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健達ねっと>生活>美容整形>ニキビの正しい治し方とは?ニキビ予防法とニキビ跡を残さない方法も徹底解説!

ニキビの正しい治し方とは?ニキビ予防法とニキビ跡を残さない方法も徹底解説!

繰り返しできたり、赤く腫れあがったり、ニキビで悩まされる人は、年代問わずたくさんいます。

ニキビを根本的に治すことは可能なのでしょうか?
効果的なニキビの治療にはどのようなものがあるでしょうか?

本記事ではニキビの治し方について以下の点を中心にご紹介します。

  • どのようなニキビの治し方があるかについて
  • 即効性のある簡単なニキビの治し方について
  • 男性の場合のニキビの治し方について

ニキビの治し方について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

ニキビとは

「ニキビ」とは、尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)と呼ばれる皮膚疾患の一つです。

ニキビは10代の思春期に多く発症しやすいですが、実は大人の方でもニキビに悩まされることは少なくありません。
ニキビの基本情報について詳しくみていきましょう。

ニキビの原因

ニキビは主に、皮脂の過剰分泌によって引き起こされます。

お肌のターンオーバーが乱れると皮脂が毛穴に詰まります。
その結果、ニキビの原因菌であるアクネ菌が皮脂を栄養源にして増殖し、炎症を起こしてしまうのです。

皮脂が過剰分泌する原因は様々ですが、思春期はホルモンバランスが崩れ、男性ホルモンが増加するからと言われています。

一方、大人ニキビの場合は、以下のような原因が皮脂分泌を促進します。

  • 脂性肌
  • 食生活の乱れ
  • ストレス
  • 睡眠不足
  • ホルモン分泌の異常

ニキビの種類

炎症性のないニキビ

炎症性のないニキ ビには、「白ニキビ」と「黒ニキビ」があります。

【白ニキビ】

白ニキビは、毛穴に皮脂が詰まって角栓になっていると言う初期段階のニキビです。

見た目は、

  • ニキビ患部はまだ閉じた状態
  • 発疹の色は白~乳白色

のような特徴があります。

【黒ニキビ】

黒ニキビは、白ニキビが進行した状態です。
毛穴に詰まって皮脂が酸化して黒ずむことで、黒ニキビとなります。

見た目は、

  • ニキビ患部の毛穴は皮脂が盛り上がって開いた状態
  • 患部は酸化のため黒く変色している

のような特徴があります。

炎症のあるニキビ

炎症性のあるニキビには「赤ニキビ」と「黄ニキビ」があります。

【赤ニキビ】

赤ニキビは、黒ニキビがさらに進行した状態です。
繁殖したアクネ菌に対抗して、好中球という白血球が発生することで炎症が引き起こされます。

見た目は赤く腫れ上がっているという特徴があり、痛みや痒みを伴うことがあります。

【黄ニキビ】

黄ニキビは赤ニキビの炎症が悪化し、化膿した状態です。

見た目は黄色い膿を伴っており、このまま放置するとニキビ跡として残る可能性が高くなります。

ニキビの治し方を知る前に!ニキビができる原因とは?

フォトフェイシャルの注意点

ニキビができる原因は、部位・年齢・肌質によって異なります。
それぞれの原因について以下にご紹介します。

部位別のニキビの原因

ニキビは、皮脂が過剰に分泌される部位にできます。
部位別に、皮脂の過剰分泌を引き起こす原因を解説します。

おでこ・こめかみのニキビ

おでこ・こめかみにできるニキビの主な原因は、ホルモンバランスの乱れによります。

その他、

  • シャンプーや洗顔のすすぎ残し
  • 食生活など生活習慣の乱れ

もニキビの原因となります。

鼻・眉間(Tゾーン)のニキビ

鼻・眉間(Tゾーン)にできるニキビは、毛穴に皮脂が溜まりやすいことが原因です。

Tゾーンは元々皮脂の分泌量が多く、さらに鼻の毛穴は深いため皮脂の排出が滞ってしまうのです。

頬のニキビ

頬にできるニキビの原因は、生活習慣の乱れホルモンバランスの乱れによります。

生活習慣の乱れは、比較的皮脂の分泌量の少ない頬でもニキビの原因となります。

顎やフェイスラインのニキビ

顎やフェイスラインも、生活習慣の乱れホルモンバランスの乱れからできることが多いニキビです。

特に髭の生える男性の顎は、男性ホルモンの影響を受けやすい部位です。

またフェイスラインは乾燥しやすいことも大きな要因の一つです。

背中のニキビ

背中ニキビは、食生活の乱れが主な原因となります。

特に肩甲骨周りは、皮脂腺が多く、毛穴に皮脂がつまりやすいです。

デコルテ・首のニキビ

デコルテ・首のニキビは、ホルモンバランスの乱れが原因で引き起こされます。

また、ターンオーバーの乱れによって古い角質が溜まりやすく、皮脂の排出が滞りやすいことも原因として考えられます。

年齢別のニキビの原因

ニキビができる原因は、年齢によっても異なります。

中学生・高校生のニキビ

中学生・高校生のニキビは、ホルモンバランスの乱れが原因です。

特に、アンドロゲンという男性ホルモンが増加することで皮脂の分泌が過剰になります。

大人ニキビ

大人ニキビの主な原因は、生活習慣の乱れです。
具体的には、

  • 睡眠不足
  • 食生活の乱れ
  • ストレス
  • ホルモンバランスの乱れ
  • 脂性肌

などが挙げられます。

肌質別のニキビの原因

ニキビは、肌質でも原因が変わります。

普通肌

普通肌なのにニキビができやすいのは、誤ったスキンケアによることが多いです。
クレンジングのしすぎや擦りすぎなどの刺激によってお肌のバリア機能が低下し、ニキビにつながっていると考えられます。

スキンケアを見直し、バリア機能を高めるために、保湿重視のスキンケアに切り替えてあげましょう。

混合肌

混合肌の方の場合、インナードライによる皮脂の過剰分泌が原因です。
お肌の水分不足を補おうとして、逆に皮脂が過剰に分泌されてしまうのです。

特に、皮脂腺の多いTゾーンにニキビができやすいという特徴があります。

混合肌の場合、脂性肌ではないので皮脂を除去しすぎると乾燥状態が加速してしまいます。
混合肌の方も保湿を重視してスキンケアしてあげましょう。

脂性肌

脂性肌の方の場合、元々皮脂腺が多かったり、男性ホルモンが優位な体質であることが原因として考えられます。

皮脂の分泌量が原因で毛穴が詰まりやすいだけでなく、古い角質がお肌に溜まりやすくなっています。
角質がお肌に蓄積されると、ニキビだけでなく、くすみや毛穴の開き等にもつながってしまいます。

脂性肌の方がニキビを予防・改善するためには定期的な角質ケアがと保湿が大切です。

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ニキビの治し方には何がある?

ニキビの治し方について、以下にそれぞれの治し方を紹介します。

  • 白ニキビ・黒ニキビの治し方
  • 赤ニキビ・黄ニキビの治し方
  • 全部のニキビに使える治し方

白ニキビ・黒ニキビの治し方

白ニキビや黒ニキビの原因は、主に毛穴が詰まることです。
ニキビの原因になっている毛穴に詰まった皮脂を取り除くには、以下のような方法があります。

面ぽう圧縮療法(面ぽう圧出術)

面ぽう圧出(めんぽうあっしゅつ)は、専用器具を用いて毛穴につまった「面ぽう」を直接取り除く方法です。
「面ぽう」とは、毛穴につまっている皮脂や細菌、角質などのかたまりのことです。

面ぽうを取り除く専用器具を、「アクネプッシャー」といいます。
アクネプッシャーを使って面ぽうを押し出す治療を、面ぽう圧出術といいます。

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、薬剤を使って古い角質や毛穴汚れをとる治療法です。

ピーリング薬剤は、セルフケアでは届かない肌深部まで浸透して肌細胞の再生を活性化させます。
肌細胞の再生を活性化させることで、お肌のターンオーバーが促され、皮脂の排出が促進されます。

赤ニキビ・黄ニキビの治し方

赤ニキビや黄ニキビは、ニキビの患部が炎症を起こして悪化した状態です。
炎症を起こしたニキビを放置するとニキビ跡につながってしまいます。

赤ニキビ・黄ニキビの治し方を3つご紹介します。

ステロイド局所注射

ステロイド局所注射は、患部に直接ステロイドを局所的に注射する治療法です。
炎症を起こしているニキビに対して、即効性が期待される治療法です。

他にも、人間の胎盤の成分に着目したプラセンタ注射による治療法も近年注目を集めています。

抗生物質の内服

患部の炎症を抑えるため、抗生物質による薬物療法も行われます。

ニキビ治療に用いられる抗生物質には

  • ミノマイシン
  • ロキシスロマイシン

など、炎症性ニキビの原因であるアクネ菌の繁殖を抑制する作用をもつ薬が用いられます。

レーザー治療法

レーザー治療法は、レーザーでニキビの患部に直接穴をあけてアクネ菌を絞りだす方法です。
主に炭酸ガスレーザーが使われます。

全部のニキビに使える治し方

どのニキビでも行われる治し方を、二つご紹介します。

薬物療法(内服薬・外用剤)

ニキビ治療に使われる内服薬・外用剤を以下にまとめました。

【ニキビ治療に使われる主な内服薬・外用薬】
薬名薬効
内服薬ドキシサイクリンアクネ菌の殺菌
炎抑制作用
ミノサイクリン
ロキシスロマイシン
外用薬アダパレン毛穴のつまりを予防
過酸化ベンゾイルアクネ菌の殺菌作用
ピーリング作用
過酸化ベンゾイル/
アダパレン配合ゲル
症状のひどい方向き
単剤では効果が不十分な場合に使用
クリンダマイシン
ナジフロキサシン
赤ニキビ治療用

出典:【皮膚科でよく使用されるニキビ治療薬

その他、ビタミン剤や重症状に使うステロイド内服薬や漢方治療薬などがあります。
いずれの薬も、使用や中止は必ず医師の判断に従って行うようにしましょう。

セルフケア

ニキビ治療には症状の改善と同時に、肌を清潔にするなどのセルフケアも必要です。

お肌を清潔にしバリア機能を高めるためには、正しいスキンケアが大切です。

【正しいスキンケア手順】
  • 洗顔には低刺激性の石鹸や洗顔剤を使う
  • ゴシゴシとこすらずやさしくマッサージする
  • ぬるま湯で洗い流す
  • タオルで押さえるようにして水分を取る
  • すぐにローションなどで保湿処理する

ニキビ跡の治し方について、さらに詳しく知りたい方は、こちらの記事も是非ご覧ください。

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美容皮膚科でのニキビの治し方をご紹介

美容皮膚科でのニキビの治し方について紹介します。

  • 治療メニュー
  • 治療方法・内容
  • 費用相場
  • こんな人におすすめ

治療メニュー

美容皮膚科での治療メニューは、以下のようにニキビの種類や治療法によって変わります。
それぞれのメニューについてご紹介します。

繰り返すニキビ

繰り返すニキビに対して、美容皮膚科で行われる治療メニューです。

面ぽう圧出術レーザー治療
ケミカルピーリングイオン導入
熱治療ステロイド局所注射
内服薬外用薬

白ニキビなど軽症のニキビであれば、外用剤による治療が中心になります。
合わせて、内服薬や面ぽう圧出術、イオン導入なども用いられます。

炎症を起こしたニキビ

ニキビが炎症を起こしてしまった後の治療メニューには、上記でご紹介したものに加えてステロイド局所注射も用いられます。

ニキビ跡

ニキビ跡の改善には、以下のような治療が用いられます。

  • レーザー治療(ニキビ跡用)
  • 熱治療
  • ダーマペン

治療方法・内容

美容皮膚科で行われる、治療方法と内容について説明します。

レーザー治療

レーザー治療は、面ぽう圧出術で使われます。

はじめに炭酸ガスレーザーでニキビの患部に小さな穴を開けます。
その後、専用器具を用いて毛穴につまった皮脂などの面ぽうを直接取り除きます。

面ぽう圧出術は、直接「毛穴のつまり」を解消するため、即効性が期待できる治療法です。

ピーリング

美容皮膚科で行われるピーリングは、ケミカルピーリングと呼ばれます。
ケミカルピーリングは、薬剤を使って古い角質や毛穴汚れをとる治療法です。

ピーリング薬剤は、セルフケアでは届かない肌深部まで浸透して、肌細胞の再生を活性化させます。
肌細胞の再生を活性化させることで、お肌のターンオーバーを促し、皮脂の排出を促進します。

ピーリングでお肌のターンオーバーを整えることで、以下の効果が期待できます。

  • ニキビ跡・ニキビを目立ちにくくする
  • ニキビをできにくくする(肌質改善)

熱治療

熱治療は、高周波(RF)による熱エネルギーを利用した治療法で、ニキビ跡に効果が高いと言われています。

高周波による熱エネルギーを皮下脂肪層まで与えて、真皮層のコラーゲンを活性化させます。
コラーゲンを活性化させることで、ニキビ跡を組織から押し上げ、改善します。

イオン導入

イオン導入は、肌に有効な成分をイオン化して、肌の奥深いところまで浸透させる技術です。
微弱電流を流すことでイオン化しますが、一般的に痛みなどは感じないとされています。

代表的なものには、ビタミンCのイオン導入によるニキビの治療法があります。
ビタミンCには皮脂の過剰分泌を抑制したり、炎症を緩和したりする働きがあり、以下のような効果が期待できます。

  • ニキビ発生の予防
  • 炎症の抑制
  • ニキビ跡が残りにくい

内服薬・外用剤

内服薬・外用剤は医師の指示に従ってニキビの症状にあわせて使用されます。

内服薬では

  • 抗生剤
  • ビタミン剤
  • 漢方(皮脂・炎症の抑制効果)
  • 経口避妊薬(ホルモンバランスの調整効果)

などが用いられます。

外用剤では

  • アダパレン:閉塞した毛穴の改善・皮脂分泌の抑制
  • 過酸化ベンゾイル:アクネ菌の殺菌・毛穴のつまりの解消

などが用いられます。

美容皮膚科のニキビ治療の費用相場

美容皮膚科でニキビ治療する際の費用相場は、30〜50万円と言われています。

ただし、治療費はニキビ症状の度合いやクリニックによって異なります。
治療はいくつかの治療方法を組み合わせたり複数回行うこともあります。

以下は代表的な施術の1回あたりの参考費用です。

  • ケミカルピーリング:1回あたり約5,000~50,000円(薬剤により異なる)
  • イオン導入 :1回あたり約5,000~15,000円

期待できる効果

美容皮膚でのニキビ治療で期待できる効果は、皮膚科やセルフケアでのものとは異なります。
期待できる効果の違いは以下のようになります。

【美容皮膚科と皮膚科・セルフケアの違い】

美容皮膚科皮膚科セルフケア
治療の目的症状の改善と肌状態の向上症状の治癒症状の治癒
対象のニキビ炎症性のニキビ
(赤ニキビ、黄ニキビなど)
炎症性のニキビ軽症のニキビ
ニキビ治療の
範囲
ニキビの治療・予防・
ニキビ跡の治療
ニキビ治療個人でできるケア

美容皮膚科での治療はこんな人におすすめ

美容皮膚科での治療がおすすめの方は期待できる効果から以下のような方になります。

  • 症状の改善
  • 肌質改善によるニキビの予防
  • ニキビ跡の治療

ニキビの治し方で即効、簡単な方法

ニキビの治し方で、即効性のある簡単な以下の3つの方法についてご紹介します。

皮膚科・美容皮膚科を受診する

ニキビを簡単に治すためには、皮膚科や美容皮膚科への受診がおすすめです。

白ニキビや黒ニキビの段階であっても、自分で処置することにはリスクがあります。
なぜなら、自分でニキビをつぶしたりすると、皮膚に跡が残ったりすることがあるからです。

また、炎症性の赤ニキビや黄ニキビは、アクネ菌に対応する専門的な処置が必要です。
皮膚科や美容皮膚科での専門的な治療が、一番即効性があり簡単な方法と言えるでしょう。

1日2回の洗顔

ニキビの治りを早くするために重要なことは、肌を清潔に保つことです。
正しい洗顔の方法はニキビの有無に関わらず、朝と夜の1日2回行うことです。

1日2回の洗顔が、皮膚を保護する皮脂も残しながら肌の清潔を保つ方法です。
1日に何回も洗うことは必要な皮脂も洗い流すことになるからです。

薬を使う

ニキビの治す方法の1つが、薬の服用です。

体の内面からニキビを治療することが大切です。
特に皮膚科や美容皮膚科では、医療機関でしかできない効果の高い薬を処方してもらえます。

処方薬による治療はニキビを早く治す重要な方法の1つです。

男性のニキビの治し方

男性のニキビの治し方について、以下に3つの方法を紹介します。

保湿ケアをしっかりと行う

ニキビの治療に欠かせないスキンケアのポイントは、保湿洗顔です。

保湿ケアは、女性に比べると男性でケアしている人は多くありません。
しかし、男性は毎日の髭剃りでも肌に大きなダメージを与えています。

髭剃り後に、しっかり保湿することで、ニキビを治しやすくすることができます。

また、男性は男性ホルモンによる皮脂の過剰分泌も、ニキビの要因になっています。
毎日の丁寧な洗顔と、その後の保湿ケアをしっかりすることが大切です。

男性用のニキビ治療の化粧水を使う

ニキビケア用の化粧水を使うことも、ニキビ治療の1つです。
洗顔後にケアしないと、肌の水分が不足します。

洗顔後にニキビケア用の化粧水を使うことで、しっかり保湿ができます。
保湿することで肌のターンオーバーがスムーズになり、ニキビ跡も残りにくくなります。

食生活に気を付ける

肌のコンディションを良い状態に保つためにバランスの取れた食生活は、とても大切です。

偏った食生活は体調不良を起こす原因になります。
体調を崩して、肌のターンオーバーが乱れるとニキビが治りにくい原因になります。

また、油っこいものなど脂質の多い食べ物は、皮脂の分泌を増加させます。
食生活の改善はニキビの治りに良い影響を与えます。

ニキビの治し方と一緒に知りたい!ニキビの予防法

フォトフェイシャルと東京まとめ

ニキビの予防法について、以下の4つをご紹介します。

食生活を見直す

食生活を見直すことは、ニキビになりにくい肌を作るために大切なことです。
油っこいものなど脂質の多い食べ物は、皮脂の分泌を増加させニキビの原因になります。

バランスの取れた食生活で、肌の良いコンディションを保ちましょう。

スキンケアを適切に行う

スキンケアを適切に行うことはニキビ予防に大切なことです。

スキンケアのポイントは正しく洗顔をおこなうこととしっかり保湿することです。
以下のような正しいスキンケアが大切です。

  • 洗顔には低刺激性の石鹸や洗顔剤を使う
  • ゴシゴシとこすらずやさしくマッサージする
  • ぬるま湯で洗い流す
  • タオルで押さえるようにして水分を取る
  • すぐにローションなどでしっかり保湿する

生活習慣を整える

生活習慣が乱れることは、ニキビ発症の原因となります。

以下のように生活習慣を整えましょう。

  • バランスの良い食生活
  • 過度な飲酒を控える
  • 腸内環境を整え、便秘を防ぐ
  • ストレスをためない
  • 十分な睡眠をとる

いずれも、免疫力の低下を防ぎ、代謝を良くして肌のターンオーバーを整える効果があります。

美容施術を受ける

生活習慣を整えるとともに、ニキビケアエステを受けることもニキビ予防法の1つです。
ニキビケアエステでは以下のような施術が受けられます。

  • クレンジング :毛穴の汚れを落としてニキビのできにくい肌をつくる
  • ピーリング :古い角質層を除去し肌のターンオーバーを促す

ニキビを根本的に治すには「毛穴詰まり」を解消しよう

ニキビができる根本原因は、毛穴に皮脂が詰まり、角栓が生成されてしまうことです。

したがって、ニキビを根本的に治すには、毛穴つまりを解消する必要があります。
以下に、毛穴つまりができる3つの原因についてご紹介します。

皮脂の過剰分泌

皮脂が過剰分泌されると、毛穴が皮脂の排出に対応できなくなってしまいます。

その結果、毛穴に皮脂が詰まっていってしまいます。

ターンオーバーの乱れ

毛穴に詰まった皮脂は、正常にターンオーバーが機能していれば皮脂の排出は行われます。

しかし、何らかの原因でお肌のターンオーバーが乱れると皮脂や角質の排出が滞ってしまいます。

ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスが崩れると毛穴がつまりやすくなります。

特に男性ホルモンが活発になると

  • 角質層が柔軟性を失い硬くなる
  • 皮脂の分泌を促す

などの現象が起こります。

男性ホルモンが活発になることで

  • 毛穴が角栓で目詰まりを起こしニキビができやすい肌質へ変わる
  • 目詰まりが起こった毛穴に過剰分泌した皮脂が溜まっていく

などが起こりニキビの悪化を招くことになります。

年代によって異なるニキビの治し方

ニキビの治し方は、年代によって異なります。

中学生ニキビの治し方

中学生に多いニキビの原因は、ホルモンバランスの乱れによるものがほとんどです。

特に「アンドロゲン」という男性ホルモンが皮脂分泌を過剰に活発化させます。
その結果、皮脂の排出が追いつかずに毛穴が詰まりを起こしてニキビになります。

毛穴が詰まった中でアクネ菌が増殖すると、ニキビが炎症を起こして赤ニキビになってしまいます。
炎症性の赤ニキビの治療には専門的な治療が必要であるため、美容皮膚科か皮膚科に行くことをお勧めします。

高校生のニキビの治し方

高校生のニキビも、中学生ニキビと同じように、多くの場合がホルモンバランスの乱れによるニキビで、根本的な原因は同じです。
基本的には、皮膚科への受診と共に、日頃のスキンケア(洗顔と保湿)を見直しましょう。

大人ニキビの治し方

大人ニキビの場合は、思春期ニキビと違い以下のような原因があります。

  • 生活習慣の乱れ(睡眠不足など)
  • 食生活の乱れ
  • ストレス
  • ホルモン分泌の乱れ
  • 脂性肌

大人ニキビは、上述した原因の改善とともに、皮膚科や美容皮膚科への受診が推奨されます。

皮膚科や美容皮膚科の専門的な治療が、一番即効性もあり簡単な方法になるからです。

ニキビ治し方の中学生と高校生のNGは?

ニキビの治し方で、中学生や高校生がしやすいNG行動について以下に3つ紹介します。

洗顔をしすぎる

ニキビのスキンケアのポイントは、洗顔と保湿です。
しかし洗顔をしすぎることはNG行動といえます。

洗顔しすぎることで、皮膚を保護するのに必要な皮脂まで洗い流すことになるからです。
洗顔の回数は1日2回行うことで、必要な皮脂も残しながら肌の清潔を保つことができます。

ニキビを触る

ニキビは、皮膚科で処置するとき以外は、触ったりつぶすことはNG行動です。
ニキビをつぶしたりすると、雑菌が入り炎症を起こしたり悪化させる可能性があるからです。

夜遅くまで起きる

スマホやゲームで遅くまで起きるなど不十分な睡眠につながることもNG行動です。

中学生や高校生の思春期は第二次成長期にあたります。
質の良い睡眠、十分な睡眠時間を確保することはニキビの改善にも良い影響を与えます。

ニキビの治療で気をつけること|部位別

ニキビの治し方には、部位別でそれぞれ気を付けることがあります。

おでこ

おでこのニキビ治療で注意すべきことは、患部に刺激をあたえないことです。

具体的には、

  • できる限り手でふれない
  • 前髪がおでこにかからないような髪型にする

などに注意することが大切です。

また、洗髪時は以下の事に注意しましょう。

  • シャンプー・トリートメントはしっかり洗い流す
  • クレンジング剤や洗顔料が髪の生え際に残らないようにする
  • 汚れを落とした後の保湿をしっかり行う

鼻ニキビには、スキンケアが重要です。
小鼻周りは、特に毛穴が深く、つまりやすくなっています。

小鼻周りの洗い方はゴシゴシこすらないでやさしく丁寧に行います。
ゴシゴシ擦ると、かえって毛穴に汚れが押し込まれてしまう可能性があります。

フェイスライン(顎)

フェイスラインのニキビは、ホルモンバランスを整えることが重要です。
ホルモンバランスを整えるためには以下のように、食生活に気を付けることが必要です。

  • 3食規則正しい食事をとる
  • バランスの良い食事
  • 大豆イソフラボンやビタミンEなどの栄養素をとる

口周り

免疫力や抵抗力の低下から、口周りにニキビができることがあります。

免疫力や抵抗力の低下の原因になる以下のようなことに注意しましょう。

  • ストレスをためない
  • 暴飲暴食しないなどの食生活の見直し(胃腸機能の低下を防ぐため)

頬のニキビは、正しい洗顔や保湿ケアを行うことが大事です。

赤ニキビの段階では低刺激性の洗顔フォームを使いましょう。
また、保湿もより保湿度の高いものを使いしっかりと行いましょう。

背中

背中ニキビでは、入浴時にゴシゴシときつく洗わないようにしましょう。
ゴシゴシときつく洗うと、患部に傷がつき炎症が悪化する可能性があるからです。

その他、以下のようなことも、背中ニキビの予防や改善につながります。

  • お風呂で週1~2回ピーリング石鹸などでピーリングする
  • 背中に汗をかかないように通気性を意識する
  • 汗をかいたらすぐに着替える

ニキビの治し方で使える薬とは

ニキビの治療薬は、以下のような目的によって分かれます。

  • ニキビを治す
  • ニキビ跡を改善する
  • ニキビを予防する

それぞれの治療薬についてご紹介します。

ニキビを治す

ニキビを治す薬には、殺菌力があるものを選ぶことが大切です。

治療薬には以下のように外用剤と内服薬の2種類あります。

塗り薬(外用剤)

ニキビの外用剤はニキビの種類・段階によって使うものを変えることが大切です。

【症状が軽い場合】

症状が軽いニキビに対しては、毛穴つまりを改善する外用剤が効果的です。

外用剤では主に以下のようなものが使われます。

  • アダパレン
  • 過酸化ベンゾイル

中等症~重症のニキビ(赤ニキビなど炎症性のあるもの)には抗生物質が効果的です。
抗生物質は、炎症性ニキビの原因であるアクネ菌の繁殖を抑制する作用をもつからです。

主に使われる外用剤は以下のようなものです。

  • クリンダマイシン
  • ナジフロキサシン

飲み薬(内服薬)

炎症性のニキビの治療薬には、体の内側から治していくような内服薬が使われます。

  • ドキシサイクリン
  • ミノサイクリン
  • ロキシスロマイシン

いずれも、抗菌薬で炎症を起こしたニキビに対して、アクネ菌の殺菌と炎症の抑制作用があります。
また、重症ニキビに対しては内服薬と外用剤を併用して使うことで、より効果を高めることができます。

ニキビ跡を改善する

ニキビ跡(赤みやしみ)の改善には、保湿が重要です。

保湿以外にも、以下のような効果を持つものが選ばれます。

  • 血行を良くし肌のターンオーバーを促進する
  • メラニンの生成を抑制し炎症後の色素沈着を防ぐ

ニキビ予防

ニキビの予防には、ビタミンB群の補充がニキビになりにくい肌質づくりに役立ちます。

ビタミンB群の代表的な効果は以下のようなものです。

  • ビタミンB2:皮脂の分泌をコントロールする働きがある
  • ビタミンB6:皮膚炎の予防効果がある

食事で毎日補給するのは難しいので、ビタミン剤で補充することも視野に入れてみましょう。

ビタミンの予防に対するビタミンの効果ついて、さらに詳しく知りたい方は、こちらの記事も是非ご覧ください。

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ニキビ跡の治し方は?

ニキビ跡の治し方について以下の3つを挙げます。

  • レーザー治療
  • ダーマペン
  • 内服薬・外用薬治療

それぞれの治療についてご紹介します。

レーザー治療

ニキビ跡の治療に使われるレーザー治療には以下のような種類があります。

【炭酸ガスレーザー】

炭酸ガスレーザーは、面ぽう圧出術で使われます。

面ぽう圧出術では、はじめに炭酸ガスレーザーでニキビの患部に小さな穴を開けます。

その後、専用器具を用いて毛穴につまった皮脂などの面ぽうを直接取り除きます。

炭酸ガスレーザーを使った面ぽう圧出術は直接つまりを解消し即効性が期待できます。

【アレキサンドライトレーザー】

アレキサンドライトレーザーはメラニン色素に良く反応する波長の長いレーザーです。

シミ治療や脱毛の他にニキビ跡の治療にも使われます。

アレキサンドライトレーザーの照射で毛包に熱を与えて毛法組織を破壊する治療法です。

毛包組織を破壊することで、皮脂などをつまりにくくします。

ニキビ跡の治療やニキビの予防にも使われます。

ダーマペン

ダーマペンとは、超極細の針で肌表面に穴をあけて、肌の自然治癒力の活性化を促す治療です。

肌の自然治癒力で、線維芽細胞を活性化させコラーゲン生成を促進するのです。

ニキビ跡、肌の凹凸の改善治療にダーマペンは使われます。

内服薬・外薬治療(内服薬・外用薬治療)

ニキビ治療に使われる、内服薬・外用薬にはさまざまな種類があります。

ニキビ治療に使われる主な内服薬・外用薬は既にご紹介しました。

内服薬・外用薬はニキビの種類や程度で変わります。

大事なことは、自分で購入せず、医師から処方されたものを指示通りに使うことです。

ニキビ跡の治癒について、さらに詳しく知りたい方は、こちらの記事も是非ご覧ください。

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美容皮膚科でのニキビ跡の治し方をご紹介

美容皮膚科でのニキビ跡の治し方について、以下に紹介します。

治療メニュー

美容皮膚科に置けるニキビ跡治療メニューには以下のようなものがあります。

面ぽう圧出術レーザー治療
ケミカルピーリングイオン導入
熱治療ステロイド局所注射
内服薬外用薬

治療方法・内容

美容皮膚科で受けられるニキビ跡治療について、紹介します。

内服薬

ニキビ跡治療に良く処方される内服薬は主にビタミン剤で以下のような効能があります。

  • ビタミンC:ニキビ跡原因のメラニンの生成や赤みを抑制
  • ビタミンB群:肌のターンオーバーの促進
  • ビタミンE:炎症の抑制や抗酸化作用

外用薬

ニキビ跡の治療には以下のような外用薬も他の治療と合せて使われます。

【ニキビ跡に使われる外用薬】

薬名薬効
外用薬アダパレン毛穴のつまりを防ぐ作用
過酸化ベンゾイルアクネ菌の殺菌作用及びピーリング作用
過酸化ベンゾイル/
アダパレン配合ゲル
症状のひどい方向き
単剤では効果が不十分の場合に使用
クリンダマイシン
ナジフロキサシン
抗菌剤外用で赤ニキビ治療用に使用

出典:【皮膚科でよく使用されるニキビ治療薬

面ぽう圧縮法

面ぽう圧出術では、はじめに炭酸ガスレーザーでニキビの患部に小さな穴を開けます。

その後、専用器具を用いて毛穴につまった皮脂などの面ぽうを直接取り除きます。

炭酸ガスレーザーを使った面ぽう圧出術は直接つまりを解消するため即効性が期待できる治療法です。

レーザーを用いた面ぽう圧出術では跡がほとんど残らないというメリットもあります、

ステロイド局所注射

ステロイド局所注射は、ニキビ跡の肥厚性瘢痕の治療に用いられます。

ステロイドには硬くなった肥厚性瘢痕をやわらかくして盛り上がった患部を徐々に平たんにする効果があるからです。

費用相場

美容皮膚科での主なニキビ跡治療の費用相場についてご紹介します。

ニキビ跡治療の費用はクリニックや治療方法によって異なります。

以下はニキビ跡治療する、いくつかのクリニックの平均相場として参考にしてください。

  • ケミカルピーリング
  • 約12,000円
  • レーザー治療
  • 約53,000円
  • ダーマペン
  • 約25,000円

出典:【ニキビ跡治療が安いおすすめクリニック14選!

期待できる効果

美容皮膚科でのにきび跡治療には以下のような効果が期待できます。

  • ニキビ治療の皮膚科と違いニキビ跡の改善治療ができ効果も高い
  • 肌全体の美容効果

こんな人におすすめ

美容皮膚科での治療はこんな人におすすめです。

  • ニキビ跡治療をしたい人
  • ニキビ以外の肌トラブルも解決したい人
  • 費用を押さえたい人(ニキビ治療であれば保険適応ができることが多い)

ニキビの治し方は妊娠中の女性の注意点

妊娠中の女性が、使ってはいけないニキビ治療薬があります。

厚生労働省が注意喚起しているのは、未承認の難治性ニキビ治療薬(アキュテイン)です。

アキュテインは、米国等で難治性ニキビの治療薬として使用されています。

しかし、米国食品医薬品局では個人輸入により入手しないよう注意喚起しています。

アキュテインを妊娠中の女性が服用した場合、胎児への催奇形性の恐れがあるからです。

妊娠中の女性に関するニキビ治療薬は必ず医師と相談のうえ使用することが重要です。

出典:厚生労働省【:アキュテイン(ACCUTANE)(わが国で未承認の難治性ニキビ治療薬)に関する注意喚起について |厚生労働省 (mhlw.go.jp)

ニキビの治し方のまとめ

ここまでニキビの治し方についてお伝えしてきました。

ニキビの治し方についての要点を以下にまとめます。

  • ニキビの治し方には白ニキビや赤ニキビ、黄ニキビなどニキビの種類や程度によってさまざまな治療法がある
  • 即効性があり簡単なニキビ治療法には皮膚科・美容皮膚科の受診、正しく洗顔する、処方薬を使うことの3つがある
  • 男性のニキビの治療法は保湿ケア、男性ニキビ治療用化粧水の使用、バランスの取れた食生活の3つがある

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
  • グループホーム展開
  • 介護付有料老人ホーム展開
  • 小規模多機能型居宅介護
  • その他介護事業所運営
  • 食事管理
  • 栄養提供
  • 福祉用具販売
  • 障がい者雇用

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