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健達ねっと>健康お役立ち記事>栄養>トマトの栄養と効果!毎日食べても大丈夫?トマトジュースとの違いは?

トマトの栄養と効果!毎日食べても大丈夫?トマトジュースとの違いは?

トマトは、その鮮やかな赤色と甘酸っぱい味で、世界中の料理に欠かせない食材となっています。
しかし、その美味しさだけでなく、栄養価の高さも注目されています。

トマトはビタミンCやリコピンなど、健康に良いとされる成分を豊富に含んでいます。
これらの成分は、美肌効果や抗酸化作用があるといわれています。

しかし、トマトの具体的な栄養素とその効果について、どれだけ知っていますか?
この記事では、トマトの栄養とその効果について、以下の点を中心に詳しく解説します。

  • トマトの栄養素とその効果
  • トマトのおすすめの食べ方
  • トマトを毎日食べるとどうなる?

トマトの驚くべきパワーを知るために、ぜひ最後までお読みください。
あなたの健康生活に役立つ情報が満載です。

栄養素について詳しく知りたい方は、下記の記事も合わせてお読みください。

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トマトの栄養素とその効果

トマトは、色鮮やかで美味しいだけでなく、さまざまな栄養素が豊富に含まれています。
トマトには、ビタミンC、βカロテン、カリウム、食物繊維、リコピンなどの成分があり、それぞれにさまざまな健康効果が期待できます。

ここでは、トマトの主な栄養素とその効果について詳しく見ていきましょう。

トマトの栄養素と効果|ビタミンC

トマトには、ビタミンCがたっぷり含まれています。
ビタミンCは、水溶性のビタミンで、抗酸化作用コラーゲンの合成に必要な栄養素です。
ビタミンCは、風邪の予防肌の美容にも効果が期待できます。

トマトには、100gあたり約20mgのビタミンCが含まれており、1日に必要なビタミンCの約1/4を摂取できます。

下記の記事で、ビタミンCについてさらに詳しく解説しています。

トマトの栄養素と効果|βカロテン

トマトには、βカロテンも豊富に含まれています。
βカロテンは、油溶性のカロテノイドで、体内でビタミンAに変換されます。

ビタミンAは、目の健康免疫力の向上に必要な栄養素です。
βカロテンには、抗酸化作用老化防止効果も期待できます。

トマトには、100gあたり約500μgのβカロテンが含まれており、1日に必要なビタミンAの約1/6を摂取できます。

カロテンについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてお読みください。

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トマトの栄養素と効果|カリウム

トマトには、カリウムもたくさん含まれています。
カリウムは、ミネラルの一種で、血圧の調整筋肉の収縮に必要な栄養素です。
カリウムは、高血圧むくみの予防にも効果的とされています。

トマトには、100gあたり約230mgのカリウムが含まれており、1日に必要なカリウムの約5%を摂取できます。
トマトは、水分が多いので、カリウムの排出を促す利尿作用もあります。

カリウムについてより興味のある方は、こちらの記事も合わせてお読みください。

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トマトの栄養素と効果|食物繊維

トマトには、食物繊維もしっかり含まれています。
食物繊維は、水溶性と不溶性の2種類があり、それぞれに便秘の改善血糖値のコントロールなどの効果があるとされています。
食物繊維は、満腹感を与えるので、ダイエットにも役立ちます。

トマトには、100gあたり約1.2gの食物繊維が含まれており、1日に必要な食物繊維の約5%を摂取できます。

水溶性と不溶性についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてお読みください。

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トマトの栄養素と効果|リコピン

トマトには、リコピンという特別な成分が含まれています。
リコピンは、カロテノイドの一種で、トマトの赤い色素をつくっています。

リコピンには、さまざまな効果があるとされます。
私たちの体にどのような影響を与えてくれるのでしょうか?
次の見出しで詳しく解説します。

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トマトに含まれるリコピンとその効果

トマトは、その鮮やかな赤色を持つ栄養素、リコピンを豊富に含んでいます。
このリコピンは、私たちの健康にとって重要な役割を果たします。

リコピンとはどんな栄養素?

リコピンは、カロテノイドと呼ばれる物質の一種で、トマトやスイカに多く含まれている赤色の天然色素です。

リコピンは強力な抗酸化作用を持ち、悪玉(LDL)コレステロールの酸化を防ぐことから、血流を改善する効果や、生活習慣病を予防する効果が期待されています。

トマトに含まれるリコピンの量はどれくらい?

トマト100gあたりに含まれるリコピンの量は、約4.2〜8.5mgです。
リコピンは、トマトだけではなく金時人参やスイカなどにも含まれています。

リコピンを効率的に摂取するためには、トマトの摂取する時期や方法がポイントです。
旬の8月にはトマトに含まれる抗酸化成分が、2月のおよそ3倍にもなるとされます。

また、リコピンを含む野菜は、加熱するとリコピンの栄養素を吸収しやすくなるという研究結果があります。

リコピンに期待できる効果って?

トマトは、健康と美容に対する多大な効果を持つ成分、リコピンを豊富に含んでいます。
以下では、リコピンの健康効果と美容効果について詳しく解説します。

リコピンの健康効果

リコピンは、トマトやスイカ、柿などの赤色の野菜や果物に含まれる天然の色素で、その強力な抗酸化作用が注目されています。

抗酸化作用とは、体内で発生する活性酸素の働きを抑えることで、老化の進行や生活習慣病の発生を防ぐ効果を指します。
リコピンの抗酸化作用により、体全体や肌の老化を防止することができます。

また、リコピンは血管の老化を防ぎ、血流を改善する効果があるとされ、動脈硬化の予防や血圧の改善、血糖値を正常に保つといった働きが期待できます。
さらに、リコピンはインスリン(血糖値の上昇を抑えるホルモン)の働きを促進する効果が期待でき、血糖値の抑制にも効果があるとされています。

リコピンの美容効果

リコピンの美容効果として最も注目されているのは、その抗酸化作用による美白効果と肌の老化防止です。

リコピンは、紫外線によって発生するメラニンの生成を抑える効果があるとされ、シミの予防に効果が期待できます。
また、リコピンは、活性酸素による肌の老化を防ぎ、シミやシワ、ハリ低下を予防するためにもリコピンの力が役立つでしょう。

さらに、リコピンは、血液をサラサラにして血流を改善する効果があり、肌の新陳代謝を促進し、肌の健康を保つのに役立ちます。

以下の記事でも、トマトの栄養について詳しく解説しています。

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ミニトマトやトマトジュースの栄養と効果

ミニトマトとトマトジュース、どちらも日常的に摂取される食品であり、その栄養価と健康効果は注目に値します。

以下では、それぞれの特性と、通常のトマトとの比較を詳しく解説します。

ミニトマトの栄養と効果

ミニトマトはその小さなサイズからは想像できないほどの栄養価を持っています。
ビタミンC、E、B6、β-カロテン、葉酸、カリウム、モリブデン、銅、不溶性食物繊維などさまざまな栄養素が含まれています。

これらの栄養素は、

  • 風邪の早期回復
  • 動脈硬化や心筋梗塞の予防
  • 高血圧の予防
  • 貧血予防
  • 疲労回復
  • エイジングケア
  • 美肌・美髪
  • ストレスからの保護

など、さまざまな健康効果をもたらします。

特に、ミニトマトに含まれるリコピンは強力な抗酸化作用を持ち、老化防止や生活習慣病の予防に寄与します。

トマトジュースの栄養と効果

トマトジュースは、その手軽さから多くの人々に愛されています。
トマトジュースにはビタミンA、ビタミンC、ビタミンEが含まれており、これらは抗酸化ビタミンと呼ばれ、ストレスや病気に対する抵抗力を高める役割を持っています。

また、カリウムは血圧を正常に保つ効果が期待できます。
さらに、トマトジュースにはリコピンが含まれており、これは抗酸化作用が非常に強く、血流改善や肥満防止、美肌効果があるとされています。

これらの栄養素は、健康維持に非常に重要であり、トマトジュースを定期的に摂取することで、これらの栄養素を効率的に摂取することができます。

トマトのおすすめの食べ方と栄養・効果の変化

トマトはその美味しさだけでなく、栄養価の高さからも注目されています。
特に、加熱したりオイルと一緒に食べることで、その栄養価はさらに高まります。

トマトを加熱して食べる

トマトを加熱すると、その細胞壁が壊れ、含まれているリコピンが外に溶け出します。
リコピンは強力な抗酸化作用を持つ成分で、老化防止や生活習慣病の予防に効果的とされています。

また、加熱することでリコピンの吸収率が高まり、その抗酸化効果や老化抑制効果がさらに増すとされています。
トマトを煮込んだり、炒めたりすることで、これらの栄養素を効率的に摂取することができます。

トマトをオイルと一緒に食べる

トマトはオリーブオイルと一緒に摂ることで、栄養素を効率良く摂取できます。
オリーブオイルは健康に良いとされるオメガ3脂肪酸を豊富に含んでおり、これにはトマトのリコピンの吸収率を高める作用があります。

また、リコピンは油に溶けやすい性質があり、油と一緒に食べると体内への吸収率が増します。
そのため、トマトはオイルをかけたり、油で調理するのがおすすめです。

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トマトを毎日食べるとどうなる?

トマトは栄養価が高く、毎日食べることでさまざまな健康効果が期待できます。
しかし、食べ過ぎるとどうなるのでしょうか?

トマトは毎日食べても大丈夫?

トマトは毎日食べても基本的に健康に害はありません。
特に、トマトに含まれるリコピンには強い抗酸化力が期待でき、美容効果や生活習慣病予防などの効果があるとされています。

ただ、適量を超えて食べ過ぎた場合、体調に悪影響を与える可能性があるので、食べ過ぎには注意が必要です。

トマトの1日の推奨摂取量

厚生労働省では、トマトを含む緑黄色野菜は、1日あたり120gの摂取を目安としています。

これはトマト2個程度に相当します。
ミニトマトであれば、10〜15個程度が目安となります。

トマトを毎日食べることで得られる効果

トマトを毎日食べることで、肌のシミを予防する抗酸化作用や、メラニン色素の沈着を抑える美白効果が期待できます。

さらに、カリウムには、体内の余分な水分とナトリウムの排泄を促し、むくみを改善する効果血圧を下げる効果があるとされています。

トマトを食べ過ぎるとどうなるの?

トマトを食べ過ぎた場合には、体調を崩す可能性があり、体が冷えたり、下痢につながったりします

また、未熟で青いミニトマトには、ジャガイモの芽に含まれるソラニンと似た物質であるトマチンが含まれ、これが体に悪いといわれることもあります。
もし気になるようであれば、消化しやすいように細かく切ったり、温かいスープにしたりするのがおすすめです。

薬の使い方

トマトのダイエット効果

トマトはその栄養価の高さから、健康に良い食材として知られています。
しかし、その効果は健康維持だけにとどまらず、ダイエットにも有用であるといわれています。

トマトはダイエットにも効果的?

トマトはダイエットに効果的な食材であると広く認識されています。
その理由は、トマトが低カロリーでありながら栄養価が高いため、少ないカロリーで満足感を得られ、結果として食事の量を自然と減らすことができるからです。

また、トマトに含まれるリコピンは血流を改善し、代謝を上げる効果が期待できます。
これにより、体内の糖質や脂質がエネルギーに変換されやすくなり、脂肪の蓄積が抑制されます。

ダイエット向けのトマトの食べ方

トマトをダイエットに活用するための方法はいくつかあります。

一つは、食事の前にトマトを食べることです。
これは、トマトのボリュームと栄養価が満腹感を引き起こし、結果として食事の量を減らす効果が期待できます。

また、トマトは加熱するとリコピンをより吸収できるため、スープやソースとして摂取する方法も効果的とされます。

さらに、トマトジュースを飲むことでも、トマトの栄養素を効率的に摂取することができます。
ただし、トマトジュースを選ぶ際には、砂糖や食塩が添加されていないものを選ぶことが重要です。

トマト以外のダイエット方法に興味のある方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。

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トマトの栄養と効果についてまとめ

ここまでトマトの栄養と効果についてご紹介しました。
要点を以下にまとめます。

  • トマトには、リコピン、ビタミンC、βカロテン、カリウム、食物繊維などが含まれ、さまざまな健康・美容効果が期待できる
  • トマトのおすすめの食べ方として、加熱して食べる、オイルと一緒に食べる、トマトジュースで摂取するなどがある
  • トマトを毎日食べることで美肌効果やむくみ予防、ダイエット効果などが期待できるが、1日2個までを目安にし、食べ過ぎには注意が必要

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

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  • 学研グループと融合したメディア
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