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健達ねっと>健康お役立ち記事>ピラティス>ピラティスとヨガの違いを解説!どちらが合うかチェックしてみよう

ピラティスとヨガの違いを解説!どちらが合うかチェックしてみよう

ピラティスは、エクササイズの1種でダイエットや筋肉を鍛えるといった目的があります。
ヨガは、筋肉を鍛えるというより心身の安定を目指すものです。

では具体的にピラティスとヨガにはどのような違いがあるのでしょうか?
またピラティスはどこの筋肉を鍛えるのに有効なのでしょうか?

そこで本記事では、以下の点を中心に解説していきます。

  • ピラティスとヨガの相違点
  • ピラティス・ヨガの基本姿勢
  • ピラティス・ヨガのメリット・デメリット

最後にはヨガとピラティスの併用効果をお伝えします。
ぜひ最後までご覧ください。

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ピラティスとは

ピラティスは、ドイツ人看護師ジョセフ・ピラティスが考案したエクササイズです。

第一次世界大戦で負傷した兵士のために、自ら開発したものです。
ピラティス自身様々な病気を患っており、病弱な身体を克服するために治療法を研究していました。

その治療法がピラティスの元になったといわれています。

ピラティスは、身体のストレッチ・筋力強化・バランス強化が目的です。
身体を安定させ、ストレス解消や疲労回復や痛みを軽減させるなど様々な作用があります。

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ヨガとは

ヨガは4000〜5000年前インドで行われていた仏教・ヒンドゥー教の修行を起源としたものです。
ヨガは、主に心身の安定を手に入れることが目的になります。

ヨガはサンスクリット語で「つながり」という意味があります。
つながりとは、心と身体が繋がっている状態をさすのです。

ヨガは呼吸法がキーになります。
ヨガにおいて呼吸は単に酸素を取り込み、二酸化炭素を排出するものではありません。
呼吸は気をコントロールすることが可能で、心と身体を繋げられるのです。

ピラティスとヨガの違い

ピラティスとヨガにはどのような違いがあるのでしょうか。
呼吸、自律神経、静と動といった観点から違いを解説していきます。

共通点は呼吸と運動のコンビネーション

ピラティスとヨガには、様々な違いがある一方で共通点も存在します。
それは共どちらも呼吸と運動を組み合わせたものである点です。

呼吸の仕方こそ違うものの、ゆっくり呼吸を意識する点が共通しています。

さらに、ヨガもピラティスも心身ともに無理のない範囲で進めていきます。
そうすることで、リラックスして心地よい時間を過ごせるはずです。

ピラティスは、エクササイズを通じて内側の筋肉を鍛えていきます。
ヨガも安定したポーズで静止することで、内側の筋肉を鍛えていきます。

形こそ異なるものの両者とも運動要素も含んでいるのです。

ピラティスは胸式呼吸

ピラティスで用いられる呼吸法は「胸式呼吸」です。

胸式呼吸は簡単にいうと、息を吸う際に肺を横に広げて膨らませるような呼吸法です。
胸式呼吸は、肺活量アップや脂肪燃焼、胃腸の働きを整えるなどの作用があります。

胸式呼吸では、肺全体を使うため肺活量がアップします。
酸素が全身に行き渡り、基礎代謝がアップするため、脂肪燃焼にも有効です。

胸式呼吸は、横隔膜を通常の呼吸より伸縮させます。
横隔膜の下には胃がある関係で、胃の働きを活発にします。

ヨガは腹式呼吸

ヨガで用いられる呼吸法は「腹式呼吸」です。

腹式呼吸は簡単にいうと、息を深く吸って鼻から息を吐く呼吸法です。
腹式呼吸は、血流促進や老廃物排出などの作用があります。

胸式呼吸では、血液の半分がお腹にたまるとされています。
腹式呼吸では、息を深く吸い込むことで酸素を多く取り込みます。
酸素が全身に行き渡り、血液が浄化され循環します。

また、腹式呼吸は横隔膜を通常の呼吸より圧迫させます。
横隔膜によって腸や筋肉がほぐれて、リンパに働きかけます。
リンパに働きかけた結果、老廃物排出につながります。

ピラティスは交感神経の活性を促す

ピラティスの胸式呼吸は、交感神経の活性を促します。

交感神経が活性化すると、筋肉に緊張感が与えられます
結果的に心身が活動的になり、筋肉が動きやすくなるでしょう。
ピラティスは筋肉を動かすことになるため、エクササイズがしやすくなります。

しかし夜にピラティスを行うと、寝つきが悪くなります。
そのため、お昼や夕方に行うことをおすすめします。
また、夕方は体温も高く身体も動きやすい状態にあります。

ヨガは副交感神経を優位にする

ヨガの腹式呼吸は、副交感神経を優位にします。

副交感神経が優位になると、筋肉がリラックスして和らぎます。
ヨガは、特定のポーズを止めて瞑想することになるため、腹式呼吸が最も適しています。

また、良質な睡眠の確保には副交感神経が欠かせません。
夜寝付けない方や熟睡できないという方は、交感神経が優位になっていることが考えられます。

ヨガを取り入れて、副交感神経を優位にすることで心身リラックスして眠れるようになるでしょう。
このことから、ヨガのタイミングは夜寝る前がおすすめです。

ピラティスは連続した動きのポーズ

ピラティスは基本的に動きが連続しています。
言い方を変えると、ピラティスは動きを伴ったメニューを連続して行う形です。
ピラティスは呼吸法も取り入れていることから、動く瞑想といわれています。

ピラティスは連続した動きでありながら、負荷は高くない有酸素運動になります。
そのため、長時間行えることが強みです。

ピラティスは動きを伴うことから、消費するカロリーも多いです。
体重50キロの方が30分ピラティスをしたとして、消費カロリーは80kcalほどになります。

ヨガは静止したポーズ

ピラティスと対照的に、ヨガは特定のポーズで静止することが特徴です。

腹式呼吸をしながら、身体をゆっくり動かしポーズを保っていきます。
身体を静止させることで、身体をリラックスさせストレッチ効果をもたらします。

ヨガ基本のポーズは「安楽座」です。
かかとを身体の中心に縦に並べて腰を立てるように座ります。
手の甲を両ひざに乗せて、背筋を伸ばす形です。

ヨガに静止したポーズが多いのは、ヨガの目的にあります。
ヨガ自体「精神の安定」を目的としたものであるためです。

ピラティスとヨガは目的が違う

ピラティスとヨガでは目的が違います。
ここでは、両者の目的を詳しく解説していきます。

ピラティスの目的

ピラティスの目的は主に3つです。
以下で詳しく説明します。

リハビリなど身体機能の向上

ピラティスは、変形性膝関節症や股関節の痛みに対するリハビリによく用いられます。
ピラティスで正しい姿勢かつ動かし方で筋肉を動かすことで、関節の動きや安定性も正常化していきます。

さらに、全身のインナーマッスルを鍛えることが可能です。
インナーマッスルを鍛えることで、身体機能が向上し運動能力も高まります。

正常な可動範囲で動きの質を高める

ピラティスはインナーマッスルだけでなく、関節の可動範囲や動きの質を高めることが可能です。
人間には関節が144個存在し、「安定性」か「可動性」の役割を持っています。

安定性は、関節を安定して保つ能力のことです。
一方で可動性は、関節を動かす能力のことを指します。

どちらか役割が欠けると、痛みが生じたり怪我してしまうことも少なくありません。
ピラティスを継続して続けることで、関節が安定し身体をスムーズに使えるようになるでしょう。

インナーマッスルを鍛える

ピラティスは、主にインナーマッスルを鍛えられます。

インナーマッスルとは、筋肉の中でも身体の奥深くに位置している深層筋です。
奥深くに存在していることもあり、見た目で動きが分かりにくい筋肉です。

インナーマッスルは、関節・内臓の安定やアウターマッスルをサポートする働きがあります。
アウターマッスルと合わせることで、姿勢を安定させます。

ピラティスでインナーマッスルが鍛えられる理由は、先ほどの胸式呼吸にあります。
胸式呼吸をすると、交感神経が活発化されます。

交感神経の活発化によって効率よくインナーマッスルを鍛えられるのです。

ヨガの目的

ヨガの目的は主に3つです。
以下で詳しく説明します。

瞑想をして悟りを開く

ヨガの目的は、瞑想して悟りを開くことです。
実際にヨガには八支則という考え方があります。

その名の通り8つの考え方があるのですが、1つに悟りがあるのです。
ヨガが考案された4世紀ごろから、伝わる重要な考え方なのです。

そもそも悟りとは、迷いを取っ払って真理に目覚めることを指します。
ヨガの瞑想を通して心を空っぽにすることで、悟りを開くことが可能とされています。

不安定な精神を整える

ヨガの瞑想は、不安定な精神を整える目的があります。

瞑想をすると、一度外部から自分をシャットアウトしたような状態になります。
心を空っぽにして、自分自身の心のうちに向き合えるのです。
悩んでいたことから解放され、すっきり晴れやかな心になるでしょう。

気持ちが不安定になるのは、交感神経が関わっているとされています。
ヨガでは副交感神経を優位にして負の感情を沈められます。
そのため、前向きな気分になります。

実際にうつ病を改善する効果もあるとされていて、心の健康に瞑想は欠かせません。

心身をバランスよく鍛える

ヨガは心だけでなく、身体もバランスよく鍛えることが可能です。
特に身体の深層部に位置するインナーマッスルを鍛えられます。

とはいえ全てのポーズで筋肉を鍛えられるわけではありません。
ヨガのポーズ中でも筋肉を鍛えるためには、猫や牛、サギのポーズがおすすめです。

猫のポーズは、お腹やお尻の引き締め、体幹のインナーマッスルを鍛えるのに有効です。
サギのポーズは、下半身の筋肉を鍛えられます。
牛の顔のポーズは、二の腕を鍛えることが可能です。

鍛えたい部位に合わせて、ヨガポーズを選ぶとよいでしょう。

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ピラティスとヨガでは得られる効果が違う

ピラティスとヨガでは目的が異なることが分かりました。
もちろん得られる効果も異なります。

ここではピラティスとヨガで得られる様々な効果をご紹介します。

ピラティスで得られる効果

ピラティスで得られる効果は多くあります。
以下では主に7つご紹介します。

痩せ体質を作る

ピラティスは、痩せ体質や美しい身体を作るのに有効なエクササイズになります。
実際に国内外問わずモデルや女優に利用されてます。

様々な要因から痩せ体質を作ることができます。
要因の1つには、ゆがみ解消があります。

私たち人間は手足の長さなど身体の歪みがあります。

身体の歪みは目に見えるものだけでなく、内臓なども例外ではありません。
内臓の位置が歪むと本来の機能が発揮できないだけでなく、内臓脂肪もつきやすくなるのです。

ピラティスはそうした内臓の位置も元に戻すことが可能です。
身体を元に正していくことで、痩せやすい体質を作っていくのです。

基礎代謝量を増やす

ピラティスでインナーマッスルを含めた全身を鍛えることで、基礎代謝を向上させられます。
痩せやすい体質作りには、基礎代謝の向上も欠かせません。

そもそも基礎代謝とは、人間が生きていくため必要最低限のエネルギーのことです。
例を挙げると、体温の維持や心臓を動かすこと、呼吸などです。

1日で消費する総エネルギー量のうち、約6割は基礎代謝になります。
基礎代謝の向上で多くのエネルギーを消費することになるため、ダイエットにも有効です。

また、血流がよくなるため、冷え性の改善にも効果が期待できます。

血流がよくなる

ピラティスは、血流がよくなるとされています。

身体のコンディションや健康を維持していくためには、血流がよいことが欠かせません。
血液は、全身に栄養や酸素を運搬して老廃物を集める重要な役割があります。

血流が悪いと、体調不調をもたらしたりとトラブルが起きてしまうのです。

肩こりや腰痛に悩まされている方は、ピラティスで解決する可能性があります。
肩こりや腰痛の原因として、血液の循環が悪い可能性が考えられるためです。

血行を改善したい方は、ピラティスをおすすめします。

姿勢が美しくなる

ピラティスは、体幹のインナーマッスルを鍛えられます。
体幹のインナーマッスルは、正しい姿勢を保つための筋肉で、姿勢改善に有効です。

背骨や骨盤、関節の位置が正しく調整されることで、コルセットのように作用します。

姿勢が悪くなる理由としては様々なものがあります。
多くは日常生活での癖が原因です。

例えば身体を右側に傾けてしまう癖や、左足を組んでしまうなどの癖があります。

ピラティスで普段使わないインナーマッスルを動かすことで、可動域が広がります。
柔軟性も高まるため、正しい姿勢を保ちやすくなるのです。

内臓が正しい位置になる

先ほど軽く触れた通り、ピラティスは内臓を元に戻す作用があります。

これはピラティスで鍛えられる骨盤底筋群が関係しているのです。
骨盤底筋群は骨盤の底に位置しており、身体の内側にあるインナーマッスルです。

身体の内側から骨盤の中にある臓器を支えています。
具体的には子宮や膀胱、直腸などの臓器を支えています。

骨盤底筋群は臓器を正しい位置に保って、排泄をコントロールする重要な役割を担っているのです。

排泄のコントロールをしていることから、骨盤底筋群を鍛えると便秘改善効果が期待できます。

自律神経が整う

ピラティスは適度な疲労感でトレーニングを行うことで自律神経が整います。

ピラティスは胸式呼吸を取り入れており、交感神経を活性化させます。
交感神経は自律神経の一種です。

この自律神経をピラティスで使いすぎると、脳に疲労がたまり過ぎる可能性があります。
身体にだるさが残って体調不良にも繋がるため、適度な疲労感で行うことが重要です。

ピラティスを行った後は、頭がすっきりしてストレスが解消されるでしょう。
ストレスが解消されると、自律神経が整うことも期待できます。

ストレス解消

ピラティスはストレス解消作用もあります。
そもそも運動自体ストレス解消につながるとされています。

ハーバード大学の研究報告で運動習慣がある方は、うつ病になる割合が20〜30%低いと報告されています。
運動によってストレスホルモンの分泌が抑えられることが理由の1つです。

通常エクササイズを含めた運動は、心拍数や血圧が上昇しやすいです。
ピラティスは胸式呼吸を取り入れているため、ある程度上昇を抑えられます。
そのことからリラックス効果がもたらされ、ストレス解消になるという具合です。

また深く呼吸を行うことで、脳へ酸素が行き渡るため、よりストレスを軽減させます。

ヨガで得られる効果

ヨガで得られる効果は様々です。
ここでは主に5つご紹介します。

無理なく運動できる

ヨガは動きを伴うメニューが少なく、基本的に静止しているため無理なく運動できます。
中には動きが多いヨガもあります。
ヨガのメニュー自体が豊富で、無理のない範囲で自分に合うメニューを選ぶことが可能です。

また、ヨガは短時間で行えることも特徴です。
短時間で行っても効果は期待できるため、初めての方でも始めやすいといえます。

短時間で行うヨガポーズは「蝶」や「トカゲ」のポーズがおすすめです。

蝶のポーズは、骨盤を整えて、下半身のむくみ除去に効果が期待できます。
トカゲのポーズは、腰や股関節付近をほぐす効果が期待できます。

深い眠りにつける

ヨガをすると、睡眠の質向上効果が期待できます。

睡眠の質向上には、副交感神経が関係しています。
副交感神経は血圧や呼吸数、体温を低下させ身体を落ち着かせることで眠りやすくします。

ヨガの腹式呼吸によって副交感神経が優位になり、良質な眠りをもたらします。

ヨガを取り入れて副交感神経を優位にすることで、心身リラックスして眠れるようになるでしょう。
日ごろから睡眠不足や睡眠の質に悩んでいる方にヨガはおすすめです。

ホルモンバランスが整う

ヨガはホルモンバランスを整えます。
特に女性ホルモンのバランスを安定させる作用があります。

女性ホルモンは、加齢とともに分泌量が減っていきます。
ホルモンバランスが崩れると、自律神経の乱れや体調不良につながる可能性があります。

ヨガで自律神経を整えることで、女性ホルモンの分泌によい影響があるでしょう。

またヨガのポーズには、ホルモンバランスを整えるのに有効なポーズがあります。
それは「合せき」のポーズです。
股関節を開き上体を倒すことで、股関節を和らげるポーズになります。

他にもホルモンバランスを整えられるポーズが存在します。
ぜひ取り組みやすいものを試してみてください。

身体の柔軟性が向上する

ヨガは身体の柔軟性を向上させます。

そもそも柔軟性を向上させるには、3つの筋肉の動きが必要です。
それは「伸びる動き」、「縮む動き」、「緩める動き」の3つになります。

上記の3つの動きは、ヨガの動きと同じです。
しかし身体が硬い方は、いきなりヨガに取り組むのはハードルが高いと感じるかもしれません。

身体が硬い方は、「ハタヨガ」がおすすめです。
ハタヨガは、オーソドックスでゆったりと身体を動かします。
このことから、ハタヨガは取り組みやすいヨガといえます。

心を落ち着ける

ヨガは心を落ち着ける作用があります。
心が落ち着くことによる効果は様々です。

例えば肥満の予防・顔色がよくなるなど美容面でのメリットがあります。
自分に自信が持てたり、イライラがなくなるなど精神面でのメリットもあります。

腹式呼吸は、心を落ち着ける理由の1つです。
腹式呼吸では、息を深く吸い込むことで酸素を多く取り込みます。
脳にも多くの酸素が行き渡るため、リラックス効果が期待できます。

また、副交感神経が優位になることも理由の1つです。
副交感神経は、血圧や体温など各部位の活動性を下げる働きがあります。
各部位の活動性が下がると、自動的にリラックスして心が落ち着きます。

薬の使い方

ピラティスとヨガの基本姿勢を比較

ピラティスとヨガでは基本姿勢が異なります。
ここでは、ピラティスとヨガの基本姿勢について解説していきます。

ピラティスの基本姿勢

ピラティスの基本姿勢は主に3つです。
以下で詳しく説明します。

ニュートラルポジション

ニュートラルポジションは主に仰向けと座位があります。

仰向けのやり方は、以下の通りです。

  • 両ひざを立ててこぶし1個分足を開く
  • お腹の上で手を置いて、親指・人差し指同士をつけて三角形にする

座位の場合のやり方は、以下の通りです。

  • 床にあぐらを組んで座る
  • 足の上で両手を組む

座位の場合お尻の骨を垂直にさすように座りましょう。

ニュートラルポジションは腰のケアやインナーマッスルを鍛える作用があります。

ニュートラルポジションは、全ての基本となる姿勢です。
まずはニュートラルポジションでピラティスの感覚を掴んでみてくださいね。

インプリントポジション

インプリントは平坦を意味しています。

インプリントポジションのやり方は、以下の通りです。

  • 仰向けになり寝転がる
  • 恥骨を天井方向に上げていくようなイメージで骨盤を傾ける

骨盤を傾けるときには、腹筋を使いながらおへそと背中を引き寄せるよう注意しましょう。

インプリントポジションも、腰のケアやインナーマッスルを鍛える作用があります。
また、腰が反りやすい人におすすめの姿勢です。

インプリントポジションも、全ての基本となる姿勢です。
ニュートラルポジションと組み合わせて、ピラティスの感覚を掴んでみてくださいね。

Cカーブ

Cカーブも基本姿勢の1種で、その名の通りCのような形をとります。

Cカーブのやり方は以下の通りです。

  • まず体育座りになる
  • 両手を頭の後ろか太もも裏にあてる
  • 息を深く吸いながら骨盤を後ろに倒す

呼吸は、鼻から吸ってゆっくり吐くようにするとよいでしょう。
また、骨盤を後ろに倒す際はお腹をへこましながら行うと効果的です。

Cカーブは腹筋やインナーマッスルを鍛えます。
お腹を引き締めたい方におすすめの姿勢です。

ヨガの基本姿勢

ここではヨガの基本姿勢を3つご紹介します。
ぜひ参考にしてください。

チャイルドポーズ

チャイルドポーズはサンスクリット語で子どもを意味しています。

チャイルドポーズのやり方は、以下の通りです。

  • 正座になる
  • 上半身を正座のまま前に倒していく
  • おでこを床につける

全体を通して身体を脱力しながらリラックスして行いましょう。

チャイルドポーズは、上半身のリラックスや気持ちを落ち着ける作用があります。
夜寝る前、寝付けないときにおすすめの姿勢です。

チャイルドポーズも、ヨガにおいて全ての基本となる姿勢です。
ぜひ試してみてヨガの感覚を掴んでくださいね。

ダウンドッグ

ダウンドッグは、その名の通り犬が下を向いている状態のようなヨガポーズです。

ダウンドッグのやり方は以下の通りです。

  • 両手と両足を床につける
  • お尻を天井に突き上げるように上げる
  • 顔と上半身を床に近づける

1の際両手は肩幅より少し広いくらいに広げ、指も大きく開いて体重を支えられるようにします。
2の段階では、床を底面としてキレイな三角形になるように意識しましょう。

全体を通じて、自分のペースでゆっくり腹式呼吸を意識しながら行うと、より効果が期待できます。
ポーズがしんどい場合には、無理にかかとをつけずにひざを曲げておこなっても行っても問題ありません。

英雄のポーズ

英雄のポーズは、戦士のポーズともいわれているヨガの代表的なポーズになります。

英雄のポーズのやり方は以下の通りです。

  • まっすぐ直立の姿勢をとる
  • 片足を大きく前に出す
  • 前に出していないほうの足を後ろに出す
  • 息を吐きながら前に出した足のひざを曲げて腰を落とす
  • 息を吸いながら両手を頭の上で合わせる
  • 視線も上に向け背筋を伸ばす、ゆっくり反っていく
  • 胸や腹部が伸びているのを意識して数回呼吸を繰り返す

2の段階では膝の角度が90°になるように意識しましょう。

全体を通じて、自分のペースでゆっくり腹式呼吸を意識しながら行うと、より効果が期待できます。
ポーズがしんどい場合には、手を上げるだけでも問題ありません。

ピラティスとヨガはやり方にも違いがある

ピラティスとヨガはやり方が似ているようで少し異なります。
ここでは、ピラティスとヨガのやり方を違いを含め解説していきます。

ピラティスにはマットピラティスがある

マットピラティスは、名前の通りマット上で行うピラティスです。
自宅でピラティスを行う場合は、マットピラティスになるでしょう。

日本においては、マットピラティスの方が人気です。
ときにはタオルなど小道具を使って行う場合もあります。

マットピラティスは、いくつかのピラティスメニューを連続して行っていく形です。

ピラティスにはマシンピラティスがある

マシンピラティスは、名前の通り専用のピラティスマシンを使ったものになります。
マシンピラティスをするためには、専門のスタジオに通うことが必要です。

海外においては、マシンピラティスの方が人気です。
マシンピラティスもいくつかのピラティスメニューを連続して行っていきます。

マシンはマットより負荷をかけられ、高い効果が期待できます。

マットピラティスはグループレッスンがメイン

マットピラティスはマット1枚さえあれば行えます。
さらにマット1枚で場所を取りません。

そのため、マットピラティスはグループレッスンで行うことがほとんどです。

グループレッスンでは、メニューが自動的に組まれていて流れるように行うことが多いです。
もちろん合間に休憩は挟みながら行います。
しかし、初心者の方は特にきついと感じるかもしれません。

マシンピラティスはパーソナルレッスンがメイン

マシンピラティスは、マットよりスペースを取ってしまいます。
そのためマットピラティスは、パーソナルレッスンで行うことがほとんどです。

グループレッスンでは、講師がなかなか自分のことを見てくれないということがあります。
ピラティスは正しいフォーム・呼吸法で行うことが重要です。

確実に効果を得たい方は、マシンピラティスをおすすめします。

ヨガはグループでもパーソナルでも同じことができる

ヨガは、グループレッスン・パーソナルレッスンともにやり方自体は変わりません。

そのため、目的や自身の状況に合わせて選ぶとよいでしょう。
ある程度安く済ませたい方はグループ、確実に効果を上げたい方はパーソナルがおすすめです。

パーソナルでは鍛えたい部位などに合わせてメニューを組んでくれることも特徴です。

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【女性におすすめ】銀座でのマシンピラティスをご紹介!

銀座にあるbloom pilatesは、女性専用のマシンピラティススタジオとして注目を集めています。
自然素材やグリーンを多く取り入れた空間で、初心者から上級者まで幅広い層に効果的なレッスンを提供しています。

マシンピラティスって?

マシンピラティスとは、ピラティスの創始者であるジョセフ・ピラティスが考案した特殊な器具を使って行うピラティスのことです。
器具には、リフォーマー、キャデラック、チェア、バレルなどがあり、それぞれに異なる特徴や効果があります。

マシンピラティスのメリットは、以下のようなものがあります。

  • 身体の深層部分の筋肉を鍛えることができる
  • 姿勢やバランスを改善することができる
  • 筋力や柔軟性を向上させることができる
  • 呼吸法や集中力を養うことができる
  • ストレスを解消することができる

マシンピラティスは、初心者から上級者まで、自分のレベルに合わせて行うことができます。
また、妊娠中や産後、怪我や病気の回復期など、様々な状況に応じて、安全に効果的に行うことができます。

bloom pilatesについて

bloom pilatesは、銀座にある女性専用のマシンピラティススタジオです。
東京メトロ「銀座駅」から徒歩5分、JR「新橋駅」から徒歩7分とアクセスも便利です。

bloom pilatesのおすすめポイントは、以下のようなものがあります。

女性専用のマシンピラティススタジオ

bloom pilatesは、銀座で始める女性限定のマシンピラティス専門スタジオです。
男性の目を気にせずにリラックスしてレッスンを受けることができます。

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質の高いレッスンを提供

bloom pilatesのレッスンプログラム監修・インストラクター養成は、ノウハウが豊富なMOHIPILATESが担当しています。

運動初心者から40代・50代以降の方、上級者まで幅広い層に効果的なレッスンを提供しています。
そのため、運動初心者や身体に不安のある方でも気軽に参加することができます。

選べるグループレッスン・プライベートレッスン

bloom pilatesでは、少人数制のグループレッスンプライベートレッスンの2パターンを提供しています。

グループレッスンは最大8名で行われ、運動初心者から上級者までレベル別に効果的なレッスンを用意しています。
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bloom pilatesでは、新規の方に向けて無料の体験レッスンを提供しています。
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ピラティスとヨガどちらが合う?チェックリスト

ピラティスとヨガどちらも様々なメリットがあります。
そのため、悩んでいる方もいるでしょう。
ピラティスがおすすめの人、ヨガがおすすめの人2通りに分けて解説していきます。

ピラティスがおすすめな方

ここでは9つの側面からピラティスがおすすめな人について解説していきます。
ぜひ参考にしてください。

ボディメイクをしたい

女性らしいボディラインを目指している方は、ピラティスがおすすめです。

ピラティスはお腹周りや背中、二の腕などの引き締めのトレーニングになります。
ピラティスは、ヨガよりも身体の引き締めやボディメイク力が高いです。

ピラティスは、脂肪燃焼作用がありダイエットにも有効です。
また、姿勢の改善も期待できます。
姿勢がよいと、ボディラインをキレイに見せられます。

さらに、基礎代謝が向上することも、ピラティスでボディメイクができる理由になります。

身体を引き締めたい

ピラティスは、様々なインナーマッスルを鍛えることで身体を引き締められます。
特定の部位だけでなく、全身を引き締めることが可能です。

例えば「外腹斜筋」を鍛えるとお腹の引き締め効果が期待できます。
外腹斜筋は脇腹の前部分、腹斜筋の表層部に位置しています。

外腹斜筋を鍛えると、お腹が締まってくびれを作ることが可能です。

また、小殿筋や腸腰筋群など下半身のインナーマッスルを鍛えることもできます。

ピラティスは上半身・下半身関係なしに全身を引き締められるのです。
身体を引き締めたい方は、ピラティスをおすすめします。

運動不足を解消したい

ピラティスは、運動不足を解消したい方におすすめです。

ピラティスは、筋肉トレーニングやその他の有酸素運動より強度が低いため敷居が低いです。
そのため運動が久しぶりという方も、始めやすいといえます。

さらに運動不足の方は、肩こりなどの不調、体型などで悩んでしまうことが多いです。
ピラティスは、運動不足の方にありがちな悩みも解消できます。

自宅で行う場合であれば、自分のペースに合わせて行えるのもポイントです。
マシンピラティスもトレーナーに指導してもらいながら行えるため、おすすめです。

姿勢をよくしたい

ピラティスは、体幹のインナーマッスルを鍛えられます。
体幹のインナーマッスルは、正しい姿勢を保つための筋肉で、姿勢改善に有効です。

背骨や骨盤、関節の位置が正しく調整されることで、コルセットのように作用します。

姿勢が悪くなる理由としては様々なものがあります。
多くは日常生活での癖が原因です。

例えば身体を右側に傾けてしまう癖や、左足を組んでしまうなどの癖があります。

ピラティスで普段使わないインナーマッスルを動かすことで、可動域が広がります。
柔軟性も高まるため、正しい姿勢を保ちやすくなるのです。

身体の歪みを整えたい

ピラティスは、身体の歪みを整えたい方におすすめです。
先ほど軽く触れた通り、ピラティスには内臓を元に戻す作用があることが理由です。

運動不足や悪い姿勢が引き金となって、「内臓下垂」が引き起こされることがあります。
内臓下垂の方は、猫背や身体が歪んでしまう方が多いのです。

ピラティスで鍛えられるインナーマッスル「骨盤底筋群」が身体の歪みを無くします。

また、関節も身体の歪みに関係しています。
ピラティスで全身の筋肉を鍛えると、筋肉の緊張がほぐれていくのです。
筋肉の柔軟性が高まって関節の位置が元に戻っていき、身体の歪みも解消されます。

健康的に鍛えたい

ピラティスは、身体を健康的に鍛えたいという方におすすめです。
ピラティスによって、疲れにくく健康な身体になります。

身体の柔軟性が乏しく身体が硬いと、疲れを感じやすいです。
ピラティスを通じて、効率のよい身体の使い方を理解できれば疲れにくい身体になります。

ピラティスは負荷が大きくなくトレーニング後は程よい疲労感を感じられます。
筋肉痛の心配もなく、健康的に鍛えられるでしょう。

ダイエットで痩せたい

ピラティスでインナーマッスルを含めた全身を鍛えることで、基礎代謝を向上させられます。

そもそも基礎代謝とは、人間が生きていくため必要最低限のエネルギーのことです。
例を挙げると、体温の維持や心臓を動かすこと、呼吸などです。

1日で消費する総エネルギー量のうち、約6割は基礎代謝になります。
基礎代謝の向上で多くのエネルギーを消費することになるため、ダイエットにも有効です。

基礎代謝の向上は、脂肪燃焼に有効です。
そのため、脂肪が気になる方にもピラティスはおすすめです。

ケガから回復したい

ピラティスは、怪我から回復したい方におすすめです。
変形性膝関節症などのリハビリにピラティスはよく用いられます。
ピラティスで、関節の動きや安定性を正常化していくことで患部を回復していきます。

またピラティスはインナーマッスルを鍛えることで、怪我の防止にもなります。

身体の悩みで多い腰痛は、多裂筋という筋肉を鍛えるとよくなる可能性があります。
多裂筋は、体幹のインナーマッスルの一種で、ピラティスで鍛えることが可能です。

多裂筋は背骨を安定させ、腰痛の改善・予防に繋がります。
腰痛を引き起こしている方は、多裂筋の働きが弱いといわれています。

腰痛持ちの方は、多裂筋を鍛えることがおすすめです。

運動機能を向上させたい

インナーマッスルは、アウターマッスルの働きをサポートします。
骨や関節の動きを安定させるため、鍛えると身体の動きがスムーズになるのです。

身体の動きをスムーズにすることで、様々な運動やスポーツの能力向上に繋がります。

またピラティスで鍛えられる内腹斜筋という筋肉もキーになります。
内腹斜筋は、身体を前に倒す動きや体幹を側屈させる動き、身体を後ろに向ける動きに使われます。

上半身をひねる動きに関して、内腹斜筋の貢献度は高いです。
スポーツの能力向上には欠かせない筋肉になります。

ヨガがおすすめな方

ここでは6つの側面からヨガがおすすめな人について解説していきます。
ぜひ参考にしてください。

リラックスしたい

ヨガはリラックスしたい方におすすめです。

これはヨガで副交感神経が優位になることと瞑想が主な理由です。
瞑想をすると、一度外部から自分をシャットアウトしたような状態になります。

心を空っぽにして、自分自身の心のうちに向き合えるのです。
悩んでいたことから解放され、リラックスできるでしょう。

さらに交感神経が優位だと心が興奮状態になってしまいます。
ヨガでは副交感神経が優位になり、気持ちを落ち着かせてリラックスできます。

安眠効果を得たい

ヨガは安眠効果を得たい方におすすめです。
これはヨガで副交感神経が優位になることとヨガで行う運動による疲労が主な理由です。

ヨガでは、副交感神経が優位になり、気持ちを落ち着かせられます。
しっかり腹式呼吸をしながら、ヨガを行うことでより副交感神経を優位にすることが可能です。

就寝前は、自動的に副交感神経が優位になって身体の各機能の働きを沈めていきます。
しかし交感神経が優位だと、心は興奮状態で身体も活動的になってしまい寝付きにくいです。

安眠効果を得たい方は、就寝前が特におすすめです。

運動した経験があまりない

ヨガは運動した経験があまりない方にもおすすめです。
ヨガがあまり動きを伴わない運動かつ強度が弱いエクササイズであることが理由です。

ヨガは特定のポーズで静止することが特徴で、あまり動きがありません。
腹式呼吸は初めこそ難しいですが、運動経験の有無に関係なくマスター可能です。

ヨガはピラティスと異なり、マシンなどを使わず強度が弱いといえます。
そのため筋肉痛の心配もあまりなく、運動した経験があまりない方でも問題ないでしょう。

瞑想をやってみたい

ヨガは、瞑想をやってみたいという方にもおすすめです。
ヨガは、瞑想を伴うエクササイズであることが理由です。

ヨガは様々な流派があり瞑想の方法に少し違いがあることもおすすめのポイントになります。

瞑想には以下の効果が期待できます。

  • 心のリラックス
  • 疲労回復
  • 集中力を高める

まず1つ目は頭を空っぽにして感情を沈めることによるリラックス効果です。
次に自律神経を整え、脳を休めることによる疲労回復効果になります。
最後は考えていた物事をリセットして自分の集中力を高める効果です。

ヨガは瞑想だけでなく運動も取り入れています。
通常の瞑想より多くの効果が期待できるためおすすめです。

心身を深く結びつけたい

ヨガは心身を深く結びつきたい方にもおすすめです。
ヨガが、瞑想と運動を取り入れていることが理由です。

そもそもヨガは、サンスクリット語で「つながり」という意味があります。
つながりとは心と身体が繋がっている状態をさし、ヨガの最大の目的です。

例えば腹式呼吸で深く深呼吸すると、心臓の鼓動がゆっくりになり気持ちが落ち着きます。
心臓の鼓動が身体を指していて、気持ちが心を指していると考えます。
すると、心と身体とが繋がっていることがよく分かるでしょう。

身体を柔らかくしたい

ヨガは、身体を柔らかくしたい方にもおすすめです。
ヨガが取り入れているポーズが理由です。

ヨガのポーズで、インナーマッスルを鍛えられます。
筋肉の柔軟性が上がって、身体全体も柔らかくなります。

身体を柔らかくするためには3つの筋肉の動きが必要です。
それは「伸びる動き」と「縮む動き」と「緩める動き」の3つになります。
上記の3つの動きはヨガの動きに含まれています。

個人差はありますが、大体3ヶ月ほど継続すれば身体の柔軟性を実感できるでしょう。

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ピラティスのメリットとデメリット|ヨガと比較

ここではヨガと比較したピラティスのメリットとデメリットをご紹介します。
ぜひ参考にしてください。

ピラティスのメリット

ピラティスのメリットは主に4つです。
以下で詳しく説明します。

身体を動かす機能が高まる

ピラティスは、インナーマッスルを鍛えられます。
インナーマッスルは、アウターマッスルの働きをサポートします。
骨や関節の動きを安定させるため、鍛えると身体の動きがスムーズになります。

身体の動きをスムーズにすることで、様々な運動やスポーツに効果が期待できます。

アウターマッスルを鍛えることで、パワーがついてスポーツに有効だと考える方も少なくないでしょう。
しかしアウターマッスルばかり鍛えると、身体がブレやすくなり動きが鈍くなるのです。

アウターマッスルのパワーを発揮するためには、インナーマッスルとバランスよく鍛えることが重要です。

姿勢が綺麗になる

ピラティスは、体幹のインナーマッスルを鍛えられます。
体幹のインナーマッスルは正しい姿勢を保つための筋肉で、姿勢改善に有効です。

体幹のインナーマッスルはコアマッスルともいい、身体にとって非常に重要といえます。

姿勢改善には、腹横筋という筋肉が関係しています。
腹横筋の上の部分は胸郭を保護し、中・下部は体幹を支えて安定性を高めます。
このことから、腹横筋は姿勢を改善するためには欠かせない筋肉です。

腹横筋は直接的に身体に作用しないものの、姿勢がキレイに見えたりお腹を引き締める作用があります。

姿勢を改善したい、美しい姿勢を目指したいという方は腹横筋を鍛えるとよいでしょう。

インナーマッスルを鍛えて健康効果が得られる

インナーマッスルを鍛えることで、様々な健康効果を得られます。
インナーマッスルは、関節・内臓を安定させる働きがあります。

ピラティスでは内臓の位置を元に戻すことが可能です。
特に内臓の位置が戻ると、多くの健康効果をもたらします。

例を挙げると、腸の動き改善・便秘の解消などがあります。
また、ピラティスでは血流がよくなるため、冷え性の改善にも効果が期待できます。

ピラティスでインナーマッスルを効率的に鍛えられる理由は、胸式呼吸です。
胸式呼吸をすると、交感神経が活発化されます。

交感神経の活発化によって筋肉が緊張状態になるため、効率的に鍛えられるのです。

程よい疲労感を味わえる

ピラティスは、自宅で器具を使わずでき、強度が強過ぎないことがメリットです。

ピラティスのトレーニング例としては、「ペルビックカール」があります。
ひざを立てて仰向けで寝転がり、足を上げるというトレーニングです。

強度こそ強くないものの、姿勢改善やお腹の引き締め作用があります。
かといって全くきつくないわけではありません。
普段からなかなか使わない筋肉であるため、程よい疲労感を味わえるでしょう。

ピラティスのデメリット

次にピラティスのデメリットについてご紹介します。
ぜひ参考にしてください。

運動が苦手な人にとっては負荷が高い

ピラティスは、様々な動きを伴うメニューを連続して行います
運動が苦手な方は苦痛に感じたり、負荷が大きかったりするでしょう。
しかしメニュー数を減らしたり、負荷が少ないメニューを選択することで解決可能です。

またピラティスが初めてであれば、慣れないインナーマッスルのトレーニングは疲労がたまりやすいです。

一般的に筋肉は、回復する過程で筋肥大を伴います。
この現象を超回復といい、48〜72時間かかるといわれています。

ピラティスを行ったら、2〜3日間を空けるようにしましょう。
トレーニングの効果を得るためにも、休息日を忘れずに設けることが重要です。

マシンピラティスは自宅でできない

ピラティスは自宅でできることが強みです。
しかし自宅でできるのはマットピラティスで、マシンピラティスは自宅でできません。

そもそもマシンピラティスは、ピラティス専用のマシンで行う必要があります。

どうしてもマシンピラティスを行いたい方は、スクールに通うことが必要です。
マットピラティスやヨガと比べて費用は多くかかってしまいます。

筋肉が増えるまでに時間が必要

ジムトレーニングは効果を実感しやすい一方で、ピラティスは効果を実感するまで多くの期間を要するのです。

ピラティスの考案者によると、10回で違い、20回で見た目、30回で身体の全部が変わるようです。
週1回の頻度でピラティスを行った場合、変化を感じるまでに3ヶ月はかかります。

通常身体に刺激が伝わると、変化に適応しようとする反応があります。
一方で、刺激後元に戻ろうとする反応もあるのです。

食事量を増減させても、すぐには体型が変わらないことも当てはまります。
その分ピラティスの効果は大きいため、余裕を持ってトレーニングしましょう。

ヨガのメリットとデメリット|ピラティスと比較

ピラティスと比べて、ヨガにはどのようなメリットやデメリットがあるでしょうか。
以下で詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ヨガのメリット

ヨガのメリットは様々です。
以下で詳しく説明します。

マット1枚あればどこでもできる

ヨガはピラティスと異なり、マシンや器具を使用しません。
マット1枚さえあればどこでもできることが強みです。

自分の身体のスペースさえあればできるため、自宅でもできることもメリットです。

実際に自宅でヨガを行う方は多いです。
そのような背景もあって、ヨガマットはインターネットや100円ショップでも購入できます。

必要な道具もマットだけで、始めやすいこともヨガのメリットです。

メンタルが鍛えられる

ヨガはメンタルを鍛えられます。
古くから伝わるヨガの文献では、ヨガは心の動きを鎮めるものであるとしているのです。

ヨガの目的は不安定な精神すなわちメンタルを整えることが目的です。

瞑想をすると、一度外部から自分をシャットアウトしたような状態になります。
心を空っぽにして、自分自身に向き合ってメンタルを鍛えられるのです。

ヨガは副交感神経が優位になって負の感情を沈められます。
そのため、前向きな気分になります。

疲れが取れる

ヨガは心身の疲れを取ることが可能です。
ヨガの瞑想は、頭をリセットしてリラックス効果が期待できます。

さらにヨガの腹式呼吸を通じて、酸素を多く取り込みます。
脳にも多くの酸素が行き渡るため、脳の疲れが和らぎます。

またヨガによって、副交感神経が優位になることも理由の1つです。
副交感神経は、血圧や体温など各部位の活動性を下げる働きがあります。

良質な睡眠に効果が期待できるため、身体の疲れも取りやすいです。

ヨガのデメリット

次にヨガのデメリットについてご紹介します。
ぜひ参考にしてください。

ヨガだけでは減量しづらい

ヨガは基本的に消費するエネルギーが少ないため、減量しづらいです。

一つひとつのヨガポーズで消費するエネルギーは高くありません。
そのためいくらトレーニングしてもカロリーを消費できないのです。

30分ハタヨガ(基本のヨガ)をしたとして、消費できるカロリーは50kcalほどになります。

消費カロリーを増やしたい方は、長時間のピラティスを行うことがおすすめです。

あるいは「ホットヨガ」もおすすめです。
ホットヨガは室温40℃、湿度60%と蒸し暑い中で行うヨガになります。
汗もかいて新陳代謝もよくなります。

難易度が高いポーズもある

ヨガの中には、難易度が高く上級者向けのポーズもあります。

例えば「アームバランス」というヨガポーズです。
腕で全体重を支えながら浮くというポーズになります。
バランス感覚や腕の力が重要であるため、非常に難易度が高いです。

しかしヨガポーズは、約8400万種類を超えるといわれているほど、種類が豊富です。
豊富な種類の中からあなたのレベルに合わせたポーズを選択できます。

難易度が易しいポーズも多く存在するため、簡単なものから挑戦してみてください。

身体が硬いと挫折する

ヨガは、身体が硬いと挫折する可能性があります。

ヨガは、身体を傾けたりと柔軟性が必要なポーズが多いです。
そのため身体が硬い人はそうでない人よりもヨガをしんどく感じる傾向にあります。

しかし身体が硬い人がヨガはできないかといわれれば、そうではありません。
身体が硬い人でも継続さえできれば、必ず身体は柔らかくなります。

諦めず根気強く行うことが重要です。

どうしてもしんどい方は、「ヨガブロック」を活用しましょう。
ヨガブロックを使うことで安定したポーズが保てます。

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ピラティスとヨガを併用して得られる効果

ピラティスとヨガを併用して得られる効果は主に4つです。
それぞれの効果について詳しく解説していきます。

ダイエットが成功しやすくなる

ピラティスとヨガを組み合わせると、ダイエットが成功しやすいです。
2つのエクササイズをすることになります。
そのため、単純に消費カロリーが増えて減量しやすくなります。

ヨガでは消費カロリーが少ないのですが、ピラティスを組み合わせることで解消されます。

さらにピラティスが痩せやすい体質を作ることも理由の1つです。
基礎代謝も上がって、脂肪燃焼もしやすくなっているはずです。

ヨガにも、血流をよくして腸内環境を整えるなど、内側から体質を変えていく作用があります。

ダイエットを考えている方は、ピラティスとヨガの併用をおすすめします。

自律神経のバランスが整う

ピラティスとヨガの併用で、自律神経のバランスが整います。

ピラティスは交感神経を優位に、ヨガは副交感神経を優位にするためです。
どちらか片方ばかりしていると逆に自律神経のバランスが乱れてしまうことも考えられます。

併用して、どちらもバランスよく行うことで、自ずと自律神経のバランスが整っていくでしょう。
自律神経が整うと、心や身体に健康をもたらします。

双方のポーズをとりやすくなる

ピラティスとヨガを併用すると、双方のポーズをとりやすくなります。

静と動の違いはあるものの、取る姿勢は似ているものがあります。
また、どちらも続けることで柔軟性を得られます。

ピラティスとヨガは、どちらも柔軟性があるとスムーズに行えます。
双方のエクササイズを円滑に進めたいという方にも、併用はおすすめです。

しなやかさと柔軟性が身につく

ピラティスとヨガの併用によって、しなやかさと柔軟性が身につきます。

どちらのエクササイズも柔軟性は身につきますが、より効率的に得られます。
ピラティスは、運動によって体幹の強化に力を入れています。
一方でヨガは、ストレッチ的な要素が強く柔軟性の強化に重きが置かれています。

身体のコアとなる体幹が鍛えられると、より身体が動かしやすくなります。
動かしやすくなると、ヨガの正しいポーズが取りやすくなり柔軟性が身につきます。

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ピラティスとヨガの併用効果を高める方法

ピラティスとヨガの併用効果を高める方法はいくつかあります。
以下で詳しく説明するので、ぜひ参考にしてください。

呼吸方法を混同しない

ピラティスとヨガは呼吸方法が異なります。
呼吸方法が混ざらないように注意しなければなりません。

ピラティスは胸式呼吸、ヨガは腹式呼吸になります。

胸式呼吸は息を吸う際に、肺を横に広げて膨らませるように呼吸します。
腹式呼吸は、息を深く吸って鼻から息を吐く形です。

ピラティスとヨガともにその動きに合った呼吸法が選択されています。
そのため正しい呼吸法でなければ、効果を得られません。

日中はピラティスをする

ピラティスは交感神経が優位になるため、日中に行うようにしましょう。
身体や精神が活発な日中であれば、身体も動かしやすいです。

夜は副交感神経が優位になりやすくなります。
夜にピラティスをしてしまうと、自律神経のバランスが崩れてしまう可能性が高いです。

日中は時間が取れないという方は、夕方でも問題ありません。
あるいは土日の昼間に週2回行うだけでも、ピラティスの効果が期待できます。

夜はヨガをする

ヨガは副交感神経が優位になるため、夜に行うようにしましょう。
夜にヨガを行えば、リラックスして行うことが可能です。

昼は、交感神経が優位になっている状態になります。
昼にピラティスをしてしまうと、自律神経のバランスが崩れてしまう可能性が高いです。

時間が取れないという方でも、ヨガは数分行うだけで効果があります。
簡単に短時間でできるため、ぜひ取り組んでみてください。

ピラティスとヨガ両方に詳しいトレーナーに習う

ピラティスとヨガ両方の知識に長けているトレーナーに習うことがベストです。
難しい場合は2人に分けて習うとよいでしょう。

ピラティスとヨガは呼吸法と運動が組み合わさっていることもあって、独学は難しいです。
トレーナーによる指導によってより高い効果も期待できるため、ぜひ習ってみてください。

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ピラティスとヨガの違いまとめ

ここまでピラティスとヨガについてお伝えしてきました。
今回解説した中で特に重要な要点は以下の通りです。

  • ピラティスとヨガは呼吸法と取るポーズに違いがある
  • ピラティスはニュートラルポジション、ヨガはチャイルドポーズが基本
  • ピラティスは痩せ体質作り、ヨガはメンタル向上に長けている
  • ピラティスは運動が苦手だときつく、筋肉を増やすのに時間がかかる
  • ヨガは減量がしづらく、身体が硬いと慣れるまで時間がかかる

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
  • グループホーム展開
  • 介護付有料老人ホーム展開
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  • その他介護事業所運営
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  • 福祉用具販売
  • 障がい者雇用

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