ホーム

認知症を学ぶ

down compression

介護を学ぶ

down compression

専門家から学ぶ

down compression

書籍から学ぶ

down compression

健康を学ぶ

down compression
健達ねっと>生活>ピル>食欲が止まらないときの原因はストレス?対処法も解説!

食欲が止まらないときの原因はストレス?対処法も解説!

食欲は健康のバロメーターのようなものです。
しかし、ダイエット中などに食欲が止まらないと悩みの種になります。
そもそも食欲が止まらないときの原因には何があるのでしょうか?
食欲が止まらないときの対処方法はあるのでしょうか?

本記事では食欲が止まらないときの対応について以下の点を中心にご紹介します。

  • 食欲が止まらないときの原因について
  • 食欲が止まらないときの対処法とは
  • 食欲が止まらないときにおすすめの食べ物とは

食欲が止まらないときの適切な対応について知るためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

食欲を抑える方法について、詳しく知りたい方は、こちらの記事も是非ご覧ください。

関連記事

ダイエットの大敵『食欲』襲ってくる食欲とうまく付き合えればダイエットもうまくいくのに…そんなお悩みを抱えている方に読んでもらいたい記事です!ダイエットを始めるといつも以上に空腹・食欲に敏感になってしまいませんか?食[…]

フォトフェイシャルと東京まとめ

食欲が止まらない原因を突き止めよう!

食欲が止まらないときには何らかの原因が考えられます。
原因を知ることで食欲が止まらないときの対処ができるので以下を参考にしてください。

ストレス

体内では強いストレスがかかると「コルチゾール」という物質が分泌されます。
コルチゾールは別名「ストレスホルモン」と呼ばれるほど、ストレスと深く関係しているものです。

コルチゾールが分泌されることで自律神経が乱れ、交感神経が優位になります。
交感神経が活発になると、緊張状態なので食欲は落ちることが一般的です。

ただし、ストレスが落ち着くと次は「ドーパミン」が分泌されます。
ドーパミンが過剰に分泌されると、食欲が止まらなくなるのです。

睡眠不足

最近の研究では睡眠と肥満は深く関わっていることがわかってきています。
睡眠時間が短い人の方が、肥満になる確率が73%も高くなるという研究結果があります。

具体的には、睡眠時間が7〜9時間の人よりも4時間以下の人の方が太りやすいです。
睡眠時間が短いと食欲を増進させる「グレリン」というホルモンの分泌が増加するためです。

その一方で、食欲を抑制する「レプチン」というホルモンは減少することがわかりました。
そのため、食欲が止まらないときには睡眠不足が原因かもしれません。

生理前

女性の場合、生理前後はホルモンバランスの変化が生じやすい時期です。
生理前に精神的に不安定になったり、食欲が増加する人は少なくないでしょう。

これは「プロゲステロン」という女性ホルモンの影響を受けているといわれています。
このホルモンは妊娠中に増加するものなので、この時期は体が栄養分を蓄えようとします。

その結果、食欲増加やむくみ、眠気などの症状が出現するのです。
また血糖値も不安定になるので満腹にもかかわらず、脳が空腹状態であると勘違いします。
そのため、食欲が止まらない状態となってしまうことがあります。

栄養素が偏っている

食生活が乱れて必要な栄養素が不足していると、脳が栄養失調だと勘違いします。
そのため、栄養素を補おうとして食欲が増加し、過食傾向になります。

たとえ食事をとったとしても偏った食事であれば、必要な栄養素は補われません。
その結果、必要な栄養素を補給できるまでは、食欲が止まらない状態になってしまいます。

しょっぱいものを欲しているときは、鉄分やカルシウムが不足している可能性が高いです。
逆に甘いものが欲しいと感じるときは、マグネシウムが不足していることが多いです。
このようにどのような食べ物を欲しているかで、そのときに必要な栄養素がわかります。

ストレスについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてお読みください。

関連記事

社会で生活していく上で、ストレスを完全に避けることは困難です。従って、正しくストレスと向き合っていくことが、人が健康的に暮らしていくためには大切です。今回はストレスについて、以下の点を中心に解説していきます。 ストレス症状[…]

食欲が止まらないときの有効な対処法は?

食欲が止まらないときに欲求のままに食べてしまうと肥満の原因につながります。
以下でおすすめの対処法について紹介するので、健康のためにもぜひお試しください。

ストレスを発散する

現代人は仕事に家事に育児にと、多忙な生活を送っている方が多いです。
ストレス社会ともいわれるほど、ストレスを抱えて生活している人が多いのが現状です。

ストレスが溜まることで自律神経が乱れて過食に走ってしまいやすくなります。
そのため、適度にストレスを発散することが大切です。

たとえば軽い運動や趣味を楽しみ、友人と会って話すだけでもストレス発散になります。
自分に合ったストレス発散方法を見つけることから始めてみましょう。

ツボ押し

食欲が止まらないときはツボ押しがおすすめです。
食欲を抑えてくれるツボを以下にまとめます。

【食欲を抑えてくれるツボ】

部位効果
神門(しんもん)耳たぶ上部のくぼみのきわ自律神経が整い、空腹によるイライラを抑えてくれる
胃点(いてん)耳の穴の入口付近食欲を調整してくれる
飢点(きてん耳の穴の前部分にある小さな突起の付け根部分のくぼみ食べ過ぎを抑制する

これらのツボを食事の前に押すことで、食欲を抑制できます。
押すときは気持ちいいと思う程度の力でゆっくり刺激しましょう。

酸っぱいものを食べて抑える

甘いものが食べたくなった場合には、代わりに酸味のあるものを食べるようにしましょう。
特にグレープフルーツがおすすめです。

グレープフルーツには、「ペクチン」と呼ばれる水溶性食物繊維が含まれています。
血糖値の急上昇を抑える効果が期待できるので、肥満を予防することにつながるでしょう。

また、グレープフルーツ特有の苦味である「ナリンギン」には、食欲抑制効果があります。
食欲が止まらないときにはグレープフルーツを食べることで過食を防ぎ、満足感も得られます。

生活習慣を見直す

睡眠不足や偏った食生活など生活習慣が乱れている人は、規則正しい生活を心がけましょう。
まずは糖質・脂質・タンパク質のバランスが良い食事を3食しっかり摂る必要があります。

また、睡眠不足が続いている人や昼夜逆転している人は、同じ時間に寝て起きるようにしましょう。

できれば7時間以上の睡眠時間が確保できるといいです。
時間だけでなく、質の良い睡眠が大切になります。

そのため、就寝前のスマホ操作などでブルーライトを浴びることは避けるべきです。
入浴してリラックスすることで入眠しやすくなり、深い睡眠につながるのでお試しください。

漢方薬で改善

食欲が止まらないときには、漢方薬を活用する方法もあります。
以下におすすめの漢方薬をまとめます。

【食欲が止まらないときにおすすめの漢方薬】

効果・効能
大柴胡湯(ダイサイコトウ)便秘の改善、代謝の促進、高血圧・肥満の改善
桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)冷えの改善、精神安定、肌荒れの改善、血流を促す
防風通聖散(ボウフウツウショウサン)むくみや便秘の改善、基礎代謝UP、体脂肪減少

ストレスの発散方法に興味のある方は、こちらの記事も合わせてお読みください。

関連記事

ストレス発散にはストレッチや趣味、運動や睡眠があります。また、ストレスを溜め込みやすい方もいるので、自分への理解も重要です。そもそもストレスの発散方法にはどのようなものがあるのでしょうか?また、人気のストレス発散方法としては[…]

食欲が止まらないときにおすすめの食べ物

食欲が止まらないときには、おすすめの食べ物があります。
以下でなぜおすすめなのか理由も含めてご紹介します。

おにぎり

おにぎりを食べることで血糖値が上がり、空腹状態が改善されます。
さらに腹持ちもいいです。

特に冷えたおにぎりには「レジスタントスターチ」という成分があるのでおすすめです。
この成分には腸内環境を整える効果があり、血糖値の急上昇も防いでくれます。

糖質が気になる方は、小さめの冷めたおにぎりがおすすめです。
特に玄米や五穀米であれば、噛む回数も増えて満腹中枢が刺激されやすいです。

チーズ

チーズは糖質が低く、高たんぱくでカルシウムが豊富な栄養素が豊富な食べ物です。
また、チーズは発酵食品なので、通常よりもタンパク質が吸収されやすいのです。

さらにビタミンA・ビタミンB2も豊富なので、食欲が止まらないときにはおすすめの食べ物になります。
ただし、中には塩分や脂質の高いものもあるので、食べ過ぎには注意しましょう。

ゆで卵

卵は「完全栄養食品」といわれているほど、栄養価が高いものです。
タンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養素がバランス良く摂れます。

卵のなかでも特にゆで卵がおすすめです。
生卵でも必要な栄養素は補えるのですが、茹でることでよりタンパク質の吸収が良くなります。

スルメ

スルメは噛み応えがあるので自然に噛む回数も多くなり、少量でも満腹感を得られます。
また、カロリーが低いので食欲が止まらないときにおすすめの食べ物です。

生理前やストレスなどで過食気味になっているときには、ぜひスルメを試してみてください。
スナック菓子やお菓子を食べたくなったときには、スルメに置き換えてみましょう。

チョコレート

甘い物が食べたいと思ったときには、カカオの濃度が高いチョコレートがおすすめです。
たとえば、「ダークチョコレート」や「ブラックチョコレート」はカカオが重量の40%を占めています。

このカカオに含まれているポリフェノールには、高血圧や動脈硬化の改善の効果があります。
また、ストレスを緩和させる働きもあるので、空腹時のイライラも軽減できます。

グレープフルーツ

前の章でグレープフルーツがダイエットに適していることを紹介しました。
グレープフルーツ自体にダイエットにうれしい効果があります。

食欲を抑える他にもグレープフルーツの香りは血流を良くし、リラックスする効果があります。
そのため食欲が止まらず、空腹でイライラしているときにはおすすめの果物です。

卵の栄養とチョコレートの効果について解説していますので、こちらの記事も合わせてお読みください。

関連記事

卵栄養について卵は、私たちの食生活において重要な役割を果たしています。タンパク質などの栄養素が豊富であり、様々な健康効果をもたらすことが知られているからです。しかし、詳細な栄養成分やその健康効果についてご存じの方は少ないのではな[…]

関連記事

チョコレート効果についてチョコレートは、その甘美な味わいと豊かな歴史で、世界中の人々を魅了してきました。しかし、その魅力は味だけではありません。そもそもチョコレートってどんな効果があるの?そう考えている方は多いと思い[…]

食欲が止まらない状態が続くと病気になる?

食欲が止まらない状態が続くときには、何らかの病気が隠れていることがあります。
以下で考えられる病気について紹介していきます。

摂食障害

摂食障害とは食事の摂り方や量などに異常をきたして、心身に影響が出ている状態のことです。

大きなストレスなどがきっかけで食べ過ぎたり、逆に食べられなくなったりします。
つまり、過食症や拒食症を引き起こしている状態ということです。
食欲が止まらないときは、摂食障害の可能性もあるので注意が必要です。

肥満

食欲が止まらない状態が続き、過食が続くと脂肪が蓄積されて肥満になります。
食事で摂ったエネルギーが消費されないうちに、次々と食べると太るのは当然です。

食生活の影響により近年ではメタボリックシンドロームや糖尿病などの割合が増えています。
BMIが25以上の方は、生活習慣病のリスクが上がるので生活習慣を見直しましょう。

逆流性食道炎

食欲が止まらずに食べ過ぎてしまった場合には、罪悪感から嘔吐を繰り返す人がいます。
嘔吐するときには胃酸が食道を通るので、粘膜がただれやすくなります。

そのため、逆流性食道炎を引き起こしやすくなるのです。
最悪の場合には食道がんなどを患う可能性もあるので、過食と嘔吐を繰り返している人は要注意です。

うつ病

うつ病では食欲がなくなるイメージが強い方が多いでしょう。
しかし、実は逆に食欲が増して過食傾向になる方もいるのです。

食欲が止まらず、精神的に不安定な方はうつ病の可能性も考えられるので注意が必要です。
うつでは気分が落ち込むだけでなく、急にテンションが上がる躁状態になる方もいます。

症状が両極端で判断が難しいこともあるので、迷った場合には受診することをおすすめします。

脂質異常症

脂質異常症とは、過食や脂質の摂り過ぎにて血中の脂質のバランスが悪くなる病気です。
体質などの遺伝的な要因もありますが、近年は乱れた生活習慣が原因となっている場合が増加しています。

特に脂っぽいものや糖質を過剰に摂取していると、脂質異常症になる可能性が高まります。
過食傾向の方は食生活を見直し、脂質異常症のリスクを少しでも下げましょう。

脂質異常症についてより興味のある方は、こちらの記事も合わせてお読みください。

関連記事

生活習慣病の1つでもあるのが脂質異常症です。ヨーグルトは健康食品として多くの人々に親しまれており、日常の食生活に取り入れることで健康維持に役立つと言われています。しかし、脂質異常症の人々にとって、ヨーグルトは本当に安全で健康的なので[…]

食欲が止まらないときは何科を受診する?

食欲が止まらない状態が続き、過食や拒食などの心身が不安定な状態を摂食障害といいます。

摂食障害では食事量がコントロールできず、食べ過ぎたり、逆に食べられなかったりします。
この症状は人それぞれ違い、肥満や糖尿病、低体重などを引き起こしやすいです。

こうした摂食障害の背景には、心の病気が隠れていることも少なくありません。
そのため症状が続いたり、悪化したりする場合には精神科心療内科を受診しましょう。

子どもの場合には小児科や児童精神科を受診することをおすすめします。
摂食障害にて以下の症状を患っている場合、消化器内科の受診が必要です。

  • 脂質異常症
  • メタボリックシンドローム
  • 糖尿病など

何科を受診すればいいのかわからない場合、まずはかかりつけ医に相談してみてください。
もしくは総合病院を受診することで、症状に応じて適切な診療科を案内してもらえます。
主治医に今後の方針についてよく相談し、適切な治療を受けることが大切です。

精神科デイケアについても解説していますので、こちらの記事も合わせてお読みください。

関連記事

介護保険で利用するデイケアやデイサービスでは日帰りで生活支援のサービスが受けられます。歩行訓練や入浴など様々なサービスが提供されます。デイケアと名のつくものに、医療保険で使用する精神科デイケアがあります。精神科デイケアど[…]

食欲が止まらないのまとめ

ここまで食欲がとまらないときの対処法や原因についてお伝えしてきました。
食欲が止まらないときについての要点を以下にまとめます。

  • 食欲が止まらないときの原因は、ストレスや睡眠不足、ホルモンバランスの乱れ
  • 食欲が止まらないときの対処法は、ストレス発散やツボ押し、漢方薬など
  • 食欲が止まらないときにおすすめの食べ物は、グレープフルーツやスルメ、ゆで卵

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
  • グループホーム展開
  • 介護付有料老人ホーム展開
  • 小規模多機能型居宅介護
  • その他介護事業所運営
  • 食事管理
  • 栄養提供
  • 福祉用具販売
  • 障がい者雇用

スポンサーリンク