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カテキンに含まれるダイエット効果とは?健康効果と合わせて紹介

カテキンは、ポリフェノールの一種であり、緑茶に含まれる苦味や渋み成分になります。

カテキンには、どのような効果があるのでしょうか?
カテキンには、ダイエット効果もあるのでしょうか?

本記事では、カテキンに含まれるダイエット効果について以下の点を中心にご紹介します。

  • カテキンとは
  • カテキンに期待できるダイエット効果とは
  • カテキンの他の効果とは
  • カテキンが含まれる食べ物とは

カテキンについて理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

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カテキンとは

※画像はイメージです

カテキンは、ポリフェノールの一種であり、タンニンとも呼ばれています。
カテキンは、主に緑茶に含まれている苦味や渋み成分になります。

カテキンには、酸化しにくい抗酸化作用や感染症になりにくい抗菌・抗ウイルス作用があります。

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カテキンによるダイエット効果

※画像はイメージです

カテキンには、ダイエット効果があるのでしょうか?
カテキンによるダイエット効果の仕組みと効果について詳しく見てみましょう。

ダイエット効果の仕組み

カテキンには、ダイエット効果があります。
カテキンは、主に4種類に分類されます。
ダイエット効果には、ガロカテキンガレート(エピガロカテキンガレ―ト)が関係しています。

ガロカテキンガレートには、脂肪を消化・吸収することを抑制する作用があります。
ガロカテキンガレ―トは、脂肪の吸収に欠かせない膵臓から分泌されるリパーゼを抑制します。
ガロカテキンガレ―トが脂肪の吸収を抑制することでダイエット効果が期待できます。

カテキンの効果は誰にでも効果がある?

カテキンのダイエット効果については、さまざまな研究が行われています。

カテキンのダイエット効果に関する研究結果によると、

  • BMIが高い方ほどダイエット効果が高い
  • BMI22未満のやせ型の方には、あまり効果がない

ことが明らかになっています。

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カテキンの健康効果

※画像はイメージです

カテキンには、どのような健康効果があるのでしょうか?
カテキンの健康効果について詳しく見てみましょう。

抗酸化作用

カテキンには、酸化しにくい抗酸化作用があります。
抗酸化作用とは、毒性がある活性酸素を除去する働きのことをいいます。
活性酸素は、体内の細胞を酸化させることで、老化や病気に導きます。

カテキンは、活性酸素を除去し、老化や病気から予防する働きがあります。
カテキンの抗酸化作用は、品質保持剤としても利用されています。
品質保持剤は、食用油や肉、魚類などの酸化を防ぐために用いられています。

抗菌・抗ウイルス作用

カテキンには、感染症になりにくい抗菌・抗ウイルス作用があります。
抗菌・抗ウイルス作用とは、細菌やウイルスの増殖を防ぐ働きのことをいいます。
体内で細菌やウイルスが増殖すると、風邪などの感染症にかかりやすくなります。

カテキンは、細菌やウイルスの増殖を防ぎ、食中毒や感染症を予防する働きがあります。

カテキンの抗菌・抗ウイルス作用は、古くから利用されています。
その一例は、お寿司屋さんで食後に濃いお茶「あがり」を提供していることです。

生活習慣病の予防効果

カテキンには、生活習慣病の予防効果があります。
生活習慣病とは、高血圧や糖尿病、がん、心臓病、脳卒中などのことをいいます。
生活習慣病は、生活習慣が関連しているといわれています。
生活習慣病は、コレステロール値や中性脂肪、血糖値の上昇が要因といわれています。

カテキンには、肝臓で生成される胆汁酸の排泄を促進する働きがあります。
胆汁酸は、悪玉コレステロール(LDL)の増加を防ぐ働きがあります。

カテキンには、腸から糖の吸収を抑制する働きがあります。
ゆっくり時間をかけて消化を行うことで、血糖値の上昇を抑制します。

また、活性酸素も生活習慣病を引き起こす要因の1つといわれています。
カテキンは、活性酸素を除去する働きがあるため、生活習慣病の予防にも役立っています。

虫歯・口臭予防

カテキンには、虫歯・口臭予防の効果があります。
虫歯は、歯にミュータンス菌が付着し、歯のエナメル質が溶けることでできてしまいます。
カテキンは、ミュータンス菌の増殖を抑制し、虫歯を予防する効果があります。

口の中には、100億個以上の細菌が存在しています。
口臭は、細菌が食べ物のカスなどを分解し、化学物質を作ることで見られます。
カテキンは、細菌の増殖を抑制し、口臭を予防する効果があります。

カテキンが含まれる食べ物

※画像はイメージです

カテキンは、どのような食べ物に多く含まれているのでしょうか?
カテキンが多く含まれている緑茶や食べ物について詳しく見てみましょう。

カテキンは主に緑茶に含まれる

カテキンは、緑茶に多く含まれています。
緑茶に含まれるカテキンは、日光を浴びることでカテキンの量が増加します。

緑茶の中でも煎茶は、茶殻にカテキンが残ってしまいます。
茶葉を全て粉状にしている抹茶は、余すことなくカテキンを摂取することができます。

また、カテキンの種類は異なりますが、烏龍茶や紅茶などにもカテキンは含まれています。

お茶以外に含む食べ物

カテキンは、お茶以外にも含まれています。
カテキンが含まれている食べ物は、

  • 大豆
  • 小豆
  • そら豆
  • りんご
  • さくらんぼ
  • ぶどう
  • なし
  • 木いちご
  • ブラックベリー
  • チョコレート
  • ココア

などがあります。

緑茶自体のダイエット効果

※画像はイメージです

緑茶自体にもダイエット効果があるのでしょうか?
緑茶によるダイエット効果について詳しく見てみましょう。

基礎代謝の向上

緑茶に含まれるガロカテキンガレートは、脂質の代謝を上げる働きがあります。
ガロカテキンガレートが脂質の代謝を上げることで、エネルギー消費量を増加させます。
エネルギー消費量の増加は、体温を上昇させ、基礎代謝の向上につながります。

また、緑茶に含まれるカフェインも血流や代謝を高める作用があります。
血流や代謝が高まることにより、脂肪の燃焼や利尿作用が促進されます。
そのため、緑茶には老廃物を排泄し、むくみを改善する作用もあります。

腸内環境の改善

緑茶に含まれるカテキンは、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らす働きがあります。
緑茶には、ごぼうの約8倍の食物繊維が含まれているといわれています。

食物繊維は、腸内の善玉菌を増加させる働きがあり、腸内環境を整えてくれます。

カテキンは飲み過ぎても問題ない?

※画像はイメージです

カテキンは、摂取しすぎても問題ないのでしょうか?
カテキンの摂取量について詳しく見てみましょう。

常識的な範囲なら問題ない

厚生労働省の日本人の食事摂取基準では、カテキンの摂取目標量は設定されていません。
一般的な食生活でカテキンを摂取する分には、問題ないと考えられています。

しかし、過剰に摂取することで便秘や貧血など体調不良が見られる場合もあります。

お茶の飲み過ぎによる注意点

お茶には、カフェインやシュウ酸が含まれています。

カフェインを摂りすぎると興奮状態となり、睡眠障害、嘔吐、胃腸障害などの症状が見られる場合があります。
シュウ酸を摂りすぎると尿路結石や腎不全などの病気を引き起こす可能性があります。

そのため、お茶の飲みすぎには注意が必要です。

一日分のお茶摂取量

一日のお茶摂取量は、健康な成人で1日400mgといわれています。
緑茶や烏龍茶で約2リットルになります。
妊娠中な授乳中の方は、約1〜1.5リットルの摂取を目安にすると良いでしょう。

市販のお茶にもダイエット効果はある?

※画像はイメージです

市販のお茶にもカテキンが含まれています。
そのため、市販のお茶でもダイエット効果が期待できると考えられます。

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カテキンダイエットの注意点

※画像はイメージです

カテキンには、ダイエット効果があります。
しかし、カテキンを摂取することで劇的なダイエット効果があるわけではありません。

カテキンには、基礎代謝を向上させ、脂肪を燃焼させる作用があります。
そのため、カテキンを摂取しながら、

  • ウォーキングやジョギングなどの運動を取り入れる
  • 食事制限を取り入れる

などでダイエットの効果をさらに高めることができると考えられます。

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カテキンダイエットの認知度

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あるダイエットに関する意識調査の結果を見てみましょう。

40代男性の5割、40代女性の約7割がダイエットに関心があることがわかっています。
ダイエットのきっかけは、男女ともに体重が増えたことが7割を超えていました。

ダイエット方法については、男性は体を動かしてやせたい傾向があります。
しかし、女性はエクササイズなどで手軽にやせたい傾向があることが明らかになっています。

また、ダイエット目的の1つに約4割の方がお茶を取り入れていることがわかっています。
体脂肪を減らす特定保健用食品や機能性表示食品のお茶がさまざまなメディアで紹介されています。
食事と一緒に摂取しやすいお茶は、手軽なアイテムとして取り入れやすいのでしょう。

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カテキンのダイエット効果まとめ

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ここまでカテキンに含まれるダイエット効果についてお伝えしてきました。
カテキンに含まれるダイエット効果の要点を以下にまとめます。

  • カテキンはポリフェノールの一種であり、緑茶に含まれる苦味や渋み成分である
  • カテキンに期待できるダイエット効果は、基礎代謝の向上や脂肪の燃焼などである
  • カテキンの他の効果は、抗酸化作用、抗菌・抗ウイルス作用、生活習慣病の予防などがある
  • カテキンが含まれる食べ物は、大豆、りんご、さくらんぼ、ココアなどがある

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
  • グループホーム展開
  • 介護付有料老人ホーム展開
  • 小規模多機能型居宅介護
  • その他介護事業所運営
  • 食事管理
  • 栄養提供
  • 福祉用具販売
  • 障がい者雇用

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