看護師が転職時に利用すると便利な「看護師転職サイト」ですが、希望に合わない求人紹介をされる場合があります。
担当者は、自分の将来を預ける相手になります。
もし希望と違う求人が来た場合でも、上手にコミュニケーションをとって様々な求人を紹介してもらえるよう、内定獲得まで良い関係を築きたいですよね。
今回の記事は、「看護師転職サイトでの求人の断り方」に悩む皆様のために、以下の順番で「上手な断り方」を紹介していきます。
- 看護師転職サイトとは
- 看護師転職サイトの状況別の断り方をご紹介
- 看護師転職サイトの上手な断り方7選
- 看護師転職サイトを断るメリット、デメリット
- 看護師転職サイトの断り方で役立つ表現5選
あなたの転職活動を円滑に進められるコツが分かるので、ぜひ最後までお読みください。
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看護師転職サイトとは
本題に入る前に、改めて「看護師転職サイト」とは何かを簡単に説明いたします。
「看護師転職サイト」とは、求人(看護師)を募集している病院と、転職したい看護師を仲介してマッチングするWEBサイトのことです。
WEBサイト側は、求人を募集している側から紹介料を貰う形で運営しているため、転職希望者は完全無料でサイトを利用できます。
転職希望者一人ひとりに担当者が付き、求人紹介・面接対策・条件交渉などをサポートしてくれるので上手に利用すれば心強いサービスです。
ただし中には「自分の成績」の為に希望条件と違う求人を紹介してくる・連絡頻度がかなり多いという担当者がいます。
「丁重に断っても粘ってしつこく面接のオファーしてくる。」
看護師という過酷な職場環境で働き、ただでさえ消耗しているのに、転職サービスでも無駄に消耗したくありませんよね。
「希望に合わない求人やサービスを上手に断る方法」は、看護師転職サイト利用者の悩みのタネの1つです。
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看護師転職サイトの状況別の断り方をご紹介
それでは、ケースごとに「断り方」を見ていきましょう。自分の状況に合わせて項目をお読みください。
担当者とのやりとりの頻度を減らしたい
サイト利用者から、時間を問わず電話が何度も鳴る場合がある、という声が各口コミサイトであがる程、連絡頻度についての悩みの声は多いです。
担当者との連絡の頻度で困っている場合には、相手に正直に伝えましょう。
例えば、利用登録の直後であれば面談で
- 連絡がつきやすい曜日・時間帯を伝える。
- 電話を長めに鳴らされると困る場合は、「〇コールまでは鳴らしてよい」と伝えてみる。
- 利用サイトによっては電話以外にも「LINE」や「メール」の対応してもらえるので、希望を伝えておく。
などの対策ができます。
あとは、転職活動が進み多くの求人情報を集められて、利用していくうちに要望が変わっていくこともあります。
- 紹介してもらった求人情報を吟味する段階だから、もう求人紹介はいらないです
- 転職活動が進んで落ち着いてきたから、紹介してくれる求人を減らしてほしい
- 面接練習や履歴書添削の方に付き合って欲しいから、別日で時間をください
今思っていることを率直に伝えて、担当者と調整しましょう。
担当もプロです。断られることには慣れているので、「丁寧な言い方」を心がけて気持ちを伝えましょう。
何も言わないでいると、担当者とすれ違い続けたままになり、良い転職活動につなげられません。
「この時間帯に連絡して」「状況が変わったからこうしてほしい」と伝えるだけでお互いスムーズにやり取りができるようになります。
紹介された求人が希望と違う
こちらもよくあるお悩みです。担当者との意見のすり合わせがうまくいかずに、希望条件と違う求人ばかりを紹介されてしまう例です。
まずは、紹介された求人の内容をよく読み込みましょう。そのうえで、担当者に疑問点を質問してみてください。
- この求人を紹介してくれた意図
- 求人の中で希望と一致した部分、一致していない部分
数々の看護師の転職を見守ってきた「プロ」として、「求職者」である自分には無い視点で求人を紹介している場合があります。
担当者の意見を聞いたうえで、認識にずれがあった場合は改めて、認識をすり合わせて下さい。
- 文面で済む場合は、メール等で条件を伝える
- しっかり話した方が良い場合は、時間をとってもらって電話する
お互い人間同士ですから、認識違いは発生しうる問題です。数回意見を伝えて、そのうえで改善ができないと感じた場合は無理せずに「担当者を変更する」手続きをしましょう。
求人応募後に選考を辞退したい
担当者とのやりとりを重ね、応募に進んだ求人があったとします。しかし、様々な理由で選考を辞退したい場合が出てくると思います。
- 転職への考え方が変わった。
- 他の紹介求人の方が魅力的に見えてきた
- 同時に応募していた企業から内定をもらった
どのような理由でも、応募後の選考辞退は、なるべく早めに担当者に理由を伝えて断りましょう。
担当者だけでなく、応募先病院の準備の都合を含めると迷惑になってしまうからです。
謝罪の気持ちと辞退する理由を合わせて、担当者に向けて丁寧に伝えます。
内定を辞退したい
希望条件を考慮し、内定の段階で断るのは問題ありません。
ただ、時間を割いてくれた担当者・企業への誠意は忘れないように丁重に断りましょう。
- 担当者、企業への謝罪の気持ち
- 内定辞退の理由
- できるだけ早い段階で連絡する
この3点をおさえて、電話でもメールでも構いませんので、必ず連絡してください。
内定承諾後の断り方
本来は「内定を承諾した後」の辞退は避けた方がよいです。
採用者側も、金額・労力共にコストをかけて転職する看護師さんを迎え入れるので、大きな負担になるからです。
ただ「避けた方が良い」だけで、やむを得ない事情で「内定承諾後」に断るケースはあります。
- 家族の反対
- 退職の引き留めにあった(カウンターオファー)
- 状況がかわり転職どころではなくなった
断る意思が固まったら、早めに担当者に連絡しましょう。
内定辞退の時と同様に
- 担当者、採用者側への謝罪の気持ち
- 辞退の理由
- (メールの連絡の場合)後日時間をとって対面又は電話で話す時間をもらう
この3点をお伝えします。
内定辞退の時との違いは「メールと電話両方で謝罪するべき」という点です。
担当者も労力をかけて内定獲得まで動いてくれたため、内定承諾後の辞退は誠意をもって行いましょう。
転職サイトを変えたい・退会したい
転職活動が終わった、落ち着いたなどの理由で今使っている看護師転職サイトを退会したい場合があるかと思います。
- 担当者に退会の意思を伝える。
- 専用の問い合わせフォームで退会手続きをする。
退会したい場合は上記の方法をとりましょう。
感謝・区切りの気持ちを伝えたいという場合は担当者に直接連絡をとり、退会の意思と一緒に感謝の気持ちを伝えるのがベストです。
メインで利用する看護師転職サイトを変えたい、という場合はメールや専用の問い合わせフォームで退会手続きするとスムーズです。
看護師の方で、現在の職場から転職を考えている方もいますよね。看護師転職を成功させ、後悔しないためにはどのように進め、どのようなポイントを抑えれば良いのでしょうか?看護師転職サイトはそのような疑問を持った方を適切にサポートしてくれ[…]
看護師転職サイトの上手な断り方7選
さて、ここまでで「状況別に応じた看護師転職サイトの断り方」を紹介しましたが、ここからは「断り方の例」を順番に紹介していきます。
なるべく早い段階で断る
- 求人を紹介された段階
- 内定獲得時
- 内定承諾後
いかなる場合でも、転職サイトの担当者・採用者側に迷惑がかかってしまうので、意思が固まった段階で早いうちに連絡してください。
取りまとめているのが担当者になるので、メールや電話で一報をいれます。
特に内定承諾後の辞退は担当者への信頼関係にも関わります。
メールで済ませるのではなく、きちんと電話や対面で時間を取って話す方がお互い納得しやすいです。
断る理由を明確かつ簡潔に示す
求人紹介・内定獲得・内定承諾後の辞退もそうですが、ただ「断る」というのは他者への心証が悪くなるものです。
例えば内定を辞退した場合は、担当者が採用者側へ辞退の理由を「説明」しなければなりません。
「きちんと理由を示す」のは、今まで頑張ってくれた「担当者への義理を果たす」事にもつながります。
- 家庭の事情
- 熟慮の結果
- 引き留めで気が変わった
など、何らかの理由を伝えれば、担当者も納得してくれるはずです。
相手に非がある言い方を避ける
人間の心情として「非難」されてしまえば反発されてしまいたくなるもの。だからこそ世の中には「大人の言い回し」フレーズがあります。
看護師転職サイトを利用している場合も同じことが言えるので
- 自身の事実と心情を端的に伝える
- 相手(担当者)をねぎらう言葉を添える
もし断る必要がある場合は、この2点を踏まえて丁寧に伝えましょう。
感情的になって思うままの言葉を話さなければ、大抵のことはうまくいくはずです。
相手の反応が見えないツールを使う
電話や対面で話した方が良い場面はありますが、もしどうしても直接話すのが苦痛だという場合は、メールやSMSなど非対面で済むツールを使いましょう。
何も伝えずに音信不通となるのが一番の問題です。
話すのが怖い、という苦手意識があるなら、せめてメールで一報を入れて意思を伝えます。
- 転職サービスの退会
- 内定辞退
この2つは、まだ非対面でのコミュニケーションに問題は無いかと思いますが、「内定承諾後」にやっぱり断りたいとなった場合は、やはり電話での連絡も合わせて行った方がよいでしょう。
メールだけにするのは、どうしても話す勇気が出ないとき、音信不通になるよりはマシだ、という認識で最終手段にとどめましょう。
礼儀正しく謝る
どのような場合でも共通して、断ることに対しては過剰に怖がることはありませんが、断り方は非常に大切だと言えます。
納得行かない・条件にあわないものがあるから断るものの、自分のために時間を取ってもらっているので、相手への礼儀として「丁寧な言葉」で謝罪を述べましょう。
~例~
- 興味の無い求人を提示された→申し訳ありません○○のため、他の求人を見てみたいです。
- 内定獲得時→複数の内定をいただきましたが○○ため、今回は内定を辞退させていただきたく存じます。お時間を割いていただいた中で大変申し訳ありません。またよろしくお願いいたします。
曖昧な表現をしない
こちらもまた、共通して意識したいことなのですが、曖昧に濁すのではなく、丁寧かつはっきり断りましょう。
YESかNOかわからないと、担当者(相手)は次のアクションをどうしたらよいかわかりません。
- ×この求人については検討いたします→○この求人は~~なので別の求人がみたいです。
- ×なんとも言えない条件ですね→○これは~~だから希望の条件とは違いますね。~~の条件の求人はありませんか?
曖昧にしてしまうと、内定後の条件交渉も有利にすすめられません。
改めて希望条件を提示する
必要な部分は丁寧な言葉で断ったうえで、希望する条件について改めて伝えます。
条件提示をする際は、以下の点を整理して伝えた方がスムーズです。
- 現職の状況(待遇面、勤務形態など)
- 絶対に譲れない希望条件を3つ程度
- 考慮してほしい事情(子どもが小さい、家族の介護や看病など)
担当者と様々なやり取りを重ねていくうちに「あれもこれも」と色々な条件を追加していきたくなると思いますが、自分・担当者ともに求人が絞り切れなくなるのでやめましょう。
断り切れないときに気を付けるべきこと
「今勤務している病院の勤務がつらい、過酷すぎる。」
「キャリアや将来の目標を考えると、転職したほうがプラスになる。」
様々な思いがあって転職活動に踏み切っていると思います。
転職活動する中で
- サイトの担当者の「強い圧」がつらい
- 「のり気じゃない求人が断れない」のでつらい
などの理由で悩む人もいます。
新たなステップを目指す途中でストレスに悩まされて消耗するのは、貴重な時間を浪費してしまうのでやめましょう。
看護師転職サイト側も収益や成績の問題があり、ときには「しつこい勧誘」となってしまいます。
サイトを利用しているこちらも「良い職場に転職するために妥協しない」気持ちをもっていきましょう。
以下は、サイトを利用していて「求人などを断り切れなかった」ときに気を付けたい注意点です。
ストレスを溜めない
不都合があっても断り切れなかったとしても、ストレスをためないよう意識してください。
仕方がなかった、どうしようもなかった。このぐらいの気持ちで過ごしましょう。
最初に断り切れなかった場合、ワンクッション置いて次の行動に移れば問題ありません。
ショックで次の行動に移れない、というのが一番の問題です。
悲しみ、むなしさなどの負の感情を少しだけ感じた後は、次の行動に移りましょう。
時間を無駄にしない
担当者とのやり取りで悩まされて時間を過ごすのはもったいないです。
行動できずに悩んで過ごす間に、希望にあった良い求人との出会いを逃してしまいます。
もし、転職サイトの担当者と合わない・やりとりでストレスを感じるようであれば、早いうちに担当者を変更しましょう。
サイトそれぞれで方法は違いますが
- 専用フォームからのお問合せ
- 専門窓口へ電話、メール
という方法で担当者変更できます。
相手のペースに乗らない
担当者は、何人もの看護師の転職を見てきたプロです。
時には応募をためらうあなたを上手に自分の有利な方向に運ぼうとする担当者もいます。
- 希望条件が違う
- 親身になってくれない
違和感を感じるきっかけがあったら、自分なりにその理由を整理して担当者に伝えましょう。
自分と担当者は「上下関係」ではなく「対等」なのです。
転職を思い立った理由を念頭に置いておけば、相手のペースに乗せられず、きちんと意思を伝えられます。
転職を思い立った初心を忘れない
- 人間関係
- 職場環境
- 待遇
- キャリア
転職を検討するようになったきっかけがどこかにあるはずです。
転職活動の志望動機として話す機会がでてきますので、整理して常に頭においておきましょう。
転職を思い立ったきっかけこそ、自分の現状を変えるためのカギとなります。
看護師転職サイトの担当者には、しっかり伝えて、納得できる転職のために味方になってもらいましょう。
自分の将来を決めるのは、転職サイトの担当者ではなく自分自身です。
後悔する場合が多いので妥協しすぎはNG
希望条件にこだわりすぎると応募できる求人がなくなってしまいますが、妥協しすぎてしまうのも問題です。
- 自信がない
- 自分のスキルだとこんなものだ
- わがままをいうのはいけない
理由は様々考えられますが「転職を思い立った初心を忘れない」ようにこだわりましょう。
妥協した後に「やっぱりこんなはずじゃなかった」と短期離職する結果になってしまっては目も当てられません。
自分の判断に自信が持てなくなった場合は、サイトの担当者に相談しながら判断するのも1つの方法です。
看護師転職サイトを断るメリット
さて、ここまでで「看護師転職サイトのサービスや求人の断り方」を状況別に、さらには心構えまで案内してきました。
ここでは、「看護師転職サイト」を断ることによるメリットを紹介します。
転職活動の期間を短縮できる
興味がない求人を断れなかった場合、面接準備→面接までを行う必要があり、それらは全て貴重な時間を割いて行うことになります。
就職する気がない、興味がわかない求人については、紹介された段階できちんと断っておきましょう。
本当に興味がある求人に出会えた時に素早いアクションが起こせるようになるからです。
興味がある・就職したい企業の求人だけに集中して挑戦できるというのは、結果的に転職活動の期間を短縮することにつながります。
NOと言える力が身につく
日常生活を送るうえで「NO」と言える力は必要です。
どんな場面でも必要になるので、第3者で限定的な関わり方である「転職サイトの担当者」という人をうまく利用して訓練しましょう。
適切に「NO」と言える力は、つきつめていくと「上手にお願いをする」「対話をする」能力などの「コミュニケーション能力」が身に着けられます。
サイトの担当者に断る場面が出てきたら、今後の人生の訓練だと思って試しに「NOを伝える」練習をしましょう。
自身の希望条件をはっきり自覚できる
たとえば、希望条件が違う求人を断る場面があったとします。
ここまでこの記事を読んできたあなたは、サイトの担当者に
- 希望条件と違う理由
- 本来希望する希望条件
を丁寧に伝えられるようになっているはずです。
人に伝える、ということは「自分で希望条件を自覚出来て言葉にできる必要がある」ということになります。
自身の希望条件がはっきり自覚出来ていれば、ぶれない転職活動へつなげられるようになるのです。
看護師転職サイトを断るデメリット
今度は、「看護師転職サイトのサービスを断る」デメリットを順番に確認していきましょう。
メリット・デメリットを念頭に置きながら、転職活動における指針を作って行動してみてください。
精神的な負担になる
人間心理として、何度も断っていくうちにその人に対する罪悪感が募っていきます。
どんなに自分が悪くないとしても、です。
今回の場合は「転職サイトの担当者から提案されたサービス」を、「自分に合わない・必要ないから断る」ことで、「罪悪感」が募ります。
罪悪感が募った結果、「何度も断ってしまった、申し訳ないから○○しよう」という「申し訳なさからの行動」につながりやすくなります。
転職活動の時間は有限です。
自分の時間を削って、転職サイトの担当者の利益に付き合いすぎることはありません。
断る機会・時間の節約として
- 転職理由
- 希望条件
- 希望条件の優先順位
など、求人についての情報を整理しておけば、サイトの担当者と自分双方にとって負担が減ります。
行き詰まりを感じている人は、一度試してみてください。
断り方を考えているうちに時間が奪われる
様々なシーンで断る場面が出た際、その「断り方」を考える時間がとられます。
- 紹介された求人への断り文句
- 内定が出た企業への辞退の断り方
- 内定承諾後の企業への断り方
断り方については「看護師転職サイトの上手な断り方7選」の項目や、ネット上に出ている情報を参考にして見て下さい。
転職活動においては「断る」ということは事務作業に近い面があります。参考にできる情報は取り入れて、時間の節約に繋げてください。
また、求人応募はなるべく絞り込んで転職活動すれば余分に断る時間を減らせます。
転職しづらくなる場合もある
稀ですが、片っ端から応募しているのに、ばたばたと内定や面接を断り続けていれば、良からぬ噂が広がって内定が出づらくなるケースもあり得ます。
医療従事者という狭い業界で、地域によっては業界同士のつながりが多く、すぐに噂が大きくなり「面接するくせに断りまくる人」という評判や「信用ならない、すぐに退職するタイプの人」というレッテルに繋がりやすくなるのです。
手当たり次第に応募するのではなく、紹介された求人を吟味してから次の行動につなげてください。
看護師転職サイトの断り方で役立つ表現5選
ここからは、実際のシーンを想定した「断り方フレーズ」を紹介します。
- 「私は~だと考えるから、今回はお断りします。」
- 「代わりに、○○なら希望に近いので応募したいです」
といった、自分の気持ちを主語にしたワードで気持ちを伝える「Iメッセージ」で断ると、角が立たずに気持ちを伝えやすいと言われています。
サイトの担当者とのやり取りの際、この表現を取り入れて上手な断り方を実践してみてください。
「ご紹介いただいたのに申し訳ございませんが」
オフィシャルの場だけでなく日常生活でも、いきなり「否定的なフレーズ」で返答されると口論になる場面ってありませんでしたか?
最初に謝罪のフレーズから入ると、いきなり「嫌です!」と断るよりも相手もすんなり聞いてくれることが多いです。
ワンクッションを置くことによって、相手も心の準備ができて落ち着いた対話へ持っていけます。
「私は~なので」
謝罪のフレーズから入ったあとは、自分の意思を付け加えて述べます。はっきりのべないと、相手にはYESかNOか伝わりません。
また、自分の意思は端的に伝えた方がよいです。
この段階で、相手を責めるような言葉を付け足してしまうと、攻撃的な気持ちの応酬となり、余計な時間ばかり過ぎてしまいます。
「〇〇な点は魅力的でしたが、△△は私に合わないので」
ワンクッションと自分の意思を伝えたあとは、理由を伝えます。
理由がなければ相手も納得できませんし、サイトの担当者は、今度は応募や面接を繋いだ求人先に「お断りされた」ことを伝えねばなりません。
客観的な視点を大切にしながら、よい点・ダメだった点を整理して、冷静に相手に伝えます。ここでも、攻撃的・否定的にならぬようにしましょう。
「辞退させていただきます」
今までの「謝罪から入る」「YESかNOを伝える」「理由をのべる」という順序で自分の気持ちを伝えたあとで「辞退させていただきます」とはっきり述べます。
求人紹介から内定獲得までの間で、文面のみのやりとりや、対面せずにやりとりを完結するかたもいらっしゃると思います。
非対面のコミュニケーションでは、伝えるべきところをはっきり伝えないと、コミュニケーションの食い違いが起きてしまいます。
「〇〇ではなく△△がいいです」
ただお断りするだけでは、双方にとって印象が悪いままの結果に終わってしまいます。
「代替案」を提示することで、相手(転職サイト)へ次のアクションのヒントまで提示できるので、有益なコミュニケーションができます。
感情的にならぬように、「こうじゃなくてこうするならいいです」と代替案を提示してみましょう。
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看護師転職サイトの断り方まとめ
ここまでで、看護師転職サイトの断り方についてお伝えしてきました。
看護師転職サイトの断り方の要点は以下の通りです。
- 看護師転職サイトは、看護師のためにある転職サポートサービス
- 時々、サイトの担当者がしつこく勧誘してくるが、自分が気乗りしなければ断ってよい
- ただ断るのではなく、状況に応じた断り方や丁寧な断り文句を使って担当者に自分の気持ちを伝えましょう
- 自分の転職に関する希望条件や思いを整理して転職活動に望み、担当者と二人三脚で転職活動成功を勝ち取りましょう
これらの情報が、すこしでも皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。