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健達ねっと>生活>いびき治療>パルスサーミアとはどんないびき治療?|特徴やメリット・デメリットを解説!

パルスサーミアとはどんないびき治療?|特徴やメリット・デメリットを解説!

いびきは多くの人々が抱える共通の悩みであり、その治療法も多岐にわたります。
特に非侵襲的で痛みの少ない治療法を探している人も多いことでしょう。

では、パルスサーミアという治療法は本当に効果があるのでしょうか?

そこで、この記事では以下の項目を中心に解説します。

  • パルスサーミアとは
  • パルスサーミアのメリットとデメリット
  • パルスサーミア以外の主ないびき治療法

いびき治療のパルスサーミアについて参考になる情報を得られるので、ぜひ最後までお読みください。

新しいいびき治療法・パルスサーミアとは

いびきの原因となる部位をピンポイントで治療できる新しい手法「パルスサーミア」

ここでは、パルスサーミアの特徴を詳しく解説します。

「切らない」いびき治療

パルスサーミアは、切開を伴わない非侵襲的な治療法として注目されています。
この治療は、ラジオ波を使用していびきの原因となる軟口蓋や喉の部分を引き締めることで気道の通りを改善します。

切らないため、出血や感染のリスクが低いのが大きな利点です。

日常生活を送りながら治療が可能

パルスサーミアのもう一つの魅力は、治療後にすぐ日常生活へ戻れる点です。
外科手術の場合、数週間の回復期間を要することがありますが、パルスサーミアではダウンタイムがほぼありません

治療後は軽い喉の違和感が生じる程度で、多くの方が翌日から仕事や日常活動を再開できます。
これにより、忙しい現代人でも治療に臨みやすいといえます。

いびきの原因について詳しく解説していますので、こちらの記事も合わせてお読みください。

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パルスサーミアのメリットとデメリット

画期的ないびき治療法に思えるパルスサーミアですが、メリットと同時にデメリットも存在します。

メリットとデメリットを以下で見ていきましょう。

パルスサーミアのメリット

まずはメリットからです。

パルスサーミアのメリットには、次のものが挙げられます。

  • ダウンタイムが短い
  • 痛み/出血が少ない
  • 入院不要

ダウンタイムが短い

パルスサーミアは、ダウンタイムが非常に短いのが特長です。
治療後すぐに通常の活動に戻ることが期待できるため、忙しい現代人にも適しています。
これにより、治療を受けるために仕事や日常生活を中断する必要がありません。

痛み/出血が少ない

この治療法は、レーザーを用いるため、痛みや出血がほとんどありません

さらに、局所麻酔のみで施術が可能なため、全身麻酔のリスクを避けることが期待できます。

入院不要

パルスサーミアは外来で行われるため、入院の必要がありません
短時間で済む治療法であり、治療後はすぐに自宅に戻れます。
これにより、入院費用や長期の療養期間を気にすることなく治療を受けることが可能です。

パルスサーミアのデメリット

次にデメリットです。

パルスサーミアのデメリットは、主に以下のものが挙げられます。

  • 数回の施術が必要
  • 効果には個人差がある
  • 自由診療のため、費用が高額になることも

数回の施術が必要

期待される効果を引き出すためには、数回の施術が必要となることがあります。
これは、治療を受ける患者にとって負担となる可能性があります。

また、施術回数が増えることで、総費用も増加する傾向にあります。

効果には個人差がある

パルスサーミアの効果は個人によって異なるため、すべての患者に均一な結果を保証することはできません
治療を受けてもいびきの完全な改善が見られない場合もあります。

このため、事前に専門の医師と十分な相談を行うことが重要です。

自由診療のため、費用が高額になることも

パルスサーミアは自由診療であるため、保険適用外となることが一般的です。
そのため、治療費が高額になる場合があります。

治療を検討する際には、費用面での計画を立てておくことが必要です。

パルスサーミア以外の主ないびき治療法の特徴

いびきは多くの人々にとって悩みの種ですが、治療法も多種多様です。

ここでは、パルスサーミア以外の代表的ないびき治療法、

  • 対症療法
  • ナイトレーズ
  • 口蓋垂軟口蓋形成術

の3つの主要な治療法を取り上げ、それぞれの特徴を解説していきます。
これにより、どの治療法が自分に適しているかを判断する手助けとなるでしょう。

対症療法

対症療法は、生活習慣の改善や専用のデバイスを利用していびきを軽減する方法です。

具体的には、

  • 横向きで寝ること
  • 体重減少
  • アルコールやタバコの制限

などが挙げられます。

また、

  • 口腔内装置の使用
  • 鼻孔拡張器の使用

なども対症療法の一つです。

これらの方法は非侵襲的であり、安全性の高さが期待できる点が特徴です。

ナイトレーズ

ナイトレーズとパルスサーミアは、どちらもレーザーを用いるいびき治療ですが、それぞれ異なるアプローチと特徴を持っています。
ナイトレーズは、いびきの原因となる喉や口腔内の軟組織をレーザーを使って縮小・硬化させる治療法です。
この方法は、レーザーの熱エネルギーを利用して組織を刺激し、コラーゲンの生成を促進することで、気道を広げる効果が期待できます。

レーザーを用いるいびき治療は、痛みや出血が少ない点が特徴です。
また、入院の必要がなく、日常生活に大きな支障をきたさないため、仕事や家事など忙しい方にも適しています。
ただし、効果や適応には個人差があるため、施術を受ける際には専門の医師と十分に相談することが重要です。

ナイトレーズはレーザーを使用して直接的な収縮効果をもたらす一方、パルスサーミアはラジオ波で間接的に組織を引き締める方法です。
そのため、ナイトレーズは即効性を求める方に、パルスサーミアは快適性を重視する方に適しています。

両者の特性を理解した上で、自分に合った治療法を選ぶことが大切です。

口蓋垂軟口蓋形成術/口蓋垂軟口蓋咽頭形成術(切除法)

口蓋垂軟口蓋形成術および口蓋垂軟口蓋咽頭形成術は、いびきの原因となる組織を手術で取り除く方法です
具体的には、口蓋垂や軟口蓋、扁桃腺などの組織を切除することで、気道を広げていびきを軽減します。
これらの手術は高い効果が期待できますが、手術のリスクや回復期間が伴うため、慎重な判断が必要です。

手術を受ける前には、専門の医師との十分な相談が重要です。

いびきの治療法についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてお読みください。

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パルスサーミアでのいびき治療がおすすめな人

パルスサーミアは、いびきの原因を根本から解消する新しい治療法です。
その非侵襲的なアプローチと期待される効果の高さから、多くの患者に選ばれています。

ここでは、特にパルスサーミアがおすすめな人々について詳しく解説します。

いびき治療の痛みが怖い人

いびき治療に対する不安の一つは、治療中の痛みです。
パルスサーミアは、痛みを最小限に抑える非侵襲的な治療法です。
特別な機器を使用して体内の深部を温めることで、いびきの原因となる組織を治療します。
この方法は痛みが少なく、治療後の回復もスムーズです。
痛みへの不安が強い人にとって、パルスサーミアは理想的な選択肢です。

仕事が忙しい人

忙しい仕事や生活を送る人にとって、治療の時間や回復期間は大きな問題です。
パルスサーミアは、短時間で治療が完了し、入院も不要です。
また、治療後すぐに日常生活に戻ることが期待できるため、忙しい人々にとって非常に便利です。
パルスサーミアは、効率的な治療を求める忙しいビジネスパーソンにぴったりです。

治療しながら普通の生活を送りたい人

いびきの治療を受ける際、生活の質を維持したいと考える人も多いでしょう。
パルスサーミアは、治療中や治療後も普通の生活を続けることが期待できます。
非侵襲的なため、体への負担が少なく、治療後の回復も速いです。
治療しながら日常生活を送りたいと考える人にとって、パルスサーミアは理想的な治療法です。

睡眠時無呼吸症候群で悩んでいる人にも

パルスサーミアは、いびきだけでなく、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療にも効果が期待できます。
SASは、睡眠中に呼吸が止まる症状で、健康に重大な影響を及ぼします。
パルスサーミアは、気道を広げることで、無呼吸の頻度を減少させ、質の高い睡眠を実現します。
睡眠時無呼吸症候群で悩んでいる人にとって、パルスサーミアは効果的とされる治療法といえます。

いびきを治療するメリットとは

いびきを治療することには、多くのメリットがあります。

いびきは単なる不快な音だけでなく、健康にもさまざまな影響を与えることがあります。
ここでは、いびきを治療することで得られる主なメリットについて詳しく解説します。

日中の眠気が軽減する

いびきは、睡眠の質を低下させる要因の一つです。
いびきにより、夜間の呼吸が妨げられ、深い睡眠を取ることが難しくなります。
その結果、日中の眠気が増し、仕事や日常生活に支障をきたすことがあります。

いびきを治療することで、睡眠の質が向上し、日中の眠気が軽減します。
これにより、集中力や作業効率が向上し、生活の質が向上します。

疲労感の軽減

いびきは、疲労感の原因にもなります。
いびきをかくことで、体は十分な休息を取れず、朝起きたときに疲労感を感じることがあります。

いびきを治療することで、睡眠中の呼吸が改善され、体がしっかりと休息を取れるようになります。
その結果、朝起きたときの疲労感が軽減され、1日の始まりを爽快に迎えることが期待できます。

病気のリスクを減らせる

いびきは、さまざまな病気のリスクを高める要因でもあります。
特に、いびきと関連する睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、高血圧、心臓病、脳卒中などのリスクを増加させることが知られています。
いびきを治療することで、これらの病気のリスクを減少させ、長期的な健康維持に繋がります。

健康な生活を送るためにも、いびきの治療は重要です。

危険ないびきについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてお読みください。

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「たかがいびき」と放置せず、医師に相談しよう

いびきを放置せず、専門の医師に相談することが重要

いびきは単なる習慣的な音ではなく、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
日常生活において、いびきが原因で睡眠の質が低下し、日中の疲労感や集中力の低下を引き起こすことがあります。

また、長期的には心疾患や糖尿病などのリスクが高まることもあります。
そのため、いびきを放置せず、専門の医師に相談することが重要です。

保険適用で治療できる場合も

いびきの治療には、保険適用が可能な場合もあります。
日本では、いびきが睡眠時無呼吸症候群(OSA)と診断された場合、保険適用の治療が受けられることがあります。
治療には、マスク療法やCPAP療法などがあり、これらの治療法は保険が適用されることが多いです。

また、医師の診断を受け、適切な治療プランを立てることで、健康を維持することが期待できます。

出典:東京医科歯科大学病院「快眠センター ご案内」

いびき治療に関するQ&A

ここからは、いびき治療に関するよくあるQ&Aを紹介していきます。

いびきの原因は何ですか?

いびきの原因はさまざまで、肥満、アルコール摂取、鼻詰まり、喫煙、睡眠の姿勢、遺伝的要因などがあります。
また、睡眠時無呼吸症候群(SAS)や鼻や喉の構造に問題がある場合も、いびきを引き起こすことがあります。

いびきが健康に悪影響を及ぼすことはありますか?

いびきは単なる不快な音だけでなく、睡眠の質を低下させ、日中の眠気や疲労感を引き起こすことあります。
また、睡眠時無呼吸症候群(SAS)と関連する場合、高血圧、心臓病、脳卒中などのリスクが増加することがあります。

いびき治療の効果はどれくらい持続しますか?

治療の効果は治療法や個人の状態によります
レーザー治療や切除法は長期間の効果が期待できますが、生活習慣の改善は継続的な努力が必要です。

パルスサーミアも持続効果が高いとされる治療法の一つです。

自宅でできるいびき対策はありますか?

自宅でできるいびき対策としては、横向きで寝る、枕の高さを調整する、アルコールやタバコを控える、適切な体重を維持することなどが挙げられます。
また、鼻孔拡張器やマウスピースなどのデバイスも効果的とされます。

いびき治療後に再発することはありますか?

治療後にいびきが再発することはあります
特に、生活習慣が改善されない場合や、根本的な原因が解決されていない場合は再発のリスクが高まります
再発を防ぐためには、継続的なケアと生活習慣の見直しが重要です。

いびき治療のパルスサーミアに関するまとめ

ここまで、いびき治療のパルスサーミアについてごしょうかいしました。
要点を以下にまとめます。

  • パルスサーミアとは、切開をせずに済む、体の負担が少ない新しいいびきの治療法である
  • パルスサーミアのメリットとデメリットとしては、痛みや出血などの負担が少ない分、保険適用にならず費用がかさむ場合があることが挙げられる
  • パルスサーミア以外の主ないびき治療法としては、対症療法やナイトレーズ、切除法などが挙げられる

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
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