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健達ねっと>健康お役立ち記事>健康診断>脳ドック費用の目安は?脳ドックを受けた方がよい人とは?

脳ドック費用の目安は?脳ドックを受けた方がよい人とは?

「脳ドック」をご存じでしょうか?
脳ドックは、MRIなどを用いて脳機能に関する異常がないか行う「脳の健康診断」です。
一般的に、脳ドックは様々な検査を組み合わせて行うため、他の検査に比べて費用が高額といわれています。

脳ドックを受けたいが、どうやったら受けられるの?
脳ドックの費用はどのくらいなの?

本記事では、脳ドックの費用について以下の点を中心にお伝えします。

  • 脳ドックの費用
  • 脳ドックを安く受ける方法
  • 脳血管疾患の死亡者数について

脳ドックを受ける際の注意点についても解説していきます。
脳ドックについて理解するためにも、ご参考いただければ幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

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脳ドックの検査とは

脳ドックには、主に2種類の検査があります。

それぞれの検査について簡単に解説します。
検査項目はあくまで一例で、詳しくは受診する病院にお問い合わせください。

基本ドック

脳ドックの目的は、「脳の健康状態を確認し、脳の疾患の有無やリスクを発見すること」です。

脳に関する病気は自覚症状があらわれにくく、後遺症のリスクもあります。
そのため脳ドックは非常に重要です。

基本ドックの主な検査項目は以下の通りです。

  • 頭部MRI
  • 頸動脈エコー検査
  • 頭部頸部MRA

MRAは、血管を撮影する検査ですが、どの検査項目も脳の現在の状況が分かるものとなっています。

脳の基本ドックは、他の臓器の専門ドックより検査項目が少なめです。
そのため費用が専門ドックより安く済み、検査の所要時間も短くて済みます。

専門ドック

専門ドックは基本ドックより精密で検査項目も多くなっています。
検査項目は以下の通りです。

  • 胸部X線
  • 心電図検査
  • 尿検査
  • 血液検査
  • 頭部・頸部MRI検査
  • 頸動脈エコー検査
  • 頭部・MRA検査

血液検査は肝機能や腎機能などを把握する目的もあります。
専門ドックは脳だけでなく、身体全体の健康状態を把握します。
検査項目が多く、脳疾患発症のリスクがより正確に分かります。

検査に半日かかってしまうこともあるため、余裕を持って受けることをおすすめします。

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脳ドック費用はどのくらい?

ここでは2種類の検査方法と、保険適用外の費用を含めた3パターンについて解説していきます。

保険適応外

診療方法は保険適用となる「保険診療」と保険適用外の「自由診療」があります。
基本的に脳ドックは人間ドックと同様に「保険適用外」です。

脳ドックは、予防を目的とした検査となるため自由診療に該当します。
自由診療の場合、全額自己負担となり、健康診断などより費用は高額になります。

しかし、脳ドックは他の検査に比べ精密な検査で、標準的な費用ともいえます。

また脳ドックは、病院によって様々な検査項目や検査プランを用意していることも少なくありません。
例えばがん検査や認知症の検査を加えたプランなどです。
そのため病院によって検査費用は異なります。

一般的に保険適用外の場合の検査費用は2〜5万円ほどです。

基本ドック

基本ドックは検査項目が少ないため、専門ドックより費用が安くなります。
費用は2〜3万円ほどとなっています。

保険診療で脳ドックを受ける場合、上記の費用の1〜3割を負担することになります。
しかし、保険診療になるのは医師が必要とした場合のみです。

何らかの症状が既に出ている方などかなり数は少ないといえます。

専門ドック

専門ドックの費用は4〜5万円ほどです。

基本ドックと同様に保険診療で受ける場合、1〜3割負担することになります。
保険適用条件となる症状が出ている場合、脳ドックではなく、まず医師の診察を受けましょう。

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脳ドックを安く受診するには

ここでは、高額になりがちな脳ドックを、安く受ける方法について解説していきます。

健康保険の助成金や補助金を受ける

健康保険の助成金や補助金を受けることで、通常より安く脳ドックを受けることが可能です。
助成金や補助金の種類や利用方法は、加入している健康保険の種類によって異なります。

まず健康保険には3種類があり、以下の通りです。

  • 会社員や公務員が加入する健康保険
  • 自営業やフリーランスの方が加入する健康保険
  • 後期高齢者医療制度

健康保険の補助金や助成金を利用できるのは、会社員や公務員の方が当てはまります。
また加入している健康保険組合によって補助金額は異なります。

どの健康組合も、補助金額はおよそ1〜1万5,000円ほどです。
詳しくは加入する健康組合や職場の担当者に尋ねる必要があります。

しかし必ずしも利用できるわけではなく、多くの場合40歳以上の方など条件が定められています。

フリーランスや自営業の方も、補助金を受け取ることが可能です。
上記の方は健康組合ではなく、地方自治体の健康保険に加入しています。
そのため健康組合ではなく、お住まいの地方自治体から補助金を受け取る形になります。

自治体によって補助金額は異なりますが、1〜2万円ほどです。
詳しくは、お住まいの地方自治体に問い合わせてみましょう。

症状を自覚して受診する場合

症状を自覚して受診する場合、健康保険が適用できるため通常より安く脳ドックを受けられます。
保険診療に当てはまる場合は、検査費用の1〜3割を自己負担することになります。

保険診療で脳ドックを受けたい場合、医師の診察が必要です。
症状がある場合はまず診察を受けるようにしましょう。

また診察を受けたからといって保険診療になるわけではないため、注意が必要です。
そのため確実に安く受けられる方法は健康保険の助成金や補助金といえるでしょう。

脳ドックを受けた方がよい人とは

脳ドックは、どんな場合に受けた方がよいのでしょうか?

脳梗塞などの脳血管疾患系の病気は、高血圧・肥満・糖尿病の症状がある方に起こりやすい病気です。
高血圧・肥満・糖尿病の症状がある方は特に受けた方が良いでしょう。

しかし、脳梗塞などの脳血管疾患は基本的に誰でも起こり得るものです。
自覚症状なく起こってしまうことも少なくありません。

40歳以上の方は補助金や助成金を利用して安く受けられる場合があります。
したがって、40歳以上の方は健康の方も積極的に脳ドックを受けることをおすすめします。

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脳ドックを受ける際の注意点

脳ドックは受けたいと希望すれば誰でも受けられるわけではなく、一部受けられない方がいます。
以下に当てはまる方は脳ドックを受診できません。

  • ペースメーカーなど体内に機械を埋め込んでいる方
  • 頭部外傷などで体内に強磁性体の破片がある方
  • 妊娠中、妊娠の可能性がある方

また、以下に当てはまる方は受診不可となる場合があります。

  • 体内に外科手術などによる金属類がある方(美容外科含む)
  • 身体から取り出せない金属を装着している方
  • 入れ墨・タトゥー・アートメイクなどをされている方
  • 発熱や心不全など体調不良の方
  • 閉所恐怖症の方

上記に当てはまる方は、そもそも脳ドックを受診できない可能性があるため注意が必要です。

また脳ドックを受診できる方も注意点が存在します。
特にMRIを受ける際には時計やスマートフォン、ピアスといった金属類の持込はできません。

脳ドックを受ける前には病院側が注意事項を説明してくれるため、その注意事項に従うようにしましょう。

薬の使い方

脳血管疾患による死亡者数

令和3年度の厚生労働省のデータによると、脳血管疾患による死亡者数104,588人にものぼります。

死因死亡数(人)
全死因1,439,809
悪性新生物381,497
心疾患214,623
老衰150,024
脳血管疾患104,588
肺炎73,190

出典:厚生労働省「令和3年人口動態統計月報年形の概況」より一部改変

脳血管疾患は、全死因の約7%と4番目に多い死因であることが分かります。

脳血管疾患は起きてからでは遅く、後遺症が残る可能性も否定できません。
そのため発症を未然に防ぐため予防することが非常に重要です。

予防のためには脳の状態や身体の状態を把握しておくことが必要です。
定期的に脳ドックを受けて問題があれば、早めに対処するなど、脳血管疾患のリスクを減らせます。

脳ドック費用の目安まとめ

ここまで脳ドック費用について紹介してきました。
脳ドックの費用の目安や、脳ドックを受けた方がよい人について要点は以下の通りです。

  • 脳ドックの費用は、保険適用外の場合2〜5万円の検査費用がかかる
  • 脳ドックを安く受けるためには健康保険の助成金などを利用する
  • 脳血管疾患の死亡者数は、全死因の約7%と4番目に多い死因である

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
  • グループホーム展開
  • 介護付有料老人ホーム展開
  • 小規模多機能型居宅介護
  • その他介護事業所運営
  • 食事管理
  • 栄養提供
  • 福祉用具販売
  • 障がい者雇用

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