パーキンソン病は進行性の病気で、歩行中に急にバランスを崩して転ぶなど、運動障害・姿勢反射障害により次第に歩行が困難になります。
”動きにくさ”が進行していることを感じる機会が、以前より多くなりました。
まったく動けなくなる前に、じーちゃんの行きたい場所やしたいことはできるだけ叶えたい!と思っていました。それに普段の介護で疲れている母のためにも、時間のある時はわたしが外出に付き合いました。
神社、親戚の家、床屋がじーちゃんのお気に入りの場所です。
なるべく迷惑をかけないようについて行って転ばないようにサポートしていました。どこもじーちゃんにとっては大事な場所です。一緒に楽しみたいと思いました。
特に神社はじーちゃんのパワースポットで、病気になる前は毎朝毎晩行っていました。運転免許証を返納したので、わたしが休みの日は車を出してじーちゃんのお願いに付き合いたいと思いました。
神社は階段や砂利道、そして細い道と、危険個所が多いです。危なくないように側についてサポートしながら参拝しました。
人間って不思議で、いくら苦手な環境だったとしても「行きたい!」という強い意志があると意外に動けちゃいます。
定期的に外出して家族以外の人としゃべることはじーちゃんにとって良い刺激になると思いました。外に出てイキイキしているところや、外出後の満足げな顔を見るのがわたしは好きでした。