ランニングとジョギングは、一見似たような運動ですが、微妙な違いがあります。
ランニングはより高い運動強度ですが、ジョギングは初心者にも取り組みやすいです。
では、ランニングとジョギングの違いは何なのでしょうか。
本記事では、ランニングとジョギングの違いについて以下の点を中心にご紹介します。
- ランニングとジョギングの違いとは
- ランニングとジョギングの違いによる選び方
- ランニングとジョギングの違いによる服装とは
ランニングとジョギングの違いについて理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
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ランニングとジョギングの違い
具体的にどのくらいの速度や心拍数がランニングとジョギングの目安なのでしょうか。
ここでは、ランニングとジョギングの違いについて詳しく解説します。
速度が違う
ランニングとジョギングでは速度が違います。
以下では、速度の違いについてみていきましょう。
ランニング
ランニングとジョギングの一番の違いは、走る速度です。
ランニングはジョギングよりも速度が速いです。
このため、ランニングはジョギングよりも運動強度が高く、カロリー消費や心肺機能の向上につながります。
しかし、無理なペースで走ると、怪我や疲労の原因になるので注意が必要です。
ジョギング
ジョギングはランニングよりもゆっくりと走る運動です。
ジョギングはランニングと比べると運動強度が低く、初心者や運動不足の方におすすめです。
ジョギングは心拍数を上げすぎずに持続できるため、脂肪燃焼やストレス解消になります。
しかし、速度が遅くてもフォームや呼吸に注意することが大切です。
効果が違う
ランニングおよびジョギングの効果はさまざまです。
ここでは、効果の違いについてみていきましょう。
ランニング
ランニングとジョギングは、走る速度や目的によって区別される運動です。
ランニングの効果は
- 短期間でダイエットできること
- 持久力が上がること
- 疲れにくくなること
などがあります。
しかし、ランニングは体に負担が大きいので、適切なペースやフォームが必要です。
ジョギング
ジョギングはランニングよりもゆっくりと走る運動です。
ジョギングは、体に負荷をかけずに長時間走り続けられます。
そのため、有酸素運動の割合が高くなります。
つまりジョギングは、脂肪燃焼効果が高く、ダイエットにもつながるといえます。
また、ジョギングは、基礎体力や心肺機能を向上させます。
そのため、健康増進にも役立ちます。
さらにジョギングは、初心者や運動不足の人でも無理なく続けられます。
そのため、運動習慣を作るのにもおすすめです。
カロリー消費が違う
ランニングとジョギングでは、カロリー消費も違います。
以下では、カロリー消費の違いについてみていきましょう。
ランニング
ランニングはジョギングよりも高い運動強度で行います。
そのため、同じ時間走った場合はランニングの方がカロリー消費量が多くなります。
しかし、消費カロリーは体重や走った距離にも影響します。
ジョギング
ジョギングはランニングよりも消費カロリーは少ないです。
しかし、ゆっくりとしたペースで脂肪を燃やせます。
体への負担のかけ方が違う
ランニングとジョギングはどのような負担がかかるのでしょうか。
ここでは、体への負担のかけ方の違いについてみていきましょう。
ランニング
ランニングとジョギングの違いは、走る速度や体への負担にあります。
ランニングは時速10km以上で走り、体にかかる負担が大きくなります。
ランニングは心肺機能や筋力の向上、ジョギングは脂肪燃焼やストレス解消につながります。
ジョギング
ジョギングは健康やリラックスを目的とすることが多いです。
ジョギングは脂肪燃焼やストレス解消になります。
しかし、過度に行うと筋肉量が減る可能性があります。
走る目的が違う
ここでは、走る目的の違いについてみていきましょう。
ランニングやジョギングをする際の参考にしてください。
ランニング
ランニングとジョギングの違いは、走る目的にあります。
ランニングは競技やトレーニングを目的とし、息が弾んだり息切れしたりするペースで走ります。
ランニングは心肺機能や筋力を高めますが、関節や筋肉に負担がかかります。
ジョギング
ジョギングは健康やリラックスを目的とし、一緒に走る人と会話ができるペースで走ります。
ジョギングは、脂肪燃焼やストレス解消におすすめです。
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ランニングとジョギングの違いを数値から
ランニングとジョギングはどちらも「走る」運動です。
しかし、ランニングとジョギングは走る速度および目的によって使い分けられます。
ここからは、ランニングとジョギングの違いを数値から詳しくご紹介します。
速度の数値
ここでは、速度がどのくらい違うのか数値でみていきましょう。
ランニングやジョギングする際は、ぜひ参考にしてください。
ランニング
一般的に、ランニングは6.4km/h以上のスピードで走るとされています。
ランニングは競技やトレーニングを目的としており、息が弾んだり息切れしたりするくらいの運動強度が必要です。
ジョギング
ジョギングは6.4km/h以下のスピードで走るとされています。
ジョギングは健康維持やリラックスを目的とし、隣の人と会話ができるほどの運動強度が低いです。
エネルギー消費量
ランニングやジョギングはどのくらいエネルギー消費するのでしょうか。
以下では、エネルギー消費量の違いについてみていきましょう。
計算方法
エネルギー消費量は、運動強度(メッツ)、時間(h)、体重(kg)、1.05という係数をかけて計算できます。
たとえば、体重60kgの人が30分間、6.4km/hで走った場合のエネルギー消費量は以下の通りです。
運動強度(メッツ)×時間(h)×体重(kg)×1.05=エネルギー消費量(kcal)
6.0×0.5×60×1.05=189
ランニング
エネルギー消費量は、走る速度や体重によって異なります。
30分のランニングで200〜300kcalほど消費するとされています。
ランニングは、ジョギングよりも高い運動強度で行います。
そのため、ダイエットや持久力向上に役立ちます。
ジョギング
30分のジョギングで100〜200kcalほど消費するとされています。
ジョギングは、ランニングよりも低い運動強度で行います。
そのため、心肺機能の向上やストレス解消におすすめです。
心拍数
ランニングやジョギングの心拍数はどの程度なのでしょうか。
ここでは、心拍数の違いについてご紹介します。
計算方法
最大心拍数は、220から年齢を引くことで簡単に計算できます。
たとえば、40歳の人の最大心拍数は180となります。
心拍数を意識することで、自分の運動強度や効果を把握しやすくなります。
心拍数を計測するには、スマートウォッチや心拍計などの機器を使うと便利です。
ランニング
ランニングとジョギングの違いは、心拍数にもあらわれます。
ランニングは、最大心拍数の6〜8割程度の速さで走るのが目安です。
たとえば、30歳の人の最大心拍数は190となります。
この場合、ランニングの心拍数の目安は114~152となります。
心拍数を意識することで、自分に合った運動強度や目的をみつけられます。
ジョギング
ジョギングは、最大心拍数の4~6割程度の速さで走ります。
たとえば、30歳の人の最大心拍数は190となり、ジョギングの心拍数の目安は76〜114となります。
ジョギングは、有酸素運動として脂肪燃焼に効果が期待できます。
ランニングとジョギングの違いによる選び方
ランニングとジョギングの選び方は、運動の目的や体力に応じて、選ぶことが大切です。
ここでは、ランニングとジョギングの違いによる選び方についてみていきましょう。
初心者の選び方
ランニングは、本格的なトレーニングや競技に向いています。
一方でジョギングは、健康維持やリラックスに向いています。
初心者は、基本的に負担が少ないジョギングがおすすめです。
ジョギングするときは、入念にストレッチして筋肉をほぐしましょう。
また、ウォーキングから始めて徐々にスピードを上げていきます。
走る時間は10分、20分でも構いません。
無理しないことや水分補給することも大切です。
目的別
ランニングやジョギングする際は、目的にそって決めることも大切です。
目的別によって変えることについてご紹介します。
トレーニング
ランニングとジョギングは、走る速度や目的によって違います。
トレーニングの場合は、ランニングの方がカロリー消費量や筋力向上などの効果が期待できます。
しかし、ランニングは負担も大きいです。
ジョギングは運動強度が低いので、継続しやすく、心肺機能の向上などの効果が期待できます。
自分の目標や体力に合わせて、ランニングとジョギングを選びましょう。
ダイエット
ダイエットの場合は、ランニングとジョギングのどちらも効果が期待できます。
ランニングは高い運動強度でカロリーを消費し、ジョギングは低い運動強度で脂肪を燃焼します。
ダイエット効果を高めるには、週に2回以上、1回30分以上のランニングやジョギングを継続することが大切です。
無理のないペースで楽しく走ることが、ダイエット成功のコツです。
人と一緒に走る
ランニングは高強度で短時間、ジョギングは低強度で長時間行うのが効果的とされています。
どちらも一人で走るよりも、人と一緒に走る方がモチベーションを高めたり、ペースを調整したりするのに役立ちます。
人と一緒に走る場合は、自分の目的やレベルに合った相手を選ぶことが重要です。
ランニングやジョギングの仲間を探す方法は
- SNSやアプリを利用する
- 地域のランニングクラブやサークルに参加する方法
などがあります。
日によって変えて組み合わせる
ランニングとジョギングは、それぞれにメリットとデメリットがあります。
ランニングは、心肺機能や筋力を高めます。
しかし、関節や筋肉に負担がかかりやすく、疲労や怪我のリスクが高まるでしょう。
ジョギングは、脂肪燃焼やストレス解消に役立ちます。
しかし、運動強度が低いため、持久力やスピードの向上には限界があります。
そこで、ランニングとジョギングを日によって変えて組み合わせることで、効果を最大化できるのです。
たとえば、週に2回はランニングして、残りの日はジョギングして回復を行うという方法です。
ランニングとジョギングを取り入れることで、健康的で効率的な走り方を実現できます。
自身の身体の状態から選ぶ
ランニングとジョギングは、自身の体の状態によっても適した方法が異なります。
体重が重い方や関節に痛みがある方は、ランニングすると体に負担がかかりすぎてしまう可能性があります。
その場合は、ジョギングすることで、体に優しく運動できるのでおすすめです。
また、高血圧や心臓病などの持病がある方は、血圧や心拍数が急激に上昇してしまう可能性があります。
その場合は、ジョギングすることで、安全に運動できます。
体力や持久力に自信がある方の場合、ジョギングでは物足りないかもしれません。
その場合は、ランニングをすることで、身体に刺激を与えて運動効果を高めましょう。
ランニングとジョギングで服装は異なる?
ランニングとジョギングは、どちらも健康やダイエットに効果的な運動です。
では、服装にも違いはあるのでしょうか。
以下では、ランニングとジョギングの服装の選び方についてご紹介します。
ウェアの違い
ここでは、ウェアの違いについてみていきましょう。
ランニングやジョギングを始める際など、参考にしてください。
ランニング
ランニングは本格的なトレーニングで、息が弾んだり息切れしたりするペースで走ります。
そのため、汗をかきやすく、体温調節が重要になります。
ランニングに適したウェアは、吸湿速乾性や通気性に優れたものがおすすめです。
また、摩擦や刺激を防ぐために、フィット感のあるものやシームレスなものを選ぶとよいでしょう。
ランニングは負担が大きいので、怪我を防ぐためにも、ウェア選びに注意しましょう。
ジョギング
ジョギングは、ランニングよりもゆっくりとした速度で走る運動です。
快適に走るためには、通気性や吸汗速乾性の高いウェアを選ぶことがおすすめです。
また、自分の体格にフィットするものを選ぶことで、パフォーマンスの向上にもつながります。
ジョギングウェアは、自分の好みや目的に合わせて選んでみましょう。
シューズの違い
ここからは、シューズの違いについてご紹介します。
怪我を防ぐためにもぜひご確認ください。
ランニング
ランニングは、ジョギングよりも速く走る運動です。
そのため、シューズは軽量で反発力の高いものを選ぶことが大切です。
また、自分の足型や走り方に合わせてシューズを選ぶことで、怪我の予防やパフォーマンスの向上にもつながります。
ランニングシューズには、クッション性や安定性などの特徴があります。
自分の目的やレベルに応じて、最適なシューズをみつけましょう。
ランニングシューズは、定期的に交換することも大切です。
シューズの寿命は約500~800kmといわれています。
ジョギング
ジョギングは、ランニングよりもゆっくりとしたスピードで走る運動です。
そのため、シューズはクッション性や快適性を重視することがおすすめです。
また、自分の足の形や走り方に合わせてシューズを選ぶことで、足の痛みや疲労を軽減できます。
ジョギングシューズには、ニュートラルタイプやサポートタイプなどの種類があります。
自分の足の特徴や走るコースに応じて、最適なシューズをみつけましょう。
ジョギングシューズは、定期的に交換することも大切です。
どちらでも共通すること
以下では、どちらでも共通することについてご紹介します。
ぜひ、参考にしてください。
季節によって変える
ランニングやジョギングをするときは、季節や天候に合わせて服装を変えることが大切です。
夏は暑さや紫外線対策のために、吸汗性や速乾性の高い素材の服や帽子を着用しましょう。
冬は寒さや風邪予防のために、保温性や防風性の高い素材の服や手袋を着用しましょう。
春や秋は気温が変わりやすいので、脱ぎ着しやすいパーカーやジャケットを持っておくと便利です。
また、花粉症の方はマスクやフェイスガードを着用しましょう。
服装は自分の好みや体調に合わせて調整してください。
時間帯によって変える
ランニングやジョギングをするときは、時間帯に合わせて服装を変えることが大切です。
朝や夜に走る場合は、寒さの対策のために長袖やジャケットを着用しましょう。
また、暗い時間帯には明るい色や反射材が付いた服を着用して安全に走りましょう。
昼間に走る場合は、暑さや紫外線の対策のために半袖やタンクトップ、帽子やサングラスを着用しましょう。
時間帯によって体への効果も変わりますが、習慣化することが何より大切です。
ランニングとジョギングとウォーキングの違いは
運動を始めようと思ったとき、まず考えるのがジョギング、ウォーキングなどの有酸素運動ではないでしょうか。
これらの運動は似ているようにみえても、スピードや強度などに大きな違いがあります。
ここでは、ランニングとジョギングとウォーキングの違いについて詳しく解説します。
動作が異なる
ランニングとジョギングとウォーキングの違いは、動作が異なります。
ウォーキングは歩くことで、両足が地面から離れません。
ジョギングは走ることで、体が空中に浮きます。
ランニングも走ることですが、ジョギングよりも速くてハードです。
それぞれにメリットや注意点がありますので、自分に合った方法を選びましょう。
消費カロリー
ランニングとジョギングとウォーキングの違いは、消費カロリーも異なります。
同じ時間運動した場合、ランニングの方が消費カロリーが高くなります。
しかし、体重やペースによっても変わるため、自分に合った運動を選ぶことが大切です。
始めやすさ
ランニングとジョギングとウォーキングの違いは、始めやすさも異なります。
ウォーキングが、一番始めやすいでしょう。
また、ウォーキングはジョギングやランニングの準備運動にもなります。
ジョギングは、ウォーキングと交互に行うことで取り組みやすくなります。
ランニングは運動強度が高く、ダイエット効果も高いです。
しかし、初心者には負担が大きいかもしれません。
自分の体力や目的に合わせて、適切なペースと距離を選びましょう。
速度の違い
ランニングとジョギングとウォーキングの違いは、速度の違いもあります。
ウォーキングは時速3㎞で歩く運動で、両足が地面から離れません。
ジョギングは時速5~6㎞で走る運動で、両足が空中に浮きます。
ランニングは時速7㎞以上で走る運動で、息が弾みます。
それぞれに合ったシューズや服装を選んで、楽しく健康になりましょう。
ランニングとジョギングの違いは運動強度
運動強度をMETs(メッツ)という単位であらわしています。
一般的には
- ウォーキングは時速3㎞で2.0METs
- やや早歩きは時速5㎞で3.5METs
- ジョギングは時速7㎞で7.0METs
- ランニングは時速10㎞で10.0METs
となります。
つまり、ジョギングは高強度、ランニングはより高い強度の運動になります。
運動は心肺機能や筋力を向上させますが、負荷が高すぎると疲労や怪我のリスクも高まります。
そのため、運動不足や初心者の方は、運動強度が低くてもウォーキングや早歩きから始めることがおすすめです。
健康作りのためには、ご自身の体力や目的に合わせて適切な運動強度を選ぶことが必要です。
ランニングとジョギングの違いのまとめ
ここまで、ランニングとジョギングの違いの情報を中心にお伝えしました。
要点を以下にまとめます。
- ランニングとジョギングの違いは、速度、効果、カロリー消費など
- ランニングとジョギングの違いによる選び方は、初心者は負担が少ないジョギングから行う
- ランニングとジョギングの違いによる服装は、ランニングシューズは軽量で反発力が高いものを、ジョギングはクッション性や快適性が高いものを選ぶ
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。