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健達ねっと>生活>防災>【チェックリストあり】地震が起こる前にしっかり対策しよう!

【チェックリストあり】地震が起こる前にしっかり対策しよう!

地震対策について

地震は専門家でも正確にいつ起こるか分からず、いつ発生してもおかしくありません。
特に日本は大きな4つのプレートに位置しており、地震が多い国です。

日本に住んでいる以上、地震対策は非常に重要なのです。
それでは、地震対策とは具体的にどのようなことをすれば良いのでしょうか?

本記事では地震対策について以下の点を中心に解説していきます。

  • 地震が起こる前の対策
  • 避難所生活で必要なもの
  • 被災生活で役立つ知識

この機会に、地震対策について理解しておきましょう。
地震が起こる前にできるペットの地震対策についてもお伝えいたしますので、ぜひ最後までご覧ください。

地震が起きる原理とは

先にお伝えした通り、日本は大きな4つのプレートの端に位置していることから、地震が多い国と言われています。

地震が起こる原理は、まず海側のプレートが陸側のプレートにもぐりこみ、境界にズレが生じます。
境界がズレると陸側のプレートが跳ね上がるという現象が起こり、その動きが要因で地震が発生します。

地震が起こる前に必要な対策をしよう!

地震はいつ起きるのか、誰にも分かりません。
そのため、いつ起きても問題がないように、必要な対策をしておくことが重要です。

ここでは、地震対策で必要な、対策を3つ解説していきます。

地震対策グッズの活用

第一に重要な地震対策は、家具対策です。

地震が起きた際、倒れた家具に押しつぶされて怪我してしまう方も少なくありません。
備えとして、生活空間に家具を置かず、クローゼットや納戸に収納すると良いでしょう。

難しい場合は、家具を壁などに固定しておくことをおすすめします。
固定していれば、地震の揺れで家具が倒れるのを防ぐことが出来ます。

特に、寝室に大きな家具がある方は注意が必要です。
寝ている際に地震が起きてしまうと、対応が遅れてしまう恐れがあるからです。

家具を置く際の最も確実な地震対策は、家具と壁をL字金具でネジ止めすることです。
L字金具に加えて、家具下に粘着シートを貼るとより効果的です。

そのほかにキャスター付き家具は、移動時以外必ずロックすることが必要となります。
食卓のテーブルや椅子も、滑り止めのマットやゴムを使用して地震の揺れに備えましょう。
吊り下げ照明を使用している方は、チェーンやワイヤーで照明を結び揺れに備えておきましょう。

小さな家具でも地震の揺れが加わると、危険なものに変化します。

地震対策グッズは、100円ショップなどでも入手可能です。
いつ起こるか分からないからこそ、早めに対策することが重要です。

備蓄を用意して置く

地震が起きると、水道や電気などのインフラが止まることも考えられます。
物流が滞ると、食材の入手も困難になることが想定されます。

万が一の場合に備えて、水や食糧などを備蓄しておくことが非常に重要です。
家族構成に応じて、人数分の備蓄を1週間程度用意しておくことが望ましいでしょう。

しかし、防災のために特別に用意することはなかなか難しいことですよね。
そんな時は、普段の生活でよく利用している食品を備蓄する事をお勧めします。

「飲料水」は1人1日3Lを1週間分₌21Lを用意します。
非常食は、ご飯ビスケット板チョコ乾パンなどエネルギーになるものを用意します。(1週間分)

トイレットペーパーやティッシュペーパー、マッチなど生活必需品も備えておきましょう。

1週間分の備蓄が難しい場合には、最低3日分は確保すると良いでしょう。

飲料水とは別に、生活用水を確保することが必要です。
ベランダなどに水道水をポリタンクに溜めておくなどすると、生活用水も備えておけます。

非常用持ち出し袋を準備する

地震が起きてから、逃げるまでの時間に余裕はありません。

地震が起きる前に、すぐに持ち出せる非常用持ち出し袋を準備しておきましょう。
地震時に持ち出すと良いものを次項のリストを参照してください。

備えチェックリスト

  • 食糧
  • 防災用ヘルメット・防災用ずきん
  • 衣類・下着
  • レインウェア
  • 紐なしのズック靴
  • 携帯ラジオ
  • 懐中電灯
  • 予備電池・携帯充電器
  • マッチ・ろうそく
  • 救急用品
  • 使い捨てカイロ
  • ブランケット
  • 軍手
  • 洗面用具
  • 歯ブラシ・歯磨き粉
  • タオル
  • ペン・ノート
  • マスク
  • 手指消毒用アルコール
  • 石けん・ハンドソープ
  • ウェットティッシュ
  • 体温計

引用:首相官邸「災害の「備え」チェックリスト」

家を数日留守にする可能性があるので、貴重品も忘れずに持ち出しましょう。
上記のリストは、全員が対象となるものです。

小さなお子様がいらっしゃる方は、以下のチェックリストも参考にしてください。

備えチェックリスト(子ども用)

  • ミルク
  • 使い捨て哺乳瓶
  • 離乳食
  • 携帯カトラリー
  • 子供用紙オムツ
  • お尻ふき
  • 携帯用お尻洗浄機
  • ネックライト
  • 抱っこひも
  • 子供の靴

引用:首相官邸「災害の「備え」チェックリスト」

また、女性の方向けの備えは以下の通りです。

備えチェックリスト(女性用)

  • 生理用品
  • おりものシート
  • サニタリーショーツ
  • 中身の見えないゴミ袋
  • 防犯ブザー/ホイッスル

引用:首相官邸「災害の「備え」チェックリスト」

高齢者がいる家庭は、以下の備えが必要です。

備えチェックリスト(高齢者用)

  • 介護食
  • 入れ歯・洗浄剤
  • 吸水パッド
  • デリケートゾーンの洗浄剤
  • 持病の薬
  • お薬手帳のコピー

引用:首相官邸「災害の「備え」チェックリスト」

家族構成から、必要な持ち出し品をリュックサックに詰めておきましょう。
リュックサックに入れておくと、いつでも持ち出せます。

安否確認の方法や集合場所を決める

災害時は、携帯電話の回線がつながりにくくなると予想されます。

連絡が取れなくなることも想定して、安否確認方法や集合場所は予め決めておきましょう

実際に東日本大震災が起きた際には、情報通信に大きな影響が起きました。
基地局の倒壊やケーブルの断裂から被害が長期化し、復旧まで1ヶ月半かかったそうです。

災害時に携帯電話の回線がつながりにくくなった場合、2つのサービスが有効です。

1つ目は、「災害用伝言ダイヤル」です。

171」に電話をかけることで、伝言を録音できます。
171にダイヤルした後は、1を押すと録音2を押すと再生可能です。
音声ガイダンスによる案内がありますので、案内に従いましょう。

伝言は、自分の電話番号を知っている家族や、友人が再生可能です。

2つ目は「災害用伝言板」になります。

携帯電話のインターネット通信を利用したサービスです。
被災した地域の方が、文字によって状況を伝えます。

https://www.web.171.jp」か「web171」と検索すると、大地震が発生した被災地の方のみアクセスできます。
伝言を登録する電話番号を入力して、説明に従いながら登録あるいは、確認が出来ます。

大地震発生時の集合場所は、自宅から近い場所で具体的に決めておきましょう。
例:「〇〇公園のブランコ前」「〇〇小学校の正門」など

万が一のために第一候補だけでなく、第二候補など複数の場所を決めておく方がいいでしょう。

また、待ち合わせ時間も決めておかなければ、集合できない可能性があります。
合流しやすい、日が沈んでいない時間に合流をしましょう。

地震対策には突っ張り棒を活用しよう!

先述の通り、地震対策には家具を固定することが重要です。

家具固定には「突っ張り棒」も有効です。
ただの突っ張り棒ではなく、耐震ポールという家具の転倒防止のものを使用します。
家具の転倒を防止でき、事故のリスクを減らすメリットがあります。

耐震ポールは、使用場所に合った長さを選ぶことが非常に重要です。
耐震ポールを購入する前に、必ず家具と天井までの長さを測っておきましょう。

長さを自由に変えられる耐震ポールがありますが、長く伸ばすと強度が落ちます。
長さが最小のものを選ぶようにしましょう。
家具と天井までの長さが50㎝であれば、40㎝〜60㎝対応より、50㎝〜70㎝を選ぶようにします。

耐震ポールを取り付ける位置は、家具の両端かつ奥側に2つ取り付けます。

家具は、端の部分が最も強度が高くなっています。
手前側に耐震ポールを設置してしまうと、地震の揺れで重心が前に傾いてしまいます。

耐震ポール自体は、100円ショップや、ホームセンターなどで購入することができます。
地震が起きる前に突っ張り棒を設置して、地震対策をしてみてくださいね。

家具以外にも地震対策は必要!?

地震対策といえば、家具に関連するものになりがちですが、それ以外にも地震対策が必要です。
例えば、モニターやバイクといった倒れやすいものや、ガラスといった割れやすいものです。

テレビやモニターには、倒れにくくする「テレビ転倒防止グッズ」があります。
テレビ転倒防止グッズは地震だけでなく、子供がテレビにぶつかって倒れることも防げます。

テレビ転倒防止グッズの種類は主に2つで、「ベルト・ワイヤー固定式」と「耐震マット・ジェル」があります。

「ベルト・ワイヤー固定式」は、テレビの裏とテレビ台をワイヤーで繋ぐ形です。
「耐震マット・ジェル」は、ジェルを用いた耐震マットをテレビの下に敷くだけで固定できます。
粘着力だけで固定できるため、壁に傷をつけず賃貸でも安心して使用できます。

バイクの地震対策として、「木枠」や「コースター」があります。

バイクの下に「木枠」を敷いておくと、地震によるバイクの転倒を防げることができます。
「コースター」は、スタンドの下に敷くと、揺れによる転倒を防げます。

ガラスも、地震の揺れで割れると破片が飛び散ってしまい危険に繋がります。

ガラスの地震対策で最も簡単なものは「ガラス飛散防止フィルム」です。
「ガラス飛散防止フィルム」をガラス全体に貼り付けるだけで、ガラスの強度が上がります。
ガラス飛散防止フィルムは、台風などの自然災害対策にもなり、おすすめです。

ガラス飛散防止フィルムを貼る前は、窓ガラスを掃除して、できるだけ空気が入らないよう注意して貼りましょう。

避難所生活で必要なものリスト

大きな地震が起きてしまうと、避難所生活を余儀なくされる可能性も考えられます。

ここでは、避難所生活に最低限必要なものを、以下のチェックリストとともに紹介いたします。

避難所生活に最低限必要なもの

  • 食料品
  • 調理器具
  • 清潔品
  • 薬・救急用品
  • 貴重品・身分証明証のコピーなど
  • 身を守るもの(ヘルメット・笛など)
  • その他(救急活動の道具・燃料など)
  • 情報確認手段(スマートフォン・ラジオなど)
  • 日用品
  • 衣類等
  • 筆記用具

引用:日本気象協会「避難の際に最低限必要なもの」より一部改変

上記対象は、全員です。

女性の方は、生理用品や化粧品などがプラスして必要です。
乳幼児は、ミルクや抱っこひも、紙おむつなどの清潔品も必要となります。
高齢者の方は、老眼鏡、必要であれば補聴器、入れ歯と洗浄剤も忘れずに持っていきましょう。

リュックサックは、家族人数分用意しておきましょう。
食料や生活品などは、その中に入れて持ち出しやすいようにしておくと良いでしょう。

身分証明書は取り出しやすい場所に保管し、同じグループごとに保管場所をまとめます。
例:日用品のティッシュペーパーとトイレットペーパーは同じ保管場所にしておく

避難所生活では、食料や生活品などが配られることもあります。
しかし地域によっては、満足な量を受け取れるとも限りません。
自分の身を守るためにも万が一の避難所生活に備え、しっかり準備しておきましょう。

被災生活で役立つ豆知識6選!

防災グッズをたくさん用意していても、それを生かす知識がなければ意味がありません。
被災生活では知識が非常に重要となります。

そこで、被災生活で役に立つ豆知識は以下の6つです。

  • 食器をラップで包む

被災生活では、なかなか水を使えないことが考えられます。
食器が洗えないことを防ぐため、食器をラップで包んでみましょう。
食器が汚れず、食後はラップを処理するだけで済みます。

  • 新聞紙とビニール袋で食器代わりに


新聞紙をコップの形やお皿の形に折ってビニール袋をかぶせれば水に塗れずに使用可能です。
新聞紙とビニール袋は重ならず、持ち運びやすいため被災生活におすすめです。

  • 様々な対策に使えるレインコート


レインコートは防水対策だけでなく、寒さや粉塵対策にもなります。

  • ドアの前に物を置かない


自宅にあるドアの付近に、ものや家具は置かないようにしましょう。
地震の揺れで倒れた家具にドアを塞がれると、避難ができなくなり非常に危険です。

  • 棚の収納順は重いものを下にする


棚の収納は重いものは下、軽いものが上が原則です。
重いものを上にしていると地震の揺れで落ちてきた際非常に危険となります。

  • 現金を多めに持っておく


現金は、常に持っておくことが重要です。
電子決済が普及していますが、被災時には停電して使えないことも考えられます。
お札だけでなく、小銭なども準備しておきましょう。

地震が起こる前にできるペット用の対策

大地震が起こると、ペットと離ればなれになってしまうということも少なくありません。
もちろん、自分の身を守ることが重要ですが、ペットの身を守ることも重要といえます。

実際に2013年に環境省が「人とペットの身を守るガイドライン」を策定しています。

ガイドラインで重要とされている対策は以下の通りです。

  • 防災対策
  • ペットのしつけと健康管理
  • ペットの所有者明示
  • ペット用の避難用品や備蓄品の確保
  • 情報収集と避難訓練
  • 家族や地域住民との連携
  • ペットの一時預け先の確保

引用:環境省「人とペットの身を守るガイドライン

ペット専用のゲージの周りに、倒れてくるものがないか確認しておきましょう。
もし、倒れてくるものがあった場合は、改善して安全の確保に努めてください

飼っているペットには、速やかに一緒に避難できるようにしつけが重要となります。
また、普段から健康管理に留意して、避難先での感染予防のため予防接種などは受けておきましょう。

他の対策としては、マイクロチップを用いた所有者の明示やペット用の備蓄品を確保しておきましょう。

避難生活では周りの方の助けが必要となる場合があります。
親戚や地域の方などとの関係を良好に保つことが重要です。

飼育が困難なペットに関しては友人・親戚を含め他の預け先を確保しておくことも重要です。

地震対策について まとめ

ここまで地震対策についてお伝えしてきました。
今回解説した中で特に重要な要点は以下の通りです。

  • 地震が起こる前の対策に家具固定、備蓄、連絡・集合手段の確立が重要
  • 避難所生活に食料品や生活品などはリュックサックで持ち出す
  • 被災生活では電子決済が使用できない場合に備えて現金を多めに持っておく

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
  • グループホーム展開
  • 介護付有料老人ホーム展開
  • 小規模多機能型居宅介護
  • その他介護事業所運営
  • 食事管理
  • 栄養提供
  • 福祉用具販売
  • 障がい者雇用

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