「寒くなると頭痛がする」
ということはありませんか?
もしかしたら頭痛の原因は、冷え性かもしれません。
そこで本記事では、冷え性の頭痛について以下の点を中心にお伝えします。
- なぜ冷え性の人は頭痛になるのか
- 冷え性からくる頭痛を解消するにはどうすればよいか
- 冷え性からくる他の症状
冷え性からくる頭痛を改善するためにも、参考としていただけたら幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
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冷え性とは
冷え性とは、手足や体の全体が冷えることによって生じるつらい症状のことです。
病名ではなく診断上は問題ありませんが、何らかの原因によって体が冷えることで体に不調があらわれます。
冷え性になると、周りの人が寒さを感じていないときでも体が冷えるようになります。
季節を問わず、暑い時期でも冷えを感じるのが特徴です。
冷え性には4つのタイプがあり、それぞれ症状や原因が異なります。
冷え性のタイプとして、次の4つが挙げられます。
- 四肢末端型
- 全身型
- 内蔵型
- 下半身型
自分がどのタイプの冷え性なのかがわかると、適切な対処法も知ることができます。
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冷え性と頭痛の関係性
頭痛には「緊張性頭痛」と「片頭痛」があります。
血行が悪くなることで生じるのが緊張性頭痛です。
冷え性になると、血行不良で首や肩がこりやすくなります。
こりがひどくなり、首や肩が緊張するとで緊張性頭痛になってしまいます。
一方片頭痛は、ホルモンバランスの乱れやストレスが原因で起きることがあります。
冷え性で常に体が冷えていると、寒さがストレスとなり、片頭痛を引き起こします。
冷え性は自律神経の乱れが原因になることがありますが、交感神経が優位になり、血管が収縮することによって片頭痛になることもあります。
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冷え性が原因の頭痛対策
頭痛の原因が冷え性であれば、まず冷え性を改善することが必要です。
冷え性を改善するための対策を紹介するので、実践してみてください。
運動をする
冷え性を改善するには、運動をするのがおすすめです。
運動をすると、以下のようなメリットがあります。
- 血行を良くすることができる
- 筋肉量を増やして、冷えにくい体を作ることができる
- ストレスを解消して、自律神経を整えることができる
運動をすることで、体を温められるだけでなく、筋肉量を増やし基礎代謝を上げることで、冷え性を改善できます。
食生活の見直し
冷え性を改善するには、バランスの取れた食事も大切です。
栄養不足になると血行が悪くなり、体が冷えてしまいます。
体を温めてくれる食品を食事に取り入れるようにしましょう。
- 根菜類
- 卵・肉・魚などのタンパク質
- 発酵食品
これらを意識して食べれば、体を温めることができます。
また冷たい水を白湯に変えたり、紅茶やウーロン茶などの発酵したお茶を飲むのもおすすめです。
夏でも冷たい飲み物はなるべく避けて、常温かホットの飲み物を飲むようにしましょう。
十分な睡眠をとる
ストレスは、体温や血流をコントロールする自律神経に影響を及ぼします。
体も心もリラックスして休めるように、十分な睡眠をとるようにしましょう。
睡眠は時間だけでなく、質も重要です。
すぐに深い眠りにつけるように、寝る前にスマホを見るのは控えましょう。
他にも趣味を楽しんだり、音楽を聴いたりなどリラックスできることを行って、ストレスをためないようにしてください。
体を温める
体を温めて血行を良くすることで、冷え性を改善していきましょう。
冷え性の方におすすめなのは、熱すぎない湯船にゆっくりと浸かることです。
忙しく、面倒でついシャワーですませがちという方も、入浴をして体を温めるようにしましょう。
入浴には血行促進だけでなく、自律神経を整えることができるというメリットもあります。
また普段薄着でいることが多い方は、なるべく重ね着をして体を冷やさないようにしましょう。
体を締め付ける下着も体を冷やす原因になるので、注意してください。
マッサージ・ストレッチを試す
マッサージやストレッチで、固くなった筋肉をほぐして血行を促進させましょう。
筋肉をほぐして筋ポンプが働くようになると、血流が体の末端にまで熱を運んでくれます。
ストレッチをする時は、初めから伸ばしすぎないように気をつけてください。
マッサージをすると手が疲れるという方には、マッサージボールやフォームローラ―などの道具を使うのがおすすめです。
足が冷たくてなかなか眠れないという方は、ぜひ寝る前にマッサージやストレッチをしてください。
体全体が温かくなって、寝つきが良くなりますよ。
漢方薬を試す
西洋医学とは違い漢方医学では、冷えも治療可能な病態と考えられています。
ですから漢方薬によって、冷えの症状を改善することもできます。
漢方では、冷えの症状によっていくつかのタイプがあります。
どのタイプの冷えなのかによって漢方薬も違うので、自分の症状に合わせて漢方薬を選びましょう。
漢方医や薬剤師に自分の症状を伝えて、相談をしてみてください。
体を温める際の注意点
冷え性は、体を温めることがとても大切です。
しかし、頭痛が起きている時には温めてはいけない場合があるので、注意しましょう。
片頭痛は血管が拡張することで痛みが生じるので、温めて血行が良くなると、逆に痛みが酷くなることがあります。
片頭痛が起きたときには、むしろ頭や首の後ろを冷やすようにして安静にしてください。
緊張性の頭痛の場合は、血行不良が原因なので温めることによって改善されます。
自分の頭痛がどちらなのかがわからない場合は、病院で診断をしてもらいましょう。
冷え性によって生じる他の症状
冷え性になると、頭痛以外にも体にさまざまな不調があらわれます。
冷え性の症状には、以下のようなものがあります。
- 肩こり
- むくみ
- 便秘
- 下痢
- めまい
- 疲労感
- 倦怠感
- 不眠
たいしたことはないといってそのままにしておくと、症状が悪化していくこともあります。
「冷えは万病のもと」ともいわれるので、ぜひ冷え性対策を行いましょう。
男女別の冷え性の割合
一般的に男性よりも女性の方が冷え性になりやすいイメージがあります。
実際の所はどうなのでしょうか。
首都圏の20代~40代の男女計400名を対象にしたアンケートで、自分の体質が冷え性だと感じる人の割合は以下のようになりました。
男性
- とてもそう思う 16%
- ややそう思う 24%
- あまりそう思わない 24%
- 全くそう思わない 36%
女性
- とてもそう思う 34%
- ややそう思う 45%
- あまりそう思わない 12%
- 全くそう思わない 9%
男性の4割、女性の約8割が自分の体質が冷え性だと感じています。
このアンケートに関しては、女性の冷え性は男性の約2倍です。
冷え性だけではなく、頭痛も男性より女性の方が多いといわれています。
これはやはり、頭痛の原因の1つとして冷え性があるから、ということが考えられます。
冷え性の頭痛まとめ
ここまで冷え性による頭痛についてお伝えしてきました。
冷え性からくる頭痛について、要点を以下にまとめます。
- 冷え性による血行不良や、ストレスによって頭痛が起こる
- 冷え性が原因の頭痛を解消するには、冷え性を改善するための対策をとるとよい
- 冷え性によって起こる他の症状は肩こりやむくみ、便秘など
これらの情報が少しでも冷え性による頭痛に悩んでいる方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。