くも膜下出血は命を落とす可能性が高く、実際に日本人の死因でも上位を占めます。
くも膜下出血は突然発症するイメージが強いですが、実は発症前に前兆があらわれることも少なくありません。
くも膜下出血の前兆とは、いったいどのようなものなのでしょうか。
本記事では、くも膜下出血の前兆について、以下の点を中心にご紹介します。
- くも膜下出血の前兆症状とは
- くも膜下出血のリスクを高める要因
- くも膜下出血による受診のタイミング
- くも膜下出血の予防法
くも膜下出血の前兆について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
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くも膜下出血とは
くも膜下出血は、脳卒中の1種です。
脳の表面にある「くも膜」の下の血管が破れて出血する状態を指します。
出血の原因は多くの場合、脳動脈瘤が破裂することです。
脳動脈瘤とは、脳の血管にできるコブのようなものです。
くも膜下出血が起こると、これまで経験したことのないような激しい頭痛があらわれるのが特徴です。
本格的な発症に先駆けて、さまざまな前兆症状があらわれることもあります。
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くも膜下出血の年齢別死亡者数
くも膜下出血は、死に至ることも少なくありません。
ちなみに、くも膜下出血による死亡率の傾向は男女で違いがみられます。
くも膜下出血による年代別・性別の死亡率を以下にまとめました。
男性(%) | 女性(%) | |
39歳以下 | 1.1 | 0.6 |
40~49歳 | 7.6 | 5.5 |
50~59歳 | 13.5 | 10.7 |
60~69歳 | 17.5 | 19.8 |
70~79歳 | 25.2 | 40.8 |
80~89歳 | 39.7 | 79.7 |
90歳以上 | 53.7 | 95.6 |
出典:厚生労働省【脳血管疾患の性・病類・年齢(10歳階級)別粗死亡率(人口10万対)】
59歳以下の若年者では、死亡率は男性の方が高くなっています。
一方、60歳を超えると女性のほうが死亡率は高くなります。
しかし、性別にかかわらず、40代以降に死亡リスクが高まることに変わりはありません。
そのため男女とも、くも膜下出血の予防に努めることや、前兆に気づいた時点で病院を受診するなどの対策が求められます。
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くも膜下出血の前兆
くも膜下出血は、本格的な発症前に前兆症状があらわれることがあります。
なぜ前兆があらわれるのかというと、脳動脈瘤が破裂する前に、脳の血管がすこしだけ破れることがあるためです。
結果、脳の血流が滞るなどして、心身にはさまざまな不調があらわれやすくなります。
あるいは、あふれ出した血液が脳神経を圧迫することも、前兆症状の原因です。
どのような前兆があらわれるのか、具体的にみていきましょう。
頭部の痛み
頭痛は、くも膜下出血を代表する症状です。
実は頭痛は、本格的な発症後だけでなく、前兆としてあらわれるケースも少なくありません。
前兆としてあらわれる頭痛は、「警告頭痛」と呼ばれます。
警告頭痛には、以下の特徴があります。
- 偏頭痛のようにズキズキした痛み
- 後頭部の痛み
- こめかみがドクドクとうずくような痛み
痛みの程度は個人によって異なります。
軽い頭痛で済むこともあるため、くも膜下出血だと気づけないケースも少なくありません。
ちなみに頭痛に伴って吐き気・嘔吐がある場合は、くも膜下出血が強く疑われます。
すぐに病院を受診してください。
頭部以外の痛み
くも膜下出血の前兆では、頭部以外に痛みが出ることもあります。
たとえば以下のような痛みが代表的です。
- 首筋から後頭部にかけての痛み
- 肩こり
- 背中の痛み
首筋から後頭部にかけて突然痛みが出た場合は、危険な状態である可能性が高いです。
すぐに病院を受診しましょう。
各部位に起こる症状
くも膜下出血の前兆症状は、頭・頭以外の痛み以外にもさまざまです。
全身にあらわれる前兆症状を紹介します。
目
くも膜下出血の前兆では、目に異常が出ることも少なくありません。
たとえば以下のような症状が代表的です。
- 目が充血する
- 目の奥が痛む
- 視力が急激に低下し、ものがぼやけてみえる
- 視野の一部が欠ける
- 物が二重映しにみえる
- 片方のまぶたが自然と下がる
- 片側の目が動かない
目に異常があらわれる原因は、脳血管からあふれた血が動眼神経などを圧迫することです。
鼻
くも膜下出血の前兆では、鼻の異常が起こることもあります。
具体的な症状として、鼻血が挙げられます。
以下のような鼻血が起こった場合、くも膜下出血の前兆が疑われます。
- 突然鼻血がはじまる
- 大量に出血する
- 10分以上鼻血が止まらない
口
くも膜下出血では、口・言語に障害が出ることが多いです。
以下のような症状がある場合、念のため病院を受診しましょう。
- 口の片側がしびれる
- 笑顔をつくったとき、片側の口角が上がらない
- 片側の唇の端からよだれが落ちる
- ろれつがまわらず、言葉を聞き取ることが難しい
- 言葉の意味を理解できず、話の内容が支離滅裂になる
しびれなどは多くの場合、口の片側にのみあらわれます。
同じ側の手足にしびれ・運動障害などがある場合は、くも膜下出血の可能性が高いです。
耳
くも膜下出血では、耳鳴りを伴うことがあります。
たとえば以下のような症状が目立ちます。
- キーンという音がする
- ザアザアと水が流れるような音がする
- 心拍のようなドクンドクンという音がする
その他
くも膜下出血では、その他にもさまざまな前兆があらわれることがあります。
代表的な症状は以下の通りです。
物忘れ | めまい・立ちくらみ | イライラして怒りっぽい | 頭にモヤモヤしたような違和感がある |
吐き気・嘔吐 | いびき | 片側の手足のしびれ・麻痺 | 片側の手足に力が入らない |
頭がボーッとして、眠気がある | 歩行時に足をひきずる | 血圧の急激な変動 |
すこしでもおかしいと感じる症状がある場合は、ためらわずに救急車を呼びましょう。
くも膜下出血のリスクが高くなる病気
くも膜下出血は、生活習慣や生活習慣病に起因することが少なくありません。
くも膜下出血を引き起こす要因としては、以下が代表的です。
高血圧 | 糖尿病 | 脂質異常症 | 不整脈 |
喫煙 | 飲酒 | 偏った食生活 | 運動不足 |
睡眠不足 | ストレス | 肥満 |
なぜ上記がくも膜下出血の原因になるのでしょうか。
答えは、いずれも動脈硬化のリスクを高めるためです。
たとえば高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病は、血液がドロドロになりやすいため、血管を傷める可能性が高いです。
血管がダメージを受けると、その部分の壁は分厚く・硬くなります。
つまり、動脈硬化が起こるわけです。
動脈硬化が起こると血管が脆くなります。
すると血流の圧力に耐えきれずに、破れやすくなってしまうのです。
喫煙・飲酒・睡眠不足などの生活習慣の乱れも、同じく動脈硬化の原因となります。
特に喫煙は、くも膜下出血のリスクを高めると指摘されています。
タバコの煙に含まれるニコチンは、血管を傷つけ、血圧を上昇させる効果があるためです。
くも膜下出血を予防するには、喫煙を含め、生活習慣全般を見直すことが大切です。
出典:厚生労働省【脳血管障害・脳卒中 | e-ヘルスネット(厚生労働省)】
若年層にも起こるくも膜下出血
くも膜下出血をはじめ脳卒中は、世間一般的に高齢者の病気というイメージがあります。
しかし実は、脳卒中は50代以下の比較的若い世代でも起こり得ます。
そもそも脳卒中とは、脳血管の障害全般を指す通称です。
脳血管障害には、たとえば以下があります。
- 脳出血:脳血管が破れる
- くも膜下出血:くも膜の下にある血管が破れたり、動脈瘤が破裂したりする
- 脳梗塞:脳の血管が詰まる・細くなるなどして脳の血流が停止する
50歳以下の方が発症する脳卒中は、若年性脳卒中と呼ばれます。
若年性脳卒中には、高齢者の脳卒中と異なる点があります。
高齢者の脳卒中の多くは、脳血管が裂けたり、詰まったりすることで起こります。
一方、若年性脳卒中の場合、脳動脈解離が脳卒中の原因となることが多いです。
脳動脈解離とは、脳動脈の壁が裂けてはがれることです。
動脈の解離は、血管内部で起こることもあれば、血管の外で起こることもあります。
たとえば血管内部で動脈解離が起こると、はがれた血管壁は血管内部を塞ぎます。
すると脳の血流が停止するため、脳梗塞に至ります。
一方、血管の外側の壁が裂けると、裂け目から血液が血管外に流出します。
いわゆる脳出血の状態です。
動脈解離がくも膜の下に発生した場合は、脳出血の中でも「くも膜下出血」と呼ばれます。
ちなみに、脳動脈解離が起こりやすいのは椎骨動脈です。
椎骨動脈は、後頭部から首筋の後ろに走る太い動脈です。
椎骨動脈の動脈解離が起こる原因としては、以下が代表的です。
- 交通事故・転倒による首のケガ
- 運動などで首をひねる
- 急に振り返る
- 首をポキポキ鳴らす
椎骨動脈の動脈解離は、普段のなにげない動作が原因で起こることもあります。
首を鳴らすクセがある方や、運動などで首を使うことが多いという方は、脳動脈解離に特に注意が必要です。
脳動脈解離の症状としては、頭痛が代表的です。
頭痛の程度は人それぞれですが、すこしでも違和感がある場合は、念のため病院を受診しましょう。
くも膜下出血で病院に行くタイミング
くも膜下出血を疑う場合、どのタイミングで病院に行くべきでしょうか。
答えは、「症状に気づいたらすぐ」です。
くも膜下出血は、発症から時間が経過するほど、命を落とす危険が高くなります。
一命を取り留めても、重い後遺症が残ることも少なくありません。
一方、早めに適切な処置を受ければ、重症化・後遺症のリスクは低減できます。
重症化を防ぐためにも、症状に気づいたらすぐに病院を受診しましょう。
具体的な症状には以下があります。
- バットで頭を殴られたような激しい痛み
- (頭痛に伴う)吐き気・嘔吐
- 意識障害
- 半身の麻痺・運動障害
- 顔の片側が歪む
- ろれつが回らない
激しい頭痛がある場合、すでにくも膜下から出血が起こっている可能性があります。
すぐに救急車を呼んでください。
くも膜下出血の検査方法
病院に到着後は、まずくも膜下出血の検査を行います。
代表的な検査方法をご紹介します。
CT検査
エックス線を利用して、頭部の様子を画像化します。
具体的には、脳血管の出血状況や出血部位を確認します。
出血がある場合は、CT画像が真っ白になります。
ただし、出血量が少ない場合や、出血後時間が経過している場合は、CT検査では診断できないこともあります。
脳髄膜液採取
脳髄膜液採取は、針で腰の骨の成分を採取して、くも膜下出血の有無を調べる方法です。
CT検査で診断がつかなかった場合に利用されることが多いです。
腰骨の中に血液の混入が認められた場合は、くも膜下出血があると判断できます。
MRI検査
MRI検査は、磁気を利用して脳の断層写真を撮影する方法です。
CT検査よりも精密な検査が可能です。
たとえば出血部位の特定や、今後出血が起こりやすい部位の発見に適しています。
小さな病変もみつけやすいため、脳梗塞の検査としても優れています。
MRA検査
MRA検査は、磁気を利用して脳血管を画像化する方法です。
MRI検査と異なるのは、脳血管の検査に特化している点です。
MRAでは血流の電気信号を処理することで、脳血管を立体的に画像化します。
脳血管の裂け目・動脈瘤の発見率が高いため、より迅速で適切な治療につなげられる点が魅力です。
また、造影剤などの薬剤は使用しないため、副作用のリスクが低い点もMRAのメリットです。
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くも膜下出血の手術方法
くも膜下出血の治療法は、外科手術が代表的です。
主な手術法をご紹介します。
脳動脈瘤クリッピング術
脳動脈瘤の破裂部位にクリップをはめて、出血を止める方法です。
手術の際は全身麻酔を施し、左右片側のこめかみから頭部を切開して、頭蓋骨を取り外します。
止血用クリップはチタン製などが一般的です。
クリップは一生脳内に残りますが、特に問題はありません。
脳動脈瘤クリッピングは、他の術式に比べると、術後の社会復帰が早いのが特徴です。
たとえば入院期間は平均10日です。
手術に際して髪を剃ることはほとんどないため、見た目に違和感が出にくいのも、社会復帰が早い理由の1つです。
ちなみに、手術には3~8時間ほどの時間がかかります。
脳動脈瘤コイル塞栓術
脳動脈瘤の内部に金属製のコイルをはめ込む方法です。
動脈瘤の中を隙間なく満たすことで、破裂・出血を防ぎます。
手術の際は、足の付け根の太い動脈から細い管を通して、脳までコイルを運びます。
頭部を切開しないため、開頭手術に比べれば身体への負担が少ない術式です。
全身麻酔も必要ないため、麻酔ができない方や高齢の方に利用されることが多いです。
デメリットとしては、術後にコイルがズレたり飛び出したりする点が挙げられます。
コイルが動いた結果、脳梗塞が起こることも少なくありません。
そのため術後は、定期的に検診を受けてコイルの様子を確認します。
あるいはコイルのズレを防ぐために、ステントを用いることもあります。
ステントとは金属製の筒のことです。
コイルを動脈瘤にはめた後、その手前の血管内をステントで塞ぐことで、コイルが動くのを飛び出すのを防ぎます。
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くも膜下出血の予防方法
くも膜下出血の予防法をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
血圧のコントロール
高血圧は動脈硬化を引き起こしやすいため、ひいてはくも膜下出血のリスクを高めます。
くも膜下出血を予防するには、血圧を正常値内に収めることが大切です。
なお、くも膜下出血の発症前には、血圧の急激な変化が起こることがあります。
もし短時間で血圧の変動を繰り返す場合は、速やかに病院を受診してください。
血圧の変動を見逃さないためには、定期的に血圧を測る習慣をつけることが大切です。
「毎日朝・夕に血圧を測る」などのルールを決めておくと、血圧の変化にいち早く気づきやすくなります。
食事の塩分を減らす
くも膜下出血の予防のためには、減塩を心がけましょう。
塩分は血圧を上げる作用があるためです。
つまり、塩分の過剰摂取は高血圧につながります。
高血圧はくも膜下出血の危険因子であるため、予防することが大切です。
ちなみに塩分を制限するには、野菜をたくさん摂ることも大切です。
野菜にはカリウムが豊富なためです。
カリウムは、体内の余分な塩分を排出する作用があります。
カリウムは尿・汗と一緒に体外に流出しやすいため、1日数回に分けてこまめに摂取することが大切です。
飲酒習慣のある方は、特に塩分の摂り過ぎに注意してください。
お酒のつまみは、塩分が高いものが多いためです。
また、アルコールには利尿作用があるため、体内のカリウムが失われやすくなります。
すると塩分の排出がうまくいかなくなるため、血圧が上がりやすくなるのです。
禁煙
喫煙はくも膜下出血をはじめ、脳卒中の大きな要因となります。
タバコの煙に含まれるニコチンは、血管にダメージを与えるためです。
簡単にいえば、動脈硬化を引き起こしやすいため、くも膜下出血のリスクも高くなります。
脳卒中予防のためには、タバコは止めるのがベストです。
特に、血圧が高い方や家族が脳卒中になった方はくも膜下出血のリスクが高めです。
禁煙を心がけましょう。
なお、自身に喫煙習慣がない方でも、受動喫煙の頻度が高い方は、やはりくも膜下出血のリスクが上昇します。
受動喫煙が多いという方は、職場・家庭での分煙を進めるといった対策が必要です。
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くも膜下出血の再発
くも膜下出血はいちど治癒しても、再発することが少なくありません。
なかには、手術から10年ほど経って再発するケースもみられます。
再発の原因の多くは、処置をした動脈瘤が再び肥大して破裂することです。
あるいは、別の場所に新しい動脈瘤ができることもあります。
くも膜下出血は、死亡率が高い病気です。
つまり頻発すればするほど、命の危険が高くなります。
再発を予防するには、定期的に脳の状態をチェックすることが大切です。
脳ドックなどを利用して、くも膜下出血の早期発見に努めましょう。
あわせて、日常の生活習慣を見直すなどの予防策も大切です。
脳ドックについて
脳ドックは、脳の健康診断です。
定期的に受けることで、脳疾患をいち早く発見しやすくなります。
くも膜下出血をはじめ脳疾患は、初期には症状が出ないこともあります。
気づかないうちに症状が進行し、気づいたときには手遅れの状態だった…というケースは少なくありません。
脳疾患の早期発見につなげるためには、たとえ不調がなくとも、定期的に脳ドックを受けることが大切です。
特に40代以降は脳血管障害のリスクが高まるため、年に1度は脳ドックを受けましょう。
同じく生活習慣病を患っている方や、家族に脳卒中既往者がいる方も、年に1回の受診を検討してください。
脳ドックは保険適用外です。
そのため、一般的な健康診断に比べると費用が高額です。
費用を抑えたい方は、まず脳神経外科医に受診の是非を相談するのもおすすめです。
特にくも膜下出血を疑う症状がある場合は、まず医師の診察を受けてください。
基本コース
脳ドックの基本的なコースについて紹介します。
基本コースは、脳ドックをはじめて受ける方におすすめです。
費用
基本コースの費用は2~3万円が相場です。
ただし、実際の金額はクリニック・検査内容によって異なります。
検査内容
基本コースでは、以下のような検査を行うことが一般的です。
- MRI検査
- MRA検査
- 頸動脈エコー検査
実際の検査内容は、クリニックなどによって異なります。
精密検査コース
精密検査は、より詳細に脳疾患の有無を調べるコースです。
50代以降の方や生活習慣病がある方、家族に脳卒中既往者がいる方は、精密検査コースを検討してください。
費用
精密検査コースの費用相場は4~5万円です。
費用は、検査内容が増えるほど高額になります。
検査内容
精密検査では、以下のような検査を行うことが一般的です。
- MRI検査
- MRA検査
- 頸動脈エコー検査
- 血液・生化学検査
- 尿検査
- 心電図検査
- 簡易認知機能検査
精密検査の場合、結果は医師から直接知らされることが多いです。
結果判明までに時間がかかる場合は、後日改めて病院を受診します。
検査結果で問題がある場合は、治療法の提示や生活指導が行われることもあります。
ただし、対応はクリニックによって異なります。
詳しい費用や検査内容が知りたい方は、事前に病院に問い合わせるのもおすすめです。
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くも膜下出血の前兆のまとめ
ここまで、くも膜下出血の前兆についてお伝えしてきました。
くも膜下出血の前兆の要点を以下にまとめます。
- くも膜下出血の前兆症状は、頭痛・首や肩の痛みのほか、視野の欠損・言語障害・鼻血など
- くも膜下出血のリスクを高める要因は、高血圧・糖尿病などの生活習慣病のほか、偏った食事・運動不足・喫煙などの乱れた生活習慣
- くも膜下出血による受診のタイミングは、症状に気づいたらすぐ
- くも膜下出血の予防法は、血圧のコントロールや減塩、禁煙など
最後までお読みいただき、ありがとうございました。