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健達ねっと>健康お役立ち記事>睡眠障害>睡眠時間は年齢や性別によって差があるの?理想の睡眠について解説!

睡眠時間は年齢や性別によって差があるの?理想の睡眠について解説!

睡眠は心身の健康維持のために欠かせないものです。
しかし各々年齢や性別などによって適する睡眠時間は違います。

では理想の睡眠時間はどのようなものなのでしょうか?
睡眠時間が及ぼす影響にはどんなものがあるのでしょうか?

そこで本記事では、睡眠時間について以下の点を中心にご紹介します。

  • 様々な要因による睡眠時間の差
  • 質の良い睡眠について
  • 睡眠不足が与える影響

睡眠時間ついて理解するためにも参考にしていただければ幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

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睡眠時間の必要性

※画像はイメージです

日常生活で溜まった心身の疲労を回復するために、睡眠は欠かせません。
実際に睡眠には疲労回復だけでなく、ストレス解消や記憶の定着など多くの効果があります。

睡眠はいわゆるメンテナンスの時間です。
メンテナンスである睡眠が不足すると、様々な部位の機能低下をもたらします。

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睡眠時間は人によって違う?

※画像はイメージです

睡眠時間は様々な要因によって人それぞれ違います。
ここでは年齢・性別・季節による差を解説していきます。

睡眠時間の年齢による差

厚生労働省が令和元年に行った調査では年齢ごとの平均睡眠時間の差が大きいです。
若い年代と70代以上の方は睡眠時間が長く、それ以外の年代は短いです。
また適正な睡眠時間は歳を重ねるにつれ短くなるといわれています。

出典:厚生労働省【第 3 部生活習慣調査の結果】

睡眠時間の性別による差

NHKのデータによると、性別による差もあります。

男性の平均睡眠時間は7時間20分ですが、女性の場合は7時間6分と少し短いです。
女性50代〜60代の平均睡眠時間が6時間36分と最も短いです。
また更年期が影響しているといわれています。

出典:NHK【あなたの睡眠時間は平均より長い?短い?】

睡眠時間の季節による差

季節による睡眠時間の差は日の長さが関係するとされています。
日が短い冬のほうが夏より睡眠時間が長くなりがちです。
冬眠する哺乳類にある機能が人間にもあるためと考えられています。

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睡眠時間の種類

※画像はイメージです

睡眠時間は以下の2種類です。

  • 必要睡眠時間
  • 適性睡眠時間

それぞれの睡眠時間について簡潔に解説していきます。

必要睡眠時間

人は呼吸や体温維持のため何もしなくても疲労が溜まっていきます。
必要睡眠時間は人が生活していく上で最低限必要とする睡眠時間のことです。

また遺伝的要因や体質などから必要な睡眠時間は各々違います。

適正睡眠時間

適性睡眠時間は人の生活の活動量によって違います。

運動量や仕事量が多く疲労が溜まりやすい方はそれだけ多くの睡眠時間が必要となるのです。
活動量に左右されるため、適正睡眠時間は日によって違います。

適切な睡眠時間の見つけ方

※画像はイメージです

一般的に適切な睡眠時間は6〜7時間だといわれています。
しかし人によってそれでは過不足が生じたりと適切な睡眠時間には個人差があるのです。

自分に合う睡眠時間の見つけ方としては、睡眠時間を変える方法があります。
具体的な方法は下記のとおりです。

  • 体調チェックするために、3日~1週間以内で日にちを決める
  • 6時間、7時間、8時間と同じ期間で寝てみる
  • 体調が良かった睡眠時間をチェックする

体調に関しては、次のチェック項目に当てはまるか確認してみてください。

  • 昼間眠たくならない
  • 倦怠感がない
  • 朝起きたときに熟睡感がある
  • 入眠時間が10分~15分以内

上記に当てはまった時間が、あなたに適した睡眠時間ということになります。

睡眠時間だけではなく睡眠の質も重要

※画像はイメージです

ただ睡眠時間を確保しても、睡眠の質が悪ければ疲労も回復しづらいです。
ここでは質の良い睡眠について解説していきます。

睡眠の質とは

質の良い睡眠は以下に該当します。

  • 寝る時間、起きる時間が一定に保たれている
  • 昼間に眠気を感じることがない
  • 朝スムーズに起きられる
  • 入眠まで時間がかかりすぎない
  • 睡眠途中で目が覚めない

質の高い睡眠を取れれば、普段の生活をより活動的に過ごせます。
上記の項目に当てはまらない方は、今までの睡眠を見直すことが必要です。

質の良い睡眠術

質の良い睡眠を取る方法は以下のとおりになります。

  • 定期的に運動する習慣をつける
  • 寝る前にスマホを触らない
  • 寝る2~3時間前に入浴する
  • 起床時に日光を浴びる
  • 寝る3時間前までに食事をとる
  • 寝る前にアルコール・カフェインを避ける
  • 季節に合う寝具を選ぶ
  • 部屋の温度や湿度コントロール

どの方法も意識すればできるものがほとんどです。
お仕事などで食事や入浴の時間が自由に取れない場合は、できることから試してみましょう。

夜型の人と朝型の人について

※画像はイメージです

人の生活パターンは「夜型」と「朝方」に分かれます。
人には遺伝子の数によって決まる体内時計というシステムが備わっています。

朝方の人は早寝早起きが習慣化しやすいです。
夜遅くまで起きられないなどのデメリットがあります。

夜型の人は就寝時間を遅く設定できることがメリットです。
しかしどうしても寝る時間が遅くなってしまいます。
そのため仕事などで早起きをしなければならない方は睡眠不足になりがちです。

睡眠時間が体に及ぼす影響

※画像はイメージです

ここでは睡眠時間が体に与える影響を紹介します。

睡眠時間が不足している場合

睡眠不足は日中の眠気や頭痛などを引き起こす恐れがあります。
また集中力の低下なども見られ、仕事や学業に悪影響を与えてしまうことも少なくありません。

慢性的な睡眠不足が続くと、高血圧や肥満などの生活習慣病にかかってしまう可能性があります。

睡眠時間が多い場合

睡眠過多は全身の疲労感や頭痛といった症状を引き起こしてしまう恐れがあります。
また心臓病や血管系の病気を発症してしまうことも少なくありません。

休みの日だからといって、寝だめするということはあまり良くありません。
睡眠時間は一定に保つことが重要です。

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体内時計ってなに?

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人は1日の生活リズムを刻む「体内時計」の機能が備わっています。
夜は眠くなり、朝自然に目が覚めるのも体内時計のおかげです。

体内時計が乱れると、不眠症などを引き起こしてしまうことも少なくありません。

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睡眠時間の実態調査

※画像はイメージです

令和元年に行った厚生労働省による調査によると、20代男性は6時間以上7時間未満の割合が1番高いです。

1日の平均睡眠時間(20歳以上)【総数】

20~29歳(人数)30~39歳(人数)40~49歳(人数)50~59歳(人数)60~69歳(人数)70歳以上(人数)
総数4455528968941,1681,746
5時間未満245310011078138
5時間以上6時間未満141180327349348383
6時間以上7時間未満176204321290451529
7時間以上8時間未満7187129114222423
8時間以上9時間未満2526162362183
9時間以上8238790

1日の平均睡眠時間(20歳以上)【男性】

20~29歳(人数)30~39歳(人数)40~49歳(人数)50~59歳(人数)60~69歳(人数)70歳以上(人数
総数221254427413564789
5時間未満132451523651
5時間以上6時間未満6997158152154143
6時間以上7時間未満8485149127207221
7時間以上8時間未満39375863118221
8時間以上9時間未満101191442104
9時間以上6025749

1日の平均睡眠時間(20歳以上)【女性】

20~29歳(人数)30~39歳(人数)40~49歳(人数)50~59歳(人数)60~69歳(人数)70歳以上(人数)
総数224298469481604967
5時間未満112949584287
5時間以上6時間未満7283169197194240
6時間以上7時間未満92119172163244308
7時間以上8時間未満32507151104202
8時間以上9時間未満1515792079
9時間以上2213041

出典:厚生労働省【第 3 部生活習慣調査の結果】

30〜50代では5時間以上6時間未満が最も多く、睡眠時間が少ないです。
60歳以上の方は6時間以上7時間未満の割合が最も高いです。

また60歳以上の方を除く約3割の方が睡眠時間確保を妨げる点を「仕事」と答えています。
通勤・労働にかける時間が多く、勤務後の付き合いやストレスなどで寝付けないなどが考えられます。

女性は50代の睡眠時間が5時間以上6時間未満と最も少ないです。
更年期になると寝つきが悪くなるといわれているため、更年期が関係しているといえるでしょう。

他の年代は6時間以上7時間未満に当てはまる方が最も多いです。

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睡眠時間のまとめ

※画像はイメージです

今回は理想の睡眠時間についてお伝えしてきました。
解説した中で特に重要な要点は以下のとおりです。

  • 睡眠時間は性別や年齢、体内時間などによって違う
  • 質の良い睡眠のためには、自分に合った睡眠時間を知ることや睡眠を意識した行動が必要
  • 睡眠不足は日中の眠気や頭痛などを引き起こす恐れがあり、日常生活に悪影響を及ぼす

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
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  • 介護付有料老人ホーム展開
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