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健達ねっと>介護お役立ち記事>介護施設>グループホームの費用相場は?内訳や助成制度まで解説します!

グループホームの費用相場は?内訳や助成制度まで解説します!

認知症グループホームとは、認知症をもつ高齢者の方が共同生活を送る施設です。
家族介護の負担を減らし、24時間体制で適切なケアを受けることができます。

ただ、費用負担がどれくらいなのか不安に思ったことはありませんか?

今回は、認知症グループホームの費用について以下の点を中心にご紹介します。

  • 認知症グループホームの費用相場
  • 要介護度別の認知症グループホームの費用
  • 認知症グループホームの助成制度
  • 年金による認知症グループホームの利用方法

金銭面の不安を解消するためにも、参考にしていただけると幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

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認知症グループホームとは

認知症グループホームとは

認知症グループホームで受けられるサービスは様々です。
1日の過ごし方は施設によって違いがありますが、介護スタッフのサポートを受けながら生活します。

食事の買い出しから後片付けまでや掃除や洗濯などの家事を、入居者1人1人が自分の役割を持って行います

施設独自のレクリエーションも行うことができ、季節ごとの行事や地域交流も取り入れられています。
また回想療法や園芸療法、ペットセラピーなど認知症に効果的なリハビリまで行います。

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認知症グループホーム費用相場

認知症グループホームの費用相場

認知症の方の認知症グループホーム入居を考える際に最も気になることは費用でしょう。
ここからは、認知症グループホームの費用相場をご紹介します。

入居一時金・保証金 

入居一時金や保証金は、一般的な賃貸住宅でたとえると「敷金」に該当します。
認知症グループホーム入居の際にかかる初期費用は、0〜100万円とかなり振り幅が大きいです。

具体的には、退去時の部屋の清掃や修繕、家賃を滞納した際の不足分の穴埋めなどに使われます。
これらの初期費用は施設退去時に必要費用が差し引かれ、残った金額は返金されます。

しかし、初期費用の償却は施設によって違うので一切返金されない場合もあります。

月額費用

認知症グループホームでは初期費用だけではなく、月額費用もかかります。
費用相場は15〜30万円です。

具体的にどのような費用がかかるかをご説明します。

介護サービス費 

認知症グループホームに入居する認知症の方は、食事や排せつ介助などを要する方が多いです。
介護サービス費とはそういった介護サービスを受けるためにかかる費用です。

介護サービス費用は介護保険が適用されますが、入居する認知症グループホームの地域や、要介護度によって負担額に違いがあります

介護保険の適用に伴い負担する実費額は1割ですが、定められた基準以上の収入がある場合は2〜3割負担になります。

生活費

日常生活費には「賃料」「管理費・共益費」「食費」「光熱費」「雑費」などが含まれます。
生活費に含まれる雑費はおむつや日用品、散髪代などのことを言います。

これらの生活費の中で施設によって大きく差があるものは「賃料」と「雑費」です。
賃料は入居する認知症グループホームの地域や設備の充実度、部屋の広さなどで変わります。

雑費は基本的に全額負担しなければいけません。

施設によっては持ち込んだおむつを使用できたり、散髪代やおむつ代の料金を設けているところもあります。
負担金額がかさばるため、施設に事前に確認しておくと良いでしょう。

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認知症グループホーム費用は要介護度によって異なる

認知症グループホームの費用と介護度

ここまでご紹介した初期費用や月額費用以外にもサービス加算費用があります。
そして、要介護度によって介護費用やサービス加算費用が異なります。

では、サービス加算費用がどんなものなのかをご紹介します。
※21年4月改定時

初期加算 

認知症の方は環境の変化に非常に敏感で、慣れるまでに時間がかかることが想定されます。
施設での生活に慣れるまでの間は、より手厚いサポートが必要になります。

初期加算は、認知症の方が施設での生活に慣れるための様々なサポートにかかる費用です。

施設入居日から30日間適用され1日にかかる費用は30円ほどです。

また、仮に入居中に1ヶ月以上入院したとしても退院後にかかるサポートに対して初期加算が適用される場合があります。

看取り介護加算

看取り介護加算は、医師が回復の見込みがないと判断した方のみに算定される加算です。

入居者本人と家族の意思を尊重の上、看取りに向けた介護計画が医師や看護師などの協力の元で作成されます。
看取り介護加算の費用は以下の通りです。

  • 死亡日以前31日~45日以下  72円/日
  • 死亡日以前4日以上30日以下 144円/日
  • 死亡日前日および前々日 680円/日
  • 死亡日 1,280円/日

認知症専門加算

認知症専門ケア加算とは、介護スタッフに対して認知症ケアの情報共有や指導を行っている場合に加算される費用です。

認知症に特化した知識や技術を持つスタッフがいるので、より手厚いサポートを受けることができます。
認知症専門ケア加算にかかる費用は以下の通りです。

  • 3〜4円/日

夜間支援体制加算

夜間支援体制加算は施設入居者の安全確保を目的とし、夜間や深夜帯に基準値以上のスタッフなどを配置した場合にかかる費用です。
全ての施設開所日において夜間や深夜帯の人員が基準値以上であることが条件です。

夜間支援体制加算にかかる費用は以下の通りです。

  • 1ユニット、50円/日
  • 2ユニット、25円/日

医療連携体制加算

医療連携体制加算は、施設の医療体制が整っている場合に加算される費用です。
常勤看護師が1名以上配置されていたり、24時間連絡可能な訪問看護ステーションとの連携が取れたりします。

医療連携体制加算がある施設では、入居者の容態が急変または重度化した場合でもサポートする体制がしっかり整っています。

医療連携体制加算にかかる費用は以下の通りです。

  • 39〜59円/日

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認知症グループホームでの助成制度とは

認知症グループホームの助成制度

ここまで認知症グループホーム入居の際にかかる費用をご紹介しましたが、経済的負担が非常に大きいことが予想されます。
ここからは、少しでも経済的負担を減らすことができる助成制度を3つご紹介します。

介護サービス費の助成

介護サービス費の助成には、高額介護サービス費制度があります。
介護保険サービス費は、入居者の所得に応じてそれぞれ自己負担の限度額が決められています。

高額介護サービス費制度は介護サービスを利用する際に支払った月々の利用者自己負担額を超えた場合に使用できます。

1度申請を行えば、2回目以降は高額介護サービス費が発生する度に支給されます。

しかし、支給申請は2年以内に行わなければ無効になるので早めに申請しましょう。

各自治体の助成

各自治体で独自の助成制度を設けているところがあります。

しかし、「住民税非課税世帯」「資産」「収入」などに関しての条件が設けられている場合が多いので事前に確認が必要です。
問い合わせをする場合は、市区町村の「保健福祉窓口」または「介護保険窓口」に問い合わせてください。

家賃助成

家賃助成は、「低所得世帯」や「生活保護受給者」を対象に家賃の一部が補助される制度です。

自ら申請しなければ補助されないので、家賃助成を希望する方は忘れず申請しましょう。
申請の窓口は、市区町村の「介護保険窓口」または「医療保険窓口」です。

また、別途で特定障害者特別給付の対象者は、ご利用者1人あたり、月額1万円を上限に補助されます。

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認知症グループホームを選ぶ際の注意点

認知症グループホームの選び方

認知症の方の認知症グループホーム入居を考える際、どの認知症グループホームを選ぶかが重要なポイントです。
ここからは、認知症の方の認知症グループホームを選ぶ際の注意点を3つご紹介します。

医療体制がないこともある

認知症グループホームは医療や看護スタッフの配置が義務ではなく、医療ケアには特化していないことがデメリットとして挙げられます。
そのため、医療体制が整っていない場合があります。

生活保護を受けている場合

生活保護を受けている場合でも認知症グループホーム入居は可能ですが、生活保護法の指定を受けている認知症グループホームのみになります。
また認知症グループホームの中でも全ての居室が生活保護に対応している場合と、一部の居室のみの場合があります。

生活保護を受けている方で認知症グループホームの入居を考える際は、事前に確認しておく必要があります。

本人の意思を尊重する

認知症の方の家族介護の負担を減らすために認知症グループホーム入居を考えることは必要です。

しかし、1番大切にすべきことは本人の意思を尊重することです。
認知症の方にとって住み慣れた家を出て新しい環境に行くことは非常に不安ですし、ときには「見捨てられた」と感じる方もいます。

認知症の方本人の意向を汲み取って決定しましょう。

薬の使い方

認知症グループホーム以外の介護施設

認知症グループホーム以外の介護施設

認知症の方が入居できる施設は認知症グループホームだけではありません。
認知症の方のための介護施設は他にも特別養護老人ホームがあります。

特別養護老人ホームは、認知症グループホームと違い基本的には要介護度3以上の方のみです。
自立した生活が送れない要介護者を対象としています。

しかし、特例で要介護度2以下でも入居可能な場合があります。

年金だけで認知症グループホームは入居できる?

年金での認知症グループホームの入居

結論から述べますと年金だけでも入居できる施設はあります
しかし、国民年金のみの受給であれば選択肢は少なくなります。

施設によって条件や特徴などは異なりますが、施設の中でも「特別養護老人ホーム」の相場は比較的安価です。
ただし、特別養護老人ホームは要介護度が3以上の方を対象としています。

また、住民票のある地域の認知症グループホームのみしか基本的には入居不可です。

年金のみでも認知症グループホームの入居は不可ではありませんが、他の施設も含めて検討しましょう。

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認知症グループホームの費用のまとめ

認知症グループホームの費用のまとめ

ここまで、認知症グループホームの費用についてお伝えしてきました。
要点を以下にまとめます。

  • 認知症グループホームの月額費用の相場は15~30万円
  • 認知症グループホームの費用は、要介護度によってサービス加算費用がかかる
  • 認知症グループホームの助成制度には、家賃助成や自治体の助成を受けられる場合がある
  • 年金だけでも入居できる施設はある

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
  • グループホーム展開
  • 介護付有料老人ホーム展開
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