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健達ねっと>健康お役立ち記事>【ユニバーサルデザインの包丁の特徴は?】メリットやデメリットまで詳しく解説!

【ユニバーサルデザインの包丁の特徴は?】メリットやデメリットまで詳しく解説!

「ユニバーサルデザインの包丁の特徴は?」
「ユニバーサルデザインの包丁を使うメリットを知りたい」

ユニバーサルデザインの包丁について、詳しく知りたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では、ユニバーサルデザインの包丁について以下の点を中心に詳しく解説します。

  • ユニバーサルデザインの包丁の特徴
  • ユニバーサルデザインの包丁を使うメリット
  • ユニバーサルデザインの包丁を使うべき人の特徴

ユニバーサルデザインの包丁について知りたい方はご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

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ユニバーサルデザインについて

ユニバーサルデザインについて

まず、ユニバーサルデザインについて解説します。
ユニバーサルデザインは、年齢や性別、身体能力に関係なく、あらゆる人が使いやすいデザインのことです。

たとえば、段差のないバリアフリーの通路や、大きなボタンが付いた家電製品、直感的に操作できるソフトウェアなどがあります。

ユニバーサルデザインに基づく製品は、日常生活を快適にするだけでなく、高齢者や障がいのある人々の生活の質も高めることが期待できるでしょう。
そのため、企業や行政は、誰もが豊かに暮らせるように、ユニバーサルデザインを意識した商品の開発やサービスの提供を進めています。

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ユニバーサルデザインの包丁の特徴

ユニバーサルデザインの包丁の特徴

次に、ユニバーサルデザインの包丁の特徴を9つ解説します。

  • 握りやすいハンドル
  • 滑りにくいグリップ
  • 軽量設計
  • 安全ガード付き
  • 適度な刃渡り
  • 切れ味の良さ
  • 左右両利き対応
  • 手首に負担がかからない角度
  • シンプルで視認性の高いデザイン

①握りやすいハンドル

ユニバーサルデザインの包丁の特徴の1つ目は「握りやすいハンドル」です。
握りやすいハンドルは、年齢や手の大きさ、握力に関係なく、幅広い人々が安定して使えるように工夫された設計が特徴です。
手にしっかりとフィットするため、長時間使用しても疲れにくく、手首や指への負担を軽減できます。

握力の弱い人でも力を伝えやすい構造をしているため、高齢者や手の関節に痛みがある人でも安全に使えるでしょう。

(※全ての方に安全ということではありません。)

②滑りにくいグリップ

2つ目は「滑りにくいグリップ」です。
滑りにくいグリップは、主に安全性を重視した特徴のひとつです。

包丁のグリップの掴みにくさや滑りやすさは、大きなけがの原因になる可能性があります。
そのため、誤って包丁を落とすことのないように、滑りにくいグリップが使われているものであれば安心です。

たとえば、グリップにゴムやシリコンなどの素材が使われていたり、凹凸や溝が作られていたりすると、滑りにくいでしょう。

滑らずしっかりと包丁を持てれば、高齢者や握力の弱い人も使えます。

③軽量設計

3つ目は「軽量設計」です。
軽量設計の包丁であれば、負担を軽減しながら調理できます。

特に高齢者や握力が弱い人、関節に痛みを感じる人にとって、重い包丁は、調理が億劫になる原因のひとつです。
しかし、軽量設計の包丁であれば、長時間の使用でも負担を軽減でき、野菜の薄切りや飾り切りなどの繊細な作業にも便利でしょう。

軽量なステンレススチールを使用したり、ハンドルに中空構造を採用したりすれば、包丁を軽くできます。

④安全ガード付き

4つ目は「安全ガード付き」です。
安全ガードとは、千切りやみじん切りなどで食材を細かくカットする際に指を保護するためのものです。
特に、小さな子どもや、包丁を使い慣れていない初心者に役立つでしょう。

ステンレス製の安全ガードであれば、洗いやすいため、清潔感を保てます。
安全ガードがあれば、食材を細かくカットする際に指を切るのが怖いという人でも、安心して調理できるでしょう。

(※全ての方に安全ということではありません。)

⑤適度な刃渡り

5つ目は「適度な刃渡り」です。
刃渡りとは、刃の長さのことで、短すぎると食材を切る際の動作回数が増えてしまいます。
一方、長すぎると扱いづらく、操作ミスやけがのリスクがあります。

一般的には、15〜20cm程度の刃渡りが基準とされており、ユニバーサルデザインの包丁でも、15cm程度のものがあります。
自分の使いやすさに合わせた長さを選びましょう
適度な刃渡りの包丁を使えば、無理のない力でスムーズに食材を切れるため、腕や手首への負担が軽減されます。

扱う食材の大きさはもちろん、限られた調理スペースでも快適に使える刃渡りの包丁を選ぶ必要があります。

⑥切れ味の良さ

6つ目は「切れ味の良さ」です。
切れ味の良さは、効率よく調理し、手の負担を軽減するための重要なポイントのひとつです。
包丁の切れ味が良ければ、強い力を加えたり、何度も動かしたりする必要がありません。

結果的に、手や腕への負担が軽減され、高齢者や筋力の弱い人でも快適に使うことが期待できます。

また、切れ味の良い包丁を使うことで、食材の断面がきれいに仕上がるため、見た目も美しく作れます。

⑦左右両利き対応

7つ目は「左右両利き対応」です。
左右両利き対応の包丁であれば、右利きの人だけでなく、左利きの人も快適に使えます

一般的に、右利き用に作られている包丁は、左利きの人には使いづらいです。

しかし、左右両利き対応の包丁は、どちらの手でも自然に握れるため、利き手に関わらず快適に使えます。

⑧手首に負担がかからない角度

8つ目は「手首に負担がかからない角度」です。
特に調理時間が長かったり、固い食材を扱ったりする際は、包丁を操作する手首に負担がかかりやすくなります。

ユニバーサルデザインの包丁には、使う人の状況にあわせてハンドルの角度を自由に変えられるものがあります。
そのため、自分が使いやすい角度に包丁の向きを調整し、手首への負担を抑えながら調理することが可能です。

高齢者や腕の力が弱い人はもちろん、調理の頻度が高い人もより楽に包丁を扱えるでしょう。

⑨シンプルで視認性の高いデザイン

9つ目は「シンプルで視認性の高いデザイン」です。
ユニバーサルデザインの包丁は、視認性の高いデザインで、直感的にわかりやすく作られています。

また、色のコントラストを強調することで、包丁がある場所や、持つべき位置をすぐに識別できるため、手元が不安定でも使えます。
さらに、複雑さを排除したシンプルなデザインであれば、幅広い人々が使いやすく、間違った使い方をする心配もありません。

シンプルで視認性の高い包丁は、安全性や使いやすさの向上に期待できます。

ユニバーサルデザインのスプーンに興味のある方は、こちらの記事も合わせてお読みください。

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ユニバーサルデザインの包丁を使うメリット

ユニバーサルデザインの包丁を使うメリット

次に、ユニバーサルデザインの包丁を使うメリットを4つ解説します。

  • 安全性が高い
  • 幅広い人々が使える
  • 効率よく調理ができる
  • 疲れにくい

①安全性が高い

ユニバーサルデザインの包丁を使うメリットの1つ目は「安全性が高いこと」です。
ユニバーサルデザインの包丁は、握りやすいハンドルや滑りにくいグリップなどにより、高い安全性を確保しています。
そのため、手から包丁が滑り落ちるリスクが軽減され、安全に集中して調理できるでしょう。

また、ユニバーサルデザインの包丁であれば、子どもでも使えるため、家族で料理を楽しめる点も魅力のひとつです。

(※全ての方に安全ということではありません。)

②幅広い人々が使える

2つ目は「幅広い人々が使えること」です。
ユニバーサルデザインの包丁は、年齢や性別、利き手に関係なく、幅広い人が安全かつ快適に使えるように設計されています。
そのため、手の力が弱い高齢者や子どもでも扱いやすく、疲れにくいです。

また、左右両利きに対応したデザインのため、ひとつあれば、家族全員で共有できます。
幅広い人々が使える包丁であれば、初心者や不慣れな人でも料理に挑戦できるでしょう。

(※全ての方に安全ということではありません。)

③効率よく調理ができる

3つ目は「効率よく調理ができること」です。
ユニバーサルデザインの包丁は、軽量設計や適度な刃渡り、滑りにくいグリップなどを取り入れて、幅広い人々が使いやすいように作られています。
そのため、食材をスムーズに切ったり刻んだりできるため、効率よく調理が可能です。

効率よく調理すれば時間が短縮されるため、仕事や子育てに忙しくても無理なく自炊ができるでしょう。

また、料理を楽しむ余裕が生まれると、モチベーションも上がります。

④疲れにくい

4つ目は「疲れにくいこと」です。
ユニバーサルデザインの包丁は、手首に負担がかからない重さや角度などを考慮して作られています。

また、刃の切れ味が良く、力をかけなくても食材をカットできるため、手首や腕の疲れが軽減されるでしょう。
疲れにくい包丁を使えば、調理が楽になり、モチベーションが向上するだけでなく、肩こりや腱鞘炎などの不調を予防できます。

さらに、料理への負担が軽減されれば、ほかの家事や仕事にも余裕をもって取り組めるようになるでしょう。

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ユニバーサルデザインの包丁を使うデメリット

ユニバーサルデザインの包丁を使うデメリット

次に、ユニバーサルデザインの包丁を使うデメリットを4つ解説します。

  • 費用が高い
  • 人によっては使いづらい
  • メンテナンスが難しい
  • 慣れる必要がある

①費用が高い

ユニバーサルデザインの包丁を使うデメリットの1つ目は「費用が高いこと」です。
ユニバーサルデザインの包丁には、より専門性の高い設計やこだわった素材が用いられています。

6,000円程度する包丁もあり、費用が高い傾向にあります。
そのため、料理の頻度が低い家庭や、予算が限られている場合には、コストパフォーマンスが悪いと判断されるかもしれません。

費用が高い包丁を購入する場合、自分のニーズに合ったものを選ぶ必要があるため、購入までに時間や手間がかかることも考えられます。

②人によっては使いづらい

2つ目は「人によっては使いづらいこと」です。
ユニバーサルデザインの包丁は、幅広い人々が安全に使えるように設計されていますが、人によっては使いづらいと感じます。

安全性や重さを重視した設計により、料理に慣れている人には、切れ味や操作感が物足りない可能性もあるでしょう。
また、左右両利き対応の包丁であれば、違和感を抱く人もいるかもしれません。

包丁の使い方のクセや好みによっては、ユニバーサルデザインであるがゆえに使いづらく感じる人もいるでしょう。

③メンテナンスが難しい

3つ目は「メンテナンスが難しいこと」です。
包丁の形状や素材が特殊な場合、一般的な包丁よりも日常的な手入れやメンテナンスが難しい可能性があります。

たとえば、通常の砥石で研げない包丁であれば、専用の道具やサービスが必要になり、コストや手間が増えるでしょう。

また、入手が難しい特殊な部品を使っている場合、修理や交換ができず、再購入する必要があるかもしれません。

長期的な目線でみると、メンテナンスが難しく、コストパフォーマンスが悪いと感じる可能性があります。

④慣れる必要がある

4つ目は「慣れる必要があること」です。
一般的な包丁とは扱い方が異なる場合があるため、人によっては慣れるまでに時間がかかるでしょう。

たとえば、刃の角度が特殊であれば、最初は力が入りすぎたり、カットしづらかったりする可能性があります。

包丁の持ち方や切り方を調整する必要があるため、一般的な包丁を使い慣れている人ほど、ストレスを感じるでしょう。

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ユニバーサルデザインの包丁を使うべき人の特徴

ユニバーサルデザインの包丁を使うべき人の特徴

最後に、ユニバーサルデザインの包丁を使うべき人の特徴を3つ解説します。

  • 高齢者
  • 子どもやはじめて包丁を使う人
  • 手が痛んだり包丁が使いづらかったりする人

①高齢者

ユニバーサルデザインの包丁を使うべき人の特徴の1つ目は「高齢者」です。
ユニバーサルデザインは、体への負荷を軽減し、快適な調理をサポートするように設計されています。
たとえば、握りやすいハンドルや滑りにくいグリップは、手や腕への負担を軽減するため、握力が弱い人でもしっかりと調理できます。

高齢者は、加齢にともなう体力の低下や手指の動きの鈍化により、調理に不安を感じることもある
でしょう。
しかし、ユニバーサルデザインの包丁であれば、体への負荷を最低限に抑えながら調理が可能です。

②子どもやはじめて包丁を使う人

2つ目は「子どもやはじめて包丁を使う人」です。
ユニバーサルデザインの包丁は、使いやすさと安全性に配慮して作られています。
そのため、食材がカットしづらかったり、誤って手を切ったりするリスクを回避することが期待できます。

たとえば、包丁を滑りにくくしたり、持ちやすくしたりする工夫があれば、落とす心配がありません。

無理なく安全に包丁を扱えれば、子どもやはじめて包丁を使う人でも、調理を楽しめるでしょう。

(※全ての方に安全ということではありません。)

③手が痛んだり包丁が使いづらかったりする人

3つ目は「手が痛んだり包丁が使いづらかったりする人」です。
病気やけがなどで思うように手を動かせなかったり、包丁が重くて使いづらかったりする人にも、ユニバーサルデザインがおすすめです。

ユニバーサルデザインの包丁は、手に優しい設計をしているため、力を入れずに食材をカットでき、負担を軽減できます。

包丁が使いづらくて調理を諦めていた人でも、挑戦しやすいでしょう。

介護食器についてより詳しく解説していますので、こちらの記事も合わせてお読みください。

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ユニバーサルデザインの包丁は幅広い人々が使えるような設計

ここまでユニバーサルデザインの包丁についてご紹介しました。
要点を以下にまとめます。

  • ユニバーサルデザインの包丁は、幅広い人々が安全に使えるように設計されている(※全ての方に安全ということではありません。)
  • ユニバーサルデザインの包丁を使うと、効率よく調理ができる
  • ユニバーサルデザインの包丁は、人によっては使いづらい可能性がある

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
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