暑い日が続くとなんとなく不調だなと感じることがあります。
体がだるかったり疲れがとれないのは夏バテの症状です。
夏バテの症状のセルフチェック項目はどのようなものがあるでしょうか?
夏バテ対策はどうすればよいでしょうか?
本記事では夏バテの症状チェックについて以下の点を中心にご紹介します。
- 夏バテとは
- 夏バテの症状のセルフチェックについて
- 夏バテ対策の方法について
夏バテの症状チェックについて理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
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夏バテとは
夏バテとは、夏の暑さで起きるさまざまな体調不良の総称で医学用語ではありません。
夏バテの語源には諸説あります。
有力なのは、競馬用語の「ばたばたになる」が元になった説です。
競走馬が走り疲れて足がもつれることを「ばたばたになる」といいます。
「ばたばたになる」が「ばてる」になり「夏バテ」として使われるようになった説です。
夏バテという病気の概念は、西洋医学ではありません。
西洋医学では、胃腸機能低下や自律神経失調症などの症状別対処になります。
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夏バテの症状のセルフチェック
夏バテの症状かどうかセルフチェックできる項目があります。
以下の項目についてそれぞれセルフチェックしてみてください。
- 睡眠
- 食生活
- 体の症状
- 生活環境
当てはまる項目が多いほど「夏バテ」の可能性が高くなります。
症状がひどい場合は病院等の受診を検討しましょう。
睡眠
睡眠に関して以下に当てはまる項目がありますか?
- 睡眠不足を感じる(睡眠時間が十分とれていない)
- ぐっすり朝まで眠れていない
- 寝汗をかく
- いびきをかく(家族の指摘がある)
食生活
食生活について以下に当てはまる項目がありますか?
- 朝ごはんを抜くことが多い
- 同じものばかり食べることが多い
- 食欲がない
- 普段から水分をあまり摂らない
体の症状
体の症状で以下に当てはまる項目がありますか?
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生活環境
生活環境で以下に当てはまる項目がありますか?
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当てはまる項目が多いほど、夏バテの可能性が高くなります。
症状がひどい場合、病院などへの受診を検討してください。
夏バテの症状については以下の記事もぜひ参考にしてください。
年々猛暑日が増える日本の夏は、体調を崩しやすい季節といえます。身体がだるく食欲が出ないなどの症状は、誰もが経験したことがあるのではないでしょうか。では、夏バテ症状とは上記のほかにどのようなものがあるのでしょうか?夏バテを予防するための方法[…]
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夏バテが起こるメカニズム
夏バテが起こる原因には以下のようなものがあります。
室内外の温度差で起こる自律神経の乱れ
冷房による室内外の温度差は自律神経を乱し夏バテ頭痛を引き起こす原因となります。
室内外の温度差が10℃以上になると体調を崩し、頭痛が起こります。
自律神経が体温調整にエネルギーを費やした結果、機能低下してしまうからです。
猛暑日の冷房の設定温度の調査では室内外の温度差は平均10℃との調査結果があります。
過剰な冷房のせいで体調を崩しやすい設定温度になっていることが多いといえます。
夏バテと自律神経の関係については以下の記事もぜひ参考にしてください。
暑い日々が続くと、毎日ダルさがある、食事が美味しくないと感じる方もいるかと思います。これは、夏バテが原因なのでしょうか。実は、自律神経の乱れが関係している可能性があります。本記事では、「夏バテの原因は、自律神経の乱れ」について以[…]
高温多湿の環境が起こす発汗異常
汗の蒸発が高温多湿の環境では不十分になりがちです。
発汗が不十分だと体温調節がうまくいかず、夏バテの症状を引き起こします。
睡眠不足
睡眠不足が重なると日中の疲労回復がうまくいかず体調不良になります。
最近は温暖化やヒートアイランド現象により夏場夜間は熱帯夜が多くなっています。
寝つきが悪くなったり、ぐっすり眠れなかったりで睡眠不足になりがちです。
睡眠不足で疲れを溜めて夏バテになってしまうことがあります。
冷たいもの摂りすぎによる冷え
冷たいものを食べ過ぎたり冷たい飲み物を摂りすぎると胃腸に不調をきたします。
胃腸が冷え過ぎて機能低下を起こすからです。
胃腸の機能低下は胃もたれや下痢を起こし、脱水症状にもつながります。
胃腸が不調だと、食欲減退で栄養不足になり、さらに夏バテを助長することになります。
水分不足で脱水状態
高音多湿の環境下では汗をかくことで体の水分が不足し脱水状態になりがちです。
脱水症状は水分が不足することによって、血流が悪くなることが原因で起こります。
血流が悪くなることによって、十分な栄養や酸素が脳に供給されなくなるからです。
高温多湿の環境下は炎天下だけではありません。
室内でも運動や作業など汗をかいた後の水分補給を怠ると脱水症状になります。
夏バテ対策の方法は?
夏バテ対策には以下のようなものがあります。
- 生活リズムの改善
- 食生活の見直し
- 自律神経の乱れを整える
それぞれの具体的な対策をご紹介します。
生活リズムの改善
夏バテ対策として、生活のリズムを整えることが大切です。
生活のリズムを整える中でも、十分な休養と睡眠はもっとも大切なことです。
睡眠で大切なことは以下のことです。
- 毎日7~8時間程度の睡眠を確保する
- 質のよい睡眠をとる
質・量共に十分な睡眠をとるために以下のような工夫もしましょう。
- 冷房の設定温度の調整やタイマー機能の活用
- 冷感マットなど寝具の工夫
- 寝る前の入浴
食生活の見直し
夏バテ対策に食生活の見直しは欠かせません。
食生活見直しのポイントを以下に挙げます。
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水分補給に関して厚生労働省では「健康のため水を飲もう」推進運動を実施しています。
水分補給のタイミングを以下のように紹介しています。
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また厚生労働省は水分補給の量として以下を推奨しています。
- 1日1.2ℓの水分摂取
- 運動などで発汗する分は水分補給で補う
- あと2杯水を飲む:「目覚めの1杯」「寝る前の1杯」
夏バテに効果的な食べ物について、以下の記事もぜひ参考にしてください。
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自律神経の乱れを整える
自律神経の乱れが夏バテを引き起こす原因になります。
冷房で室内外の温度差が10℃以上になると自律神経が乱れ体調に不調をきたします。
室内外の温度差を適切に調整しましょう。
猛暑日などの室内外の温度差は7℃程度が目安です。
また、適度な運動で汗をかいて体温調節することも夏バテの大事な対策です。
運動するときは、こまめな水分補給も忘れないようにしましょう。
参考:全国健康保険協会【8月夏バテを防ぎ、元気に暑さを乗り切る!】
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夏バテに効果的な食べ物
夏の暑さにうんざりしているあなたへ。体を冷やすために効果的な食べ物を10種類ご紹介します。これらの食べ物は、夏の暑さを乗り越えるための選択肢になるでしょう!
- ヨーグルト: ヨーグルトは体を冷やすのに最適な食品です。消化を助け、体温を下げるのに役立ちます。
- メロン: メロンは水分が豊富で、体を冷やすのに役立ちます。また、ビタミンAとCも豊富に含まれています。
- キュウリ: キュウリは95%が水分です。また、消化を助ける酵素も含まれています。
- ミント: ミントはその清涼感で知られ、体を冷します。ミントティーにして飲むのが特に夏におすすめです。
- フェンネル(ハーブ): フェンネルは消化を助け、体を冷やすのに役立ちます。また、ビタミンCも豊富に含まれています。
- ホワイトティー(白茶): ホワイトティーは抗酸化物質が豊富で、体を冷やすのに役立ちます。
- チアシード: チアシードはオメガ3脂肪酸と食物繊維が豊富です。
- アボカド: アボカドはモノ不飽和脂肪酸が豊富で、体の体温低下に貢献します。
- ココナッツウォーター: ココナッツウォーターは電解質が豊富で、体内温度の調節を助けます。
- レモン: レモンはビタミンCが豊富で、失われた体力をカバーします。
これらの食べ物を摂取することで、夏の暑さを乗り越えることができるでしょう!。健康的な食生活を心がけ、夏バテを予防しましょう。
夏バテと熱中症の違い、熱中症の症状は?
夏バテと熱中症の原因、症状、見分け方について以下にまとめます。
夏バテ | 熱中症 | |
原因 |
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症状 |
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見分け方 |
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参考:厚生労働省労働基準局安全衛生部労働衛生課【「職場における熱中症予防対策マニュアル」】
夏バテの症状に関する調査結果
2021年7月株式会社サプリポートが夏バテに関するアンケート調査を実施しました。
「夏バテの具体的な症状」と「夏バテの最もつらい症状」のアンケート結果は以下の通りです。
【夏バテの具体的な症状】
- 身体のだるさ
- 疲れやすさ
- 食欲不振
【夏バテの最もつらい症状】
- 身体のだるさ
- 食欲不振
- 疲れやすい
いずれも「身体のだるさ」が最も多く、つらい症状との結果になっています。
参考:株式会社 PR TIMES【コロナ禍で夏バテに変化が!?夏バテ経験者400人にアンケートを実施!】
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マスク使用と夏バテについて
「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントが厚生労働省より発表されています。
「新しい生活様式」の感染防止の3つの基本の1つがマスクの着用です。
マスクの着用は飛沫予防には有効ですが、熱中症予防の観点ではリスクが高くなります。
マスク着用には以下のようなリスクがあります。
- 心拍数や呼吸数の上昇
- 血中二酸化炭素濃度の上昇
- 体感温度の上昇
従って、高温多湿の環境下におけるマスク着用は以下のような柔軟な運用が必要です。
- 屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できるときはマスクをはずす
- マスク着用時は強い負荷のかかる作業や運動は避ける
- のどが渇いていなくてもこまめな水分補給を心がける
- 周囲の人と十分距離がとれる場所でマスクを外し休憩する
また、高齢者の方はマスクすると、のどの渇きを感じにくくなります。
知らず識らずのうちに脱水が進むことにつながるので特に注意が必要です。
参考:厚生労働省【「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントをまとめました】
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夏バテの症状チェックのまとめ
ここまで夏バテの症状チェックについてお伝えしてきました。
夏バテの症状チェックの要点を以下にまとめます。
- 夏バテとは夏の暑さが原因で起こる脱水や自律神経の乱れ、栄養不足からくる体の不調の総称
- 夏バテの症状は、睡眠、食生活、症状、生活環境などでセルフチェックできる
- 夏バテ対策は、自律神経の乱れを整え、生活リズム、食生活を見直すことが重要
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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