「就労継続支援B型事業所」とは、障がいなどを理由に通常の事業所と雇用契約を結ぶことが難しい方に対して、軽作業などを通して就労のための機会を提供する福祉サービスです。
就労継続支援B型事業所である「スイーツDecoいるむ」では、利用者の方が菓子製造や販売までの工程、店舗内の清掃、宣伝などを行っています。
今回はスイーツDecoいるむの店長である石神様と、いるむの運営元NPO法人オペアの理事長である堅田様からお話を伺いました。
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就労継続支援B型事業所「スイーツDecoいるむ」が始まったきっかけは?
編集部)就労継続支援B型事業所として「スイーツDecoいるむ」を始めたきっかけを教えてください。
堅田様)いるむが始まる前に、NPO法人オペアには福祉の事業所がありました。そこにいるむの事業をつなげたかたちになります。
コルクボードなど、一度購入したらそれきりになってしまうものではなく、世の中で回っていくものをつくれないか考えていたところ、一度閉店してしまった好きなドーナツ屋さんが別の場所で復活しているのを見つけました。
いるむは、最初はそのドーナツ屋さんから仕入れるかたちでドーナツの販売を行っていましたが、「自分たちで作ってみたい」という意見がでてきて、ドーナツの製造から販売まで幅広く行うようになりました。
編集部)ありがとうございます。それでは、「スイーツDeCo いるむ」の利用者の方はどのような作業をされているのか教えてください。
石神様)出勤したらお掃除、開店準備、ドーナツ作り、イベントに向けたイベント用ドーナツ作りなどをしていただいています。
もちろん1人ですべての作業をできるわけではないので、作業を細分化することで、1人1人ができる作業を増やしています。
例えば、お砂糖を60g測る担当の方や、粉をブレンドするための軽量担当の方、焼きドーナツ担当の方、クッキー担当の方、販売専門の方、パンフレット作り担当の方など、それぞれが得意なことを生かして働くことができるようになっています。
編集部)思い入れのある商品や、おすすめの商品について教えてください。
石神様)もともといるむでは揚げドーナツ屋さんからドーナツを仕入れて販売していましたが、自分たちが手掛けたものでないとモチベーションが上がらないということで、いるむオリジナルのドーナツの製造を始めました。
一番初めにできたプレーンのドーナツは、粉の調合から考え出したので思い入れが強い一品です。
プロではなくても、誰が作っても同じものができるようになるものを考えることを意識して、このドーナツが誕生しました。
編集部)なるほど。誰が作っても同じものができるレシピの考案は難しいですよね。
では次に、いるむで販売しているラーメンについて、おすすめのポイントを教えてください。
堅田様)麺は特製麵を使用しており、伸びにくいもちもちとした麺です。
ラーメンのスープはこの特性麺に合うものを選んで、製麺工場から仕入れています。
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利用を検討されている方へのメッセージ
編集部)最後に、就労継続支援B型事業所の利用を検討されている方にメッセージをお願いいたします。
堅田様)法人のビジョンとして、「どんな人でも夢に向かってチャレンジできる社会をつくる」というものがありますが、このビジョンの通り、どんな人でも夢に向かってチャレンジできる社会が実現することを願っています。
また、事業所に通っている方が自分の可能性や目標を見つけながら進んでいくための事業所としてあり続けたいと考えています。
まだ夢や目標に向かって何をしたらいいかわからない方にとっても、何か少しでも力になりたいです。
電話やメールでのお問い合わせもできますので、相談だけでもししていただければと思います。
石神様)いるむでは、高齢の方の事業所に訪問して販売を行ったり、高校生や専門学生とコラボして商品の販売を行ったりしています。
障がいの有無や年齢、性別関係なく、誰でも夢に向かってチャレンジできる社会をつくっていきましょう。
「スイーツDecoいるむ」のおすすめ商品をご紹介!
いるむでは、オリジナルキャラのドーナツやクッキーを販売しています。
キャラクターの顔は、つまようじとチョコを使って一つ一つ手書きで書かれています。
是非一度お気に入りの商品を探してみてください!
やきチョコとらむ
こしのアン子ちゃん
黒井おかおさん
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