ピラティスを指導するインストラクターには、様々な資格があります。
資格取得のため、スクールに通ったり試験料などの費用がかかったりします。
では具体的にピラティスの資格取得にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか?
本記事では、ピラティスの費用について以下の点を中心にご紹介します。
- ピラティス指導の資格区別
- ピラティス資格取得にかかる費用相場
- おすすめのピラティススクール紹介
ピラティスの費用について理解するためにも参考にしていただければ幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
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ピラティスとは
ピラティスはドイツ人看護師ジョセフ・ピラティスが考案したエクササイズです。
第一次世界大戦で負傷した兵士のために、自ら開発したのです。
ピラティス自身様々な病気を患っており、病弱な身体を克服するために治療法を研究していました。
その治療法がピラティスの元になったといわれています。
ピラティスは身体のストレッチ・筋力低下・バランス強化が目的です。
身体を安定させ、ストレス解消や疲労回復や痛みを軽減させるなど様々な効果があります。
全身を動かす運動であるため、指導者の元で正しい身体の動かし方を学ぶことが重要です。
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ピラティスの資格には何がある?
ピラティス指導資格には様々な資格が存在します。
それぞれの資格について詳しく解説していくため、ぜひ参考にしてみてください。
ピラティスの指導資格は民間資格
ピラティスの指導資格は国家資格ではなく、全て民間資格に該当します。
そのため国家資格のように実習の必要性など受験資格はなく誰でも受けることが可能です。
もちろん国家資格である理学療法士や作業療法士の方でも取得することが可能です。
既に資格を持っているという方でもピラティスの資格取得でさらに幅を広げられます。
ピラティス資格はスクールに通うものからオンラインで完結するものなどもあります。
ピラティスの資格は非常に数が多いため、自分の目的に合わせて選択することがおすすめです。
ピラティスの種類による資格の区分
ピラティスの種類は主に「マットピラティス」と「マシンピラティス」の2つです。
マットピラティスはマットのみを使用するため、自宅でも行えます。
マシンピラティスは専用器具を用いて、施設で行うピラティスです。
2つのピラティスでやり方が少し異なるため、資格も異なります。
もちろん2つのピラティス両方とも指導できる資格もあります。
以下の項目で詳しく解説するため、ぜひご覧ください。
マットピラティスのみの資格
マットピラティスはマットがあれば行えるトレーニングであるため、導入するスクールが多いです。
そのためマットピラティスのみの資格は需要が高いです。
ピラティスの歴史から身体構造、呼吸法といったトレーニングに関わるものまで満遍なく学習します。
資格取得のためには、およそ36時間分の学習と実践が必要です。
中間試験や修了試験があります。
マシンピラティスのみの資格
ピラティスマシンは費用が高価であったため、導入する施設がそこまで多くありませんでした。
しかしマシンが以前より安価で導入する施設も多くなってきています。
そのためマシンピラティスのみの資格も需要が高くなってきていると考えられます。
マシンピラティスのみの資格取得は、主にマシンの概要と使い方、身体の構造について学びます。
資格取得のためには、およそ72時間分の学習と実践が必要です。
中間試験や修了試験があります。
マットとマシン両方|コンプリヘンシブ資格
マットとマシン両方指導できる「コンプリヘンシブ」資格というものもあります。
資格取得のための学習時間が増えますが、指導の幅が広がるためおすすめの資格です。
マット・マシンピラティスの資格取得は、主にマシンの概要と使い方、身体の構造・マットピラティスについて学びます。
資格取得のためには、およそ108時間分の学習と実践が必要です。
マットとマシン両方合わせた時間が必要となります。
中間試験や修了試験があります。
団体別の資格区分
前述の通りピラティス指導資格は、国家資格ではありません。
民間資格であるため、様々な団体がピラティス資格を設けています。
代表的なものは5つです。
団体によって資格取得に必要な知識や特徴が異なります。
それぞれの特徴を理解したうえで、自分に合う資格を選ぶことが重要です。
以下の項目でそれぞれの資格について詳しく解説していきます。
PHI pilates
PHI pilatesはピラティス考案者ジョセフピラティス氏の継承団体です。
理学療法士で大学教授のクリスティン・ロマ二・ルビィ氏が発足しました。
PHI pilatesは姿勢矯正の面で効果があると学術的に証明されているエクササイズを展開しています。
姿勢矯正だけでなく、肩こりや腰痛など身体の痛みにも有効なトレーニングです。
実際にアスリートのトレーニング現場で用いられています。
目的としては、怪我からのリハビリや怪我予防など様々です。
日本支部のPHI pilates Japanが運営しているPHI pilates Japanという資格もあります。
basi pilates
basi pilatesは1989年にラエル・イサコウィッツによって作られた団体です。
南カリフォルニアとニューポートビーチに本部があります。
アメリカだけでなく、世界30か国に支部を構える世界最大級の団体です。
ピラティストレーナーのため、教育・就職の斡旋など活動は多岐に渡ります。
basi pilatesの最大の特徴は、無駄のない動きです。
設立者のラエル氏は、自らも25年以上のピラティス経験があります。
経験則だけでなく、科学的な見地が加えられた従来とは異なったユニークなピラティスです。
Peak Pilates
Peak PilatesはアメリカのMad Dogg Athleticsが考案したピラティスです。
アメリカには多くのピラティス団体がありますが、中心的な存在になります。
一般人からトップアスリート、芸能人など幅広い業種の人々に利用されているトレーニングです。
Peak Pilatesは最高品質のピラティスを顧客に提供することを目的としています。
トレーナーの養成に力を入れており、業界としても高い評価を受けています。
教える内容というより伝え方を重視していることがPeak Pilatesの特徴です。
資格取得までの時間が他のピラティスよりかかることも特徴になります。
国際ボディメンテナンス協会(IBMA)
国際ボディメンテナンス協会は、ボディメンテナンスに特化した団体です。
人の身体は1人1人様々であるため、広い視野を持ってアプローチするということが特徴になります。
国際ボディメンテナンス協会はピラティスだけでなく、ヨガの指導資格も設けているのです。
ピラティスの歴史から8つの方族など基本概念をまず学習していきます。
呼吸法やポーズを学んでいく中で何に効いているかなども含めて理論的に進めていきます。
また生徒同士が身体を触れ合いながら、実践的に行っていくことも特徴の1つです。
日本ピラティス指導者協会(JAPICA)
日本ピラティス指導者協会は、多くの職種のメンバーが集結して作られた団体になります。
メンバーの職種は以下の通りです。
- 医学博士
- スポーツドクター
- 理学療法士
- 針灸師
- 柔道整復師
- アスレティックトレーナー
- メンタルトレーニング指導士
- オリンピックメダリスト
スポーツから医学、心理まで多くの業界からの経験と実績豊富なメンバーから構成されています。
日本ピラティス指導者協会が提供するピラティスは姿勢矯正やスポーツ障害、腰痛などにも有効です。
また受講生のレベルに合わせて段階的に学習していけることが特徴になります。
ピラティスの資格取得にかかる費用相場
ここではピラティスの資格を取得するためにかかる費用について解説していきます。
またスクール費用だけでなく、テキスト代などその他の費用についてもお伝えします。
なお主催団体によって、受講費用に含まれているものが異なるため注意が必要です。
資格取得をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
ピラティススクールの受講費用
ピラティスの資格取得にかかる費用の大部分を占めているのが、スクールの受講費用です。
ピラティススクールの受講費用相場は、マットピラティス資格のみの場合、約20万円になります。
主催団体によって学習内容や時間が異なるため、費用には幅があります。
マシンピラティスのみの資格は、30万円ほどが費用相場です。
マットピラティス資格を持っていることを受講要件とすることも多いです。
入会金
入学金の費用相場は、1万円〜5万円ほどになります。
入学金を設けていないというスクールも少なくありません。
また既に会員である方は、入会金がかからないというスクールもあります。
スクールによって入学金の対応は異なります。
スクールに通う前にしっかり調べておくことが必要です。
テキスト代
テキスト代に関しては、ピラティススクールの受講費用に含まれていることが多いです。
しかし別途試験対策としてのコースが用意されているスクールも少なくありません。
試験対策コースの費用相場は、5万円〜8万円程になります。
学習を進めていくためのテキストや問題集などが含まれています。
試験対策が不安であったり勉強が苦手な方は、追加でコースを受けることもおすすめです。
スクールのオプション費用
別途オプションが必要であるというスクールは少ないです。
ほとんどの場合、テキスト代など諸々の費用は全て受講費用に含まれています。
含まれてない費用としては、資格の更新費用です。
これはオプションというよりは、トレーナーを続けていくために必要不可欠なものとなります。
更新費用はおよそ1万1,000円であることが多いです。
ピラティストレーナーとして活動していきたい方は、更新費用も見ておくことをおすすめします。
通学にかかる交通費
通学にかかる費用は、受けるコースによって異なります。
異なる理由は、コースによって通う日数が異なるためです。
マットピラティスの場合、最短2日間で終わるものもあり、交通費は2千円ほどで済むでしょう。
マシンピラティスの場合は、12日間ほど通学する必要があります。
交通費は1万円〜1万2千円ほど必要です。
マット・マシンピラティス両方の場合は、半月ほど通学する必要があります。
交通費の費用としては、1万円〜1万5千円ほどかかるでしょう。
オンラインであればネット環境の整備費
全てオンラインで完結するコースやハイブリッドコースを選んだ場合、ネット環境の整備費もかかります。
費用は講座をどのような形で受けることになるのかによって異なります。
講座を動画形式で視聴するだけの場合、スマホで完結するため費用はかかりません。
講座をZOOMなどの形式で視聴する場合は、整備費が必要です。
費用は5,000円〜1万円ほどでしょう。
音を聴くためのイヤホンや顔を映すためのWEBカメラが必要となります。
ノートパソコンやスマートフォン等でスピーカーやカメラが内蔵されている場合は、必要ありません。
認定試験の受験料
ピラティス認定試験の受験料はおよそ5,000円〜1万円です。
認定試験の受験料も受ける団体によって異なります。
多くはインターネットから申請を行い、自宅で試験を受ける形になることがほとんどです。
試験期間内に回答し、返信用の封筒に入れて受験先に送る形になります。
なお返信用の封筒が予め用意されていることから、送料はかからないことが多いです。
インストラクターの認定料
インストラクターの認定料は、スクールの受講費用に含まれていることが多いです。
例として国際ボディメンテナンス協会は、講座の最後に認定試験を受けます。
認定試験が合格基準に達していれば、資格証や認定証が与えられる形です。
なお前述の通り資格を保持していくためには、更新が必要となります。
資格を取得したからと安心せず、資格更新の時期には注意が必要です。
ピラティススクールの費用
ここではピラティススクールの費用を深堀りしていきます。
ピラティススクールの費用は、価格差が大きいです。
価格差があることで、どのような違いがあるのかも含めて解説していきます。
ピラティススクールに通いたいと考えている方は、ぜひご覧ください。
受講費用が安いと資格の知名度が低い
受講費用が安いスクールの場合、資格の知名度が低い可能性が考えられます。
ピラティスインストラクター資格は、民間資格です。
そのため様々な団体がピラティスの資格制度を設けています。
ピラティスの資格を生かして仕事をしていきたいと考えている方は、資格の知名度を知ることが重要です。
全世界で活躍できる国際的な資格を選ぶことをおすすめします。
あるいは働きたいスタジオの採用条件である資格を取ることがおすすめです。
受講費用が高いと講師から直接指導してもらえる
受講費用が高いスクールの場合、講師から直接指導してもらえることが多いです。
インストラクター経験がなくピラティスの経験がない方は、非常にこの恩恵は大きいです。
逆にいえば受講費用が安いとオンラインであったり、大人数での受講であることが多くなります。
そうなると講師から直接指導を受ける機会が少なくなってしまいます。
ピラティスは身体の構造や呼吸法、トレーニング方法まで様々なことを学習しなければなりません。
覚えなければいけないことも多く複雑です。
直接指導を受けると、スムーズに学習を進められます。
ピラティス未経験の方は、直接指導が受けられるコースやスクールがおすすめです。
マットピラティスの受講費用は20万円程度
マットピラティスの受講費用はおよそ20万円になります。
もちろん受ける団体によって受講費用が異なるためあくまで目安です。
同じ団体でも複数のコースを展開していて、値段が異なることもあります。
例えばbasi pilatesは「オンラインマットピラティスコース」が298,000円です。
一方「通学コース」は450,000円となっていて、価格差が15万円程度あります。
どの団体でもオンラインは安く、対面講座は高いです。
両方の良さを兼ねたハイブリッドコースが学習しやすくおすすめです。
マシンピラティスの受講費用は30万円程度
マシンピラティスの受講費用はおよそ30万円になります。
もちろん受ける団体によって受講費用が異なるためあくまで目安です。
しかしマシンピラティスはどの団体もマットピラティスより費用が高くなっています。
マシンピラティスはマットピラティスと異なり完全オンラインコースがないことが多いです。
マシンがある関係から実技を理解しにくく、対面で行う必要があるためです。
ピラティスで開業するためにかかる費用
ピラティススタジオを開業するためには、様々な費用がかかります。
ここではピラティススタジオを開業するために必要な費用について解説していきます。
物件契約の初期費用
1つ目は物件契約の初期費用です。
物件契約の初期費用は、物件を借りてスタジオを開業する場合必要となります。
費用の目安としては、50万円ほどです。
初期費用に含まれる項目は、保証金・礼金・仲介手数料・敷金などです。
上記の費用は、家を賃貸で契約する場合とあまり変わりません。
しかしマシンピラティススタジオを開業する場合は、上記より多くの費用がかかります。
マシンを設置するスペースが必要であるためです。
そのため最低でも100万円ほどは初期費用として見積もっておくと良いでしょう。
スタジオの家賃
2つ目に物件契約の初期費用です。
スタジオの家賃も、物件を借りてスタジオを開業する場合必要となります。
費用の目安としては、5万円~10万円ほどです。(ワンルームで開業する場合)
東京などの都市部や駅チカに開業する場合は、さらに多くの家賃がかかります。
さらにマシンピラティススタジオを開業する場合は、上記より多くの費用がかかります。
前述の通りマシンを設置するスペースが必要であるためです。
そのため最低でも20〜30万円ほどは家賃として見積もっておくと良いでしょう。
内装の工事費
無事スタジオを借りられても、内装の工事費が必要となります。
費用の目安としては、10万円〜50万円ほどです。
築年数が長い物件や、家賃が安い物件は内装が汚いということも考えられます。
そうなると床材や壁材の張り替えなどが必要です。
さらに装飾なども必要となります。
資材価格の高騰が続いており、自分が想定している工事費より高くなることも考えられます。
スタジオを契約する前に工事費は予め見積もっておきましょう。
ホームページ製作費
ピラティススタジオを運営し、集客するためにはホームページが欠かせません。
ホームページを作るための製作費も必要となります。
費用の目安としては、20〜30万円ほどです。
誰に依頼するか、デザインや機能によっても異なります。
制作会社に依頼するより、フリーランスの方に依頼するほうが安く済むことが多いです。
しかし人によって強みが異なるため、見極めが難しくなります。
ホームページ制作ツールを使って自分で作る場合や、SNSのみを活用する場合は、0円に抑えることも可能です。
ピラティスマシン設備費
マシンピラティススタジオを開業する場合は、マシンの設備費も必要となります。
マシンピラティスで用いる器具の種類は主に以下の5つです。
- リフォーマー
- キャデラック
- チェア
- ラダーバレル
- スパインコレクター
最も代表的な器具は、リフォーマーで費用は50〜100万円ほどになります。
リフォーマー1つだけでも500種類のエクササイズが可能です。
キャデラックは33万円ほどで、ピラティスチェアは5万円前後です。
ラダーバレルは25万円ほどで、スパインコレクターは3万円ほどになります。
全部揃えると、100〜150万円ほどが必要です。
撮影機材費
ホームページに載せる写真やトレーニングの様子を撮るため機材撮影機材費も必要です。
費用目安としては20万円ほどが必要となります。
カメラマンに外注すると、安くて5万円ほどに抑えられるでしょう。
撮影機材費はスマートフォンを代替すると0円で済ませられます。
ホームページなど多くの方に見られる可能性が高いものを外注して他をスマホで済ませるのも1つの手です。
予算に合わせて方法を選んでいきましょう。
ピラティス留学の費用はどれくらいかかる?
ピラティスの知識や指導技術を磨くためにピラティスの留学に行かれる方も少なくありません。
ここではピラティス留学に行く費用について解説していきます。
受講に関する費用は1ヶ月100万円程度が相場
受講に関する費用は1ヶ月100万円程度が相場です。
この費用はピラティスの本場アメリカに留学する場合になります。
費用には受講費用やテキスト代、試験料、認定料などが含まれています。
受講に関する費用が高いのは、語学スクールも兼ねているからです。
ピラティス留学コースを設けている団体は、ピラティスの講座に加えて語学の講座を展開しています。
多くの場合1ヶ月以内の短期留学が多いですが、長期になると数百万円の費用がかかるのです。
生活費などその他の費用は50万円程度
受講に関する費用は全てコース料金に含まれていることがほとんどです。
しかし生活費やその他の費用は自分で負担しなければなりません。
例としては、生活費や食費、交通費、電話代などです。
航空券は片道で15万円ほど、往復で30万円ほどかかることになります。
航空券の費用は留学費用の中で多くかかるものです。
出発日と時間は予め決めておき、早めに購入すると費用を安く抑えられます。
費用相場は50万円ほどになります。
欧米留学の費用は高め
欧米に留学するとなると、他の諸外国より費用は高めになります。
理由として航空券の費用が高くなることや、物価が高いことが挙げられます。
さらにアメリカ留学の場合、コースが数多く用意されていますが、欧米の場合は違います。
ピラティスの欧米留学コースの数自体少なく、自分でプランを組むことが必要です。
欧米へのピラティス留学は他に学びたい言語があるといった場合を除いておすすめできません。
アジアで留学すると生活費が30万円程度で済む
アジアに留学すると、生活費が30万円程度と安く済みます。
アメリカや日本より物価が安いという国も多いためです。
航空券の費用も日本から近いことも相まって安く済ませられます。
しかしアジアピラティス留学も少し手間がかかってしまいます。
アメリカ留学の場合、コースが数多く用意されていますが、アジアの場合は違います。
ピラティスのアジア留学コースの数自体見当たらないレベルです。
アジアへのピラティス留学も他に学びたい言語があるといった場合を除いておすすめできません。
費用に見合うおすすめのピラティススクール
ここでは費用に見合うおすすめのピラティススクールを紹介します。
どのような強みがあるかも含めて解説していくため、ぜひ参考にしてください。
PHI Pilates Japan資格認定養成コース
先述の通りPHI pilatesはピラティス考案者ジョセフピラティス氏の継承団体です。
PHI pilatesの養成コースは様々で、以下の通りです。
- マットⅠ/Ⅱ
- プロップス
- バレル
- チェア
- タワー
- リフォーマーⅠ
- リフォーマーⅡ
- リフォーマーⅲ
リフォーマーⅲ以外の7つのコースを修了することで、受験資格を得られます。
受験資格を得られる7つのコースを全て受けると費用が130万円ほどかかります。
かなり高額ですが、PHI pilatesの資格は日本国内にとどまらず全世界で信頼度が高いです。
実際にPHI pilatesのインストラクターはプロアスリートの現場など高いレベルで活躍しています。
BASI Pilates Japan養成コース
basi pilatesも世界40カ国、650ヶ所で活動する全世界で信頼度の高い団体です。
basi pilatesの最大の特徴は、サポートシステムの充実になります。
資格習得のためのサポートだけでなく、就職斡旋などのサポートも行っています。
basi pilatesの養成コースは以下の通りです。
- マットピラティス指導者資格コース
- マシンピラティス指導者資格コース
- コンプリヘンシブ資格コース
- 医療従事者向けBASIピラティス養成コース
basi pilatesの受講コースの特徴は、受講スタイルを通学・ハイブリッド・オンラインで選択できることです。
スタジオが近くにない方でも、安心して受けられることが強みになります。
STOTT PILATESインストラクター養成コース
STOTT PILATESは怪我リスク筋肉肥大を避けて、筋肉の強さ・柔軟性・持久力を追求します。
STOTT PILATESは日本支部がなく、公認のライセンスセンターで受ける形です。
STOTT PILATESの最大の特徴は、SPTのスタジオをレンタルできることです。
自主練習はもちろん自分で教室を開催する場としても使用できます。
またインストラクター養成コースは、マット・マシン、初級・上級に分かれています。
試験はマットやマシンなど各種類を東京のスタジオで行い、試験結果はカナダ本部で審査されます。
IBMAインストラクター資格取得コース
IBMAはボディメンテナンスに特化した団体です。
ピラティスの歴史から8つの方族など基本概念をまず学習していきます。
呼吸法やポーズを学んでいく中で何に効いているかなども含めて理論的に進めていきます。
また生徒同士が身体を触れ合いながら、実践的に行っていくことも特徴の1つです。
頭と身体に感覚を残していく、実勢重視のコースになります。
3級(ベーシック)2級(アドバンス)、1級(マスター)と自分のレベルに合わせた資格を取れることも強みです。
オンラインで学習できたり、短期間・短時間で資格を習得できる仕組みも整っています。
既に理学療法士などの国家資格を持っていて、幅を広げたいという方におすすめです。
FTP Pilatesアカデミー
FTPは日本各地にトレーナー育成のためのアカデミーを設置しています。
各アカデミーに所属するFTPのトレーナーから指導を受けます。
FTPのアカデミーは通常のピラティススタジオが行っている形です。
そのため他のスクールより通いやすいことが強みです。
またマットピラティスが中心で、初心者の方でも安心して通えます。
しかし、各アカデミーに指導を任せていることからスタジオによって少しまばらな可能性も否定できません。
FTPはマットピラティスの資格を手軽に取りたいという方におすすめです。
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ピラティス資格の費用を最小限に抑える方法
ピラティスの資格取得には多くの費用がかかることが分かりました。
ここではピラティスの資格取得費用を最小限に抑える方法について解説していきます。
自分に合うレベルの講座を選ぶ
1つ目は自分に合うレベルの講座を選ぶことです。
スクールによってはコースが数多く存在します。
全て受けると多くの費用がかかってしまうのです。
マットピラティスだけ受ける、初級コースのみ受けるなど受け方に工夫が必要です。
受けていないコースは必要になったときに受けるようにすると良いでしょう。
目的に合う団体の講座を受ける
2つ目は自分の目的に合う団体の講座を受けることです。
以下に当てはまる方は、手軽に受けられるオンラインコースや短期コースをおすすめします。
- 家族や友人に教えたい
- 自分がピラティスを上手くできるようになりたい
- ピラティスに興味がある
- 仕事の幅を広げる(理学療法士の方など)
逆に以下に当てはまる方は、より専門的なコースや長期のコースがおすすめです。
- ピラティススタジオを開きたい
- ピラティスをより専門的に学びたい
受ける前に資格取得のための目的を明らかにすることが大切です。
目的を明らかにすると、講座も選びやすいです。
マットとマシン同時に受講する
3つ目はマットとマシンを同時受講することです。
別々に受けるよりまとめて受ける方が安く済むスクールが多くなっています。
さらに学習期間は長くなりますが、一度で学習が済むので手間が省けます。
一度学習から離れて、もう一度新しいこととなるとなかなか大変といえるでしょう。
以下の方は、マット・マシンの同時受講がおすすめです。
- 自分でピラティススタジオを開業したい方
- マシンピラティススタジオで働きたい方
前述の通り受ける前に資格取得のための目的を明らかにすることが大切です。
オンラインで受講する
4つ目はオンラインで受講することです。
オンラインコースは通常のコースを受けるより安く済むことが多くなっています。
交通費もかからないため、その分費用を抑えることも可能です。
さらに自分が好きなタイミングで繰り返し学習できることもメリットです。
以下に当てはまる方は、オンライン受講をおすすめします。
- 仕事をしていてなかなか学習時間が確保できない方
- 好きなタイミングで学習したい方
- 近くにピラティススクールが存在しない方
一方でオンラインのデメリットは動きを伴うものを覚えにくいことや直接指導を受けられない点です。
デメリットも理解したうえで、受講を決めることが重要です。
通信講座を受ける
5つ目は通信講座を受講することです。
通信講座は通常のコースを受けるより安く済むことが多くなっています。
交通費もかからないため、その分費用を抑えることも可能です。
さらに自分が好きなタイミングで繰り返し学習できることもメリットです。
以下に当てはまる方は、オンライン受講をおすすめします。
- 仕事をしていてなかなか学習時間が確保できない方
- 好きなタイミングで学習したい方
- 近くにピラティススクールが存在しない方
- パソコンなど学習環境が既に整っている方
通信講座はマシンピラティスのものが少なく、マットピラティスのみであることが多いです。
通信講座のデメリットも直接指導を受けられない点です。
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ピラティススタジオの開業費用を安くする方法
ピラティススタジオの開業には多くの費用がかかることが分かりました。
ここではピラティススタジオ開業費用を安くする方法について解説していきます。
自宅で開業する
ピラティスはマットピラティスであれば大きな器具は必要なく、スペースを取りません。
そのため自宅でも開業られできます。
自宅に開業することで物件契約の初期費用や家賃などがかからず50万円以上の節約が可能です。
初期費用が少ないと、リスクを減らしながらピラティススタジオを開業できます。
他にも交通費などの費用もかかりません。
他のメリットとして、自分のスケジュールに合わせて開業できることなどがあります。
間借りする
スタジオを購入せず、間借りするのも1つの手です。
スタジオを購入するより費用を安く済ませられます。
間借りは初期費用がかかるものの、家賃は一定であるため予算が組みやすいです。
家賃も費用として計上できるため、税金の節約になります。
立地や広さなどの条件を柔軟に設定し、物件を選べることも間借りのメリットです。
自宅よりセキュリティがしっかりしており、マシンピラティススタジオも開業できます。
デメリットは生徒が獲得できないときのリスクの大きさです。
曜日を限定して借りる
曜日を限定してレンタルスペースを借りるのも1つの手です。
上記の間借りやスタジオの購入より安く済ませられます。
家賃を払う必要がなく、固定費分を削減することが可能です。
また工事費や物件契約時の初期費用代も浮かせられます。
他にも生徒の人数に合わせてレッスンの回数を増やしたりできることがメリットです。
マシンを設置できないことや、変動費が増えてしまうことがデメリットになります。
業務委託を最小限にする
業務委託を最小限にすることも1つの手です。
ピラティスの指導を含めて全部他の人に業務を委託することは可能です。
しかし業務委託するほど、多くの費用がかかることになります。
業務委託を減らせる例としては、ホームページの作成です。
ホームページの作成はツールを使って作成することもできます。
あるいはSNSのみを使って宣伝するのも1つの手です。
複数人で開業する
初期費用が多くかかる場合、複数人で開業することも1つの手です。
複数人で分割した分、費用を安く抑えられます。
家賃なども複数人で負担することで固定費も安く済ませることが可能です。
しかしスタジオの規模によっては、逆に1人あたりの利益が少なくなることも否定できません。
複数のスタジオを開業したい方などは、複数人での開業が良いでしょう。
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ピラティス留学費用の抑え方
ピラティス留学も多くの費用がかかります。
ここではピラティス留学の費用を安く抑えるための方法について解説していきます。
物価が高すぎない国を選ぶ
物価が高すぎない国を選ぶことは有効です。
アジア諸国は物価が高すぎず、日本からも行きやすいため費用を安く抑えられます。
しかしピラティス留学はほとんどアメリカでの留学が想定されています。
アメリカの中でも物価が安い州に留学に行くことがおすすめです。
ニューヨークやサンフランシスコといった人気の観光地がある州は物価が高くなっています。
例を挙げるとシカゴやダラス、サクラメントなどは物価が安いです。
特にシカゴは交通も整っていて、栄えているためおすすめです。
語学学校と提携したプランを選ぶ
語学学校と連携したプランを選ぶと費用を安く抑えられます。
例としてE2スマイルは、ピラティス留学と語学留学をサポートしています。
スクールの受講費用と語学留学スクール代が合わせて130万円(3ヶ月)で留学可能です。
費用には以下の費用が含まれます。
- 滞在費
- 授業料
- 現地サポート費用
- 英語通訳アシスタント
- ピラティステキスト
現地サポートや英語通訳など不自由なくピラティスを学ぶことが可能です。
全て自分で手配するとなると手間と費用が多くかかってしまいます。
ワーキングホリデーを駆使する
3つ目は、ワーキングホリデーを駆使することです。
通常の学生ビザや観光ビザだと現地での就労が認められていません。
学生ビザでも一部就労が認められていますが、大学への留学に限ります。
一度に多くの留学資金が必要であるため、多くの留学資金を貯めなければなりません。
しかしワーキングホリデーを駆使すると、現地で働きながら留学することが可能です。
生活費を稼ぎながら、生活できるため留学にかかる費用を削減できます。
語学力を磨いて交渉する
語学力を磨いて交渉するのも1つの手です。
スクールの授業料や航空券など予め料金が決まっているものは価格の変更は不可能です。
しかし食費や生活費など変動費に関しては交渉次第で安く抑えられます。
安くできる割合は少ないです。
むしろ長期の留学になる場合、結果的に多くの費用を抑えられる可能性もあります。
しかし、語学力を磨く方法は学習もスムーズに進められるためおすすめです。
ピラティス指導に必要な費用まとめ
ここまでピラティス指導に必要な費用についてお伝えしてきました。
要点を以下にまとめます。
- ピラティス指導の資格はピラティスの種類や団体別で分けられる
- ピラティス資格取得にかかる費用相場はマットが20万円、マシンが30万円程度
- おすすめのピラティススクールはPHI PilatesやBASI Pilatesなど国際的に有名なスクールなど
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。