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健達ねっと>健康お役立ち記事>体の不調>関節痛とは?原因と予防・対処法についても徹底解説!

関節痛とは?原因と予防・対処法についても徹底解説!

私たちが日々の生活を送る中で、肩の重さや足の痛みなど、関節痛に悩まされることは少なくありません。
それぞれの生活環境や体質、年齢などにより、関節痛という問題には多様な要因が絡み合います。

では、私たちはどのようにして関節痛と上手に付き合っていけばいいのでしょうか?
具体的な原因とそれに対する対策は何でしょうか?

  • 関節痛の原因
  • 関節痛の治療法
  • 関節痛のセルフケア

あなたの毎日をより快適にするための有益な情報が詰まっていますので、ぜひ最後までお読みください。

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関節とは?

関節は私たちの身体を動かすための重要な部分で、骨と骨の間に位置しています
関節は、身体の様々な部位によって形状や動き方が異なります。
関節がなければ、私たちは身体を動かせません。

また、関節は衝撃を吸収し、骨と骨が直接ぶつからないようにする役割も果たしています。
関節は、主に軟骨細胞II型コラーゲンプロテオグリカン(糖タンパク)から構成されています。
これらの成分は、関節軟骨を形成し、関節がスムーズに動くことを可能にします。
関節軟骨は、骨と骨の間の摩擦を減らし、衝撃を吸収する役割を果たします。

また、関節腔と呼ばれる関節部分は、オイルの役割を果たす液体で満たされており、これが関節の動きをスムーズにします。

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関節痛の原因は?

関節痛は、多くの人が経験する一般的な症状で、その原因は多岐にわたります。
急性から慢性、炎症性から非炎症性まで、その種類は様々です。

急性の関節痛の原因

急性の関節痛は、突然発生し、短期間で強い痛みを引き起こします。
全身性感染症や外傷などが主な原因となります。

特に、感染症による関節痛は、細菌やウイルスが関節に侵入することで発生します。
また、急性の関節痛は、膠原病の初期症状としても現れることがあります。

慢性の関節痛の原因

慢性の関節痛は、長期間にわたり続く痛みを指します。
関節リウマチや変形性関節症などが主な原因となります。
関節リウマチは、免疫系の異常により関節に炎症が起こる病気で、特に中年女性に多く見られます。

一方、変形性関節症は、関節の軟骨が擦り減ることで起こり、高齢者や肥満者に多い病気です。

炎症性と非炎症性の関節痛

炎症性の関節痛は、関節内の炎症が原因で痛みが発生します。
関節リウマチや感染性関節炎などがこれに該当します。

一方、非炎症性の関節痛は、炎症が原因ではなく、関節の損傷や劣化が主な原因となります。
変形性関節症が典型的な例です。

関節痛の症状は?

関節痛は、私たちの日常生活に大きな影響を及ぼす可能性があります。
その症状は多岐にわたり、その原因も様々です。

炎症性と非炎症性の関節痛

関節痛は大きく分けて、炎症性と非炎症性の2つに分類されます。
炎症性の関節痛は、関節周囲の組織が炎症を起こし、赤み、腫れ、熱感、痛みを伴うことが特徴です。

一方、非炎症性の関節痛は、炎症の典型的な症状が見られないものの、関節の動きに痛みを伴うことがあります。

単関節痛と多関節痛

関節痛は、発生する関節の数によっても分類されます。
単一の関節だけが痛む場合、それは単関節痛と呼ばれます。

一方、複数の関節が痛む場合、それは多関節痛と呼ばれます。
これらの区別は、関節痛の原因を特定する上で重要な手がかりとなります。

痛みが出やすい部位

関節痛は、特定の部位に集中することがあります。
例えば、膝や股関節の痛みは、高齢者に特に一般的です。

また、中年男性は足の指、特に大趾に痛風による痛みを感じることがあります。
一方、中年女性は関節リウマチにより、手の関節が痛むことがあります。

関節痛の治療法は?

関節痛は、生活の質を大きく低下させる可能性があります。
そのため、適切な治療法を選択することが重要です。
治療法は、病気の種類や痛みの程度、患者の年齢や生活習慣などによって異なります。

また、治療法を選ぶ際には、医師との相談が必要です。

基礎疾患の治療

関節痛の原因となる基礎疾患の治療が最初に行われます
例えば、関節リウマチの場合、抗リウマチ薬や生物学的製剤、ステロイドなどが用いられます。
これらの薬は、免疫を調整して炎症を抑え、病気の進行を防ぐ効果が期待できます。

炎症に対する治療

炎症性の関節痛に対しては、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が用いられます。
これらの薬は、炎症や腫れを抑え、痛みを和らげる作用が期待できます。

ただし、胃腸障害や感染などの副作用が起こる可能性があるため、使用には注意が必要です。

非炎症性の関節痛に対する治療

非炎症性の関節痛に対しては、アセトアミノフェンが用いられます。
これは、痛みを和らげる効果が期待できますが、炎症を抑える効果は期待できません。
そのため、痛みが主な症状で、炎症が少ない場合に適しています。

手術療法

痛みが継続する場合や、関節の変形が進行した場合には、手術療法が必要になることがあります。

例えば、人工関節置換術では、痛みの原因であるすり減った軟骨と傷んだ骨を取り除き、人工の関節に置き換えます。
これにより、痛みの大きな改善と関節の動きの改善が期待できます。

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自宅でできる関節痛の予防・対処方法

関節痛は、生活の質を大きく低下させる可能性があります。
しかし、自宅でできる関節痛の予防と対処方法があることをご存知でしょうか? 

関節を温める

関節痛が発生した場合、まずは無理をせず休むことが大切です。
そして、痛みが続く場合は、関節を温めることで血行がよくなり、痛みが和らぎます。

具体的には、入浴や温泉、ホットパックなどを利用します。
ただし、低温やけどに注意が必要です。

また、患部が腫れて熱を持っている際は温めないよう注意してください。

マッサージ

関節や周辺の筋肉の血行をよくすることで、痛みを和らげる効果が期待できます。
入浴後に塗り薬をすり込むように1分程度マッサージするとよいでしょう。
ただし、関節に熱や腫れがあるときは行わないでください。

関節を冷やす

関節が熱を持って腫れているときは、氷のうや保冷剤などで関節を冷やしましょう。
冷却しても痛みや腫れがおさまらない場合は、早めに医師に相談しましょう。

運動療法

運動療法は、痛みを和らげ、関節を動かすために必要な筋力を維持する目的で行います。
股関節の可動域を広げ、股関節周りの筋肉を鍛える運動をして、股関節の安定性を高めることで、痛みが和らぎ、生活の質が改善することが分かっています。

自宅でできる運動・ストレッチ

自宅でできる運動としては、股関節を鍛える運動があります。
具体的には、歩行しやすくする運動、足の曲げ伸ばしがしやすくなる運動、足の開閉をしやすくする運動などがあります。

これらの運動は、股関節の安定性を高め、痛みを和らげる効果が期待できます。
ただし、股関節に強い痛みがあるときは行わないでください。

リズム習慣

関節痛のまとめ

訪問介護

ここまで関節痛についてご紹介しました。
要点を以下にまとめます。

  • 関節痛の原因は外傷・感染症・免疫系の異常など多岐にわたる
  • 関節痛の治療法は薬剤投与を基本に手術療法などがある
  • 関節痛のセルフケアはは日常的な運動が大事

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
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