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健達ねっと>健康お役立ち記事>転職>看護師の転職は何年目がおすすめ?転職にベストな年数を解説します!

看護師の転職は何年目がおすすめ?転職にベストな年数を解説します!

※マイナビのプロモーションを含みます

看護師の方で、転職をお考えの皆さん、こんにちは。
「転職をしたいけど今のタイミングってどうなんだろう・・・」と、お悩みの方もいらっしゃると思います。
実際何年目の看護師さんが転職を考えていて、いつのタイミングで転職をするのが良いのでしょうか?

今回は、看護師向け転職のタイミングについて、以下の点を中心に解説していきます。

  • 看護師の転職経験・平均勤続年数の実態
  • 看護師の転職は何年目がおすすめ?
  • 転職成功のコツ

転職のベストなタイミングについて理解を深めるためにも、ぜひ最後までお読みください。

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看護師の転職経験・平均勤続年数の実態は?

そもそもどのくらいの看護師の方が転職を経験していて、何年間継続勤務をしているのでしょうか?
看護師の方の転職経験の有無と平均勤続年数の実態を探り、下記表にまとめました。
是非参考にして下さい。

転職経験の有無

件数
転職経験なし2,533件
転職経験あり2,588件

転職経験の有無に関して大差はありませんが、転職経験をしている方の方が若干多いということがわかります。

転職回数【転職経験ありの看護師対象】

件数
1〜2ヶ所1,301件
3〜4ヶ所897件
5〜6ヶ所281件
7ヶ所以上109件
平均職場数3.0ヶ所

上の表を見ると、1,2回転職を経験している方が多いことがわかります。
中には7ヶ所以上の転職を経験している看護師さんもいらっしゃいますが、平均で みなさん3箇所ほどの病院を経験されています。

勤務先所属年数

件数(割合)
1年未満459件(9.1%)
1年以上4年未満854件(17.0%)
4年以上7年未満840件(16.7%)
7年以上10年未満571件(11.4%)

出典:2021 No.98 日本看護協会「調査研究報告」

勤務先の所属年数に関して、1年以上4年未満勤務している方が一番多いということがわかります。
”石の上にも三年”という言葉がありますが、
一通り経験してみてから転職を検討する方が多いのではないでしょうか。

現役看護師さんの中で「あ〜やっぱり」と思ったり、「意外!」と思ったりする方もいる方もいるかもしれません。
どの業界においても”石の上にも三年”と言われていますが、自分の向いていないと感じる所で3年も働くのは正直辛いですよね。

ただ、きついから・辛いから・嫌だからという理由で辞めてしまうと”辞め癖”がついてしまい、”後々のキャリアでつまづいて、せっかくの看護師人生が…”と後悔している声も聞きました。

そんな悩みに対して、後程、”辞め癖”がつかないような対策とポイントをお伝えしますので、後悔のない転職を目指しましょう。

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看護師の主な転職理由とは?

実際には、皆さんどんな理由で転職をしているのでしょうか。

病院内で「辞める人がいる」という話を聞いても、そこまで深堀りして聞くことも正直あまりないのではないでしょうか?
下記に主な転職理由をまとめましたので、ぜひ参考にして下さい。

現状の課題を解決するための転職理由

看護師の方の転職理由の多くは、職場環境や業務内容、待遇に関する懸念や不満から生まれています。
具体的な転職理由は以下の通りです。

  • 結婚
  • 人間関係
  • 出産・育児がしにくい
  • 自分の健康のため
  • 他の職場に興味が出た
  • 給与・待遇の不満
  • 過重労働
  • 教育体制が整っていない

出産・育児を理由に転職を検討する方は、託児所がある施設や時短勤務が出来る施設など、育児と仕事の両立をサポートしてくれる体制が整っているかという観点で病院を選ぶことが重要になります。

また、「自分では慣れているつもりでずっと気が付かなかったが、連日の夜勤で〝私、なんでこんなに身体を酷使してるんだろう…”」と悩まれている方も中にはいらっしゃいました。
そんな方は退職をして、少しお休みをするのも手ですが、退職後の生活が不安になりますよね。
退職後の不安対策として、早いうちから転職活動を進めておくことをお勧めします。

将来を見据えた前向きな転職理由

前向きな転職理由として、主に以下のような理由が挙げられます。

  • スキルアップのため
  • 将来性のある病院で働きたい
  • ワークライフバランスの向上のため

「貯金も貯まってきたので、そろそろ留学をして英語を身につけたい」
「今の病院よりもっと大きいところで働きたい。」
「給与をもっと上げたいし、さらに経験を積みたい」
といった、前向きな転職理由を耳にします。

今後のキャリアのための有益な選択肢の一つとして、留学や転職を経験して、スキルアップだけでなく自身の視野を広げるというのも良いですね。

日々の業務に追われていると、辞めたい一心で逃げの転職になりがちですが、「看護師長に申し出て、3日程お休みを貰い、一度考え直してみる」といった方法もあります。

すぐ辞めて、転職をする事は今どき簡単に出来ます。
ですが、転職をしても、次の目標を持っているかいないかという点で、将来に雲泥の差が生まれてしまいます。

転職理由は様々ですが、自身の目標を実現するための、前向きな転職が出来るようにしていきましょう。

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看護師の転職は何年目がベストなの?

看護師の方が転職を検討する際の勤続経験年数の目安を解説していきます。

結論としては、1〜7年目の間の4~5年目がベストです。
理由は、転職するにあたり、看護師側の需要と病院側の需要の両方がマッチするタイミングだからです。

それでは、看護師4~5年目が転職にベストな理由を、看護師側の意見と病院側の意見に分けて詳しくみていきましょう。

転職を希望する看護師側の意見

まずは看護師さん側の4~5年目の状況とリアルな声を見ていきましょう。

  • 責任が大きくなっているのを感じる
  • どんどん同期が辞めていく
  • 体力的に今までの業務スケジュールが辛いと感じるようになった
  • 給与は思い通りに上がらず、待遇も変わらないため辛い

など、4~5年目の看護師さんのリアルな声を紹介しましたが、
上記意見に共感する方もいるのではないでしょうか。

勤務年数が4~5年のタイミングで、現状への不満や将来のキャリア目標が明確になってきます。
ご自身の人生を長期的に捉えた際に、次のステップに上がるためにも、転職を一つの選択肢として考えてみるのも良いのではないでしょうか?

採用する立場である病院側の意見

次に新しい転職先となる病院側の視点をお伝えしていきます。

  • 即戦力になる
  • 新しい職場に馴染みやすい
  • 4~5年間の勤続年数から忍耐力があると評価できる

4~5年間の経験があると、一人前の看護師として仕事が出来るようになる為、慢性的な人手不足にも即戦力として活躍してくれると考えている病院が多くあります。
また、ある程度の経験値があると、冷静さも身につき、新しい場所でも柔軟に対応出来るというイメージを病院側はもっています。

病院によっては、先輩看護師が新人看護師の指導や教育をマンツーマンで行う、プリセプター制度を採用しているところがあります。
病院側は教育の場でも即戦力として活躍できる人材を求めており、前職でプリセプターやリーダーの経験がある方はもちろん、経験がなくとも4~5年という十分な現場経験と知識を積んできている方の需要は非常に高くなります。

4~5年の勤続経験は忍耐力という評価にもつながります。
継続する事が全てではないですが、職業上忍耐力がある人材であるに越したことはありません。

入職3年未満の看護師の早期転職の注意点

3・7のつく月や年が一般的に辛かったり、悩んだりする時期とよく言われています。
例えばですが、3ヶ月・7ヶ月・3年・7年と言ったところです。

3年未満、もしくは3年目に退職・転職を考えている皆さんにアドバイスをお伝えしたいと思います。

転職を3年目まで我慢するべき理由は?

冒頭でもお伝えしていますが、”石の上にも三年”という諺があります。

「3年目だからもう転職してもいいか」と思っている看護師の皆さん、一度立ち止まって以下のポイントを考えてみましょう

  • 3年目ではまだ学びきれていない部分がある
  • 4年目以降、高待遇になるの場合がある
  • 経験不足で専門性の高い病院には転職ができない場合もある
  • 退職金が出ない場合もある

どうでしたか?当てはまる項目はありましたでしょうか?
”逃げの転職”になっていないか、一度立ち止まって考えてみてください。

3年目で転職をするなら?

それでもどうしても3年目で転職をしたい、と考えている看護師の方に、転職時の評価につながるポイントをお伝えします。

  • 3年の勤務経験が評価される
  • 体力があり受け入れられやすい
  • ライフプランやワークライフバランスを見直すのに適している
  • 専門性を高める良いタイミングである

4点目は正直なところ”挑戦”になります。
なぜなら、3年目だとまだ経験値が積みきれていない部分があり、専門性の高さを求める病院はある程度の教育をしないといけません。
人手不足が厳しい病院の場合、教育をする余裕がなく、不採用となる場合もあります。

3年目の転職で、専門性を高めたいと考えているのであれば、面接対策や、方向性を定め、強い意思と人柄をアピールしていかなければいけません。

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看護師の中途採用時期はいつ?

看護師の中途採用がどの時期に行われているのか開設いたします。

総合病院か大学病院の中途入社時期

中途入社は一般的に春と秋になります。

ボーナスが8月、12月に出ると考えた時、ボーナス直後はキリがいいタイミングということで退職を決意する方が多くなる傾向があります。

従って、人手が足りなくなる春と秋に中途採用の需要が高まると言えます。

クリニックや小さな病院が中途採用を募集している一方で、大手総合病院は4月で一斉入職としている場合もあります。
職場によって入社時期は異なってきますので、事前にしっかり調査をして、自分の志望とすり合わせを行うことが大事です。

中途採用求人が出る時期

病院の中途採用に関する求人が出るのは主に秋〜冬にかけてです。
理由としては、12月前後で退職するスタッフが1〜3ヶ月前の秋ごろに退職を申し出てくるからです。

転職を決めたら早めに情報収集をする事をおすすめします。
下の転職活動にベストな時期、「早見表」を是非参考にして下さいね。
出典:看護師の転職活動にベストな時期はいつ?【早見表】|看護roo!

薬の使い方

看護師の転職を成功させるコツは?

転職に適した時期や経験年数をベースにお伝えしてきましたが、ここからは、皆さんがより良い勤務先に勤められるよう、ポイントをお伝えしていきます。
是非参考にして下さい。

転職理由を明確にする

転職理由を明確にするために、まずは自己分析を行い、今後自分がどうしていきたいのかを考え、転職する上での軸を定めましょう。

”5年先の事を考えるといい”とよく言います。
5年後自分はどうなっていたいのか、キャリアとプライベートの両面から具体的に考えて、転職の理由を明確化しましょう。

自己分析

仕事だけではなくプライベートも踏まえた自己分析が重要です。
自己分析の大切さは、看護業界に限らず、どの業界でも言える事です。

自分の強みや弱み、やりがいを感じる瞬間や、挫折を感じる瞬間等を紙に書き出してみましょう。
自分の思考を書き出すことで頭の中が整理され、自分を客観的に見つめることができます。

転職に求める条件に優先順位を決める

求人票には主に立地・給与・待遇・人間関係・業務量・働く分野等の項目が記載されていますが、自分にとって何が大事か順番をつけてみましょう。
優先順位をつけておくことで、求人票をみた時に、どこをポイントに見ればいいのかが分かります。

情報収集を行う

転職をする上での軸が定まったら、十分な情報収集を行いましょう。

転職サイトの活用や、情報収集時のポイントを抑えることで、転職活動が進みやすくなります。
以下で、詳しく解説していきます。

転職サイトを活用する

看護師求人サイトは沢山存在します。その中でもマイナビ看護師看護roo!は多くの求人を取り扱っており、アドバイザーも多数在籍しています。
転職へ向けた事前準備がある程度整ったら、アドバイザーに相談して転職活動を進めましょう。

情報収集のポイント

看護師求人サイトだけではなく、以下のポイントからも情報収集を行いましょう。

  • どんな病院があるのか
  • どのような施設で、給料はどれくらいなのか
  • どういう理念のもと、運営されているのか

初めは慣れないと思いますが、求人票以外にも病院ホームページや口コミなどを活用して、理解を深めましょう。

施設見学をする

面接の前に、施設見学を申し出ることが出来るという、看護業界ならではの強みがあります。

その場で面接の流れになる事もありますが、まず病院見学をして雰囲気を掴みましょう。
働いているスタッフの表情や様子を見てみると、自分がそこで働く姿の想像がつきやすくなります。

活躍の幅が広がる?特定看護師について

正看護師さんは普段、医師の指示に基づいた対応をする事が求められています。
勝手に医療行為を行う事は法律上許されていません。

そのような中で、看護業務を変え得る”特定看護師”という資格を皆さんはご存知でしょうか?

特定看護師は2015年に厚生労働省が施行・法改定した「特定行為に係る看護師の研修制度」です。

今までは患者の病状や変化を医師へ報告し、判断や指示を仰いでいたものが、
あらかじめ医師が作成した指示書をもとに、看護師の判断で特定行為が行えるようになります。
つまり、看護師自身の判断で、対処できることが多くなるということです。

ICUやERといった部門でのスキルアップを目指したい方や、クリティカルケアを向上させたい方にはとても魅力的な資格です。

具体的に何が出来るのかというと、一部抜粋になりますが、以下のようなものがあります。

  • インスリン量の調整
  • 脱水傾向の輸液補正
  • 胸腔ドレーンの抜去
  • 一時的ペースメーカー(テンポラリー)のリード抜去

また、資格取得の仕方に関して、以下のような学習環境があります。

  • e-learningによる自己学習
  • 集合研修
  • 試験
  • 臨床実習

特定看護師の資格を取得していれば、高度な知識や判断力があると評価され、医師の判断を待たずに診療補助を行うことができます。

気になる方は、まずは現職で資格を取得して、スキルアップしてから転職をするのもいいかもしれませんね。
また、転職後に資格取得を目指す場合は、面接時に資格取得について相談をしてみるのも手だと思います。

出典:厚生労働省「特定行為に係る看護師の研修制度」

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看護師の転職は何年目がベストか:まとめ

看護師の転職は何年目がおすすめ?をテーマにご紹介してきましたが、いかがでしたか?

記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 約半数の看護師に転職経験があり、一人当たり平均三箇所の病院で勤務経験がある
  • 転職のタイミングは看護師側と病院側の視点を踏まえると、4~5年目がお勧め
  • 転職を成功させるコツは、転職理由の明確化と情報収集の二つ

これらの情報が皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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監修者 メディカル・ケア・サービス

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  • 学研グループと融合したメディア
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