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頭痛が続くことについて
頭痛が続くとき、何か重篤な病気ではないかと不安になることはありませんか。
病院に行くタイミングも迷ってしまいます。
頭痛が続くときの病院に行くタイミングや対処法などを知っておくと安心です。
本記事では頭痛が続くことについて以下の点を中心にご紹介します。
- 頭痛が続く原因とは
- 頭痛とコロナ後遺症の関係とは
- 病院に行く目安とは
頭痛が続くことについて理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
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頭痛が続く原因はなに?
頭痛が続くと、心配になるものです。
頭痛の原因には、さまざまなものがあります。
ストレスによって頭痛を繰り返している
頭痛が1週間以上続く場合は、ストレスを疑いましょう。
ストレスは自律神経の乱れ、脳機能の低下など、さまざまな体調不良に影響します。
ストレスが長く続くことで、自律神経失調症を発症することもあります。
自律神経失調症による頭痛の特徴は、以下のようなものがあります。
- 脈打つような痛み
- 頭が重いような痛み
こめかみや後頭部に起こる傾向があります。
頭痛以外に目立った症状がない場合、ストレスが原因かもしれません。
慢性緊張型頭痛の可能性がある
慢性的に頭痛が続く場合は、慢性緊張型頭痛の可能性があります。
慢性緊張型頭痛は、首や肩の筋肉が緊張し続けることによって起こる頭痛のことです。
頭が締め付けられるような痛み、圧迫されるような痛みがあります。
後頭部の両側や目の奥などに痛みが起こります。
慢性緊張型頭痛の原因には、以下のようなものがあります。
- 長時間のデスクワーク
- 睡眠中の姿勢
- 慢性的な首こりや肩こり
とくに、パソコンで1日中作業をしている人に多い頭痛です。
片頭痛になっている可能性がある
月に1、2回、あるいは数カ月に1回の頻度で頭痛が続く場合、片頭痛かもしれません。
圧倒的に女性に多い頭痛といっていいでしょう。
片頭痛の特徴は、頭の片側が脈打つような痛みがあることです。
ときに、生活に支障が出るほど激しい痛みを感じることもあります。
片頭痛の原因は、はっきりとはわかっていません。
頭部の血管が何らかの要因で拡張し、血液の流入が急激に起こるからという説もあります。
天気や気圧、光や音の刺激、生理前後、ストレスなど、トリガーはさまざまです。
他の病気によって頭痛が続いている可能性がある
注意したいのが、ほかの病気によって頭痛が続いていることです。
いつもの片頭痛だと思っていたら、実はくも膜下出血だったというケースもあります。
そのほかにも、
- 脳腫瘍
- 脳出血
- 脳炎
など、命に関わる病気が引き起こす頭痛もあります。
慢性的な頭痛を持っている人でも、いつもと違う場所、いつもと違う痛みを感じたら病院で検査をしましょう。
頭痛が続く事とコロナは関係ある?
変異を続ける新型コロナですが、その症状は多岐にわたります。
とくに、問題になっているのが後遺症です。
頭痛も新型コロナの後遺症の1つとされています。
コロナの初期症状の1つに頭痛がある
新型コロナの変異株のなかでも、とくにオミクロン株では頭痛が特徴だといわれてます。
オミクロン株は、味覚障害や嗅覚障害は非常に少ない傾向にあります。
しかし、陽性者の65%が頭痛があるという報告もあります。
コロナの後遺症で長引く可能性がある
新型コロナの初期症状に多いのが頭痛です。
そして、その頭痛が続くという後遺症も多い傾向にあります。
後遺症で頭痛が続く人の特徴として、頭痛の既往歴のある人が多いという点です。
また、今までの頭痛とは異なり、突然強烈な痛みを感じるという特徴もあります。
コロナの後遺症の場合1年以上かかる可能性がある
新型コロナの感染をきっかけに、頭痛が続くという人もいます。
長いと、1年以上も頭痛の後遺症で悩む人もいます。
急性期に頭痛がひどかった人ほど後遺症からの回復が遅れ、症状が長引く傾向があります。
ただしコロナが関係のない頭痛の可能性もある
人々は、新型コロナに対して非常にナーバスになっています。
新型コロナに感染して頭痛が続くような場合、後遺症と思い込んでしまいます。
しかし、今抱えている頭痛は、新型コロナの後遺症ではないかもしれません。
頭痛の原因は、非常にたくさんあるからです。
後遺症だと思っていた頭痛が、まったく違った原因で引き起こされている可能性もあります。
自己判断で結論づけるのではなく、医療機関で検査をしてもらうことが大切です。
頭痛が続くときの病院に行く目安
発熱や全身の症状がなく、頭痛だけが続くとき、病院に行くかどうか迷ってしまいます。
とくに慢性的な頭痛で「自分は頭痛持ちだから」と思いがちな人は要注意です。
頭痛が続くときに、病院に行った方がいい症状にはどのようなものがあるのでしょうか。
激しい激痛がある
くも膜下出血を起こした人に共通する症状が、今までに経験したことのない激痛です。
くも膜は、脳を覆ってくもの巣のように広がる膜です。
脳の太い血管にある脳動脈瘤が破裂し、くも膜の下に血液がたまっている状態です。
突然激しい頭痛が起こって、意識を失います。
命の危険が高いので、すぐに救急車を呼ぶなどして、病院に急ぐことが大切です。
吐き気や意識障害がある
頭痛とともに吐き気や意識障害がある場合は、脳出血の可能性が高くなります。
脳出血は、脳内の細い血管が破れて出血する病気です。
脳出血は、出血を起こしている場所によって症状は異なりますが、以下のような症状があらわれます。
- 吐き気
- めまい
- 言葉が出にくい
- 手足のしびれがある
- 意識障害がある
長い期間頭痛が続いている
長期間頭痛が続いている場合、一度病院で精密検査を受けた方がいいでしょう。
なかには、脳腫瘍といった原因もあります。
脳腫瘍は、数週間、数カ月、数年かけて徐々に大きくなっていきます。
腫瘍が大きくなるにつれて、頭痛の度合いが変わってきます。
また、腫瘍のできた場所によって、症状も違います。
脳腫瘍が進行して、明らかな症状が出てきてからでは、手遅れになる可能性もあります。
長い期間頭痛が続くようであれば、病院で診てもらいましょう。
頭痛と一緒にうなじから首に硬直を感じる
髄膜炎は、頭痛を伴い、さらに発熱と首が動かしにくくなる硬直を感じます。
髄膜炎は、非常に怖い感染症で、致死率の高い病気です。
感染者から飛沫感染によって細菌が入り、血中から髄膜にまで達して炎症を起こします。
全身に細菌感染が及んでしまうと、急激に症状が悪化することがあります。
頭をぶつけたときの頭痛はどれぐらい続く?
頭をぶつけたとき、頭痛が続くことがあります。
どれくらい様子を見て、病院に行くかどうかを判断したらいいのでしょう。
大きな異常がなくても頭の中で出血している可能性もある
頭をぶつけてしばらくして、頭痛が治まった場合には、一過性であることがほとんどです。
そのまま安静にして、様子を見ましょう。
頭をぶつけて24時間経っても頭痛が治まらない、時間とともにひどくなっていく。
このような場合は、頭の中で内出血、頭蓋骨骨折が起こっている可能性があります。
すぐに病院に行って精密検査を受けましょう。
気になる場合は時間を気にせず病院へ行く
頭をぶつけた場合、急に容態が変わることもあります。
吐き気、意識障害などに関わらず、少しでも気になることがあれば、夜間であっても病院に行くようにしましょう。
頭痛が続く期間や時間で疑う頭痛の種類
頭痛が続く症状では、頭痛の期間や時間である程度分かる原因があります。
ただし、あくまでも目安となります。
72時間未満
頭痛が続くのが72時間未満であれば、片頭痛を疑いましょう。
片頭痛は、数時間で治まることもあれば、最長で3日間続くこともあります。
頻度や時間は個人によって、あるいはそのときの体調や環境によって違ってきます。
頻度としては、多い人で1週間に1回と周期的に頭痛が起こります。
1週間
頭痛が1週間続くようなら、ストレスからくる自律神経失調症が原因かもしれません。
交感神経と副交感神経のバランスが乱れているために起こる頭痛です。
まずは、ストレス源から離れる、あるいはストレス解消をするという方法をとります。
また、1週間以上頭痛が続く場合には、なんらかの病気が潜んでいる可能性もあります。
頭痛の原因は、さまざまです。
1週間以上頭痛が続くようであれば、病院を受診しましょう。
数か月~1年以上
頭痛が数カ月〜1年以上続くようであれば、慢性緊張型頭痛の可能性があります。
慢性緊張型頭痛の原因は、以下のようなものがあります。
- 首肩の筋肉のコリ
- 眼精疲労
長時間同じ姿勢で作業をすることで、起こることが多い症状です。
たとえば、プログラマーなどIT関係の仕事をしている方、長時間スマホを見ている方などです。
頭痛が続くときの改善方法
頭痛が続くときにおすすめの改善方法がいくつかあります。
いくつかトライしてみて、自分の頭痛に合った改善方法を見つけ出しましょう。
血流をよくする
慢性緊張型頭痛の原因は、血行が悪いことです。
血行が悪くなり、首や肩の筋肉が硬直している状態です。
そのため、血流をよくしましょう。
首や肩を温める
蒸しタオルや温めのお風呂で半身浴などして、首や肩を温めましょう。
入浴中に両手を首の後ろに組んで首を温めると、首周辺の筋肉の緊張を緩めることができます。
冬はもちろん、夏でもエアコンで寒いと感じたら、首回りにスカーフを巻くなどするといいでしょう。
日常的に運動をする
慢性緊張型頭痛の原因は、同じ姿勢を長時間続けていることです。
じっとしていることによって頭痛が出やすくなるので、適度な運動で筋肉をほぐしましょう。
運動の中でも、おすすめは水泳です。
水中では、浮遊力によって頭や体重の負荷をかけずに運動することができます。
無理することなく、首や肩周りの筋肉をほぐすことができます。
筋肉のコリをほぐす
筋肉のコリをほぐすためには、普段の姿勢やストレッチも効果があります。
同じ姿勢を続けない
首や肩がこってしまうのは、同じ姿勢を続けているからです。
デスクワークなら、1時間に1回、5分程度の休憩を入れるようにしましょう。
休憩中は、歩き回ったり、立ち上がって伸びをするといいでしょう。
また、座っているときの姿勢も大切です。
猫背にならないように背筋をまっすぐに伸ばし、あごを引いた姿勢を意識しましょう。
脚を組む習慣のある人は、癖を直すことができます。
ストレッチをする
首や肩の筋肉をほぐすため、ストレッチがおすすめです。
後頸筋群のストレッチができる腕振り体操や僧帽筋のストレッチができる肩回し体操がおすすめです。
仕事の合間でも簡単にできる運動です。
首や肩が凝ったなと感じたら、いつでもどこでもできます。
薬を使いすぎていないか見直す
頭痛がひどいときには、薬に頼ることも大切です。
しかし、過度に薬を乱用すると、かえって頭痛の原因となります。
頭痛薬を1ヶ月に10日以上、3ヶ月以上服用を続けている場合は、頭痛薬による頭痛リスクが高まります。
頭痛薬によって頭痛が起こると、痛みを抑えようとしてさらに頭痛薬を飲みます。
その結果、頭痛の重症化という悪循環に陥ってしまいます。
頭痛薬は、適切に服用しましょう。
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頭痛が続くときは我慢をせずに対処が大事
頭痛は女性に多い症状です。
ほとんどの場合、重度の病気であることはまれですが、自己判断は禁物です。
頭痛が続く場合には、一度病気があるかないかを検査してもらいましょう。
頭痛が続く原因としては、慢性緊張型頭痛であることがほとんどです。
我慢していればよくなると無理をしてしまうと、かえってストレスで頭痛が悪化してしまうこともあります。
慢性緊張型頭痛の原因は、筋肉疲労です。
我慢すればするほど、症状は悪化してしまいます。
頭痛が起こりそうだ、あるいは痛みがひどくなりそうだという場合には、すぐに頭痛薬を飲むことも必要です。
出典:厚生労働省研究班監修【頭痛 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ】
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頭痛が続くのまとめ
ここまで頭痛が続くことについてを紹介してきました。
頭痛が続くことについての要点を以下にまとめます。
- 頭痛が続く原因は、ストレス、片頭痛、慢性緊張型頭痛など
- コロナ後遺症による頭痛は、長引く可能性もある
- 病院に行く目安とは、激しい痛み、吐き気、長期間の頭痛など
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。