認知症の方や高齢者の起こす事故が近年増加しています。
これには高齢者や認知症の方の増加も関係しています。
あなたの周囲にも「免許の返納を迷っている」「最近、注意力が下がったけれど、運転はしたい」という方がいらっしゃるかもしれません。
そこで本記事では、認知症の方の運転について細かくご紹介いたします。
- 認知症の方は運転可能なのかどうか
- 認知機能検査について
- 事故を起こす前にする事
- 免許返納の説得法について
ぜひ最後までお読みください。
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認知症について
認知症は認知症の種類によって症状は異なります。
主に、認知症が疑われる症状は「物忘れ」「理解力・判断力の低下」「集中力の低下」「精神的混乱・落ち込み」です。
それぞれの詳しい症状は以下の通りです。
物忘れ
認知症の物忘れは出来事自体を忘れることが特徴的です。
「昼食で何を食べたのか」を忘れるのではなく、「昼食を食べたこと自体」を忘れてしまっているという状態を指します。
他にも約束自体を忘れてしまったり、忘れた内容のヒントをもらっても思い出せないと言った特徴を持っています。
理解力・判断力の低下
認知症になると、理解力・判断力の低下が見られます。
理解力が低下すると、物事や現象同士の結びつけを考えることが困難になります。
例として、車の運転中では「目の前の信号がもうすぐ赤になるが、そのまま直進することの危険性がわからない」という事も起こり得ます。
集中力の低下
認知症の影響で集中力が低下することで、注意が散漫になってしまう可能性があります。
認知症で集中力が低下してしまうと、集中できるモノも減ってしまいます。
そして、本来であれば集中し、注意を向けるべき箇所にも注意が行かなくなってしまいます。
精神的混乱や落ち込み
認知症を発症すると、精神的に混乱してしまったり、落ち込んでしまったりする事があります。
これは、「出来ていたことが突然出来なくなる」や「何かしていたけれどその出来事の記憶が抜けている」などの症状が影響しています。
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認知症の方が運転してもいいの?
認知症の方の運転は原則禁止となっています。
基本的に75歳以上の場合、3年に1度の免許更新で認知機能検査を受ける必要があります。
その検査で「認知症の可能性あり」と診断された場合、免許の停止、もしくは取り消されるといった規定になっています。
同様に道路交通法でも、自動車の安全な運転に支障を及ぼす恐れのある一定の病気(認知症を含む)の場合には免許の取り消しや停止も可能となりました。
少しでも「認知症かもしれない」や「判断力が低下している」と感じた場合には、家族や専門家に相談してみましょう。
認知機能検査について
認知機能検査とは、記憶力や判断力を測定する検査です。
認知機能検査は、75歳以上の免許更新時の高齢者講習の前に受ける必要があります。
内容は「時間の見当識」「手がかり再生」「時計描画」の3項目になります。
場所は、警察の公安委員会または警察に委託された教習所で受けることが出来ます。
時間の見当識検査
検査時における年月日、曜日、時間の3項目に答えます。
手がかり検査
出されたイラストを記憶し、採点には関係のない課題を行った後、記憶したイラストを答えます。
始めはヒントなしで回答し、さらにヒントを元に答えていきます。
時計描写
時計の文字盤を描きます。
そして、指定された時刻をその文字盤に描きます。
3つの検査終了後に、採点が行われます。
その点数に応じて以下の3段階の判定が行われます。
- 記憶力・判断力の大きな低下が見られる(認知症の恐れがあり)
- 記憶力・判断力の低下が少し見られる(認知機能の低下の恐れがあり)
- 記憶力・判断力の低下が見られない(認知機能の低下の恐れがなし)
検査結果は、後日またはその場で書面を通じて通知されます。
検査の結果、「記憶力・判断力が低くなっている」と判定された場合には、臨時適性検査を受けなければなりません。
臨時適性検査では専門医による診断を受けるか、医師の診断書を提出します。
認知症であると診断された場合は、運転免許の取り消しまたは免許が停止されます。
また、認知機能検査は、平成29年の道路交通法の改定によって特定の交通違反をした場合にも受けることになりました。
内容は、免許更新時と同様です。
この場合の検査で認知症と診断された場合にも、免許の取り消しまたは停止となります。
また、認知機能検査で以前よりも認知機能が低下していた場合には臨時の講習の受講が必要です。
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認知症患者が事故を起こす前に!
認知症の高齢者には、今まで長い方で50年以上車を運転してきた方もいらっしゃいます。
中には、50年間無事故の優良ドライバーの方もいることでしょう。
それらの高齢者はほとんどの方が運転に自信を持っています。
しかし、当然ながら今まで無事故で安全運転してきたからといって、これからも安全運転が続けられるという保証はありません。
取り返しの付かない事故を起こしてしまう前に、免許の返納をオススメします。
免許返納はどこに行けばいい?
免許を返納しようと思ったけれど、どこに行けば免許の返納ができるのかわからないという方もいらっしゃいます。
免許の返納手続きは、地域の警察署や運転免許センターで可能です。
また、返納後は運転経歴証明書が発行され、自身を証明する身分証明書としても活用できます。
2021年現在においては、代理人による手続き申請は受理されません。
必ず本人が申し出るように注意しましょう。
認知症患者への免許返納の説得法について
認知症の方に免許返納を説得することは非常に難しいです。
認知症の方は運転したい理由や運転しなければいけない理由を抱えています。
本人が自分の症状に気づき、運転を自発的に止める事が最も理想的ではあります。
しかし、そのような場合は多くはありません。
ほとんどは家族の説得や、強硬手段、免許停止などで運転を止める場合が多いのです。
では、どのように説得をすることが効果的なのでしょうか?
まずは、本人の考えや意思を認めるようにしましょう。
そして、家族から運転の仕方や事故への不安をさりげなく話してみてください。
また家族の意見を聞くことが難しい場合もあります。
その場合は、医師や目上の人からはっきりと運転が難しいと伝えてもらう事も一つの手段です。
認知症が進行しても、社会的権威に対する信頼性は持っている事が多いのです。
本人がどうしても車に執着するようであれば、家族が助手席に乗ったり、家族の運転する車に乗せるなどの対応から始めてみてください。
説得が上手くいかない場合は、家族が鍵を管理するなどの方法を取る場合もあります。
説得が上手くいかず、どうしても危険な場合は、医師の診察で運転免許の停止を求めましょう。
免許を返納した方がいい認知症患者の基準
免許を返納した方が良い人の基準はなんでしょうか?
具体的には「自分が認知症かもしれない」「最近物忘れがひどい」と感じたのであれば、速やかに免許を返納すべきです。
また、「近所の慣れた道での脱輪」や「自宅駐車場での接触事故」のように今までにない事故が増えたという方は注意が必要です。
気づいていないだけで、判断力などが低下している可能性があります。
家族へしっかりと相談し、免許返納も前向きに考えてみましょう。
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免許を自主返納するメリット
免許を自主返納することは、車という大切な交通手段を失って損をしてしまうと思っていませんか?
実は、運転免許の自主返納を積極的に行ってもらうために、免許返納の特典があります。
自治体ごとに特典内容は異なりますが、
- タクシーやバスの運賃割引
- 商品券の贈呈
- デパートでの商品割引
- レストランの料金割引
以上のような、交通関連以外の特典も充実しています。
各自治体の警察ホームページなど、インターネットでも確認することが出来ます。
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高齢者の運転に関する行政の取り組みについて
行政として、高齢者や認知症の方の運転に関しては次のような取り組みをしています。
- 高齢者の安全運転のために交通整備を実施
- 車以外にも移動手段を確保するための公共交通機関の整備
- 高齢者が運転に関して相談可能な個別の運転適性相談窓口の設置
- 高齢者の免許自主返納制度の設置
- 高齢者の免許更新時の認知機能検査の実施
家族でご高齢の方がいる場合は、積極的に行政の制度や窓口への相談を行うようにしましょう。
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認知症の方の運転まとめ
ここまで、認知症の方の車の運転や法律を中心にお伝えしてきました。
- 認知症の方の運転は原則禁止
- 認知機能検査は「記憶力」「判断力」などを検査し、問題があれば医師による診断
- 免許返納は警察署または運転免許センターで可能
- 免許返納の説得は、まずは本人の意見を受け入れ、難しい場合は医師などを利用
- 物忘れや普段は起こさなかった事故など、不安を感じたら免許の返納を考慮する
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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