半減することが分かっています。
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認知症とフェルラ酸のまとめ
ここまでフェルラ酸の認知症に対する効果、フェルラ酸を摂取できる食品、フェルラ酸を含むサプリメント、フェルガード100Mを中心にお伝えしてきました。
ここまで解説してきた内容をまとめると以下のようになります。
- フェルラ酸は酸化ストレスから身を守る働きを行い、認知症の進行を遅くする効果がある
- フェルラ酸は米ぬか・小麦・大麦などの穀類、コーヒー、ピーナッツといった食品に含まれる
- フェルガード100Mはフェルラ酸、ガーデンゼリカを主成分とし、認知症の進行を遅くする効果がある
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
