ホーム

認知症を学ぶ

down compression

介護を学ぶ

down compression

専門家から学ぶ

down compression

書籍から学ぶ

down compression

健康を学ぶ

down compression
健達ねっと>健康お役立ち記事>生活習慣病>若者の間で生活習慣病が増加している理由とは?予防方法も紹介

若者の間で生活習慣病が増加している理由とは?予防方法も紹介

生活習慣病は加齢とともにかかる病気と思っている方が多いのではないでしょうか。
しかし、若者の間でも生活習慣病が増加しています。
では、若者の間で生活習慣病が増加している理由には、どのようなことがあるのでしょうか?

本記事では、若者の生活習慣病増加の理由について以下の点を中心にご紹介します。

  • 若者の間で増加している理由
  • 生活習慣病は何歳から
  • 生活習慣病の予防方法とは

若者の生活習慣病増加の理由について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

関連記事

食の欧米化など、生活スタイルの変化に伴い、日本でも生活習慣病が問題になっています。生活習慣病は、誰しもがなってしまう病気であるため、正しい知識を身につけ予防していくことが大切です。生活習慣病とは、どのような病気なのでしょうか?[…]

スポンサーリンク

生活習慣病とは

生活習慣病とは、食生活の乱れや、過剰なストレス、運動不足、過度の飲酒などが原因で起こる病気のことをいいます。
また、メタボリックシンドロームとしての高血圧症、肥満症、糖尿病、脂質異常症などを生活習慣病と呼びます。

生活習慣病が重症化すると、脳血管疾患、虚血性心疾患などのリスクが高くなります。
さらに、糖尿病の合併症として人工透析が必要になる腎疾患、網膜症による失明の重症な病気を引き起こします。

また、糖尿病、心臓病、がんなどの病気は、加齢とともに発症すると考えられていました。
しかし、生活習慣病は子供も含めて個人の生活習慣が深く関わっていることが明らかになっています。

関連記事

生活習慣病とは、生活習慣が原因で発症するさまざまな疾患の総称です。生活習慣病は、放置していると大きな病気になってしまうことがあります。生活習慣病の種類や、原因を知ることで予防と対策ができます。本記事では生活習慣病について、以[…]

Man check blood pressure monitor and heart rate monitor with digital pressure gauge. Health care and Medical concept

スポンサーリンク

生活習慣病が若者間で増加している理由

生活習慣病が若者間で増加している理由には

  • 運動不足
  • 過食
  • ストレス
  • 生活習慣の乱れ

などがあります。
それぞれ具体的にご紹介いたします。

運動不足

生活習慣病が若者間で増加している理由には、運動不足が挙げられます。
世界保健機関(WHO)は、若者の運動習慣についての調査報告を発表しました。
調査の結果、若者の多くが運動不足の傾向にあることがわかりました。

WHOの2016年の調査では、とくに若い女性の運動不足は深刻になっています。
普段から運動を実施していない割合は男性で77.6%なのに対し、女性では84.7%に上ります。

運動不足は、年齢を重ねてからメタボリックシンドロームや肥満、2型糖尿病を発症するリスクが高くなります。

過食

近年は、パソコン、スマホ、ゲームなど、画面の前で過ごすスクリーンタイムが増えています。
スクリーンタイムが長い子供は、過食や肥満になる傾向にあるとされています。

テレビやスマホなどの画面に気を取られると、間食が増えてジャンクフードなどを食べ過ぎる恐れがあります。
また、テレビやネットの食品広告が流れると、食欲が増し食欲をコントロールできなくなる可能性があります。

子供の頃の習慣は成人してからも引き継がれ、運動しないことと合わせて生活習慣病のリスクを上昇させます。

ストレス

ストレスによる過食や過度な飲酒などの行動が、生活習慣病の原因となる恐れがあります。

主な生活習慣病の原因となる行動には、以下のようなことがあります。

  • ストレスによって飲酒量が増加
  • ストレスによって喫煙量が増加
  • ストレスが原因で異常に食べ過ぎてしまう(過食)

上記のようなことが起こると、生活習慣が乱れ、生活習慣病を発症する原因となります。

また、ストレスによる行動だけではなく、ストレス自体が生活習慣病につながる可能性があります。
そのため、ストレスからくる過食や過度な飲酒などがある場合は、早めに対処しましょう。

生活習慣の乱れ

睡眠不足などの生活習慣の乱れは、糖尿病や高血圧のリスクが高くなります。
また、慢性的な睡眠不足は日中の眠気、意欲低下、記憶力減退など精神機能の低下にもつながります。
さらに、体内のホルモン分泌、自律神経にも悪影響を及ぼすといわれています。

1日10時間眠った日と比較して、4時間睡眠を2日間続けただけで食欲を抑えるホルモンであるレプチンの分泌が減少しました。
逆に、食欲を高めるホルモンであるグレリンの分泌は増えるため、食欲が増大してしまいます。

そのため、わずかな睡眠不足によって食事行動にも悪影響を与えます。
普段から寝不足状態にある方は、糖尿病や心筋梗塞、狭心症などの冠動脈疾患などの生活習慣病に罹患しやすくなります。

関連記事

外部からの刺激に対する反応をストレスと呼びます。ストレスは、生活習慣病などの疾患にも関係しています。ストレスと生活習慣病は、どのような関係なのでしょうか。また、ストレスは一体どのように健康へ影響を及ぼすのでしょうか。本記[…]

おすすめ記事

生活習慣病になっているかもしれないと気になる方も多いのではないでしょうか。生活習慣病になってしまう原因がわかれば、予防ができます。本記事では生活習慣病の原因について以下の点を中心にご紹介します。 生活習慣病の原因とは 生活習[…]

子供の生活習慣病も増加している

乱れた生活習慣が原因で起こる生活習慣病ですが、大人だけでなく子供にも増加しています。
生活習慣病を予防するには、食生活などの子供の頃からの生活習慣が大切です。

近年では20歳以下の肥満の増加が原因で、糖尿病、高血圧、動脈硬化などの生活習慣病になる子供が増えています。
子供の生活習慣病の主な原因は、日々の食生活で脂肪や糖分の摂りすぎなどがあります。

そのほか、受験などのストレス、体を動かす機会が減っていることが原因で子供の生活習慣病が増加しています。

関連記事

糖尿病は日本の国民病といわれ、5.6人に1人が糖尿病または予備軍と推計されています。しかし、糖尿病について、具体的な症状まで知らないという方も多いのではないでしょうか。糖尿病は、どのような症状が現れるのでしょうか。発症のリス[…]

若者の生活習慣病を防ぐには?

若者の生活習慣病を防ぐ方法について

  • 定期的に運動をする
  • バランスの良い食事を目指す
  • ストレスは発散する
  • 十分な睡眠をとる

などがあります。
それぞれみていきましょう。

定期的に運動をする

若者の生活習慣病を予防するには、日常生活でできるだけ意識して運動をしましょう。
運動には有酸素運動と無酸素運動があります。
生活習慣病の予防には、有酸素運動が効果的です。

有酸素運動は、多くの酸素を体に取り込み脂肪や糖質の燃焼を促進します。
また、有酸素運動は肥満を解消するだけでなく、ストレスを解消できます。

おすすめの有酸素運動にウォーキングがあります。
ウォーキングなら仕事や家事などで忙しく時間がない方でも、気軽に始められます。

たとえば、電車やバスを利用するときは、手前の駅で歩いたり、階段を使ったりなどして有酸素運動を取り入れましょう。

バランスの良い食事を目指す

食事は、年齢や性別に合わせたカロリーを摂ることが大切です。
また、栄養バランスは炭水化物50〜65%、たんぱく質13〜20%、脂質20〜30%が理想とされています。

そのほか、ビタミン、ミネラル、食物繊維も積極的に摂りましょう。
高血圧を予防するために、塩分の摂りすぎには注意が必要です。
塩分は1日6g未満にすることを目標にしましょう。

ストレスは発散する

ストレスが溜まると、興奮を促進する交感神経が優位になる時間が多くなります。
その結果、常に緊張状態となるため、血圧が高い状態が続き高血圧となります。

さらに、ストレス解消が生活習慣病の原因になる可能性があります。
ストレス解消として間食が増えたり、過食したりします。
間食や過食を繰り返すと、生活習慣病につながります。

ストレス解消として、間食や過食することは避けましょう。
十分な睡眠や適度な運動でストレスへの抵抗力をつけられます。
自分なりの楽しみやリラックス方法を見つけて、ストレス解消することが大切です。

十分な睡眠をとる

最近の研究では、睡眠不足が生活習慣の原因になることがわかっています。
そのため、生活習慣病を予防するためには、十分な睡眠をとることが大切です。

理想的な睡眠時間は7時間前後といわれています。
しかし、適切な睡眠時間には個人差があるため、睡眠時間ではなく睡眠の質を良くしましょう。

質の良い睡眠とは、朝、目覚めたときによく眠ったという感覚が大切です。
質の良い睡眠を得るために、毎日同じ時間帯に起きるなど、睡眠のリズムを保つようにしましょう。

また、寝る前のスマホや夜遅くまでのゲームは睡眠の質を下げてしまうので避けましょう。

関連記事

肥満や生活習慣病は、皆さんにとって関心の高い話題ではないでしょうか。「生活習慣病は、運動で治せるの?」と疑問を持つことがあると思います。実は、正しい運動法と生活習慣の改善で防止できます。今回は「生活習慣病予防のための運動[…]

健達ねっとECサイト

若者の健康と運動意識

みずほ情報総研株式会社の調査では、20~30代の約5割の方が健康活動を実施していない結果となりました。
また、健康活動を実施している方も運動を意識している方は約4割となっています。

とくに、女性の運動不足が深刻となっており、世界的にみても男性と女性の差が拡大しています。

若者が生活習慣を変えて運動をすることで、さまざまな健康状態の改善が得られます。
運動することは、心肺機能、筋肉、骨、心臓機能がそれぞれ向上し、代謝もアップします。
さらに、体重にも良い効果があり、さまざまな健康効果が期待できます。

薬の使い方

若者の生活習慣病増加の理由まとめ

ここまで、若者の生活習慣病増加の理由の情報を中心にお伝えしました。
要点を以下にまとめます。

  • 生活習慣病が若者間で増加している理由には、受験などのストレスなどで体を動かす機会が減っている
  • 生活習慣病は小児肥満により子供も増加している
  • 若者の生活習慣病を防ぐには、定期的な運動、バランスの良い食事、ストレス発散など

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

関連記事

栄養バランスは健康のためには欠かせません。偏ることで重大な病気につながることもある栄養バランスですが、何をどれくらい摂取すればよいのでしょうか?今回、栄養バランスについてご紹介した上で、その必要栄養素や摂取目安についてもご紹介し[…]

家族団欒

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
  • グループホーム展開
  • 介護付有料老人ホーム展開
  • 小規模多機能型居宅介護
  • その他介護事業所運営
  • 食事管理
  • 栄養提供
  • 福祉用具販売
  • 障がい者雇用

スポンサーリンク