プレゼント選びはワクワクする反面、迷うことも多いですね。
特に高齢者へのプレゼントは、相手の好みや健康状態、趣味なども考慮したいものです。
高齢者に喜んでもらえるプレゼントとはどんなものがあるのでしょうか。
本記事では、高齢者へのプレゼントに関する主な悩み3つとイメージをご紹介します。
- プレゼントを渡す相手との関係性で探す時
- 相手の趣味を知っている時
- 予算別で探したい時
高齢者に喜ばれるプレゼントを探すためにも、ご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
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高齢者の好みとは?若年者の好みとの違い
プレゼントを選ぶ時には、相手の好みを重要視することが多いと思います。
高齢になると身体の変化に加え、生活スタイルも変わってきます。
- 食の味覚や噛む力
- 冷えなどから必要だと感じるもの
- 身体能力にあったスポーツ用品
- 断捨離中なので残らないもの
など欲しい物が昔と変わってくることがあります。
高齢者は必要な物や自分に合った物、気分が高まる物を喜ぶことが多いようです。
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高齢者との間柄別おすすめプレゼント
高齢者へのプレゼントと言っても、その関係性で贈るものは違ってきます。
どんな間柄でも、喜ばれるプレゼントを見つけたいのは一緒です。
プレゼント選びの参考に間柄別におすすめを紹介します。
子どもから高齢の父母へ
高齢になった親の若い時との違いに、年をとったなと感じることがあると思います。
誕生日だけではなく、日常で子どもだからこそ贈れるものにも目を向けてみませんか?
訪問した際などに【尿失禁ケアグッズ】【吸水シート付きショーツ】を持参しましょう。
最近は、おしゃれで高機能のものが揃っています。
自分で買うのはためらわれますが、同性の子どもには頼みやすいものです。
訪問するたびに、さりげなくプレゼントすると喜ばれます。
母の日・父の日・誕生日などは、生活に彩りを加えるものもおすすめです。
相手の好きな物で男性ならお酒やビール、女性なら服飾品が人気です。
孫から高齢の祖父母へ
祖父母から孫へと、誕生祝いから年を重ねる節目ごとのお祝いを頂くことは多くなります。
反対に、敬老の日や誕生日に贈るプレゼントはどのようなものが喜ばれるのでしょうか。
敬老の日
孫からプレゼントを贈る機会で一番多いのは、敬老の日ではないでしょうか。
誰から祝ってもらいたいですかの質問では【孫から】が90%を超える結果が出ています。
もらって嬉しかったプレゼントは
【食べ物】【洋服・装飾品】が男女共にに多いようです。
男女別で見ると、男性1位はお酒、女性1位はお花でした。
続く2位以下は調査によって違いました。
男性 | 洋服・装飾品、スイーツ、ビール券や商品券 |
女性 | スイーツ・グルメ、洋服・装飾品 |
が続きます。
お返しや誕生日のプレゼント
基本的に孫へのお祝い返しは、七五三なら千歳あめや赤飯です。
入学祝へのお返しは不要とされています。
しかし、お返しがないことを気にするご年配の方もいらっしゃいます。
孫からお礼の言葉やプレゼントのお返しをさせたいと思う保護者の方もいらっしゃいます。
小学生までのお孫さんなら、似顔絵や手紙、手作り工作の小物入れがおすすめです。
同居なら、肩たたき券も健気さが伝わってほっこりするプレゼントになります。
中学生〜高校生であれば、お小遣い範囲内で1000〜5000円程度の品物が相場のようです。
湯飲みや便利な小物、お茶菓子なども喜ばれます。
なにより【自分のために孫が選んでくれた】ということが嬉しいのです。
無理のない範囲で気軽に贈れるものがいいです。
嫁、婿から高齢の義父母へ
ある調査では61.8%が母の日・父の日がプレゼントをもらうタイミングと回答しています。次いで47.6%が誕生日となっています。
気を遣う相手ですが、次のようなポイントをうまく絞って選びましょう。
- 好みが分からない時は無難なもの
- 実の子に体調や好きなことなどを探ってもらう
- 場所を取らない小さな物
- 一時楽しめる消耗品
- 食べ物なら量より質
高齢者になっても、上品な色であるパステルカラーや無地の物は使いやすく喜ばれます。
また電話で体調を聞いた上で、品物にするのか食べ物にするのか決めましょう。
人生を送る中で、物も少なからず増えますので、置く場所に困らない物を選びましょう。
花や普段口にしないちょっと高級なスイーツも、一時の楽しみとして人気があります。
高齢の友人へ
長く使えて【癒される】【見て嬉しくなる】プレゼントは日常使いできる食器等です。
食器は、相手の好みの柄を選ぶと気持ちが伝わりやすくなります。
高齢者限定で考えると迷いますが、気さくな友人としてイメージしてみましょう。
親しい友人であれば、好みや体調もある程度分かっているので決めやすいです。
「たまには驚かせたい」「いつもより素敵な物を選びたい」などの観点から選びましょう。
付き合いが長い方へは、贈り物のチョイスを変えてみるのもいいかもしれません。
高齢の趣味仲間へ
趣味の仲間であれば、趣味に関するものはもちろん喜ばれるでしょう。
さらに、名前やイニシャル入りの物だと特別感があります。
テニスやゲートボール、ハイキングなど運動仲間に最適な物があります。
イニシャル入りの【タオル】が使いやすいでしょう。
書き物仲間には【万年筆】など、名前入りのプレゼントの種類は豊富です。
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趣味に合わせたプレゼントをしよう
相手の趣味が分かっている場合、趣味の内容や品物を掘り下げてみましょう。
素敵なプレゼントを見つけられるかもしれません。
以下に、趣味別のプレゼントをご紹介します。
参考になれば幸いです。
ガーデニング
男女どちらにも喜ばれるプレゼントは以下の通りです。
- ガーデンエプロン
- 手袋・グローブ
- 長靴・帽子
消耗品は、いくつあっても使えるので重宝します。
また、女性に人気なのは
- 動物のオーナメント(置物)
- 動物などをモチーフにした鉢
男性に人気なのは
- 剪定鋏
- 持ち運びできるガーデンバック
などです。
ガーデニングが好きな方にプレゼントを贈る際、意識した方がいいことが4つあります。
- ガーデニングの場所
- 同じものが複数あっても大丈夫な物
- 1つあれば十分な物
- 機能性に加えてプレゼント感のあるもの
ガーデニングしている場所によっては、置けるものや必要なものが異なります。
相手の話を聞きながら、どんな物が合うか想像してみるのもいいですね。
読書
高齢者で本を読むことが習慣になっている人は多いようです。
本が好きなら、本か図書券と思いがちです。
しかし、少し視点を変えると素敵な物が見つかります。
- ブックカバー
- しおり
- ブックエンド
などです。
自宅以外でも本を読む人は多いようです。
高級感のあるものや、その方の好きな柄のものを選んだり、サイズも多種あります。
色々な種類のものをまとめてプレゼントするのもいいですね。
高齢者へのアンケートで「本を読みづらくなってきた」という方もいます。
調査全体の約80%でした。
「字が読みにくくなった」というような言葉を聞いた時は
- ルーペ
- オーディオブック
などで本の内容を読みやすくようにすることもおすすめです。
美術鑑賞
美術鑑賞が好きな高齢者は意外に多いものです。
美術館まではなかなか行けない人も多いので【絵】をプレゼントするのがおすすめです。
- インテリアにあった明るい絵
- 大きな物より、まずは小さな物が良い
- 好きな動物、季節の風景、相手の好みから探してみる
自宅のテイストや、老人ホームなど場所にあった絵を選ぶと良いでしょう。
映画鑑賞
映画鑑賞やテレビが好きな高齢者におすすめのプレゼントは以下の通りです。
- 姿勢をサポートするクッション
- 音が近くで聞こえるスピーカー
- リモコンラック
- お茶とお菓子のセット
高齢者の場合、集中していると姿勢を変えないことが多くなってしまいます。
同じ体勢を続けると、腰痛や肩こりの原因になることもしばしばあります。
長時間見ても負担が軽減される【座椅子】などもおすすめです。
遊園地や動植物園、水族館などの見物
年齢など関係なく楽しめるのが遊園地や動植物園、水族館です。
【一緒に出掛ける】【パスポートをプレゼントする】のもおすすめです。
それぞれの施設では【シニア割】も実施しているところもあります。
お得な【年間パスポート】も販売されています。
外に出ることに加え、幼い頃や学童期の思い出がある施設です。
高齢者にとって五感や記憶を刺激してくれるでしょう。
プレゼントとしてはメリットも大きいでしょう。
カラオケ
カラオケ好きな方へはグッズがおすすめです。
- カラオケDVD
- 名入れマイク
- ステージ照明
- トレーニングチューナー
- スピーカー
高齢者は歌うことによって、口回りの筋肉を鍛えることにつながります。
脳への刺激やストレス緩和などの効果も得られます。
カラオケ関連商品は【操作が簡単】【1人でも扱いやすい物】がおすすめです。
音楽鑑賞
耳が遠くなっても、ずっと音楽と親しんできた人はいつまでも音楽を聴きたいものです。
- ヘッドフォンスピーカー
- シニア向けオーディオプレイヤー
- シニア向け音楽プレイヤー
- 名曲CDやDVD
- クラシックなどのDVD
探してみると高齢者向けの商品も出ています。
目が見えにくくなったり耳が遠くなったり、指先の器用さにも影響が出てくるのが高齢者です。
使いやすい、大きくて扱いが簡単なものが人気です。
演芸・演劇・舞踊鑑賞
時間にゆとりのできた高齢者は、趣味が演劇鑑賞という人もいます。
プレゼントとして贈るなら
- 一緒に行けるチケット
- 落語・宝塚・お笑い等のDVD
- 舞踏のグッズ
- 双眼鏡
が喜ばれます。
演劇や舞踏鑑賞は老人ホームでも取り入れられている娯楽の1つです。
写真撮影
自分の子どもの写真撮影を始めてから、そのまま趣味になることもあります。
高齢になってから写真を始めた方もいるでしょう。
どちらにしても、写真がデータのままだったり、外へ出ることが多いので
- デジタルフォトフレーム
- 一眼レフ
- バッグ
- 帽子
などが喜ばれるようです。
スマホやカメラを手に、散歩や旅行や撮影会など、写真を撮る機会はたくさんあります。
写真を撮る楽しみが、高齢者の心身を健康に保つ一端を担っているといえるでしょう。
日曜大工
DIYは使うアイテムが多いこと、ブランドによって違いがあることに興味がわくようです。
おすすめは
- 工具セット
- 各種電動工具
です。
makita(マキタ)やダルトン(Dulton)、アストロプロダクツなどのメーカーがあります。おしゃれな物はインテリアとしても置いておけます。
また、工作の楽しみをプレゼントしたい方は【つくるんです】のウッドパズルもあります。
頭と手先を同時に使う作業は、脳の活性化につながります。
高齢者には最適なプレゼントになるでしょう。
スポーツ鑑賞
自宅のテレビで見るスポーツもいいですが、実際に会場で見るスポーツは格別です。
早稲田大学名誉教授が「プロ野球観戦が高齢者の健康に与える効果」の研究をしました。
球場でのプロ野球観戦後に高齢者の幸福感が高まったという結果を発表しています。
定期的に観戦に行くことで認知機能や抑うつに対しても改善が見られます。
プレゼントの機会に【スポーツ観戦のチケット】を贈ることをおすすめします。
スポーツ観戦は高齢者の楽しみの1つになるでしょう。
手芸
手芸を趣味とされる方は男性にも増えてきています。
プレゼントするなら
- 糸の貼り絵 メタリックアート
- 刺繍キット
- おしゃれな裁縫箱
- タティングレースキット
など、今までやったことのないジャンルのものでもいいでしょう。
新しい発見や、手先の使い方が変わってきた時などに喜ばれます。
手先を使うのは高齢者の脳の活性化にも良いことです。
相手の熟練度に合わせて選ぶと良いでしょう。
予算別相手に喜ばれるプレゼント
ここまでプレゼントの種類を紹介してまいりました。
しかし、プレゼントを購入するには予算があります。
どのようなシーンで、いくらくらいが適当なのかご紹介します。
500円|お菓子や飲み物などの消えもの、脳トレの本や工作キット
祖父母や高齢の両親に会いに行く時のプチギフトには、500円程度のものがいいでしょう。
特に
- 暮らしの中で使うもの
- 時間を使って楽しめるもの
- 明るい気持ちになるもの
を贈ると喜ばれるようです。
お互いに気を遣いすぎない程度に渡せるので、嬉しい気持ちを共有しましょう。
1000円|ハンカチやタオルなど普段使いできるもの
気を遣わずに贈りたい、お食事会などでのちょっとしたプレゼントというのもあります。
お小遣いを貯めて、敬老の日に渡したい時などは、普段使いできるものが喜ばれます。
手触りの良いハンカチや、季節の柄が入ったタオル、コップなどがおすすめです。
3000円|お花や包装されたお菓子、日用品
誕生日や母の日などのイベントには、少し良い物を贈りたいものです。
長い期間楽しめるお花や、自分では買わない高級スイーツなどがおすすめです。
いくつあってもその日の気分で使えるマグカップなどが人気です。
5000円|服などの衣料品、暮らしの道具
高齢者にとって還暦や金婚式、喜寿や傘寿などお祝いを兼ねた誕生日も増えてきます。
少し良い物を贈りたい時は
- シルクのパジャマやカードケース
- 特産品の焼き物湯飲み
- キッチン用品
などがあります。
1万円|普段より少し良い食品、身につけるもの、趣味で使う道具
さらに特別なお祝いの場合は、
- 普段口にしないお取り寄せグルメ
- 時計など身につけるもの
がおすすめです。
また、趣味によってはウォーキングシューズやバックなども喜ばれます。
靴などのサイズがあるものは、一緒に行って選ぶと良いでしょう。
それ以上|旅行などの体験、家電やブランド品
お金に余裕がある時や、何人かで贈る時は、思い出に残るものがおすすめです。
大人数で行く旅行や、体験プラン、最新家電やブランド商品なども良いでしょう。
高齢者へプレゼントを贈る際の注意点
ここまでご覧になって、プレゼントしたい品物のイメージはできていらっしゃいますか。
最後に、高齢者に贈る品物の注意点をご紹介したいと思います。
誤嚥しやすい食品を贈らない
高齢者が、もちをのどにつまらせる事故は毎年起こっています。
誤嚥による死亡を含む事故は、65歳以上に多く起こります。
もち以外にもご飯やパン、菓子類、果実類など様々な食品があります。
誤嚥しやすい食品を贈る際は、しっかり噛み砕いて食品が細かくなるのを見届けましょう。
また、唾液や少しの水分を含んで、食品がのどを通りやすいように促すことも大事です。
出典:厚生労働省【食品による窒息の状況把握と原因分析について】
使い方が複雑なものをあげない
使い方が複雑なものを避け、シンプルな物が喜ばれます。
説明を直接行ったり、すぐに質問できる環境を整えてから渡すと良いでしょう。
高齢者は【見えにくい】【聞こえにくい】【覚えにくい】【忘れやすい】傾向があります。
新しいことを受け入れにくいため、スマホやPCの利用が困難になることがあります。
使いにくい新機種などは、分かりやすいものにすることが喜んでもらえるポイントです。
管理に手間がかかりすぎるものを避ける
高性能機種や操作の多い家電など、操作が分からなくなるような物は避けましょう。
また、操作ボタンやつまみが小さいものも、間違って操作する可能性があります。
高齢者へのプレゼントまとめ
ここまで高齢者へのプレゼントについてお伝えしてきました。
高齢者へのプレゼントの要点を以下にまとめます。
- プレゼントを渡す相手との関係性で探す時は、関係性によって渡せるものが異なる
- 相手の趣味を知っている時は、趣味に関するものがおすすめ
- 予算別で探したい時は、どんなシーンで渡すかも考慮する
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。