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健達ねっと>健康お役立ち記事>栄養>抹茶の美容・健康効果に世界も大注目!抹茶の効果や成分を大紹介

抹茶の美容・健康効果に世界も大注目!抹茶の効果や成分を大紹介

抹茶味のお菓子や抹茶を使ったドリンクは、とても人気があります。
抹茶の味が好きという方も、抹茶が健康によい食品だということはあまり意識していないかもしれません。
実は、抹茶は美容や健康に効果のあるスーパーフードと呼ばれているのです。
そんな抹茶の効果について、知りたいと思いませんか。

そこでこの記事では以下のような点を中心に、抹茶についてご紹介します。

  • 抹茶にはどんな栄養成分が入っているのか
  • 抹茶の健康効果、美容効果にはどのようなものがあるか
  • 抹茶の効果的な飲み方とは

抹茶を使った簡単なレシピや、摂取する際の注意点などもお伝えします。
ぜひ最後までお読みください。

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抹茶の世界からの評判

抹茶は日本の伝統的な飲み物ですが、かなり前からアメリカやヨーロッパを中心に海外で人気となっています。
その理由の1つは、抹茶の栄養成分です。

抹茶には美容にも、健康にもよい成分がたくさん入っていて、リラックス効果もあるまさにスーパーフードとして健康志向の人々から注目されています。
抹茶専門のカフェが続々とオープンしたり、抹茶を扱うレストランなども増えています。
また外出先だけでなく、自宅でも抹茶を楽しんでいる方も多いようです。

海外で抹茶は飲み物としてだけではなく、抹茶フレーバーとしても親しまれています。
日本に観光に来た外国人が、抹茶味のお菓子を爆買いしている様子をテレビで見たことがあるかもしれません。
このように、抹茶のフレーバーは海外でも人気があり、抹茶アイスなどの抹茶のスイーツも好まれています。

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抹茶の栄養成分

抹茶には以下のような栄養成分が含まれています。

カフェイン

カフェインと聞くと眠気覚ましを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
覚醒作用のほかにもカフェインには疲労回復鎮痛作用があり医薬品にも用いられます。

さらにカフェインには、脂肪燃焼を促すのでダイエット効果も期待できます。
ただカフェインは過剰摂取すると、体に悪い影響を及ぼすことがあるので注意が必要です。

カテキン

カテキンはポリフェノールの一種で、お茶の苦みや渋みのもととなっている成分です。
カテキンには抗酸化作用血糖値の上昇を抑える作用があります。
血糖値の上昇が緩やかになることによって、脂肪がつきにくくなるといううれしい効果もあります。

他にもカテキンには細菌やウイルスの増殖を抑える働きや、体内の活性酸素を取り除く働きもあります。

テアニン

テアニンはお茶の旨味成分の1つで、高級なお茶ほどたくさん含まれています。
テアニンには副交感神経の働きを活性化して自律神経を整える効果があります。
脳の興奮を抑える働きもあるので、リラックス効果が期待できます。

また睡眠の質を向上させ疲労感を軽減する効果もあります。

食物繊維

食物繊維は便秘解消に効果的な成分としてよく知られていますよね。
抹茶に含まれる不溶性食物繊維は水分を含むと膨張するので、腸が刺激されぜん動運動が活発になります。
また体の中の有害なものを便と一緒に排出する作用もあるので、腸内をきれいに保ってくれます。

ビタミンE

ビタミンEは若返りのビタミンと呼ばれている成分です。
抗酸化作用があり、老化を防ぐ効果や生活習慣病を予防したり、血流を改善する効果もあります。

また美肌効果もあり、紫外線や外的刺激から肌を守ってくれたり、皮膚の新陳代謝を高めて、シミやそばかすのもととなるメラニンの排出を促します。

ルテイン

ルテインは強力な抗酸化作用がある成分で、紫外線やブルーライトから目を守るので「天然のサングラス」と呼ばれます。
白内障を予防したり、コントラスト感度を改善したり、炎症を抑制したりといった目の健康を守る効果のある成分です。

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抹茶の効果

スーパーフードと呼ばれる抹茶には、具体的にどのような効果があるのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。

認知症予防効果

最近集中力が続かなくなったとか、計画を立てるのが苦手になってきたということはありませんか。
もしそうなら、抹茶を生活に取り入れるとよいかもしれません。

抹茶に含まれるカテキンテアニンは、年齢とともに低下する認知機能の中でも「注意力」や「判断力」の精度を高めることが報告されています。
また抹茶には大脳の働きを活性化させ、認知症を予防する効果があるとされているカフェインも含まれています。

認知機能の低下は40代、50代から始まるといわれているので、早めの対策の1つとして抹茶がおすすめです。

美肌効果

紫外線によるシミやそばかす、肌のくすみにはビタミンCがよいということはよく知られていますよね。
抹茶には美肌効果のあるビタミンCが豊富に含まれています。

ビタミンCは別の食品からも摂ることはできますが、抹茶ならビタミンCと相乗効果のあるカテキンも一緒に摂ることができるんです。
ビタミンCとカテキンが協働してメラニンを抑制するので、美白効果を期待できます。

また抹茶には、肌荒れやニキビなどのトラブルを防いでくれるビタミンB群も含まれているので、美肌を目指したい方にはピッタリの飲み物です。

アンチエイジング効果

抹茶には高い抗酸化作用があるポリフェノールの一種、カテキンが含まれていますが、アンチエイジングには抗酸化作用が欠かせません。

私たちの体内にある活性酸素は、増えすぎると金属がさびるのと同じように、体の中を酸化させ細胞を傷つけてしまいます。
細胞障害をもたらす活性酸素は、老化の原因の1つといえます。

そこで、増えすぎた活性酸素から守ってくれる抗酸化作用のある栄養素を摂取することが必要なのです。
カテキンのほかにも、抹茶には強い抗酸化作用があるビタミンEビタミンAも含まれています。
アンチエイジングに不可欠な栄養素がいくつも入った抹茶は、いつまでも若々しくいたいと思う人の強い味方です。

虫歯予防効果

歯磨き粉の中にはフッ素が配合されているので、フッ素が歯によいものだということはご存じかと思います。
フッ素は歯の再石灰化を促進し、歯を強くする働きがあるので、虫歯予防ができます。

抹茶の中にはフッ素化合物が含まれているので、虫歯を予防する効果が期待できます。

リラクゼーション効果

仕事の合間や1日の終わりにお茶を飲むとほっとする、という方も多いのではないでしょうか。
お茶を飲んでリラックスできるのは、テアニンが含まれているからです。

最近ではリラックスできるサプリメントとして、テアニンが配合されたものもありますが、抹茶の中にはテアニンが多く含まれています。
テアニンは脳の興奮を抑え、睡眠の質を上げてくれます。

忙しい方やストレスが多い方は、抹茶でリラックスするのはいかがでしょうか。

ダイエット効果

抹茶はダイエットにも最適な飲み物です。
抹茶のダイエット効果には主に3つの点があります。

脂肪の吸収を抑える

抹茶に含まれるカテキンには、食事で摂取した油の吸収を抑制する働きがあります。
脂っこい食べ物が好きな方にはうれしい効果ですよね。

体脂肪を燃焼させる

体脂肪の燃焼を促す成分にはカテキンとカフェインがありますが、抹茶にはその両方が含まれています。
抹茶を飲んだ後に運動すれば、脂肪燃焼効果を高められますよ。

腸の動きが活発になる

腸のバランスを整えると、便秘解消だけでなく代謝を活発にして痩せやすい体を作れます。
抹茶には腸内環境を整える食物繊維が豊富に含まれるので、ダイエットに効果的です。

便秘予防効果

抹茶の便秘予防効果には、以下の3つの成分が関係しています。

食物繊維

抹茶には2種類の食物繊維が含まれています。
1つは水に溶けにくい不溶性食物繊維で、腸の働きを活発にして便秘を予防する効果があります。

もう1つは水に溶けやすい水溶性食物繊維で、水に溶けるとゼリー状になり、水分を保持して便にうるおいを与えます。
そのため排便がスムーズになるという効果があります。

カテキン

腸の中には悪玉菌善玉菌が存在していますが、そのバランスが崩れて悪玉菌が増えると便秘になってしまいます。
カテキンは悪玉菌を強い殺菌効果で減らし、善玉菌であるビフィズス菌を増やして便秘を予防します。

マグネシウム

マグネシウムは便秘薬にも使われていますね。
水分が不足すると便秘になりやすいですが、マグネシウムは固くなった便に水分を集めて、便をやわらかくしてくれる働きがあります。

免疫力アップ効果

風邪をひきやすいという方にも抹茶がおすすめです。
カテキンは私たちの体の中にある免疫細胞の「マクロファージ」を活性化します。

マクロファージは体の中に侵入した病原菌やウイルスを食べて死滅させてくれるのですが、加齢やストレスにより働きが鈍くなってしまうことがあります。
免疫力が低下してしまうと、病気にかかりやすくなったり、がんの発症のリスクも高まります。

抹茶を飲むことは、健康で丈夫な体を作るのにも役立つんですね。

口臭予防効果

口臭予防効果のあるガムによく配合されている成分に、フラボノイドがあります。
カテキンはフラボノイドの一種なので、カテキンを豊富に含む抹茶にも消臭効果があります。

またカテキンには殺菌効果もあるので、食後に抹茶を飲むと口臭を予防できますよ。

花粉症予防効果

抗酸化作用があるポリフェノールの一種であるカテキンは、アレルギーを抑制する効果があるといわれています。
花粉症の不快な症状を引き起こすヒスタミンの発生を抑えて、皮膚や粘膜を保護してくれるのがカテキンです。

抹茶なら、緑茶で摂取するよりも効果的にカテキンを吸収できます。
抹茶だけで花粉症を予防するのは難しいですが、花粉症対策の1つとして取り入れてみるのはいかがでしょうか。

抹茶と緑茶の違いとは?

緑茶とはお茶の葉を発酵させずに製造した不発酵茶のことで、抹茶も緑茶の1つの種類です。
しかし緑茶の代表で一般的によく飲まれている煎茶抹茶では、栽培方法が違います。

煎茶は摘み取られるまでずっと太陽の光を浴びて育てられます。
一方抹茶は茶葉を摘む前に藁や黒いシートで覆われて、日光を遮られた状態で栽培されます。
日光を遮ることで茶葉の色が濃くなり、うまみ成分であるテアニンが多く含まれるという特徴があります。

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抹茶の効果的な飲み方は??

抹茶には健康にも美容にもよい効果がたくさんあることがわかりました。
では、どのように抹茶を取り入れるのが効果的なのでしょうか。
おすすめの方法をご紹介します。

お抹茶を点てて飲む

抹茶味のスイーツや飲み物など市販されているものなら取り入れやすいですよね。
しかし、抹茶がどの程度使用されているのかわかりませんし、甘味料なども多くふくまれています。
自分で抹茶を点てれば、抹茶の成分だけを効果的に摂取できます。

抹茶を点てるには茶筅を使いますが、茶筅を用意できない場合は小さめの泡立て器やシェーカーを使ってもお茶を点てられますよ。

1日の始まりに飲む

ダイエット効果を期待して抹茶を取り入れたい場合は、1日の活動や運動を始める前に飲むのがおすすめです。
抹茶に脂肪燃焼を促進する効果があることは前述の通りですが、朝に抹茶を飲めば脂肪が燃えやすい時間帯に活動できます。

また朝が苦手な方も抹茶を飲めば、カフェインの効果でスッキリと目覚められます。

アレンジして取り入れる

抹茶は毎日続けて摂取しないと、健康効果や美容効果はすぐに薄れてしまいます。
抹茶の苦みが苦手な方や、毎日抹茶を点てるのは面倒という方には、アレンジして取り入れるのもおすすめです。
簡単にできる抹茶レシピをご紹介しますね。

抹茶豆乳ラテ

①カップに抹茶小さじ1.5と砂糖小さじ1弱、水を少量入れてスプーンで軽く混ぜる
②600wのレンジで20~30秒加熱してよく混ぜる
③豆乳200㏄を入れてよくかき混ぜる

きな粉と抹茶のスムージー

材料 (2人分)

  • バナナ     1本
  • 牛乳      100cc
  • ヨーグルト   100g
  • 抹茶パウダー  大さじ1
  • きな粉     大さじ1
  • ハチミツ    大さじ1
  • 氷       適量

材料すべてをミキサーにかけて、滑らかになったら出来上がりです。

飲み物としてアレンジするだけでなく、ホットケーキミックスに混ぜてお菓子作りに使ったり、塩と混ぜて抹茶塩にしていろいろな料理にかけたりするのもいいですね。
飽きないようにいろいろ工夫しながら、抹茶を取り入れていきましょう。

薬の使い方

抹茶を楽しむための注意点とは?

抹茶にはたくさんの体によい効果がありますが、飲めば飲むほどよいというわけではありません。
抹茶を楽しむためには、飲みすぎに注意する必要があります。
飲みすぎるとどんな危険があるのかを見ていきましょう。

カフェイン中毒

カフェイン中毒というとコーヒーが思い浮かびますが、抹茶にもカフェインが多く含まれています。
カフェインを大量に摂りすぎると、中毒症状を起こすことがあります。
頭痛やめまい、吐き気を催したり、不眠や不安感など精神的な症状もあらわれます。

出産時のリスク

妊娠中であっても、適量であれば抹茶を飲んでも問題はありません。
しかし妊娠中は普段よりもカフェインから受ける影響が大きくなりやすいと考えられています。
妊娠中にカフェインを過剰に摂取すると、胎児の成長が遅くなったり、出生時の低体重、早産や死産のリスクが高くなるともいわれています。

貧血

貧血が起こるのは、鉄分不足が原因です。
抹茶に含まれているカテキンはタンニンとも呼ばれることがありますが、タンニンは鉄分の吸収を阻害するものなので、貧血気味の方は気になるかもしれません。

食事から鉄分を取りたいと考えているときには、抹茶を一緒に摂取しないでタイミングをずらすようにしたり、量を控えるようにするとよいでしょう。

腹痛や下痢

カフェインには、交感神経を刺激したり、胃酸の分泌を活性化する働きがあります。
ですからカフェインを摂りすぎると、胃腸が刺激され活発になりすぎるので腹痛になったり下痢を起こしてしまいます。

またカフェインアレルギーの症状で腹痛や下痢になるということもあるので、抹茶を飲むたびにお腹をこわすという方は注意してください。

尿路結石や腎不全のリスク

シュウ酸を多く含む食品を摂りすぎると、結石ができやすくなるといわれています。
抹茶にはシュウ酸が多く含まれるので、過剰摂取すると尿路結石や腎不全になるリスクがあります。

一度尿路結石になった人は再発率が高いので、予防のためにも抹茶を含めシュウ酸を多く含む食品の取りすぎに気をつけましょう。

以上の点から、抹茶の飲みすぎにはくれぐれも注意してください。
1日に抹茶を飲む目安としては、多くても3〜4杯程度に留めるようにしましょう。
妊婦の場合は1日2〜3杯までにしてください。

抹茶の効果のまとめ

ここまで抹茶の効果についてお伝えしてきました。
抹茶の効果についての要点を以下にまとめます。

  • 抹茶の主な栄養成分には、カテキン・カフェイン・テアニンなどがある
  • 抹茶にはダイエット効果やリラクゼーション効果、美肌効果などがある
  • 抹茶を点てて飲んだり、朝の活動前に摂取するのが効果的な取り入れ方である

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
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