包茎に悩んでいると一言でいっても、状態によって包茎の種類が異なります。
自分の悩みの種はどこに位置しているか認識しているでしょうか。
ここでは下記の点を中心にご説明します。
- 仮性包茎・真性包茎・カントン包茎それぞれの違い
- それぞれの状態に合った手術内容
- 手術の際の相場
是非最後までお読みください。
以下の記事では、包茎について詳しく解説していますので、こちらの記事も合わせてお読みください。
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包茎の種類と違い
包茎とは、男性の陰茎の先端部分を覆う皮膚が亀頭を完全に露出させない状態を指します。
つまり、男性器の先端が「皮」を被っている状態を「包茎」と言います。
この状態は、衛生面や性行為時の問題、さらには精神的なストレスの原因となることがあります。
包茎にはいくつかの種類がありますが、主に真性包茎・仮性包茎・被り包茎(カントン包茎)の3種類のどれかに分類され、それぞれ特徴や対処法が異なります。
以下は、包茎の種類とそれぞれの特徴、問題点を表にまとめたものです。
包茎の種類 | 特徴 | 問題点 |
真性包茎 | 包皮の先端が狭く、勃起時でも亀頭が露出しない | 衛生面での問題、性行為時の痛み、炎症や感染症のリスク増 |
仮性包茎 | 手で皮をむけば亀頭を露出させることができる | 不適切なケアによる衛生面での問題、見た目のコンプレックス |
被り包茎(カントン包茎) | 仮性包茎と似ているが、包皮が亀頭を完全には覆っていない状態 | 亀頭の一部が常に露出しているため、刺激に敏感になりやすい |
過長包茎 | 亀頭が露出していても包皮が余っている状態 | 見た目の問題や性行為時の不快感 |
先端狭窄包茎 | 包皮の先端部分だけが特に狭く、亀頭の一部分のみが露出する状態 | 真性包茎と同様に衛生面での問題や性行為時の痛みがある |
会陰包茎 | 包皮が亀頭だけでなく、陰茎の根元側にも伸びている状態 | 衛生面での問題や、特異な見た目による精神的ストレス |
包茎に関する悩みや疑問がある場合は、専門の医療機関で相談することをお勧めします。
適切な診断と治療により、多くの問題は改善可能です。
仮性包茎とは
仮性包茎とは、日本人男性に一番多い部分露出型の包茎です。
日本人男性の60〜70%もいるとされています。
一般的には、平常時は亀頭が包皮に覆われていますが、手でめくることで亀頭を露出させることができます。
またペニスの長さに対する包皮の長さにもよりますが、勃起によって自然に亀頭が露出する方もいます。
そのため、医学的な理由では必ずしも手術する必要はありません。
ですが、コンプレックス解消や衛生面から手術を希望する方は増えています。
包茎にはどのような種類があり、それぞれどのような症状なのでしょうか?
以下の記事で詳しく解説しています。
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真性包茎とは
真性包茎とは、包皮と亀頭の癒着や包皮口が狭いことなどの原因から平常時も勃起時も亀頭が包皮に覆われており、全く剥くことができないタイプの包茎です。
包茎の中でも最も重症な状態であり、不衛生な状態が慢性化し、様々な病気のリスクがあります。
早期の治療が不可欠です。
また、真性包茎は保険診療に適用されます。
真性包茎の治し方について詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてお読みください。
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カントン包茎とは
カントン包茎とは、真性包茎ほど包皮口が狭くはないものの、多少無理をしないと剥くことができないタイプの包茎です。
また、剥いたとしても締め付けられるような感じがする場合には注意が必要で、剥いた状態のまま長時間放置すると血液やリンパの流れが悪くなり、無理やり戻すか手術でしか対応できなくなります。
仮性包茎・真性包茎・カントン包茎の違い
仮性包茎と真性包茎の大きな違いは、亀頭を露出させることができるかどうかです。
また、カントン包茎は仮性包茎に分類されます。
保険適用や手術方法にも多少違いがあるので、それぞれ下記でご説明します。
保険適用の有無
真性包茎・カントン包茎は、男性機能面的にも問題があると判断されるため、基本的には保険適用の施術となり、手術方法も基本的に同じである場合が多いです。
保険医に受診してもらいましょう。
ただし、保険が適用される手術方法は「環状切開」「背面切開」のみであり、あくまで機能面を正常にする施術であり、できることは限られています。
見た目へのコンプレックスも強い方は保険適用外のクリニックで施術しましょう。
仮性包茎は医学的には手術する必要がないとされているため、保険適用外になります。
手術方法
仮性包茎には下記の手術が適しています。
- 環状切開
- 亀頭直下
- 亀頭直下埋没法
- 亀頭直下埋没法
真性包茎には下記の手術が適しています。
- 環状切開
- 亀頭直下
- 亀頭直下埋没法
- 亀頭直下埋没法
- 背面切開
基本的には選択できる手術方法はほぼ同じです。
ただし、背面切開法のみ真性包茎の方向けの術式になります。
背面切開法は包皮の締め付けが強い部分を縦に切開する施術であり、余った包皮を切るわけではありません。
そのため、仮性包茎にはあまり効果がありません。
手術費用
真性包茎の方が仮性包茎より大がかりな手術になるため。相場は高いです。
具体的な相場は、真性包茎は約15〜50万円、仮性包茎は約8〜35万です。
価格の幅は手術内容の違いによって現れたものです。
包茎手術の費用相場について、以下の記事で詳しく解説しています。
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包茎のデメリット
包茎によってのデメリットはほとんど同じです。
下記が挙げられます。
- 性行為がうまくできない
- 排尿がうまくできない
- 悪臭の原因になる
- 早漏になりやすい
- 見た目にコンプレックスを抱く
また、真性包茎は特に性病のリスクが高いです。
包皮と亀頭の間に雑菌が増殖して性病を患いやすくなります。
かかりやすい性病の例としては、包皮が炎症して、慢性的に痛みやかゆみが生じる「亀頭包皮炎」や尿道に細菌が入り、膀胱や腎臓が炎症する「尿路感染症」が挙げられます。
仮性包茎の場合も普段しっかりと洗えていないと同じくかかるリスクがあるため、注意が必要です。
包茎手術の失敗例と後悔について詳しく解説していますので、こちらの記事も合わせてお読みください。
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仮性包茎と真性包茎のまとめ
ここまで仮性包茎と真性包茎の違いについてご説明しました。
以下に要点をまとめます。
- 仮性と真性の大きな違いは、亀頭を露出させることができるかどうか
- 仮性包茎には背面切開法が合わない
- 相場は真性包茎は約15~50万円、仮性包茎は約8~35万
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。