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ホットフラッシュのツボについて
ホットフラッシュは更年期障害の症状の1つです。
ホットフラッシュの発症率には年代によって差があります。
そもそもホットフラッシュとはどんな症状なのでしょうか?
ホットフラッシュにはどこのツボが効果的なのでしょうか?
本記事ではホットフラッシュのツボについて以下の点を中心にご紹介します。
- ホットフラッシュとは
- ホットフラッシュに効果的なツボとは
- ホットフラッシュのタイプとは
ホットフラッシュについて理解してもらうためにも参考にしていただければ幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
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ホットフラッシュとは
ホットフラッシュとは更年期障害の症状の1つです。
急に顔が熱くなったり汗が止まらなくなったりするのが特徴です。
めまいや吐き気などを伴うケースがあり、症状は数分間持続する傾向にあります。
ただし、長い場合は1時間以上症状が出るケースもあります。
ホットフラッシュはエストロゲンといわれる、女性ホルモンの減少をきっかけに起こります。
自律神経が乱れやすくなった結果、ホットフラッシュになりやすくなるわけです。
他にも、暖かい部屋でドライヤーを使用したことが原因になるケースもあります。
自律神経が乱れている状態で血管の収縮と拡張がうまく行われないと、ホットフラッシュが起こりやすくなります。
ホットフラッシュ改善のツボ
ホットフラッシュを改善するには、ツボを押すのが効果的です。
ここから、ホットフラッシュの改善に効果的なツボを具体的に解説します。
足のツボ
ホットフラッシュの改善には足にあるツボが効きます。
みなさんもぜひお試しください。
太衝
出典:OurAge【イライラや不眠に効果があるツボ 太衝(たいしょう)】
ホットフラッシュの改善には、太衝といわれるツボを押すと効果的です。
太衝とは、足の親指と人差し指の骨が交わる部分にあるツボのことです。
ツボを押す場合、ゆっくりと圧を掛けて数秒間キープしましょう。
ゆっくりと円を描くように刺激するのも効果的です。
三陰交
出典:救心製薬【冷えのツボ<三陰交>】
三陰交とは足首の内側にあるツボのことをいいます。
ツボを刺激する時は、親指か3本の指を使って円を描くように刺激する方法があります。
刺激せずに、さすったり温めたりするだけでもホットフラッシュ改善に効果的です。
月経痛や月経不順でお悩みの場合も、三陰交を刺激してみましょう。
湧泉
出典:わかさ生活【今日からはじめよう!美容ガイド】
湧泉とは、足の指を丸くした時に、一番凹む部分を言います。
生命力や生殖を司る大事なツボだと言われているのが特徴です。
ホットフラッシュの他にも、首のこりや下半身の疲れをとる効果が期待できます。
疲労感を感じている時などにも刺激すると効果的です。
手のツボ
手のツボを刺激すると、ホットフラッシュ改善に効果的です。
合谷
出典:妙蓮寺ゆう鍼灸院【ツボ「合谷」】
合谷とは、親指と人差指の付け根の部分にあるツボのことをいいます。
親指の腹を当てて、気持ちいいと感じる強さで刺激しましょう。
刺激する場合、逆の手の親指を使うのがポイントです。
大量の汗をかいている時に、効果が期待できます。
後谿
出典:TSUBONET【後谿】
後谿とは、手を握った時にできる小指の付け根周辺の膨らみです。
親指で強めに刺激すると効果的です。
全身から大量に汗をかいている場合に、後谿を刺激すると効果的です。
また、腰痛や頭痛などの症状がある場合にも刺激すると、改善できるケースがあります。
神門
出典:OurAge【精神不安、精神面をコントロールしてくれるツボ – 神門(しんもん)】
神門とは手首にあるツボで、体の緊張をほぐす効果があります。
ホットフラッシュの症状でお悩みの場合以外にも、刺激するといいでしょう。
特に、イライラやストレスが溜まっている時などに効果的です。
神門には不眠や便秘の改善効果もあるといわれています。
上半身のツボ
上半身のツボを刺激すると、ホットフラッシュの改善効果が期待できます。
屋翳
出典:SUN鍼灸整骨院【今日のひとツボ☆屋翳(おくえい)】
屋翳とは、乳頭の5cmくらい上にあるツボのことです。
後述する大包と同時に刺激すると、ホットフラッシュ改善効果がさらに高まります。
脇汗や顔の汗を止めたい時に、優しく刺激しましょう。
中指や人差し指を使い、2分から3分程度ソフトに刺激するのがポイントです。
大包
出典:SUN鍼灸整骨院【今日のひとツボ☆~大包~】
大包とは、脇の下3cm辺りにあるツボです。
顔や脇など上半身の汗を止めたい場合に、特に効果的になります。
大包を刺激する場合、中指を使って2分から3分ほどゆっくり押さえましょう。
舞妓さんが汗をかきにくいのは、着物で大包を刺激しているからだともいわれます。
百会
出典:後藤はりきゅう整骨院【百会(ひゃくえ)のツボへアプローチ】
百会とは、頭頂部にあるツボです。
両方の耳の穴を結んだ線と、顔の中心を通る線が交わる部分が百会になります。
特に、頭や顔などの症状の緩和に効果的です。
顔に大量の汗をかいた時などにツボを優しく刺激しましょう。
ホットフラッシュのタイプ
ホットフラッシュは、大きく分けると2つのタイプに分けられます。
ここから、ホットフラッシュのタイプについて具体的に解説します。
熱タイプ
ホットフラッシュの1つ目のタイプは、熱タイプです。
熱タイプの方は、更年期障害の原因である腎精の消耗の早い点が特徴になります。
具体的な特徴は下記のとおりです。
- 肌や髪の毛が乾燥している
- 痩せている
- 便秘がちである
- せっかちである
- イライラしやすい
上記のように、熱タイプには痩せていてせっかちな方が当てはまる傾向にあります。
冷タイプ
ホットフラッシュのもう一つのタイプは、冷タイプです。
熱タイプの方よりも、冷タイプの方は腎精の消耗がゆっくり進む傾向にあります。
冷タイプの方の特徴は、具体的に下記のとおりです。
- むくみやすい
- 冷え性
- 下痢しやすい
- 動きが遅い
- 落ち込みやすい
上記のように、冷タイプの方は落ち込みやすく動きの鈍い点が特徴です。
ホットフラッシュのある人の動向
ホットフラッシュの症状のある方の割合は、年代によっても変わってきます。
ここから、ホットフラッシュの症状のある方の割合などを詳しく紹介します。
更年期障害でほてりや汗の症状がある人
更年期障害で顔のほてりや汗などの症状がある方は、各年代で一定数いるのが特徴です。
厚生労働省の調査によって判明しています。
50歳から59歳で症状があると応えた方の割合は、具体的に下記のとおりです。
【顔がほてると回答した方の割合】
- 症状がない:62.8%
- 軽度の症状がある:22.5%
- 症状がある:14.7%
【汗をかきやすいと回答した方の割合】
- 症状がない:54.4%
- 軽度の症状がある:21.1%
- 症状がある:24.5%
上記の通り、約4割の方が顔のほてりや汗などの症状があると感じていると分かります。
出典:厚生労働省【「更年期症状・障害に関する意識調査」基本集計結果】
更年期障害の症状で医療機関に行かない理由
更年期障害の症状があっても、医療機関に行かない人は一定数います。
厚生労働省が50歳から59歳の方を対象に行った調査で判明しました。
特に多くあげられた理由は、具体的に下記の通りです。
- 行くほどのことではない:70.2%
- 我慢できるから:17.7%
上記のように、行くほどの症状ではない点を理由に上げた方が多いことが分かります。
中でも、行くほどのことではないと回答した方の割合は、前世代の中でトップでした。
理由として、「病院に行くのが面倒くさい」「このくらい大丈夫だろう」と考えている方が多いと考えられます。
出典:厚生労働省【「更年期症状・障害に関する意識調査」基本集計結果】
更年期症状緩和のためにやったこと
更年期症状の緩和のために実践している内容は、人によってさまざまです。
厚生労働省が50歳から59歳の方に向けて行った調査の結果で判明しています。
ここでは、特に割合の多かった上位5つを紹介します。
症状の対策方法 | 割合 |
ストレスを溜めないように心がける | 22% |
食事内容・栄養バランスに気をつけている | 18.7% |
運動(ヨガなどを含む)をする | 16.7% |
サプリメントを摂取する | 13.7% |
医療機関で処方された薬の服用 | 13.6% |
出典:厚生労働省【「更年期症状・障害に関する意識調査」基本集計結果】
上記のとおり、食事の改善や運動などいろいろな対策を行っているのが分かります。
食事や運動などで改善できなかった場合に医療機関を頼っているようです。
ホットフラッシュのツボまとめ
ここまでホットフラッシュのツボについてお伝えしてきました。
ホットフラッシュのツボについての要点をまとめると、以下のとおりです。
- ホットフラッシュとは更年期障害の代表的な症状
- ホットフラッシュに効果的なツボとは足や手、上半身など体全体に広がっているのが特徴
- ホットフラッシュのタイプとは熱タイプと冷タイプに大きく分けられ、それぞれ特徴が異なる
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。