日々、介護現場では人材不足の影響や過重労働により一人ひとり丁寧にケアすることが難しい状況になっています。
また、今後も介護施設を利用する入所者の増加や介護サービスの多様化、介護者の人材不足などが顕在化してきます。
しかし、近年ITやAIの発達により業務改善に役立つ製品やサービスが発売されるようになりました。
この記事では、介護現場をITなどの技術力でサポートする企業と商品やサービスをご紹介します。
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株式会社八光
会社概要
株式会社八光は、1944年創業で2022年現在で約80年の会社になります。
本社は長野県にあり、資本金が8,500万円です。業務内容は、メディカル事業部のディスポーザブル医療製品、医療機器、ステンレスチューブ、プラスチック製品の製造及び販売とホテル事業部として、戸倉上山田温泉 笹屋ホテルを運用しています。
販売拠点として、本社の長野県以外にも北海道、宮城県、東京都、神奈川県、千葉県、大阪府、福岡県、熊本県など多くの地域に拠点を持っています。
現在では、外科分野、麻酔科分野、産婦人科分野でオンライン展示会をおこなっており、より製品の詳細を知ることができます。また株式会社八光は、介護分野でもサービスを提供しており嚥下や歯科医療の現場で活躍しています。
詳細については、以下を参照ください。
い〜とみるについてご紹介
高齢者の食事について悩みがある方や、医療や介護現場での食支援のあり方などの方法が掴めないことで迷っている方の支援をしてくれるサービスです。
嚥下だけではなく、食べる力を総合的に判断してリハビリの手法や環境調整、介助の仕方など様々な角度から考察できるように支援することで高齢者も高齢者をサポートする方にも寄り添ったサービスとなっています。
い〜とみるワークにおいてミールラウンドの役割は、食事観察サポートといい、食べ方の変化や食べるしぐさを観察したり、食事環境や認知機能、食欲や体調などを洞察することです。
食事の食べ方は人それぞれの特徴があります。
よく噛む人や早食いをする人、一度に口に入れる量が多いなど人それぞれの法則があります。
介助を必要とする高齢者も同じで、食事の場面を目を凝らして観察(ミールラウンド)してみることで、食べ方のパターンや何が食べやすいのかなどを判断するのみでなく、食行動として個々の特徴を掴むということをで食支援計画を立てるということを目的とします。
その後は、観察所見のカード化されたカードを使って食事観察の仕方のトレーニングをします。
ミールラウンドの経験がなくても、「い〜とみるカード」を使用すれば、5つの視点(計25所見)から該当するカードを選ぶことができるため食事観察の勘所をトレーニングすることも可能となります。
施設内研修等でグループワークとして模擬ミールラウンドを開いてみることで、食事面などでの気づきなどに繋がります。その際に「い〜とみるカード」をワーキングカードとして利用することでより効果的な気づきに繋がります。
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アクセスエール株式会社
会社概要
アクセスエール株式会社は、2020年創業で創設間もない会社になります。
本社は大阪府にあり、資本金は500万円です。業務内容は、障がい者を中心とした身体が不自由な方の生活を支援するハード、ソフトの開発、販売およびサポートをしています。
社名の由来としては、障がい者のアクセシビリティ(Accessibility)を応援(Yell)したいとの想いからつけられています。
代表の松尾さんがパナソニック株式会社に入社した後、父親が難病であるALS(筋萎縮性側索硬化症)を発病したことがきっかけで難病患者の支援をするためコミュニケーション機器の開発に取り組んできました。
今では、多くの製品やメディアに取り上げられるようになり、創業間もないですが独創的な製品を提供しています。
詳細については、以下を参照ください。
サービス紹介
アクセスエール株式会社では、会社立ち上げ前の2020年1月に「重度障害者の意思疎通を実現する、新しい伝達装置を開発したい!」というプロジェクトのクラウドファンディングを立ち上げました。
2020年3月には当初計画していたよりも2.5倍も多いクラウドファンディングを達成し、2020年5月には、新しい伝達装置の名前を「ファイン・チャット」に決定しました。
その後は試作やデザインの決定なども済み、2021年4月には、厚生労働省からの「補装具費支給制度」対象品目として非課税で販売できる承認を取得しています。
新しい伝達装置である「ファイン・チャット」は、身体が不自由で会話や指差しなどによる意思疎通が難しいと言われている方に向けて開発された装置です。
50音の文字盤と液晶画面で構成されていて、身体のわずかに動く部分を使い、ON/OFFだけで文字盤から文字を選択することで液晶画面に表示されます。
入力した文字を音声として読み上げることも可能になっている装置です。
「ファイン・チャット」を利用することで、障害者の方とコミュニケーションがとれます。
マイコン駆動となっており、起動も終了もボタンを押すだけとなっています。
また、小型で軽量になっており、持ち運びにも適しています。さらに、パソコンやiPad、スマートフォンとの連携も可能となっており、障害者の方と家族や介護をする施設などでもコミュニケーションツールとして使用されています。
三昌商事株式会社
会社概要
三昌商事株式会社は、1916年創業で2022年現在で106年の会社になります。
本社は大阪府にあり、資本金が1億円あります。業務内容は、介護分野での開発や製造をしています。
販売拠点として、国内以外にも東南アジア、ヨーロッパなど海外に11か所の拠点を持っています。
現在では、介護現場でかつ安くするCareBird(ケアバード)という製品に注力しており介護現場のスタッフが働きやすいように業務改善をしています。
詳細については、以下を参照ください。
介護見守りサービスcarebirdについて
介護見守りサービスのCareBird(ケアバード)は、マットレスの下に置いた非接触バイタルセンサーを使うことで、入居者の体動(脈拍・呼吸)を測定することで、守ってくれるサービスです。
入居者の生活のリズムを把握することや、スタッフの業務負担軽減など1つのサービスでいくつものメリットが挙げられます。
部屋全体の動きなどを完治するルームタイプのセンサーもあり、用途に応じた見守りシステムを利用することができます。
1つ目の特徴は、パソコンやスマートフォン、タブレットなどの端末で入居者のバイタル(呼吸・脈拍)や睡眠状態が一目で確認することが可能です。
また、起きていることを確認できるため、効率的な介護に繋がり、高齢者への負担も介護者側の業務負担軽減にも役立ちます。
2つ目の特徴は、バイタル異常やベッドから離床した時にスタッフに通知してくれるサービスです。
入居者に何かしらの異変や急変が起きた場合や、離床時にスタッフがどこにいても通知が来ることで、即座に入居者への介護の対応が可能です。
また、入居者の状態をモニター画面で確認でき、利用者が急変した時や離床時に音で知らせてくれる機能も備わっています。