年齢とともに体の不調が出てきやすくなりますが、その中でも関節痛は増加傾向にあります。
関節痛があることで、仕事や家事など生活全般に支障が出てしまいます。
関節痛は誰でも起こりうる病気ですので、原因や対策を知っておきましょう。
本記事では指の関節痛について以下の点を中心にご紹介します。
- 関節痛で指が痛む原因は?
- 関節痛が出たら何科を受診するの?
- 関節痛になりやすい年齢や季節は?
- 関節痛は遺伝するの?
指の関節痛を理解するためにも、ご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
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関節痛の基礎知識
関節痛はどのような症状で、体のどの部位に痛みが出るのでしょうか?
関節痛の基礎知識について見ていきましょう。
関節痛とは?
関節は、体を動かすために重要な部位です。
しかし、関節を曲げたり伸ばしたりの動作で刺激を受けることが多くなります。
そのため、関節炎という炎症を起こしやすく痛みを感じるのが「関節痛」です。
関節痛には「急性」と「慢性」があります。
急性の場合は、ケガや痛風、風邪で発熱するときに急に関節が痛くなります。
風邪による関節痛の場合は、風邪の治癒とともに痛みもなくなります。
一方、慢性の痛みは加齢や病気が原因で、毎日痛みを感じます。
指を真っすぐ伸ばすことができない場合は
- 関節リウマチ
- 変形性関節症
が考えられます。
また、慢性の関節痛の原因としては、
- 内分泌疾患
- 膠原病(こうげんびょう)
の可能性もあります。
関節痛が発症する仕組み
関節痛の多くは「加齢」による痛みが考えられます。
年齢を重ねていくごとに関節の軟骨が擦り減って変性し、痛みを感じやすくなります。
通常、骨の表面は軟骨で覆われていて衝撃を和らげたり、関節の動きを滑らかにしたりしています。
ところが、加齢や肥満などによって軟骨がすり減り、関節の炎症や変形などを引き起こします。
また筋肉の衰えによっても関節痛が起こりやすくなります。
関節痛が発症しやすい体の部位
体の中の関節はどこでも発症するといわれています。
その中でも多く見られるのが、
- 手足の指
- ひざ
- 股関節
- 腰
ですが肩、ひじにも発症するケースがあります。
関節が腫れたり、動かしにくくなったりするのが「変形性関節症」です。
50代以降の女性の発症が多いですが、高齢で肥満体型の方にも多く見られます。
指の関節痛で多い「腱鞘炎」は、手の使い過ぎが原因といわれています。
そのため、できるだけ指を動かさないことが大切です。
仕事などでどうしても指を動かさなければならない場合は、装具などで固定させます。
また、抗炎症薬やステロイド注射で痛みを抑えることもあります。
指の関節が痛む原因は、以下の5つが考えられます。
- へバーデン結節(変形性関節症)
- ブシャール結節(変形性関節症)
- リウマチ
- 更年期障害
- 痛風
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関節痛で指が痛む原因①~へバーデン結節
関節痛で指が痛む理由には「使いすぎ」と「他の病気」の可能性があります。
それぞれの原因や症状の特徴を見ていきましょう。
症状の特徴
へバーデン結節は、指の第1関節が変形したり歪んだりする変形性関節症です。
また腫れて関節が曲がりにくくなる症状が見られます。
変形性関節症は指の第1関節と第2関節に異常が見られます。
親指の場合は、手首の付け根付近にある第3関節に異常や痛みを感じるのが特徴です。
何もしていなくても痛みを感じたり、ものを掴むときに痛みが出たりすることがあります。
原因
指の関節を守る軟骨が、加齢とともに薄く乏しくなっていきます。
そのため、骨と骨がぶつかり合い、関節部が新たな膨らみを作ります。
この膨らんだ骨のコブのことを「結節」といい、骨の変形と炎症で痛みが生じます。
対処方法および治療方法
へバーデン結節が疑われる場合、問診・診察とレントゲン検査を行います。
レントゲン検査は病状を確認するためもっとも有効な検査法です。
骨と骨の間にある関節腔(かんせつくう)や関節軟骨の状態を視診します。
必要に応じて血液検査を行い、関節リウマチではないかの判断をします。
関節痛で指が痛む原因②~ブシャール結節
ブシャール結節も、へバーデン結節と同じ「変形性関節症」です。
指の関節が赤く腫れたり、変形したりして痛みの症状があらわれます。
症状の特徴
へバーデン結節は「指の第1関節」の変形関節症でした。
しかし、ブシャール結節は「指の第2関節」に変形が発症します。
指の第2関節が腫れて、痛みがひどくなると以下のように日常生活に支障をきたします。
- 字を書くことができない
- 雑巾を絞ることができない
- 手がこわばる
- 浮腫んで、手のグーパーがしにくくなる
なかには、第1関節のへバーデン結節、第2関節のブシャール結節の両方を発症する方もいます。
原因
ブシャール結節は、おもに加齢や指の使い過ぎが原因とされていました。
しかし最近では、
- 環境
- 遺伝
- ホルモンバランスの変化
も関係してるといわれています。
またブシャール結節は、更年期の女性に多く見られるのも特徴です。
対処方法および治療方法
痛みの対処法は、まず注射や飲み薬、指に装具をつけて痛みを鎮静させます。
痛みが落ち着いたら、次はリハビリです。
関節を柔らかくほぐして、指の動きを向上させます。
ブシャール結節とへバーデン結節は進行性の病気です。
放置してしまうと症状が悪化し、変形した骨が元の状態に戻りにくくなります。
少しでも指や関節に違和感があれば、早めの受診をおすすめします。
関節痛で指が痛む原因③~リウマチ
リウマチは、日本国内の発症率は1%前後であるといわれています。
関節リウマチが発症しやすいのは30〜60歳前後で、男性よりも女性の方が多いといわれています。
症状の特徴
関節リウマチの痛みは、手指や足先など小さな部分から始まります。
やがて手首や肩、膝といった関節で広い範囲に痛みを持つようになります。
リウマチの症状が進むと、左右の複数の関節に熱をもつなどの症状があらわれます。
原因
関節リウマチの痛みや腫れの原因の一つとして考えられるのが「免疫機能の異常」です。
免疫は、外部から侵入してきたものを攻撃し退治します。
しかし免疫機能の異常で、自分自身を攻撃して骨や軟骨が破壊されていきます。
他には
- ストレス
- 喫煙
- 歯周病
- 怪我
- 出産
なども、リウマチの発症に大きく影響しています。
またリウマチは中高年や高齢者ばかりではありません。
16歳以下の若年性リウマチや小児リウマチなど、成長期にさまざまな障害をもたらします。
対処方法および治療方法
医療機関では診察などの他に血液検査を行います。
リウマチは自己免疫疾患というアレルギーの1種で、体内でのアレルギー反応を調べます。
普段の生活での対策として、痛みの部位は冷やさないようにすることが大切です。
また関節痛は、寒い日や天気の良くない日に痛みが強くなります。
したがって、夏場も長袖や長ズボンで冷房の風が当たらないようにする工夫が必要です。
関節痛で指が痛む原因④~更年期障害
更年期障害とは、一般的に女性が50歳前後の閉経を迎える頃に体が変調することを指します。
男性の更年期も同じように早い人で40歳代から、多くは50歳代に入ってから体に不調を感じます。
症状の特徴
更年期障害の関節痛の症状は、指や膝などの関節がこわばり痛みを感じるようになります。
正座で膝が痛くなったり、階段の上りや下りが辛くなったりしてしまいます。
また更年期障害による関節痛は、動悸やほてりなどの症状も見られます。
原因
更年期障害は、一般的に50歳前後の女性がなりやすいといわれています。
年齢とともに関節を支える軟骨や筋肉が衰え、関節内の潤い成分が減少していくためです。
また更年期障害は血管の収縮や拡張の働きをする自律神経のバランスが崩れやすくなります。
そのため血液循環が悪くなり、結果として関節痛を引き起こします。
対処方法および治療方法
更年期障害が原因となる関節痛は、セルフケアとしてまず患部の関節を温めることが大切です。
食事面でも、ビタミンB群、C、Eを積極的に摂取しましょう。
上記の栄養素には、骨や関節を維持したり、血行を促進したりする働きがあります。
ビタミンB群 | 肉類・レバー・魚類・にんにく |
ビタミンC | オレンジ・いちご・ブロッコリー・赤ピーマン |
ビタミンE | アーモンド・たまご・アボカド・うなぎ |
しかし、セルフケアをしても症状が良くならず、痛みが強い場合は医療機関へ受診しましょう。
医療機関では、まず更年期の治療を行って痛みを軽減させていきます。
閉経で減少したホルモンを薬剤で補充したり、漢方薬を用いたりすることもあります。
関節痛で指が痛む原因⑤~痛風
痛風はその名の通り「風が当たっても痛い」といわれるほどの激痛を伴います。
現代の食生活の変化によって痛風による関節痛を訴える患者数が年々増加しています。
現在、痛風の患者数は国内で約100万人いて、特に50代以降の男性の発症が多く見られます。
さらに予備軍は約1,000万人にのぼると推定されています。
症状の特徴
痛風は関節痛の一つで、
- 手
- 足首
- アキレス腱
- ひざの関節
に痛みを感じます。
その中でも最も多いのが「足の親指の付け根」に発症します。
突然、痛くなるのが特徴で、寝ている時や朝方に痛みが発症することが多いです。
患部は赤く腫れて、痛みで歩くこともままならない方も多く、日常生活にも支障が出てしまいます。
痛みは2〜3日続きますが、その後2週間ほどで激痛は治まります。
原因
痛風の原因として考えられるのが、「高い尿酸値」です。
高尿酸血症ともいい、現代の日本の食生活が肉食中心の欧米化によるものではないかといわれています。
痛風で痛みを発症するのは、
- 腎臓や腸管から排出される尿酸よりも、体内の尿酸の生成が多くなると尿酸値が上がる
- 増えすぎた尿酸は、関節を覆う滑膜(かつまく)や、関節軟骨に付着して結晶となる
- 溜まった結晶が剥がれ落ちるときに、免疫細胞である白血球が尿酸を「異物」と認識して攻撃する
- 白血球が「炎症物質」を放出するときに、関節に激しい痛みや腫れを引き起こす
このようなメカニズムがあります。
対処方法および治療方法
痛風が発症した場合は医療機関で診察し、痛風結節や関節炎の状態を視診します。
また血液検査や尿検査で尿酸値などを調べて、レントゲン検査で骨の状態も確認します。
痛風は血中の尿酸値を下げる治療が大切です。
また薬物療法の他に、
- 食生活の改善
- 飲酒を控える
- 適度な運動
が必要です。
しかし痛みが治まったからといって、同じような食生活で生活習慣の改善もしなければ、痛風は再発します。
「激痛→治る」を繰り返すうちに痛みの発作の間隔が短くなり、やがて慢性的な痛みに変わります。
関節痛が出たら何科を受診すればいい?
では、関節の痛みや違和感がある場合は「何科」に受診すればいいのでしょうか?
また受診してからどのような検査をするのかも見ていきましょう。
関節痛で指が痛いとき何科を受診すればいい?
もし関節に何らかの異常がある場合は、まずかかりつけ医に相談するのが良いでしょう。
もしくはお近くの整形外科やリウマチ科、膠原病内科の専門医を受診してください。
指の関節痛の原因を知るための検査方法は?
指の関節痛の原因を調べる方法は以下の4つが挙げられます。
- 診察と問診
- エックス線検査(レントゲン)
- 血液検査
- 尿検査
診察と問診
医療機関を受診したときはまず、問診と診察を行います。
問診では、現在の症状の他に、これまでの突き指や皮膚病の有無などを確認します。
診察では結節の状態やゆがみ、患部の圧迫などを視診します。
エックス線検査等
患部にエックス線を当てることで、骨の内部の状態を確認することができます。
骨の組織はエックス線を通しにくいため、骨の形状やズレなどの異常を見つけることに優れています。
エックス線検査によって関節痛の診断ができるのは、
- 変形性関節症
- 関節リウマチ
- 骨折
- 脱臼
- 骨の腫瘍
などの疾患です。
血液検査
慢性関節リウマチや痛風を疑うときに、血液検査を行うことが多いです。
血液検査だけでは診断はつきませんが、採血結果といくつかの項目が合えば病名が確定されます。
関節リウマチは血液検査で「抗CCP抗体」や「CRP」など体内の炎症反応にあらわれます。
痛風の場合は原因とされる尿酸値を確認し「高尿酸血症」の有無を見ます。
尿検査
「関節の痛み」と「尿検査」は一見、関係なさそうなイメージがあるかと思います。
しかし尿検査によって、体内の老廃物の状態で病気を知ることができます。
通常、体内のゴミとされる老廃物は腎臓に運ばれ尿として排出されます。
関節リウマチが進行した場合は「腎アミロイドーシス」による腎機能低下が見られます。
また他の疾病との合併や、服用した薬の副作用を知るためには欠かせない検査といえます。
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関節痛の症状が出やすい年齢・季節や時間
誰もが起こりうる関節痛ですが、発症しやすい「年齢」があります。
また関節痛の発症がでやすくなる「季節や時間帯」についても見ていきましょう。
関節痛の症状が出やすい年齢
関節痛は加齢によって発症が多く見られますが、早い方で40代に発症します。
80歳くらいまでにはほとんどの方が何かしらの関節痛を発症するといわれています。
また40歳未満の関節痛は男性の発症が多く、40歳代以降の関節痛は男性よりも女性に多く見られます。
関節痛の症状が出やすい季節や時間
寒い日や季節の変わり目など、気温の寒暖差が激しいときは、関節痛が悪化しやすくなります。
気温の寒暖差が激しい時に関節痛が悪化する原因は、以下の通りです。
- 体温調整が難しくなると体温が下がり、代謝機能が落ちて血流が悪くなる
- すると血中の「炎症物質」が1か所にとどまってしまい、関節の痛みを感じやすくなる
反対に、血行が良ければ炎症が溜まる前に洗い流されます。
朝や夜に関節痛が出やすくなるのも、そういった寒さが関係しています。
痛みを和らげるために、できるだけ体を冷やさないようにすることが重要です。
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関節痛による指の痛みに効く漢方
医療機関では、ステロイド剤を用いた治療を行うことが多いです。
しかし中にはステロイド剤が合わず、漢方薬に切り替えて効果を発揮する場合もあります。
リウマチが原因の関節痛に効く漢方
関節痛に効く漢方薬の成分として以下の2つが基礎となります。
- 桂皮(けいひ)
- 麻黄(まおう)
桂皮は、木の皮でシナモンとして親しまれています。
体を温める作用があり、冷えからくる関節痛の痛みを和らげます。
麻黄も体を温める力が強く、関節の炎症や腫れを和らげるときに飲まれる漢方成分です。
更年期が原因の関節痛に効く漢方
東洋医学では「不通即痛」という言葉があり、つまりがあると痛むという意味を持ちます。
これは体を構成する「気・血・水」の3つのどれかが停滞すると痛みが出るということになります。
更年期の関節痛は、血流が滞る「瘀血(おけつ)」といわれる状態のため痛みを生じます。
血流を促すためには、以下の活血剤といわれる漢方が有効といわれています。
- 当帰(とうき)
- 川芎(せんきゅう)
- 桃仁(とうにん)
- 紅花(こうか)
- 牡丹皮(ぼたんぴ)
- 延胡索(えんごさく)
- 大黄(だいおう)
上記の漢方成分には、ビタミンやミネラルなど、さまざまな要素を含んでいます。
体を温めたり、体内の湿気を取り除いたりするほかに血流をスムーズに流すことが関節痛に有効です。
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関節痛による指の痛みに効くサプリメント
指の関節痛を和らげるサプリメントを飲んでみようかとお考えの方は、どれがいいのか悩まれるかもしれません。
数多くあるサプリメントの、どのような成分のものが良いのか気になるところです。
リウマチが原因の関節痛に効くサプリ
リウマチが原因の関節痛には以下の成分が有効とされています。
- 善玉菌配合
- MSM(メチルスルフォニルメタン)
- ビオチン(ビタミンH)
リウマチは免疫機能の異常が原因で関節痛を引き起こします。
善玉菌のサプリメントは、腸内環境を改善し免疫異常を正常に戻す働きがあります。
MSMは天然のイオウ化合物で、炎症を抑え痛みを和らげる働きをします。
優れた鎮静作用があるため関節リウマチや関節炎に期待されている成分です。
ビオチンはきのこ類や肉類に多く含まれており、エネルギーに変換するため体に必要な物質です。
ビオチンが不足すると、アレルギーの原因であるヒスタミンなどの化学物質が増加してしまいます。
そのため免役力の向上と、炎症の抑制や筋肉などの痛みにも用いられています。
更年期が原因の関節痛に効くサプリ
更年期が原因の場合は、以下の成分が有効といわれています。
- サポニン
- エクオール
サポニンは漢方薬でも親しまれている高麗人参や田七人参の成分が多く含まれています。
血流改善や免疫力の向上、抗酸化作用など更年期の関節痛改善が期待できます。
更年期の関節痛は、女性ホルモンの減少が理由の1つに考えられています。
エクオールは、大豆イソフラボンの代謝産物で女性ホルモンに似た働きをします。
そのため女性ホルモンの不足分を補い、関節痛の改善につながります。
関節リウマチは遺伝する?
関節リウマチは、遺伝的要素が関係しているといわれています。
そのため家族間で関節リウマチの発症が多い場合は、遺伝する可能性はゼロではありません。
その一方で、関節リウマチの発症には、
- ストレス
- 喫煙
- 歯周病
- 怪我
- 出産
なども大きく影響しています。
関節リウマチの原因はいまだはっきりと解明されていません。
しかし生活環境を整えることは、遺伝リスクの回避にもつながります。
もし関節に違和感があれば早めの受診が大切です。
早期診断・治療で体への負担を最小限に抑えることが期待できます。
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関節痛で指が痛む原因と対策 まとめ
ここまで指の関節痛についてお伝えしてきました。
指の関節痛について要点をまとめると以下の通りです。
- 関節痛で指が痛む原因は、変形性関節症やリウマチ、痛風や更年期障害が影響している
- 関節痛が出たら、かかりつけの病院か整形外科、膠原病内科、リウマチ科に受診する
- 関節痛になりやすい年齢は50歳代からで、寒い日や寒暖差の激しいときに発症しやすくなる
- 関節痛と遺伝は関係あるが、それ以外に環境・喫煙・歯周病も発症の原因と考えられている
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。