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健達ねっと>健康お役立ち記事>目の病気>ドライアイになる原因から改善策まで気になる情報を徹底解説!!

ドライアイになる原因から改善策まで気になる情報を徹底解説!!

コンタクトレンズの使用やパソコン作業でドライアイに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
ドライアイは、乾燥、痛み、目がゴロゴロするなどの症状があらわれます。

ドライアイになる原因にはどのようなものがあるのでしょうか?
ドライアイの治療方法にはどんなものがあるのでしょうか?

本記事では、ドライアイについて以下の点を中心にご紹介します。

  • ドライアイの症状とは
  • ドライアイの原因について
  • ドライアイの治療方法とは

ドライアイについて理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

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ドライアイとは何か?

ドライアイとは、涙が均一に行き渡らなくなる病気です。
目を保護するために必要な涙液の量が不足することで発症します。
また、涙の質のバランスが崩れることでも起こる病気です。

高齢化、エアコンの使用、パソコンやスマートフォンの長時間の使用などの原因があります。
近年、ドライアイは増加傾向にあります。

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ドライアイはどんな症状が出現するのか?

ドライアイの代表的な症状には、目の乾きがあります。
そのほか、目がゴロゴロする、痛みやしみるなどの症状がみられます。
順番にドライアイの症状についてみていきましょう。

流涙・涙目

ドライアイの症状の1つに涙目があります。
角膜表面の涙液が不足すると、一時的に大量の涙液が作られます。

しかし、分泌された涙液は角膜表面に残ることなく、排出されます。

痛み・しみる感じ

ドライアイの症状には、目の痛みやしみる感じがあります。
ドライアイは、目の表面を守るために必要な涙の量が不足することで起こります。
痛みやしみる感じがみられたら、涙の質が低下して蒸発しやすくなっている可能性があります。

頭痛

ドライアイは目の症状だけでなく、頭痛の原因にもなります。

これは、肩こりや疲労などにより眼精疲労が起こっているためと考えられます。
その結果、眼精疲労が起こるとストレスにつながり、頭痛が起こるとされています。

異物感

目の表面の涙が少ないと、まばたきをするときに目とまぶたの間の摩擦が大きくなります。
そのため、目がゴロゴロするなどの異物感を感じることがあります。

乾燥

普段は涙が絶えず分泌されているため、目はうるおいを保っています。
しかし、涙の量が減ったり、涙の質が変わったりすると、目の乾燥を感じるようになります。

パソコン作業や長時間のゲームなどでまばたきの回数が減り、ドライアイにつながるのです。

かゆみ

目のかゆみは、ドライアイの症状でもみられます。
目のかゆみは、花粉層やアレルギー性結膜炎の症状でよくみられます。

しかし、かゆみや充血、異物感などもドライアイの症状です。

視力低下

ドライアイの症状には、視力低下があらわれます。
視力検査による瞬間的な視力ではなく、実際の日常生活における視力低下のことです。

ドライアイによって近視になるわけではなく、視力が低下したように感じるとされています。

ドライアイの原因は乾燥だけではない!

ドライアイの原因は、乾燥だと思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、ドライアイはさまざまな原因によって発症します。
順番にドライアイの原因について紹介します。

コンタクトレンズの無理な使い方

コンタクトレンズには、ハードレンズとソフトレンズの2種類があります。
水分を含んだソフトレンズの方が、ドライアイのリスクが高いといわれています。

ソフトレンズはレンズが乾燥すると、涙を吸収して失われた水分を補う性質があるのです。
ですのでドライアイが気になる方は、コンタクトレンズを選ぶ際に水分量に注意しましょう。

また、コンタクトレンズが汚れたまま装用すると、目を傷つける原因になります。
さらに、耐用年数が過ぎた後も使い続けると、涙のバランスを崩す可能性が高くなります。

ドライアイの症状がある方は、コンタクトレンズの使用を控えて眼科を受診しましょう。
なお、コンタクトレンズは高度医療機器なので、定期的に眼科を受診することをおすすめします。

パソコンやスマートフォンの長時間使用

パソコンやスマートフォンを使用する方の増加も、ドライアイ増加の一因といわれています。
目の表面の涙は、まばたきによって目全体に広がります。

しかし、画面をみる作業は、まばたきの回数が通常の約1/4に減るといわれています。
その結果、涙が目全体に広がらず、乾燥の原因になるのです。

パソコンやスマートフォンの長時間使用は、ドライアイが疑われる割合は非常に高くなります。

屈折矯正手術の既往がある

屈折矯正手術は、多くの場合レーザーで角膜の表面を削るか切開する手術です。
屈折矯正手術で角膜を削った後、相当数の方がドライアイを発症することが確認されています。

これはフラップを作ってレーザーを当てることによって、神経が損傷を受けるためと考えられています。

屈折矯正手術を受けた方は、定期的に眼科を受診して経過観察することが大切です。

年齢による機能低下

ドライアイの原因の1つに加齢があります。
目の表面は涙で覆われており、目はうるおいを保っています。
しかし、加齢により涙が十分に分泌されず、乾燥しやすくなってしまうのです。

涙は油・水・ムチンの3つの成分からなっています。
年齢とともに分泌される油の量が減少したり、油の質が低下したりします。
涙の量が減り、涙の質が低下して蒸発しやすくなることが、ドライアイの原因です。

年齢による涙の機能低下を感じたら、早めに眼科を受診しましょう。

ドライアイに最も効果的な治し方

ドライアイに最も効果的な治し方には、次のようなものがあります。

  • こまめに休憩をはさむ
  • 眼鏡・コンタクトレンズの度数を近見用に調整する
  • 意識的に瞬きの回数を増やす
  • 加湿器を使用する
  • 市販の目薬を使用する
  • 病院で診断してもらう

それぞれみていきましょう。

こまめに休憩をはさむ

パソコン作業で画面をみている場合、1時間ごとに15分間目を休ませましょう。
蒸しタオルをまぶたにあてて休憩するのも効果的です。
まぶたに蒸しタオルを乗せる時間は、約10分にしましょう。

眼鏡・コンタクトレンズの度数を近見用に調整する

メガネやコンタクト レンズの度数が正しくない場合、近見用に調整しましょう。
度数が合っていないと、パソコンの画面や近くのものをみるときに目が疲れやすくなります。

目の疲れを防ぐためには、パソコン用のメガネ・コンタクトレンズの装用がおすすめです。
乾きに強いコンタクトレンズの種類には、シリコーンハイドロゲル素材のソフトコンタクトレンズがあります。

意識的に瞬きの回数を増やす

パソコンやスマホに集中しすぎると、まばたきが少なくなってしまいます。
まばたきの回数が減ってしまうため、意識してまばたきの回数を増やしましょう。

また、上目使いでパソコンを使用している方は注意が必要です。
上目使いでのパソコンの使用は、瞼が完全に閉じていないまばたき不全が起きている場合があります。

まばたき不全を防ぐため、目の高さより下になるようにコンピューターの画面を配置します。
まばたき不全への対策として、意識的にまぶたを閉じることで、まばたきが正常に戻るでしょう。

加湿器を使用する

加湿器を使用するか、エアコンの設定を調整して、室内の湿度を維持することも有効です。
さらに、エアコンの風が顔に直接当たらないように作業環境を整えましょう。

市販の目薬を使用する

ドライアイの症状が軽い場合は、市販の目薬が役立つことがあります。
目の潤いを保つ効果のあるコンドロイチンやヒアルロン酸ナトリウムを配合した目薬を選びましょう。

ただし、コンタクトレンズを使用している方は、目薬の成分がレンズを傷つける可能性があります。
眼科を受診して、コンタクトレンズ使用時でも点眼できる目薬を処方してもらいましょう。

病院で診断してもらう

ドライアイは、さまざまな要因で涙液が不安定になります。
症状や原因は多岐にわたり、一時的な不快との区別がつきにくい場合があります。
そのため、正しい診断と治療をしてもらうために眼科を受診しましょう。

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ドライアイの診断に用いられる検査は?

ドライアイの診断では、必要に応じて検査するのが一般的です。
検査方法はいくつかありますが、いずれも短時間で済み、痛みもないとされています。
ここからは、主な検査方法についてみていきましょう。

生体染色検査

目の表面の状態を確認するために、眼球の表面を調べます。
眼球の表面をフルオレセイン(黄色い染色液)で染色します。
染色後、スリットランプという顕微鏡で調べる方法です。

角膜や結膜に傷がある場合、傷がある部分が染色されてみえます。

シルマーテスト

シルマーテストは涙の量を測る一般的な検査です。
まぶたの端に専用のろ紙を置き、5分間でどのくらいの涙が染み込むかを測定します。

BUT検査

フルオレセインを点眼し、涙液層の破壊時間 (BUT) を測定します。
正常な方は、瞬きを10秒間ガマンしても涙液層は壊れません。

しかし、ドライアイで涙の質が悪い方では、涙液層が5秒以内に壊れることが多いとされています。
多くの場合で、BUT検査と生体染色顕微鏡検査を同時に実施します。

薬の使い方

病院でのドライアイの治療法は?

ドライアイのほとんどの症例は、治療が全く不要な完治の段階には達しません。
治療と生活習慣によって症状を軽減しながら、うまく管理することが重要です。
ここからは、ドライアイの治療法について紹介します。

点眼薬の処方

涙液の粘性成分の分泌を促進する成分や涙に近い成分の目薬などを使用します。
点眼薬の使用により、目の表面に水分補給して、角膜の傷を治していきます。
また、ドライアイの状態によっては、異なる効果を持つ目薬を組み合わせる場合もあります。

涙点プラグ

点眼薬で十分な効果が得られない場合は、涙点プラグで治療します。
涙点とは涙の排出口のことです。
涙点にプラグを入れて塞ぐことで、目の乾燥を予防できるのです。

通常は硬性のプラグを使用しますが、プラグによる異物感が生じることもあります。
そのため、コラーゲンプラグという他の粘性物質で涙点を埋める方法も行うこともあります。

キープティア

キープティアとは、涙点を体温で硬化するコラーゲンで塞ぐ治療です。
キープティアは、涙点プラグよりも違和感が抑えられるとされています。

また、涙点プラグと同様に、外側からはほとんどみえません。

ドライアイは冬に悪化しやすい

冬は空気が乾燥するしエアコンも使うため、肌だけでなく目も乾燥しやすくなります。
また、在宅勤務するサラリーマンやタブレットで勉強する学生が増えています。
在宅勤務やタブレット学習が増えた結果、モニターをみる時間は年齢層に関係なく増えているのです。

特に冬は寒さ​​で外出を控え、自宅で映画やドラマを観る方も多いのではないでしょうか。
スマホをみる方は、パソコンやタブレットよりもドライアイになりやすいかもしれません。

スマホはテレビやパソコンの画面よりも画面が小さいです。
小さい画面を集中してみることで、まばたきが減ってしまいます。
ドライアイの症状がひどくなる前に眼科を受診し、適切な治療を受けてください。

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ドライアイに関するまとめ

ここまで、ドライアイに関する情報を中心にお伝えしました。

ドライアイについての要点を以下にまとめます。

  • ドライアイの症状は、流涙・涙目、痛み・しみる感じ、頭痛、異物感など
  • ドライアイの原因は、コンタクトレンズの無理な使用、パソコン・スマートフォンの長時間使用
  • ドライアイの治療方法は、こまめな休憩、眼鏡・コンタクトレンズの度数調整など

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
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