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健達ねっと>健康お役立ち記事>自律神経>体の不調>季節の変わり目になるとふわふわめまいがする?原因と対処法を解説!

季節の変わり目になるとふわふわめまいがする?原因と対処法を解説!

季節の変わり目になると、体調を崩しやすい人が増えます。
その中でも、「ふわふわめまい」を感じる人が少なくありません。

このふわふわめまいは、立ちくらみのような感覚で、まるで自分が浮いているかのような不安定な感じを伴います。

しかし、なぜ季節の変わり目にこのような症状が現れるのでしょうか?
この記事では、季節の変わり目のふわふわめまいについて以下の点を中心に詳しく解説します。

  • 季節の変わり目のふわふわめまいが起こる原因
  • 季節の変わり目のふわふわめまいの対処法
  • 季節の変わり目のふわふわめまいの予防法

ふわふわめまいを軽減したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

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季節の変わり目とふわふわめまいについて

季節の変わり目は、体調を崩しやすい時期として知られています。
特に、めまいやふらつきを感じる人が増える傾向にあります。

以下では、季節の変わり目にふわふわめまいが起こるメカニズムと、春や秋にめまいが起こりやすい理由について詳しく解説します。

季節の変わり目がめまいを引き起こすメカニズム

季節の変わり目にめまいを感じる人が増える一因として、自律神経の乱れが挙げられます。
自律神経は、体の様々な機能をコントロールしており、そのバランスが崩れると、めまいやふらつきなどの症状を引き起こすことがあります。

特に、気温の変化が激しい季節の変わり目は、自律神経が乱れやすく、それがめまいを引き起こす可能性があります。

また、内耳の働きもめまいの発生に大きく関わっています。
内耳には、平衡感覚を司る三半規管と呼ばれる部分があり、これが左右対称に動かないか、働きが低下すると、めまいやふらつきを感じることがあります。

春や秋にめまいが起こりやすい理由

春や秋は、一日の中で気温の変化が大きい季節です。
この気温の変化が激しい時期は、体の調整機能に負担をかけ、自律神経のバランスを崩しやすくなります
その結果、めまいやふらつきを引き起こす可能性が高まります。

また、春や秋は花粉症の人にとってつらい季節でもあります。
花粉症の症状として、鼻水やくしゃみだけでなく、頭痛やめまいを感じる人もいます。
これは、花粉が体に入ることで免疫反応が起こり、その結果としてめまいが引き起こされることがあるからです。

以上のように、季節の変わり目にめまいを感じる人が増えるのには、

  • 自律神経の乱れ
  • 内耳の働き
  • 気温の変化
  • 花粉症

など、様々な要素が関与しています。
これらの要素を理解することで、めまいの予防や対策につながるでしょう。

自律神経とは、具体的に私たちの健康にどのような影響を与えるのでしょうか?
以下の記事で詳しく解説しています。

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あなたはどのタイプ?めまいの種類

めまいは一見すると同じように感じられますが、実は様々な種類が存在します。

それぞれの特徴を理解することで、自分がどのタイプのめまいを経験しているのかを把握し、適切な対処法を見つけることが可能になります。

回転性めまい

回転性めまいは、まるで自分や周囲の景色が回転しているかのように感じる症状です。
これは、内耳のバランスを司る器官が何らかの原因で正常に機能しなくなった結果、起こります。

ストレスや疲労、高血圧などが引き金となることが多く、適切な休息や生活習慣の見直しが必要となります。

浮動性めまい

浮動性めまいは、まるで自分が浮いているか、地面が揺れているかのような感覚を伴います。
これは、内耳や脳のバランスを司る部分が正常に機能していないことが原因となります。

特に立ち上がったときや寝ているときに感じることが多く、立ちくらみやふらつきといった症状を伴うこともあります。

失神性めまい

失神性めまいは、突然の立ちくらみやふらつき、立っていられないほどの強いめまい感を伴います。
これは、脳の血流が一時的に低下することで起こります。

特に高齢者に多く見られ、重大な健康問題のサインとなることもあるため、症状が現れたらすぐに医療機関を受診することをお勧めします。

季節の変わり目のふわふわめまいの原因と症状

季節の変わり目は、体調を崩しやすい時期とされています。
特に、「ふわふわめまい」と呼ばれる症状が現れることがあります。

以下では、その原因と症状について詳しく解説します。

ふわふわめまい|自律神経の乱れ

自律神経の乱れは、ふわふわめまいの一因とされています。
自律神経が乱れると、体のバランスを保つ機能が正常に働かなくなり、めまいを感じることがあります。

特に、季節の変わり目は自律神経が乱れやすいとされており、その結果、ふわふわめまいを引き起こすことがあります。

自律神経は、私たちの体の様々な機能を制御しています。
これには、心拍数、呼吸、消化、そしてもちろん、バランス感覚も含まれます。
そのため、自律神経が乱れると、これらの機能が正常に働かなくなり、めまいを感じることがあります。

ふわふわめまい|気圧変化

また、気圧の変化もふわふわめまいを引き起こす可能性があります。
季節の変わり目には気圧の変動が激しく、これが体調を崩す一因となることがあります。

特に、気圧の変動が激しい日には、めまいやふらつき・ふわふわが起こることがあります。

気圧の変動は、私たちの体に様々な影響を及ぼします。
これには、頭痛、めまい、吐き気などの症状が含まれます。

特に、気圧が急激に下がると、これらの症状が現れやすくなります。
そのため、季節の変わり目には、気圧の変動によるふわふわめまいに注意が必要です。

気圧の変化により、めまいだけでなく頭痛を引き起こす場合もあります。
気圧の変化による頭痛について、以下の記事で詳しく解説しています。

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季節の変わり目によるふわふわめまい以外の症状

季節の変わり目は、体調を崩しやすい時期といわれています。
特に、「ふわふわめまい」がよく知られていますが、それ以外にも様々な体調不良の症状が現れます。

今回は、その中でも特に注意が必要な症状と、それらを予防するための対策についてお話しします。

季節の変わり目の体調不良

まず、季節の変わり目によく見られる体調不良の一つに「疲労」があります。
これは、気温や湿度の変化に体が適応しようとすることでエネルギーを消費し、結果として疲れやすくなるためです。

また、自律神経の乱れにより、睡眠の質が低下することもあります。

次に、「頭痛」も季節の変わり目によく見られる症状です。
これは、気圧の変動が引き金となり、頭痛を引き起こすことがあります。

さらに、「食欲不振」も季節の変わり目に見られる症状の一つです。
これは、気温の変化により消化機能が低下し、食欲が落ちることが原因とされています。

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めまいがするメニエール病とは?

メニエール病は突然、激しいめまいが起こり、難聴や耳鳴り、吐き気などを伴う病気です。

30〜50代女性の発症率が高く、数分〜数時間続く回転性のめまい発作が不定期に繰り返し起こるのが大きな特徴です。

メニエール病の特徴的な症状

メニエール病は、主に回転性のめまい、耳鳴り、そして聴力低下という三つの症状で現れます。

めまい10分から数時間続くことがあり、発生した際にはすぐに安全な場所で横になることが推奨される
耳鳴り「キーン」という高音や「ブーン」「ザー」という低音が感じられる
聴力低下「蝸牛」付近に水ぶくれが形成されると発生する

これらの症状は突然現れ、数分から数時間続くことがあります。
また、これらの症状は一度に全て現れることもあれば、一部だけ現れることもあります。

メニエール病の発症メカニズム

メニエール病の発症は、内耳の内リンパにリンパ液が溜まることが原因とされています。
これを内リンパ水腫と呼びます。

しかし、「なぜ内リンパにリンパ液が溜まるのか」についてはまだ明らかになっていません。

内リンパ水腫はストレスによって悪化するとされており、睡眠不足・過労・神経系の疾患や几帳面な性格などが影響を及ぼすと考えられています。
さらに、遺伝的な要素や自己免疫疾患、ウィルス感染などもメニエール病の発症に関与しているとされています。

メニエール病と季節の変わり目のふわふわめまいの違い

メニエール病によるめまいは、数分から数時間続く回転性のめまいで、突然発症します

一方、季節の変わり目のめまいは、気圧の変化や体調の変動などにより引き起こされることが多く、メニエール病のような強い回転性のめまいではなく、立ちくらみやふらつきといった軽度のめまいを感じることが多いです。

また、季節の変わり目のめまいは、特に春と秋に多く見られ、気圧が大きく変動する日に発症することが多いです。

薬の使い方

季節の変わり目におけるめまいの診断と検査

季節の変わり目は体調を崩しやすい時期で、特にめまいを感じる人が増えます。

以下では、そのような時期に自分でできるチェック方法と、必要に応じて病院で受けるべき検査方法について解説します。

セルフチェック方法

めまいは、自分が動いていないのに動いているように感じる、または自分の周囲が動いているように感じる感覚のことを指します。
季節の変わり目や天気の悪い日に体調が悪くなることがあります。

自分でできるチェック方法としては、以下のような症状があるかどうかを確認することが重要です。

  • グルグルまわる
  • フラフラする
  • 立ちくらみ
  • 目の前が暗くなる
  • 血の気が引くような感じ
  • 歩くときにふらつく

これらの症状がある場合、めまいを疑うことができます。

病院での検査方法

めまいの原因の70〜80%は「耳」によるものであり、特に「内耳」には「聞く」機能と「体のバランスを保つ」機能の2種類があります。
この「体のバランスを保つ」機能に障害が生じると「めまい」が発生します。

病院での検査方法としては、以下のようなものがあります。

問診

めまいの診療検査で最も重要なものが問診です。
いつ・どのようなめまいか・めまいが起きた時間・繰り返し起こるのか・難聴や耳鳴りなどの症状はあるのか・神経症状はあるのかなどを詳細に確認します。

眼振(がんしん)の検査

めまいが起こるときには、眼の動きにそのサインが現れます。
その目の揺れのことを眼振(がんしん)といいます。

体のふらつきを見る検査

めまいが起こっているときは、フラフラ歩く、一方向に傾いて歩いてしまうなどの体のバランスが乱れる状態が現れます。

聞こえ(聴力)の検査

めまいの70〜80%は耳に原因があることが多いため、耳の検査の1つとして聴力検査を行います。

画像検査

症状によっては耳のレントゲン、CT、MRIなどの画像検査が必要な場合もあります。

以上のような検査を通じて、専門医はめまいの原因を特定し、適切な治療法を提案します。
自分で感じる症状と医師の診断を組み合わせることで、適切な対策を立てることができます。

季節の変わり目にふわふわめまいがしたらどうする?

ふわふわめまいを感じた時には、どうすればいいのでしょうか?

以下では、めまいに対する対処法をいくつかご紹介します。

安静にする

めまいを感じたら、まずは体を安静に保つことが大切です。

無理に動こうとせず、ゆっくりと深呼吸をしながらリラックスしましょう。
これにより、脳への血流が改善し、めまいの症状が軽減される可能性があります。

また、安静にすることで、心拍数が落ち着き、自律神経のバランスが整いやすくなります。
これは、自律神経の乱れがめまいを引き起こす一因となるため、特に重要な対策となります。

頭を動かさない

頭を急激に動かすと、めまいが強くなることがあります。
特に立ち上がるときや寝返りを打つときは、ゆっくりと動くように心掛けましょう。

また、頭を動かすときは、できるだけスムーズに、一定の速度で動かすことがお勧めです。
急な動きは、内耳の平衡感覚を乱し、めまいを引き起こす可能性があります。

体を締め付けているものを緩める

体を締め付ける衣服やアクセサリーは、血流を妨げ、めまいを引き起こす可能性があります。
締め付け感を感じる場合は、リラックスできる服装に着替えるなどして、血流をスムーズにしましょう。

特に、首元や腰回りを締め付けると、全身の血流が悪くなり、めまいを引き起こしやすくなります。

目を閉じる

めまいは視覚情報の混乱が一因となることがあります。
目を閉じて、視覚情報をシャットアウトすることで、めまいの症状を和らげることができます。

また、目を閉じることで、脳が休息を取ることができ、脳の疲労が軽減されます。
これは、脳の疲労がめまいを引き起こす一因となるため、有効とされる対策です。

ツボを押す

特定のツボを刺激することで、めまいの症状を和らげることができるといわれています。

例えば、「神門」というツボは、手のひらの中央に位置しており、このツボをゆっくりと押すと、リラクゼーション効果が得られます。
また、「百会」というツボも、めまいに効果的なツボとされています。

これらのツボを刺激することで、自律神経のバランスを整え、めまいの症状を和らげることができます。

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季節の変わり目ふわふわめまいの対処・予防法

季節の変わり目には、体調の変化を感じやすくなります。
特に、「めまい」は一般的な症状の一つです。

以下では、季節の変わり目に起こるふわふわめまいの予防法について解説します。

生活習慣の改善

生活習慣の改善は、めまいの対策にとって重要な要素です。
具体的には、食事、運動、睡眠の3つの観点から見ていきましょう。

食事

食事は、私たちの体にエネルギーを供給し、体の機能を維持するために必要不可欠です。

特に、ビタミンB群は神経系の健康に重要で、めまいの予防に役立ちます。
ビタミンB1は豚肉や豆類、玄米などに含まれ、ビタミンB12はシジミやアサリなどの貝類、サンマやイワシなどの青魚に多く含まれています。
これらの食品をバランスよく摂取することで、めまいの予防につながります。

また、食事のタイミングも重要です。
食事を抜くと血糖値が下がり、めまいを引き起こす可能性があります。
定期的にバランスのよい食事をとることが推奨されます。

運動

適度な運動は、血流を改善し、体のバランス感覚を鍛えることができます。
これにより、めまいを予防することが可能です。

運動は、過度にならないように注意しながら、日常生活に取り入れることが推奨されます。
例えば、ウォーキングやストレッチングなどの軽い運動から始めることができます。

また、定期的に運動を行うことで、心肺機能が向上し、全身の血流が改善します。
これにより、脳への血流も増え、めまいを予防することができます。

睡眠

良質な睡眠は、体と脳の回復に必要であり、自律神経のバランスを整える役割も果たします。
睡眠不足は、自律神経の乱れを引き起こし、めまいを引き起こす可能性があります。

したがって、十分な睡眠時間を確保し、よい睡眠環境を整えることが重要です。
特に、深い睡眠は自律神経のバランスを整え、体のリズムを整える役割を果たします。
また、寝る前のリラクゼーションも睡眠の質を高めるために重要です。

ツボやマッサージなどの自己ケア

めまいの緩和には、自己ケアが非常に有効とされます。
特に、ツボ押しやマッサージは、自宅でも手軽に行うことができ、体調管理に役立ちます。

例えば、「内関」というツボは、手首の内側に位置しており、このツボを押すことでめまいの症状を和らげることができます。

また、マッサージは全身の血流を改善し、めまいの原因となる血流の滞りを解消します。
さらに、マッサージは筋肉の緊張を和らげ、リラクゼーション効果も期待できます。

ストレス管理

ストレスは、自律神経を乱し、めまいを引き起こす大きな要因です。
ストレスを感じたときは、深呼吸をしたり、好きな音楽を聴いたりすることでリラックスする時間を作ることが重要です。

また、適度な運動はストレスを解消し、良質な睡眠を促します。
これらの方法を日常生活に取り入れることで、ストレスによるめまいを予防することができます。

さらに、ストレスを感じたときには、自分自身を責めず、自分を大切にすることも重要です。
自分自身を大切にすることで、ストレスに対する耐性を高め、めまいの予防につながります。

自律神経を整える方法について、以下の記事で詳しく解説しています。

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季節の変わり目によるふわふわめまいまとめ

ここまで季節の変わり目によるふわふわめまいについてご紹介しました。
要点を以下にまとめます。

  • 季節の変わり目のふわふわめまいが起こる原因は、主に、自律神経の乱れや気圧変化の影響などがある
  • 季節の変わり目のふわふわめまいが起こったときには、安静にすること、頭を動かさないこと、体を締め付けているものを緩めることなどをして対処することが大事
  • 季節の変わり目のふわふわめまいの予防法として、食事、運動、睡眠など生活習慣の改善、ツボやマッサージ、ストレス管理などがある

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
  • グループホーム展開
  • 介護付有料老人ホーム展開
  • 小規模多機能型居宅介護
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  • 栄養提供
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  • 障がい者雇用

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