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健達ねっと>介護お役立ち記事>お役立ち情報>【介護食のゼリーとは?】オススメの商品や特徴、選ぶ際のポイントについてプロが解説!

【介護食のゼリーとは?】オススメの商品や特徴、選ぶ際のポイントについてプロが解説!

「ゼリータイプの介護食について知りたい」
「介護食の特徴や選ぶ際のポイントについて、理解しておきたい」
介護食の購入を検討している方、あるいは介護食の宅配サービスを利用したいと考えている方の中には、このような疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。

介護食には、個人の状態や好みに合わせた様々なものが存在し、中にはゼリータイプのように簡単かつ手軽に摂取できるものもあります。

本記事では、ゼリータイプの介護食について以下の点を中心に解説していきます。

  • ゼリータイプのおすすめの介護食
  • 介護食ゼリーの特徴
  • 介護食を選ぶ際のポイント

ゼリータイプの介護食について知りたいという方は、ご参考いただけますと幸いです。

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介護食とは?

介護食とは?

まず、介護食についてご紹介します。
介護食とは、高齢者や患者の身体状況に合わせて調理された特別な食事のことを指します。
加齢や疾病により、咀嚼力や嚥下機能が低下した方でも摂取しやすいよう、食材の形状や硬さ、とろみの程度などが細かく調整されています。

一般的な介護食は、その人の状態に応じて複数の段階に分けられており、普通食に近い常食から、きざみ食やミキサー食、さらにはゼリー食まで、様々な形態が用意されています。
また、栄養面でも、高齢者に不足しがちなたんぱく質やビタミン、ミネラルなどの栄養素が適切に補給できるよう工夫されています。

介護食は、自宅で調理することも可能ですが、実際に口にする高齢者の状態によっては調理が難しい場合もあるため、毎日介護食が宅配されるサービスも存在します。

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介護食にはいくつかの種類がある

介護食にはいくつかの種類がある

次に、介護食の種類についてご紹介します。
前述したように、介護食を口にする高齢者の状態は様々であり、中には柔らかい食べ物であっても咀嚼することが困難であると感じる方もいます。

そんな様々なの状況を考慮して、介護食には以下のような種類が存在します。

  • 軟菜食
  • きざみ食
  • ミキサー食
  • ソフト食
  • 流動食

ゼリー食は、数多くの介護食の中でも比較的食べやすいものに分類され、幅広い人々が簡単かつ手軽に口にしやすいことが特徴です。
食材をゼリー状に加工することで、咀嚼をほとんど必要とせず、飲み込みやすい形状に仕上げられているのです。

また、食欲を掻き立てるという意味で見た目や味も重視されており、できるだけ元の食材の風味や色合いを残すよう工夫されています。

介護時の食事用エプロンに興味のある方は、こちらの記事も合わせてお読みください。

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ゼリータイプのオススメの介護食

ゼリータイプのオススメの介護食

ここでは、ゼリータイプのオススメの介護食について、以下の3つをご紹介します。

  • アイソカルの介護食ゼリー
  • 明治メイバランスの介護食ゼリー
  • キューピーの介護食ゼリー

①アイソカルの介護食ゼリー

ゼリータイプのオススメの介護食の1つ目は「アイソカルの介護食ゼリー」です。
アイソカルの介護食ゼリーは、医療・介護現場でのシェアNo.1(2022年)を誇る介護食ゼリーで、1カップで150kal〜200kal摂取できます。

味も12種類用意されており、好みに合わせて冷たい状態/暖かい状態どちらでも食べられるように作られている点が特徴です。

②明治メイバランスの介護食ゼリー

2つ目は「明治メイバランスの介護食ゼリー」です。
明治メイバランスの介護食ゼリーは、介護食に限らず幅広い食品を開発している明治が提供している介護食ゼリーです。
滑らかな食感と豊富なエネルギーが含まれている点が特徴です。

また、味も多数用意されており、高齢者にとどまらず幅広い年代の方が楽しめるような食品となっています。

③キューピーの介護食ゼリー

3つ目は「キューピーの介護食ゼリー」です。
キューピーの介護食ゼリーは、主に調味料を提供しているキューピーが販売している介護食ゼリーです。
飲むタイプとしてパッケージされている点が特徴です。

内容量は100gと、移動中や外出中でも飲み物感覚で摂取できるため、介護食ゼリーを持ち運びたいという方にとってはおすすめの一品です。

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介護食ゼリーの特徴

介護食ゼリーの特徴

ここでは、介護食ゼリーの特徴について、以下の5つをご紹介します。

  • 飲み込みやすい
  • 栄養バランスが考慮されている
  • 豊富な水分を含んでいる
  • 手軽に摂取できる
  • 保存や管理が簡単

①飲み込みやすい

介護食ゼリーの特徴の1つ目は「飲み込みやすいこと」です。
介護食ゼリーの最も重要な特徴は、幅広い人々に安全に飲み込める形に作られていることです。
前述したように、介護食ゼリーにはいくつかの種類がありますが、ゼリータイプの介護食はその中でも最も食べやすいタイプと言えます。

特に咀嚼や飲み込みが困難であると感じる高齢者にとっては、噛む力が必要なくすぐに飲み込んで摂取できるという点は、非常に魅力的なポイントの1つと言えるでしょう。

(※全ての方に安全ということではありません。)

②栄養バランスが考慮されている

2つ目は「栄養バランスが考慮されていること」です。
ゼリータイプの介護食に限らず、介護食は高齢者に必要な栄養素を含むように作られています。

高齢者に特に不足しがちなタンパク質を強化し、必須アミノ酸などバランスよく含有するよう設計されています。
また、体の機能維持に欠かせないビタミンやミネラルも適切に配合されており、通常の食事と同等の栄養価を確保しています。

③豊富な水分を含んでいる

3つ目は「豊富な水分を含んでいること」です。
介護食ゼリーには、他の介護食などと比較してより多くの水分が含まれており、食事と水分補給を同時に行えます。
高齢者は加齢に伴い喉の渇きを感じにくくなり、意識的に水分を補給することが難しくなる傾向にありますが、ゼリー状の食事を通じて自然に水分を摂取できます。

また、水分がゼリー化されていることで、液体をそのまま飲む場合と比べてむせにくく、誤嚥性肺炎のリスクを軽減させる効果も期待できます。

④手軽に摂取できる

4つ目は「手軽に摂取できること」です。
介護食ゼリーは、開封してすぐに食べられる利便性が大きな特徴であり、持ち運びも容易です。

また、食べる前に温める必要もなく、特別な調理器具も必要としないため、介護者の負担を大幅に軽減できます。
一回分ずつパッケージ化されているものが多く、食事の量を調整しやすいという利点もあります。

⑤保存や管理が簡単

5つ目は「保存や管理が簡単であること」です。
介護食ゼリーは常温で長期保存が可能なものが多く、食事管理がしやすいという特徴があります。

また、個別包装されているため、必要な分だけ使用でき、残りは保管できます。
賞味期限も比較的長く設定されており、災害時の備蓄食としても活用でき、非常時の食事対策としても有効とされます。

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介護食を選ぶ際のポイント

介護食を選ぶ際のポイント

ここでは、介護食を選ぶ際のポイントについて、以下の3つに厳選してご紹介します。

  • 食べやすさや噛みやすさを確認する
  • 含まれている栄養素を確認する
  • 味を重視する

ゼリータイプに限らず、介護食を選ぶ際はぜひこちらの内容を参考にしてみてください。

①食べやすさや噛みやすさを確認する

介護食を選ぶ際のポイントの1つ目は「食べやすさや噛みやすさを確認すること」です。
介護食を口にする高齢者の状態や好みにも寄りますが、食事の食べやすさや柔らかさは、ストレスなく食事をする上で非常に重要なポイントです。

実際に食べてみた際、食事中にむせたり飲み込みにくさを感じたりする場合は、より食べやすい形態を選ぶ必要があります。
また、介護食の食べやすさや噛みやすさについては、自宅の調理方法次第で調節できるため、ぜひ試してみてください。

②含まれている栄養素を確認する

2つ目は「含まれている栄養素を確認すること」です。
食べやすさや噛みやすさと同様に重要なのが、食事に含まれている栄養素です。

前述したように、特に高齢者の場合は食事量も制限されてしまうため、健康管理に必要な栄養が不足してしまう傾向にあります。
そのため、少ない食事量でも十分な栄養素を摂取できるような介護食を選ぶ必要があるのです。

特に、筋力の維持に必要なタンパク質、エネルギー源となる炭水化物、骨の健康に欠かせないカルシウム、貧血予防に必要な鉄分などの含有量を確認することがポイントです。

③味を重視する

3つ目は「味を重視すること」です。
どんなに食べやすくて栄養素が豊富に含まれていても、苦手な味の介護食であった場合は長続きしない可能性が高いといえます。

加齢により味覚や嗅覚が低下する傾向にありますが、食事の楽しみを維持することは、生活の質を保つ上で非常に重要な要素です。
味付けは個人の好みに合わせて選べるよう、薄味から普通の味付けまで、幅広い選択肢から選べるため、ぜひ幅広い種類の介護食を試してみてください。

また、季節感のある献立や、馴染みのある家庭料理の味を再現した商品もあるため、時期や食材の好みによって選ぶ方法もおすすめです。

介護食器についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてお読みください。

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介護食の宅配サービスもある?

介護食の宅配サービスもある?

ここでは、介護食の宅配サービスについてご紹介します。
介護食の宅配サービスは、主に高齢者が、安全に美味しく食事を楽しめるよう開発された食事の配達サービスです。

サービスの形態としては一般的な宅食サービスと似ていますが、介護食の宅配サービスの場合は、特に栄養バランスや食事の食べやすさが考慮されています。
管理栄養士が栄養バランスを考慮しながら、食材の硬さや大きさを調整し、各利用者の咀嚼/嚥下能力に合わせた食事を提供しているのです。

一般的な介護食の宅配サービスでは、本記事でご紹介したようなゼリータイプの介護食ではなく、通常の食事のような形の介護食が提供されます。

介護食の宅配サービスを活用するメリットについては、次の項目でご紹介します。

(※全ての方に安全ということではありません。)

介護食の宅配サービスを活用するメリット

介護食の宅配サービスを活用するメリット

最後に、介護食の宅配サービスを活用するメリットについて、以下の3つをご紹介します。

  • 介護者の調理の手間を省ける
  • 栄養素バランスを考える手間が省ける
  • 豊富なメニューを楽しめる

ゼリータイプの介護食よりもより本格的な介護食が食べたい、あるいは毎日届くようにしたい、という方は、ぜひ本項目の内容を参考にしてみてください。

①介護者の調理の手間を省ける

介護食の宅配サービスを活用するメリットの1つ目は「介護者の調理の手間を省けること」です。
宅配サービスを利用して毎日介護食を届けてもらえれば、介護者の調理の手間を大幅に省けます

介護食の調理は、通常の料理以上に手間と時間がかかる上、食材を細かく刻んだり、ミキサーにかけたり、とろみを付けたりと、特殊な調理技術なども必要となります。
調理や食材の買い出しの時間を節約できれば、その分他の介護に当てる時間や休息を取る時間などを確保できるでしょう。

②栄養素バランスを考える手間が省ける

2つ目は「栄養素バランスを考える手間が省けること」です。
介護食の宅配サービスでは、管理栄養士が監修した栄養バランスの取れた食事を提供しています。

高齢者の栄養管理は通常よりも食べる人のことを考える必要があり、一般の家庭で毎日これを実現するのは容易ではありません

また、宅配サービスであれば、糖尿病や高血圧などの基礎疾患がある場合でも、それぞれの状態に応じた食事を選択することが可能です。

③豊富なメニューを楽しめる

3つ目は「豊富なメニューを楽しめること」です。
介護食の宅配サービスでは、和食や洋食、中華など、バラエティ豊かなメニューが用意されています。

家庭で介護食を作る場合は、調理の手間や技術の制限から、メニューが単調になりがちです。

その点宅配サービスを利用できれば、プロの調理技術を活かした多様な料理を楽しめるでしょう。

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介護食 ゼリー まとめ

ここまで介護食の宅配サービスについてご紹介しました。
要点を以下にまとめます。

  • ゼリータイプのおすすめの介護食には、アイソカルの介護食ゼリーや明治メイバランスの介護食ゼリー、キューピーの介護食ゼリーなどがある
  • 介護食ゼリーの特徴は、通常の食事よりも圧倒的に柔らかく、食べやすい点
  • 介護食を選ぶ際のポイントは、食べやすさ、含まれている栄養素、そして味

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
  • グループホーム展開
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