「ルイボスティーは花粉症に効くのか気になる」
「花粉症に効果的なルイボスティーの摂取の仕方が知りたい」
現在、ルイボスティーについて調べている方の中には、このように考えている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ルイボスティーの花粉症への効果について以下の点を中心に詳しく解説します。
- ルイボスティーの花粉症への影響
- ルイボスティーのメリットやデメリット
- ルイボスティーを摂取するタイミング
ルイボスティーの花粉症への効果やメリット、デメリットにご興味のある方はご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
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花粉症はなぜ起こる?
まずは、花粉症はなぜ起こるのかについて解説します。
花粉症は、鼻腔内に入ってきた花粉に対する免疫反応によって起こる病気です。
具体的には、花粉が鼻粘膜に付着してマスト細胞の抗体にくっついた後、再び花粉が侵入するとヒスタミンなどのアレルギー誘発物質が放出され、アレルギー反応が起こります。
花粉症の主な症状は、鼻水やくしゃみ、鼻詰まり、目のかゆみなどです。
特に、日本ではスギ花粉による花粉症になっている人が多く、全体の38.8%がスギ花粉症とされています。
また、スギ花粉以外にも、イネやブタクサなどの花粉が原因で、花粉症となっている人は多くいます。
出典:環境省「花粉症環境保健マニュアル2022」
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ルイボスティーの基本情報
次に、ルイボスティーの基本的な情報についてご紹介します。
ルイボスティーは、南アフリカのセダルバーグ山脈でしか採れない、ルイボスという植物から作られるお茶です。
そんな、昼と夜の気温差が30度以上と激しい南アフリカで育ったルイボスは、ミネラルやポリフェノールなどの成分を多く含んでいます。
また、ルイボスから作られるルイボスティーには、発酵させていないグリーンルイボスティーと、発酵させたレッドルイボスティーの2種類があります。
グリーンルイボスティーは、抗酸化作用の成分が多い点が、レッドルイボスティーは味わいが濃厚な点が特徴です。
また、ルイボスティーは、ノンカフェインかつノンカロリーのため、カフェインに敏感な人や小さな子供でも飲める飲み物です。
ルイボスティーの効果についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてお読みください。
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花粉症に効くとされるルイボスティーの成分
ここでは、花粉症に効くとされるルイボスティーの成分を3つご紹介します。
- フラボノイド
- SOD
- ミネラル
成分①|フラボノイド
花粉症に効くルイボスティーの成分の1つ目は「フラボノイド」です。
フラボノイドは、抗酸化作用があるとされ、アレルギー反応を引き起こすヒスタミンの放出を抑制する効果が期待できます。
そのため、花粉症のくしゃみや鼻詰まりなどの症状の改善が期待できます。
また、フラボノイドは、体の免疫力を整える働きも持っている成分です。
特に、スギ花粉の時期である2月〜4月は季節の変わり目のため、免疫力が低下して体調を崩しがちになります。
体調を崩すと、花粉症の症状が悪化する可能性もあるため、フラボノイドの摂取で免疫力を高めるように心がけてみましょう。
成分②|SOD
2つ目は「SOD」です。
SODとは、スーパーオキシドジムターゼと呼ばれる、酵素の1つです。
フラボノイドと同様に、抗酸化作用があるとされ、アレルギー症状の改善に役立つとされています。
本来、SODは体の各細胞が持っていますが、年齢とともに体内の生産量が下がってしまいます。
生産量が低下するSODを、ルイボスティーで気軽に摂取できるのは魅力的です。
少しでも症状を改善させるためにも、ぜひルイボスティーでSODを取り入れてみてください。
成分③|ミネラル
3つ目は「ミネラル」です。
ミネラルにはさまざまな成分がありますが、特に花粉症に有効とされるのは、亜鉛です。
亜鉛には、体の免疫機能をサポートしてアレルギー反応を和らげる効果があるとされます。
そのほか、カルシウムやナトリウム、マグネシウム、鉄などの成分も体の免疫力を高めるサポートをしてくれます。
日頃からカリウムやカルシウム、亜鉛などのミネラルを意識した食事などを心がけると、花粉症の対策につながるでしょう。
ルイボスティーはノンカフェインのため、夜寝る前や妊娠している方でも、気軽に花粉症対策に必要な栄養素を摂取できる飲み物です。
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ルイボスティーのメリット
続いて、ルイボスティーのメリットを4つご紹介します。
- 美肌効果
- アレルギー症状の緩和
- ダイエット効果
- 二日酔い防止
メリット①|美肌効果
ルイボスティーのメリットの1つ目は「美肌効果」です。
ルイボスティーに含まれるフラボノイドやSODなどは抗酸化作用があるとされ、活性酸素の増えすぎでできるシミやしわなどの促進を抑える効果が期待できます。
活性酸素は、体の免疫力を高めるために重要な成分ですが、増えすぎると正常な細胞や遺伝子を傷つけてしまいます。
しかし、抗酸化作用のある成分を摂取すると活性酸素の働きを抑制するほか、新陳代謝を促すため、老化防止などの効果も期待できます。
さらに、ニキビの赤みや予防などにも効果的とされているため、美肌に近づけるでしょう。
メリット②|アレルギー症状の緩和
2つ目は「アレルギー症状の緩和」です。
ルイボスティーには、花粉症はもちろん、そのほかのアレルギー症状を緩和させる効果があるとされます。
ヒスタミンの放出を抑えるため、かゆみのトラブルを解消してくれるでしょう。
また、免疫効果を高める成分も含まれているため、季節の変わり目の体調不良にも効果が期待できます。
アレルギーによる鼻詰まりや目のかゆみ、皮膚トラブルなどに悩んでいる人は、ルイボスティーの継続的な摂取がおすすめです。
メリット③|ダイエット効果
3つ目は「ダイエット効果」です。
ルイボスティーには、交感神経を活性化させて活動量を増やすレプチンが含まれているため、ダイエット効果が期待できます。
エネルギーの消費量が増えれば、脂肪も燃焼されるため、痩せやすい体質へとつながるでしょう。
また、ルイボスティーには、むくみの改善や便秘の解消などの効果があるとされます。
ナトリウムやカリウムなどは、利尿作用があるため、体の水分バランスが整います。
さらに、腸に水分を集めるマグネシウムによって、便秘を改善させる効果も期待できるでしょう。
そのため、体に溜まった不要な水分や便を排出することによって、体重に変化が起きる可能性があります。
メリット④|二日酔い防止
4つ目は「二日酔い防止」です。
二日酔いが起こる原因は、体内でお酒を分解する際に発生する、アセトアルデヒドと呼ばれる物質です。
具体的には、肝臓でお酒を処理する際に大量に作られるアセトアルデヒドが、体内を巡ることで頭痛や吐き気などの二日酔いが起きます。
また、アセトアルデヒドが全身を巡る際に、活性酸素も同時に作られるため、肝臓の働きを悪化させます。
ルイボスティーには、活性酸素の働きを抑制させる抗酸化作用のあるとされる成分が多く含まれているため、肝機能のサポートや二日酔い防止が期待できるでしょう。
飲み会が多い時期やお酒を飲む機会が多い人は、ぜひルイボスティーをその期間だけでも、積極的に飲んでみましょう。
ルイボスティーがおすすめな人について詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてお読みください。
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ルイボスティーのデメリット
ここでは、ルイボスティーのデメリットについて以下の3つをご紹介します。
- トイレが近くなる
- 胃腸や肝臓へ影響が出る可能性がある
- お腹がゆるくなりやすい
デメリット①|トイレが近くなる
ルイボスティーのデメリットの1つ目は「トイレが近くなること」です。
ルイボスティーには、カリウムやナトリウムなど体内の水分を調整し、排出させる効果のある成分が含まれています。
そのため、飲みすぎるとトイレがいつもよりも近くなる可能性があります。
1日に10杯分飲むなど、一度に大量に摂取しなければ、日常生活に支障はありません。
しかし、寝る直前やすぐにトイレへ向かえない状況になる場合は、飲まないように気をつけましょう。
デメリット②|胃腸や肝臓へ影響が出る可能性がある
2つ目は「胃腸や肝臓へ影響が出る可能性があること」です。
ルイボスティーは、ミネラルが大量に含まれているため、場合によっては胃痛を起こすでしょう。
また、ルイボスティーの摂取によって、肝臓がミネラルを十分に排出できず、体内に溜め込んでしまう場合があります。
うまく排出ができなくなると、血圧低下や脱力感、頭痛などの体調不良の症状が表れます。
胃腸や肝臓が弱い人は、少しずつ摂取する量を調整する、異変が起きたら飲むのをやめるなど、柔軟に対応しましょう。
デメリット③|お腹がゆるくなりやすい
3つ目は「お腹がゆるくなりやすいこと」です。
ルイボスティーは、腸に水分を集めるマグネシウムの働きによって、便秘を改善させる効果があるとされます。
しかし、飲みすぎるとお腹がゆるくなってしまい、下痢を起こしたりする可能性もあります。
また、人によっては吐き気を催す場合もあるため、初めて飲む場合は1杯だけにするなど、注意しましょう。
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花粉症に効果的とされるルイボスティーの飲み方
次に、花粉症に効果的とされるルイボスティーの飲み方を、以下の3つに分けてご紹介します。
- 日常的に飲む
- シーズンの1〜2ヶ月前から飲み始める
- 適切な摂取量を守る
飲み方①|日常的に飲む
花粉症に効果的とされるルイボスティーの飲み方の1つ目は「日常的に飲むこと」です。
ルイボスティーは、薬ではなくハーブティーのため、即効性はありません。
そのため、摂取しても、すぐに花粉症の症状に対して効果を発揮することはないでしょう。
花粉症の症状を和らげるためには、毎日の習慣として日常的に飲む必要があります。
まずは、寝る前のリラックスタイムや、毎朝の1杯として継続して飲みましょう。
飲み方②|シーズンの1〜2ヶ月前から飲み始める
2つ目は「シーズンの1〜2ヶ月前から飲み始めること」です。
ルイボスティーには、即効性がないため、継続した摂取が大切です。
そのため、花粉症の症状が始まってから飲み始めるのでは、効果が出るまでに時間がかかりすぎてしまいます。
花粉症の症状緩和を希望する際は、シーズンの1〜2ヶ月前から飲み始めることをおすすめします。
スギ花粉の場合であれば、12月〜1月の間に飲み始めると、花粉症の症状を緩和できるでしょう。
飲み方③|適切な摂取量を守る
3つ目は「適切な摂取量を守ること」です。
体に良いものでも、摂りすぎては毒になる可能性があります。
ルイボスティーは、飲みすぎると胃腸や肝臓など、内臓に影響を与える場合があります。
健康のために摂取しているものが、悪影響を与えないためにも、摂取量を守りましょう。
ルイボスティーの摂取量の目安は、2〜3杯程度です。
ペットボトルのルイボスティーを飲む場合は、500ml1本までにしておきましょう。
花粉症シーズンにおすすめなルイボスティーの淹れ方
ここでは、花粉症シーズンにおすすめなルイボスティーの淹れ方をご紹介します。
ルイボスティーを淹れる際は、以下の手順で淹れてみましょう。
- ルイボスティーの茶葉を用意
- 1ℓの水を火をかけて沸かす
- 沸騰したら茶葉を入れる
- 10分程度煮出す
- 火を止めて茶葉を取り出す
もし、アイスで飲みたい場合は、水出しで作ると美味しく飲めるでしょう。
水出しで作る際は、お湯を沸かした後に茶葉と一緒に容器に入れて、冷蔵庫で冷やします。
また、ミルクを追加したり、はちみつを入れたり、ゼリーにしてデザートとして食べるなどのアレンジもおすすめです。
ぜひ、自分に合う味わい方で、ルイボスティーを楽しんでください。
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ルイボスティー以外の花粉症に効果のあるとされる飲み物
最後に、ルイボスティー以外の花粉症に効果のあるとされる飲み物をご紹介します。
ルイボスティー以外に、花粉症に効果があるとされている飲み物は以下の通りです。
- 緑茶
- 甜茶
- 紅茶
- レモンバームのハーブティー
- 乳酸菌飲料
- コーヒー
いずれも、花粉症に効果があるとされるカテキンやポリフェノールを含んでいる飲み物です。
ただし、どれも即効性はないため、継続して飲み続ける必要があります。
また、花粉症の時期にはアルコールの摂取は避けましょう。
アルコールは、血管を拡張させる働きがあるため、鼻詰まりなどのアレルギー症状を悪化させる可能性があります。
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ルイボスティーの花粉症への効果まとめ
ここまでルイボスティーの花粉症への効果についてご紹介しました。
要点を以下にまとめます。
- ルイボスティーはフラボノイドやSODなどによって、花粉症の症状を抑える効果が期待できる
- ルイボスティーにはアレルギー症状の改善や美肌効果などのメリットがある反面、トイレが近くなるなどのデメリットが存在する
- ルイボスティーはノンカフェインのため、日中はもちろん寝る前でも気軽に摂取ができる
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。