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健達ねっと>健康お役立ち記事>アレルギー>アレルギーは体質改善で予防できる?体質改善の方法について紹介

アレルギーは体質改善で予防できる?体質改善の方法について紹介

アレルギーの症状としては、かゆみやくしゃみ・鼻水、蕁麻疹などが挙げられます。
アレルギー体質にて悩まれている方は多いかと思います。

そもそもアレルギーを体質改善することはできるのでしょうか?
体質改善はいつから始めれば良いのでしょうか?

本記事ではアレルギーの体質改善について以下の点を中心にご紹介します。

  • アレルギー体質を改善するためには
  • アレルギーの種類とは
  • アレルギーの検査方法について

アレルギー症状で悩まれている方のためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までご覧ください。

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アレルギーとは

まずはそもそもアレルギーとはどのようなものなのか紹介していきます。
アレルギーとは、免疫機能が過剰に反応している状態です。

本来であれば、外部からウイルスや細菌が入ってきた場合に身体を守るためにはたらくのが免疫機能です。

しかし、環境や体調、ストレスなどの何らかの要因によって免疫機能が過剰反応をきたし、くしゃみや鼻水などのアレルギー症状が出現します。

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アレルギー体質を改善するには?

次は本題に入りましてアレルギーの体質改善の方法について紹介していきます。
以下で改善方法をいくつか挙げるので、参考にしてください。

食べ物による改善

アレルギーを改善するには免疫機能を正常に保つことが大切です。
腸内環境を良くすることで免疫機能が改善するとされているため、食べ物を工夫することをおすすめします。

善玉菌を増やす食べ物や食物繊維が豊富な食べ物が腸内環境改善につながります。
そのため、腸内環境を良くする食べ物を以下にまとめます。

  • ヨーグルト
  • 納豆
  • キムチ
  • キウイフルーツ
  • きのこ
  • 玄米
  • 豆乳
  • オリーブオイル
  • 乳酸菌飲料
  • にんにく

生活習慣による改善

自律神経には交感神経と副交感神経があり、この2つがバランス良くはたらくことが大切になります。

ホルモンバランスが崩れて自律神経が乱れることで、免疫機能に異常をきたし、アレルギー症状が出やすくなります。

ストレスや疲労などが原因で自律神経は乱れやすくなるため、適度にストレス発散をしてストレスをため込まない生活を心がけましょう。
睡眠不足や不摂生なども免疫力低下につながるので、規則正しい生活が大切になります。

免疫療法による改善

アレルゲン免疫療法とは、アレルギーを引き起こす物質であるアレルゲンをごく少量投与することで、身体を慣れさせてアレルギーの根治を目指す治療のことです。

治療期間は3〜5年と長いのですが、根治を期待できる治療法のため、根気強く続けることが何より大切になります。

免疫療法にはアレルゲンを含んだ注射を行う皮下免疫療法や舌の下にアレルゲンを置く舌下免疫療法があります。

漢方薬による改善

抗アレルギー薬は副作用として眠気が出現する薬も多いので、日常生活に支障をきたすケースもあります。
しかし、漢方薬は薬の中でも副作用が少ないやさしい薬になります。

その分、効果が不十分なのではないかと思う方もいるかと思いますが、アレルギー性鼻炎や蕁麻疹に高い効果のある漢方薬があるので、ご安心ください。

集中力が必要な仕事や受験生などは、漢方薬を利用してアレルギーの症状緩和を図ることをおすすめします。

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体質改善はいつから始めれば良い?

アレルギーは体質改善で症状緩和が期待できることは理解できたと思いますが、体質改善はいつから始めればいいのでしょうか。

結論としては、早ければ早いほど効果的なので、できれば子どもの頃から始めることをおすすめします。
症状がひどくなる前に予防できれば、重症化を防止することができます。

アレルギーは遺伝的な影響を強く受け、体質によってはなかなか完治しないようなケースも多いです。
そのため、長い目で見て根気良くアレルギーと付き合っていくことが大切になります。

アレルギーにはどのような種類があるの?

次はアレルギーの原因となるアレルゲンにはどのようなものがあるのか以下に挙げます。
以下で実際の例を挙げて紹介します。

アレルゲンに注意しながら生活することで、体質改善にもつながるので参考にしてください。

特定原材料の7品目

特定原材料の7品目とは、食物アレルギーを引き起こしやすい食べ物の中でも特に症例件数が多く、重篤な症状が出やすい食べ物のことです。
以下の食べ物がこの7品目になります。

  • 牛乳
  • 小麦
  • えび
  • かに
  • 落花生
  • そば

現在はこれらの特定原材料を表示することが義務化されています。
これにはアレルギー症状にてアナフィラキシーショックを起こし、重篤な状態になった症例が多かったため、未然に防ぐための方法として義務付けられました。

ダニ・ハウスダスト

家庭内で発生しやすいアレルギーの原因としては、ダニやハウスダストが挙げられます。
ハウスダストとは室内にあるチリやホコリの中でも、1mm以下のもののことです。

このハウスダストの中には、ダニの死骸やダニの糞、カビや花粉、細菌などのさまざまなゴミが含まれます。

非常に細かいので空気中に舞い上がりやすく、ハウスダストを無意識に吸引することで、アレルギー症状を引き起こします。

布団やカーペットなどにハウスダストが多くあるケースがほとんどなので、こまめに掃除することが大切になります。

部屋を換気したり、空気清浄機を活用したり、寝具を清潔に保つことでアレルギー症状の改善につながります。

花粉

日本人の4人に1人は花粉症であるといったデータがあるほど、花粉症は身近なものですが、花粉症もアレルギー反応の1つです。

花粉症の人は免疫機能がくずれているので、花粉が粘膜に付着することで、過敏に反応してしまい、くしゃみや鼻水などの症状が現れます。

花粉の量が多い日には外出せず、アレルゲンに接触しないことが1番ですが、仕事や学校などもあるのでそうもいかないところだと思います。

やむを得ず外出する際には、マスクやゴーグル、花粉の付きにくい素材の服装などをして工夫することが大切です。

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アレルギーマーチとは

アレルギーマーチとは、アレルギー体質の子どもが成長と共に次々と他のアレルギーを発症してしまうことです。
名前の通り、まるでアレルギーが行進しているような状態です。

例えば乳児期にアトピー性皮膚炎があった子どもが成長するにつれて小児喘息やアレルギー性皮膚炎、花粉症などを次々と発症するケースなどがあります。

年齢と共にアレルギーが増えていき、体質改善をしたとしても別のアレルギーを発症してしまうことが多いです。

アレルギーマーチがみられたらすぐに小児科を受診しましょう。
また、部屋の掃除をこまめにし、保湿をして皮膚のバリア機能を正常に保つことが大切です。

薬の使い方

アレルギーの種類を調べるには

アレルギーの種類を調べるにはさまざまな検査方法があります。
以下に代表的な検査方法をまとめるので参考にしてください。

  • 血液検査

採血をすることで、アレルギー体質であるのかを調べることができます。
血液検査では39項目のアレルギー検査ができます。

項目数が多いため、自分でも気づかなかったアレルギーがみつかることもあります。

  • パッチテスト

パッチテストはアレルゲンが付着したフィルムを2日間程度皮膚に貼付し、はがした際の皮膚の状態でアレルギー反応があるのか調べます。

この方法は簡単に行え、痛みなどを伴わない方法なので負担が少なく、子どもでも安心して行えます。

  • 皮内テスト

注射器を使用して皮内にごく少量のアレルゲンが疑われている液体を注入し、15分程度経ってからその反応を確認します。

赤くなったり、湿疹が出たりすればアレルギーがあるということになります。
アナフィラキシーショックなどが起こるリスクもあるので、注意が必要です。

  • 負荷試験

アレルギーの原因として考えられるものを摂取し、かゆみや湿疹などが出現するのかどうかを調べるものです。

食べ物にアレルギーがある場合には、実際にその食べ物を摂取したあとに運動をするといった検査方法があります。

食物アレルギーの有症率

ここからは食物アレルギーの有症率について紹介していきます。
食物アレルギーのアレルゲンの確率を以下でランキングにして紹介します。

  • No.1 鶏卵(33.4%)
  • No.2 牛乳(18.6%)
  • No.3 ナッツ類(13.5%)

次に0〜18歳までの年齢別の食物アレルギーの確率を以下にまとめます。

No.1No.2No.3全体の割合
0歳鶏卵(60.6%)牛乳(24.8%)小麦(10.8%)96.4%
1~2歳鶏卵(36.3%)牛乳(17.6%)ナッツ類(15.4%) 88.8%
3~6歳ナッツ類(27.8%)牛乳(16.0%)鶏卵(14.7%)93.1%
7~17歳牛乳(16.9%)ナッツ類(16.8%)鶏卵(14.5%)84.2%
17~18歳小麦(22.5%)甲殻類(16.9%)果実類(9.8%)80.0%


このように年代別でアレルギーの有症率が異なります。
全体の割合としては、0歳が最も多いことがわかります。

全体的にみても鶏卵でアレルギーが発症する可能性が高く、男女比でいうと男性の方が発症率が高い傾向にあります。

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アレルギー体質は遺伝する

アレルギーは体質的な問題が強く、遺伝による影響を受けやすいとされています。
必ずしも親と同じものに対してアレルギー症状が出るというわけではありませんが、アレルギー体質にはなりやすいです。

具体的に言いますと、両親共にアレルギー体質であれば、遺伝する確率は8割であるという調査結果があります。

どちらかというと、父親よりも母親から遺伝しやすいと言われています。
子どものうちからできるだけ早く体質改善に取り組むことが大切になります。

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アレルギーの体質改善まとめ

ここまでアレルギーの体質改善についてお伝えしてきました。
アレルギーの体質改善方法の要点を以下にまとめます。

  • アレルギーの体質改善方法として腸内環境を整えることが大切である
  • アレルギーマーチがみられたらすぐに小児科を受診し、対策していく必要がある
  • アレルギーは遺伝するため、子どもの頃から体質改善することがおすすめ

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

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  • 学研グループと融合したメディア
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  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
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