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健達ねっと>介護お役立ち記事>介護施設>介護施設におすすめの娯楽とは?注意事項や開催頻度も紹介

介護施設におすすめの娯楽とは?注意事項や開催頻度も紹介

娯楽には、レクリエーションやゲームなどさまざまな種類があります。
介護施設での娯楽には、どのようなものがあるのでしょうか?

本記事では、介護施設の娯楽について以下の点を中心にご紹介します。

  • 介護施設の娯楽の目的
  • おすすめの娯楽
  • 娯楽を行う上での注意点

介護施設の娯楽について理解するためにも、ご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

介護施設について詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

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娯楽の目的

介護施設での娯楽には、以下のような目的があります。

  • 利用者を楽しませるため
  • 生活の質の向上につながる

それぞれ説明します。

利用者を楽しませるため

介護施設は、閉鎖的な印象を持っている方もいるかと思います。
そのため、楽しい雰囲気を実感してもらうため、ゲームなどの娯楽を行います。
また、娯楽を行うことで、ほかの利用者とのコミュニケーションがうまれます。

楽しさを実感することは、生きがいにもなり生活意欲にもつながります

生活の質の向上につながる

介護施設の娯楽は、生活の質の向上が期待できます。
高齢になると体を動かす機会が少なくなります。
そのため、転びやすくなったり、ふらつきやすくなったりします。

レクリエーションなどの娯楽を行うことで、体を動かすきっかけになります
大勢で同じ動きを行うことは、一体感がうまれ、楽しく体を動かせます。
また、頭を使うゲームをしたり、手先を動かしたりすることは、脳の活性化になります。

脳の活性化は、以下のような症状の予防が期待できます。

  • うつ病
  • 認知症

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介護施設におすすめの娯楽

介護施設におすすめの娯楽は、以下のようなものがあります。

  • 体を使った娯楽
  • 頭を使った娯楽
  • 指先を使った娯楽
  • みんなで楽しむ娯楽

それぞれ説明します。

体を使った娯楽

体を使った娯楽は、

  • 玉入れ
  • ボール運び
  • ラジオ体操

などがあります。
玉入れなどは、他の利用者と一緒に体を動かすことで、コミュニケーションをとりながら健康の維持が期待できます

ラジオ体操やリズム体操は、音楽をかけて楽しく体を動かせます。
音楽の種類を変えることで、体操のバリエーションを増やすこともできます。
また、体操は以下のような効果が期待できます。

  • 腰痛の改善
  • 肩こりの改善

レクリエーションの娯楽として、リハビリ運動を導入している施設もあります。

介護の腰痛について詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

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頭を使った娯楽

頭を使った娯楽は、

  • しりとり
  • 簡単な計算
  • 間違い探し

などがあります。
間違い探しゲームは、似ている2つのイラストを用意します。
集中して間違いを探すことは、脳によい刺激を与え、認知症の予防にもなります

簡単な計算やクイズなどのテーマは、日常生活に関連するものがいいでしょう。
利用者に馴染みやすいため、答えやすくなります。
頭を使った娯楽は、脳機能の維持の手助けとなります。

指先を使った娯楽

指先を使った娯楽は、

  • 編み物
  • ぬり絵
  • そろばん

などがあります。
ぬり絵やあみ物は、手先の運動にもなり、認知症の予防効果が期待できます。
創作性を伴うので、本人の創作意欲が生まれます。

高齢者の新しい趣味につながる可能性があり、介護施設での暮らしを豊かにします
また、指先を使った娯楽は、体力が低下している高齢者にも取り入れやすいです。

みんなで楽しむ娯楽

みんなで楽しむ娯楽は、

  • カラオケ
  • 簡単な打楽器の演奏会

などがあります。
歌うことは、心肺機能を高めるといわれています。
利用者になじみのある懐メロを歌うとよりいいでしょう。

昔の頃を思い出すきっかけになり、脳の活性化が期待できます
また、ストレスを発散する機会にもなり、心の安定につながります。

楽器を演奏することで、利用者と一緒に楽しさを実感できるでしょう。
演奏会など、発表の場を設けることで、本人のモチベーションにもなります。

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娯楽を提供するうえでの注意点

娯楽を提供するうえで、以下のような注意点があります。

  • 利用者に合わせた難易度にする
  • 娯楽への参加を無理にさせない
  • 安全第一

それぞれ説明します。

利用者に合わせた難易度にする

娯楽を行う場合、難易度は利用者の自尊心を尊重することが大切です
介護施設には、さまざまな要介護度の利用者が入居しています。
ぬり絵やゲームなどの場合、極端に簡単すぎるものは、子ども扱いされたように感じる方もいるでしょう。

娯楽は、利用者に合った難易度のものを選ぶ必要があります。

娯楽への参加を無理にさせない

娯楽への参加は、利用者本人の意思を尊重することが大切です
その日の気分や、体調が優れない日もあるかと思います。
そのため、無理に参加を促すことはやめましょう。

また、部屋からあまり出たがらない利用者は、スタッフが娯楽を進めることもあります。
しかし、最終的には本人の意思が尊重されます。


介護施設での生活に慣れてくると、ほかの利用者とのコミュニケーションも増えます。
その結果、娯楽へ参加したくなる気持ちも沸いてくるでしょう。

安全第一

娯楽を行う上で、ケガや転倒などに最大の注意が必要です
高齢者は、判断能力や認知能力が低下しています。
車いすの利用者は、ゲームの最中に転倒する可能性があります。

ハサミや道具を使う場合は、誤った使い方をする可能性があります。
認知症の方は、ゲームの最中に徘徊する可能性があります。

娯楽を行うときは、スタッフが参加者に対して、より一層注意して目を配る必要があります。
利用者が楽しく娯楽を行えるように、工夫することが大切です。

レクリエーションの頻度は?

介護施設によって、レクリエーションの頻度は異なります。
多くの介護施設では、週1〜2回行っています。
また、レクリエーションの内容によっても頻度は変わります。

軽い運動やラジオ体操は、毎日行うことで運動能力の向上につながります。
施設では、オリジナル性のあるレクリエーションを行っています。
いくつかレクリエーションを用意し、時間や曜日ごとに変えて行うことで、利用者がストレスや不満なく楽しむことができます。

楽しいレクリエーションは、利用者にとって、とても有益なものになるでしょう。

介護施設のレクリエーションについて詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

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レクリエーションに対する介護施設の現状

介護施設では、運営基準により、レクリエーションを行う決まりになっています。
しかし、現状は、

  • 施設の人手不足
  • 集団レクリエーションの企画をできる人がいない
  • 準備が大変

などにより、満足のいくレクリエーションが実施できていない施設もあるようです。
レクリエーションを行うには、準備や利用者の個室からの移動などさまざまな負担があります。

レクリエーションを企画するときは、準備や片付けが簡単なものを基準に考えることで、スタッフの負担が軽くなります。
また、ほかの施設と情報を共有したり、連携したりすることで、企画を考えることへの負担が解消されます。

レクリエーションは、スタッフと利用者や利用者同士のコミュニケーションの場になります。
スタッフも一緒に参加できるレクリエーションを実施することで、楽しい時間を過ごせるでしょう。


出典:厚生労働省【令和元年度 介護ロボットを活用した介護技術開発支援モデル事業

介護施設の人員配置基準について詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

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介護施設の娯楽まとめ

今回は、介護施設の娯楽の情報を中心にお伝えしました。
要点を以下にまとめます。

  • 介護施設の娯楽には、利用者を楽しませることや、運動能力が向上し生活の質につながるなどの目的がある
  • ラジオ体操や編み物など、リハビリ効果があるものや趣味につながる娯楽がおすすめ
  • 利用者に合わせた難易度や、ケガなど安全に注意して行う必要がある

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
  • グループホーム展開
  • 介護付有料老人ホーム展開
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