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健達ねっと>生活>いびき治療>いびき治療にかかる料金は高額?|おすすめクリニックの選び方を解説!

いびき治療にかかる料金は高額?|おすすめクリニックの選び方を解説!

いびきが気になるけれど、治療にどのくらいの費用がかかるのか分からず、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
「いびき治療に興味はあるけれど、費用が高そうで一歩踏み出せない」という声はよく聞かれます。

いびき治療の費用は治療法やクリニックによってどのくらい違いがあるのでしょうか?

本記事では、いびき治療の料金について以下の点を中心に詳しく解説します。

  • いびき治療の方法
  • 治療法ごとのいびき治療にかかる料金
  • いびき治療におすすめのクリニックの選び方!

いびき治療の料金にご興味のある方はご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

いびきの主な5つの原因

いびきは、睡眠中に気道が狭くなり、空気が通る際に振動して音が生じる現象です。
これには様々な原因があり、放置すると健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

ここでは、いびきの主な原因である、

  • アレルギー性鼻づまり
  • 舌や喉奥の位置
  • 副鼻腔のトラブル
  • 喉の筋肉の緩み
  • 体重増加による気道の圧迫

の5つについて詳しく説明します。

いびきの原因①|アレルギー性鼻づまり

アレルギー性鼻炎は、いびきの原因としてよく見られる要因の一つです。
花粉やダニなどのアレルゲンによって鼻粘膜が炎症を起こし、鼻づまりを引き起こします。
鼻が詰まると自然な呼吸が難しくなり、口呼吸を余儀なくされます。
この状態では喉の奥が狭まり、空気の通りが悪くなるため、いびきが発生しやすくなります。

特にアレルギー症状が慢性化している場合、いびきの頻度が高まり、睡眠の質を著しく低下させることがあります。
アレルギー性鼻づまりを改善するためには、アレルゲンの特定と除去、適切な薬物療法が有効とされます。

いびきの原因②|舌や喉奥の位置

睡眠中に舌や喉奥の位置が下がることで気道が狭くなり、いびきが発生することがあります。
これは特に仰向けで寝る際に顕著です。

舌が後方に落ち込むと気道を圧迫し、空気の流れが妨げられるため、振動音が生じます。
このタイプのいびきは、舌が大きい人や舌筋の力が弱い人に多く見られます

また、飲酒後や疲労時にも舌の筋力が低下しやすく、いびきが起こりやすくなります。

改善策として、横向きで寝る習慣をつけたり、舌筋を鍛えるエクササイズを行ったりすることが推奨されます。

いびきの原因③|副鼻腔のトラブル

副鼻腔炎や鼻ポリープなどのトラブルもいびきの原因となります。
副鼻腔は鼻腔の周囲にある空洞で、これが炎症を起こすと鼻づまりや鼻水が生じ、気道が狭くなります。

また、慢性的な副鼻腔の問題は鼻呼吸を妨げ、口呼吸が習慣化することにつながります。
結果として喉の気道が狭まり、いびきが発生しやすくなるのです。

副鼻腔の健康を保つためには、早期の診断と治療が重要で、手術が必要な場合もあります。

いびきの原因④|喉の筋肉の緩み

加齢や生活習慣によって喉の筋肉が緩むと、いびきのリスクが高まります。
特に、睡眠時無呼吸症候群を伴う場合、この原因が顕著です。

喉の筋肉が緩むと気道が容易に閉塞し、空気の流れが妨げられます。
これは加齢に伴う自然な変化としても起こりますが、飲酒や睡眠薬の使用によってさらに悪化することがあります。

筋肉の緩みを防ぐためには、健康的な生活習慣を心がけることが大切です。
特に喉の筋力を維持するためのエクササイズが有効とされます。

いびきの原因⑤|体重増加による気道の圧迫

体重増加は、いびきの主要なリスク要因の一つです。
特に首周りに脂肪が蓄積すると、気道が圧迫され、空気の流れが制限されます。
これにより、いびきの音が大きくなるだけでなく、睡眠時無呼吸症候群のリスクも増加します。

肥満によるいびきは、生活習慣の改善が最も効果的とされる対策です。
バランスの取れた食事と定期的な運動を取り入れることで、いびきの頻度と音量を減らすことが期待できます。

いびきの原因について詳しく解説していますので、こちらの記事も合わせてお読みください。

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いびき治療の方法

いびき治療には、その原因や症状の程度に応じて複数の選択肢があります。

一般的に用いられる方法として、

  • マウスピース療法
  • CPAP(持続陽圧呼吸療法)
  • レーザー治療
  • 外科的手術

などが挙げられます。
それぞれの治療法には異なる特長やメリットがあり、適切な方法を選ぶことで、いびきの改善や睡眠の質向上が期待できます。

ここでは、これらの治療法について詳しく解説します。

治療法①|マウスピース療法

マウスピース療法は、いびき治療における最も手軽で広く利用されている方法のひとつです。
下顎を前方に固定するよう設計された専用のマウスピースを装着することで、気道を広げ、いびきの原因となる振動を抑える仕組みです。
この治療法は軽度から中程度のいびきに特に効果的とされ、夜間装着するだけで改善が期待できます。

装着感には個人差がありますが、歯科医が個別にフィッティングを行うため、快適な使用が可能です。

さらに、手術が不要でリスクが低い点も、この治療法の大きな魅力です。

治療法②|CPAP(持続陽圧呼吸療法)

CPAP(Continuous Positive Airway Pressure)は、主に睡眠時無呼吸症候群や重度のいびき患者に用いられる治療法です。
専用の機器を使用して一定の空気圧を気道に送り込み、気道が閉塞するのを防ぎます。
これにより、いびきの改善だけでなく、睡眠の質の向上や日中の倦怠感の軽減が期待できます。

効果が非常に高いとされる一方で、機器の装着感やメンテナンスが課題となる場合があります。

快適に使用するためには、専門の医師による適切な設定とサポートが必要です。

治療法③|レーザー(ナイトレーズ)治療

レーザー治療、特にナイトレーズは、いびき治療の中でも非侵襲的な方法として注目されています。
特殊なレーザーを使用して喉の組織を引き締めることで、気道を広げ、いびきの発生を軽減します。
この方法は軽度から中程度のいびきに適しており、痛みがほとんどなくダウンタイムも短いため、忙しい方でも安心して受けられます。

ただし、効果の持続期間には個人差があり、定期的な施術が必要になることもあります。

治療を受ける際には、経験が豊富なクリニックを選ぶことが重要です。

治療法④|外科的手術

外科的手術は、いびきの根本的な原因を直接的に解消する治療法です。
鼻中隔湾曲や扁桃腺肥大、過剰な喉の組織など、物理的な要因が関係する場合に行われます。
手術には複数の種類があり、患者の症状や健康状態に応じて適切な方法が選択されます。

例えば、鼻中隔矯正術や口蓋垂(のどちんこ)の切除術などが挙げられます。
この治療法は効果が長期間持続する反面、手術後のダウンタイムや一定のリスクが伴います。
そのため、治療を受ける際には、専門の医師と十分に相談し、自分にあった選択肢を見つけることが重要です。

いびきの治療法についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてお読みください。

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治療法ごとのいびき治療にかかる料金

いびき治療には多様な方法があり、それぞれ費用や特徴が異なります。
患者の症状や治療目的によって選択肢が変わりますが、以下の表を参考に各治療法の費用と特徴を比較し、自分に合った治療を検討してみてください。

マウスピース治療  

マウスピース治療は、顎の位置や舌の沈下が原因のいびきに適した方法です。 

治療法 保険適用費用目安 自由診療費用目安特徴
マウスピース治療数千円〜数万円 5万円〜10万円顎や舌の位置を矯正し気道を確保する

保険適用で治療を受けられる場合は費用を抑えられますが、自由診療では費用が高めになることもあります。

初期費用のほかに、定期的なメンテナンス費用も考慮しましょう。

CPAP(持続陽圧呼吸療法)治療  

CPAP治療は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)が原因の場合に効果的とされます。

治療法 保険適用費用目安 自由診療費用目安特徴
CPAP治療月額5000円〜1万円 月額1万5000円〜2万円空気圧で気道を広げる

長期間治療が必要

毎月の費用がかかるため、長期的な視点での計画が必要です。

また、機器のメンテナンス費用も忘れずに検討しましょう。

レーザー(ナイトレーズ)治療  

ナイトレーズ治療は、レーザーを用いた短期間での治療が特徴です。

治療法 保険適用費用目安 自由診療費用目安特徴
レーザー治療(ナイトレーズ)適用外2万円〜15万円/回短期間で効果が期待できる

侵襲が少なく自由診療

痛みが少なく効果が高いとされていますが、自由診療のため費用が高額になる場合があります。

治療前に総額を確認することをおすすめします。

外科的手術  

外科的手術は、重度の症状に対処するために行われます。

治療法 保険適用費用目安 自由診療費用目安特徴
外科的手術3万円〜10万円30万円〜50万円重度の症状に適応

術後入院が必要な場合有り

費用は高額ですが、根本的な改善を目指す方法です。

手術後のケアも重要なポイントとなります。

いびき治療の費用はクリニックによって異なる  

いびき治療の費用は、同じ治療法でもクリニックによって異なります

以下に費用の違いを考慮する際のポイントを挙げました。

  • 立地や設備:都市部や最新設備を備えたクリニックでは費用が高い場合があります 
  • 医師の技術力:実績のある医師が治療を行う場合、費用が上がることがあります
  • アフターケアの有無:再診料やアフターケア費用が含まれるか確認しましょう

治療を選ぶ際は、複数のクリニックでカウンセリングを受けて費用と内容を比較することをおすすめします。

いびき治療におすすめのクリニックの選び方!

いびき治療を受ける際、適切なクリニックを選ぶことは治療の成功に大きな影響を与えます。
クリニックの通いやすさや専門性、対応する治療内容など、多くのポイントを考慮することが重要です。

ここでは、いびき治療におすすめのクリニックを選ぶ際のポイントについて詳しく解説します。

通いやすさを重視したクリニックを選ぶ  

いびき治療は継続的な通院が必要になる場合が多く、通いやすさを重視することが重要です。
自宅や職場から近いクリニックを選ぶことで、通院による負担を軽減できます。

また、公共交通機関でのアクセスが良好かや、駐車場の有無も確認すると良いでしょう。  

さらに、予約の取りやすさや診療時間の柔軟性も重要な要素です。
例えば、平日の夜間診療や土日診療に対応しているクリニックであれば、忙しいスケジュールの中でも通院がしやすくなります。

通いやすさは治療を続けるためのモチベーションにもつながるため、慎重に検討することをおすすめします。

いびき治療で他院との連携がある病院を選ぶ  

いびきの原因が複雑な場合、複数の医療機関と連携して診断や治療を進めることが重要です。
他院との連携がある病院を選ぶことで、睡眠時無呼吸症候群やその他の合併症についても適切な診断が受けられます。  

例えば、専門の睡眠クリニックや内科と協力して治療計画を立てている耳鼻咽喉科では、より精度の高い診断と治療が可能です。

さらに、必要に応じて外科手術やCPAP治療が行える施設と提携しているかも確認しておくと良いでしょう。

いびき外来やいびき治療に対応した耳鼻咽喉科を選ぶ  

いびき治療の専門性が高いクリニックを選ぶことも、治療の成功に直結します。
特に、いびき外来を設置している耳鼻咽喉科は、いびきの原因を正確に診断し、適切な治療法を提案してくれるためおすすめです。  

また、最新の設備を備えたクリニックであれば、ナイトレーズなどのレーザー治療やマウスピース作成も可能です。
医師の専門性や実績についても確認することで、治療に対する信頼度を高めることができます。

公式サイトや口コミを活用し、診療内容や患者の声を参考にしましょう。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)に対応しているクリニックを選ぶ  

いびきの背後に睡眠時無呼吸症候群(SAS)が隠れている場合、適切な治療を受けるためにはSASに対応したクリニックを選ぶ必要があります。
このようなクリニックでは、睡眠検査やCPAP治療、外科的手術など、幅広い治療選択肢を提供しています。
特に、睡眠検査室を備えた施設では、詳細なデータをもとにした診断が可能です。

SASの治療経験が豊富な医師が在籍しているか、アフターケアが充実しているかも重要なポイントです。

SASの治療は生活習慣の改善と並行して進められるため、患者に寄り添ったサポートを提供しているクリニックを選びましょう。

いびきと睡眠時無呼吸症候群の関係

いびきは、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の初期症状として現れることが多く、健康リスクのサインである場合があります。
SASは、睡眠中に気道が閉塞して呼吸が一時的に止まる病気で、放置すると生活の質や全身の健康に悪影響を及ぼします。

ここでは、いびきと睡眠時無呼吸症候群(SAS)の関係について詳しく解説します。

いびきは睡眠時無呼吸症候群(SAS)の重要な兆候  

いびきは、気道が狭くなり空気が通りにくくなることで発生します。
特に、いびきの音が一定でなく大きくなったり小さくなったりする場合や、「ゼイゼイ」と苦しそうな音を伴う場合は、SASの可能性が高まります。  

SASでは、舌の付け根や軟口蓋が気道を塞ぐことが原因となります。

また、小顎症や肥満がリスク因子となり、日本人のように顎が小さい人では特に注意が必要です。
このようないびきが見られたら、早期に専門の医師の診断を受けることが推奨されます。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の主な症状と影響

SASには自覚症状と他覚症状があり、早期発見の鍵となります。  

自覚症状

  • 日中の強い眠気  
  • 集中力の低下  
  • 起床時の頭痛  
  • 夜間の頻尿や熟睡感の欠如  

他覚症状(周囲の観察)

  • いびきが大きく、音が変動する  
  • 睡眠中に呼吸が止まる  
  • 息が苦しそうな呼吸音  

これらの症状を放置すると、心血管疾患や高血圧、糖尿病などの重篤な健康問題につながるリスクがあります。

いびきと睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療の必要性  

いびきがSASによるものと診断された場合、適切な治療を行うことで症状を改善し、生活の質を向上させることが期待できます。

治療法としては、以下が一般的です。 

  • CPAP(持続陽圧呼吸療法):気道を広げて呼吸を助ける装置  
  • マウスピース治療:顎の位置を調整して気道を確保  
  • 外科的手術:物理的な気道の狭窄を改善  

いびきが単なる睡眠の妨げではなく、SASの可能性を示している場合には、早めに医療機関を受診し、適切な対策を講じることが大切です。
いびきとSASには深い関連があり、健康への影響を防ぐためには早期の発見と治療が重要です。

家族や周囲の人の観察も助けとなるため、異常ないびきを見つけた場合は早めに相談しましょう。

出典:旭岡木口クリニック「睡眠時無呼吸症候群の診療にあたって

いびき治療の料金に関するよくある質問|Q&A

切らずに行うレーザー治療は痛みがあるの?  

レーザー治療は切開を伴わないため痛みが少なく、治療中は局所麻酔を使用します。
治療後に軽い違和感が残ることもありますが、通常数日で改善するとされます。

痛みが強い場合は医師に相談しましょう。

女性もいびきの治療を受けられる?  

女性も治療可能で、肥満やホルモンバランスが原因の場合が多いです。
女性専用の診療時間を設けるクリニックもあり、安心して通える環境が整っています。

保険適用で治療が可能なクリニックはある?  

保険適用となる治療法には、CPAP治療やマウスピース治療があります。
一方、レーザー治療は自由診療です。

適用の可否や料金体系は事前に確認しましょう。

レーザー治療後でも食事は普通にとれる?  

治療後も通常の食事は可能ですが、刺激物や熱い食べ物は控えるのが無難です。
柔らかい食品や冷たい飲み物を選び、のどへの負担を軽減しましょう。

危険ないびきについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてお読みください。

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いびき治療の料金まとめ

ここまでいびき治療の料金についてご紹介しました。
要点を以下にまとめます。

  • いびき治療には、原因や症状に応じてマウスピース療法、CPAP(持続陽圧呼吸療法)、レーザー治療、外科的手術などの選択肢がある
  • 治療法ごとのいびき治療の料金は、マウスピース治療が数千円〜10万円、CPAP治療が月額5000円〜2万円、レーザー治療が2万円〜15万円/回、外科的手術が3万円〜50万円程度
  • いびき治療におすすめのクリニック選びは、通いやすさや専門性、他院との連携、睡眠時無呼吸症候群(SAS)への対応力を重視することが重要

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
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  • 介護付有料老人ホーム展開
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