「味覚障害は認知症に関係がない」と思っている方は少なくないでしょう。
しかし、認知症を発症すると味覚障害が起こることがあります。
今回は認知症と味覚の関係について説明した上で、予防に効果的な食材や味覚障害をチェックする上で重要なポイントについても解説します。
- 認知症で味覚障害が起こる原因
- 味覚障害のセルフチェック
- 味覚障害の予防改善に効果的な食材
この記事をご覧いただき、認知症と味覚障害の関係を知るための参考にしてください。
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認知症が原因で味覚障害が起こるメカニズム
味覚障害が起こる原因は、認知症により中枢性嗅覚障害が生じるからです。
本来は、においの情報が脳に伝わると、過去のにおいの記憶と照合して「何のにおいであるか」を認識する情報の処理が行われます。
しかし、においの情報が脳まで運ばれても、においを司る部分に障害が起きていることで、においを判別できなくなります。
嗅覚と味覚は深くかかわっているため、においを判別できなくなると、味も感じにくくなります。
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味覚障害は認知症の初期症状?
認知症は、脳の神経細胞の死滅や減少などの障害によって発症します。
初期症状では、「記憶障害」「見当識障害」「理解力・判断力の低下」などがみられます。
そのため、認知症と味覚障害は関係がないように思えます。
しかし、認知症による脳の病変の影響が味覚にも及ぶため、味覚障害が起こることも珍しくありません。
さらに、味覚機能の低下は運動機能の低下に繋がることも明らかになっています。
そのため、味覚障害は認知症の初期症状ということができます。
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認知症かも?味覚障害には注意!
記憶障害などがみられれば「認知症かも」と気付きやすいですが、味覚障害では認知症だと気付きにくいことが問題です。
しかし、認知症は進行性の病気なので、そのまま放っておくと症状が進行していきます。
そのため、味覚障害が現われたときは早めに病院を受診するなどの対策が重要です。
早めの対策が認知症の早期発見へと繋がり、症状の悪化を防ぐことになります。
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加齢によっても味覚障害は起こる
認知症に限らず加齢によっても味覚障害が起こります。
加齢によって味覚障害が起こることには理由があります。
まず、私たちの舌の表面には味蕾(みらい)と呼ばれるものがあります。
味蕾の中には食べ物の味をキャッチする「味細胞」が多く存在していますが、加齢に伴い味細胞の働きが悪くなることで味覚障害が起こります。
また、味細胞の働きに最も重要なのは「亜鉛」ですが、血液中の亜鉛が不足することも味覚障害を引き起こす大きな原因です。
加齢によって吸収や消化機能が衰えることで、せっかく亜鉛を摂取しても体内から排出されてしまいます。
その結果、体に必要な、十分な量の亜鉛を確保することができなくなります。
特に高齢者の方は高血圧や糖尿病などの疾患を患い、多種類の薬を長い期間服用していることでも亜鉛不足の原因になります。
認知症味覚障害セルフチェック
味覚障害は日に日に変化するため、気付きにくいことが特徴です。
しかし、味覚障害が起きていることに早く気付かなければ、さらに症状を悪化させる可能性があります。
ここからは、味覚障害をチェックする際の重要なポイントを3つご紹介します。
以下に当てはまることが多ければ、早めに病院を受診しましょう。
調味料を多く使うようになった
味覚障害が起こると味を感じにくくなり、料理の味付けにも変化がみられます。
料理を作る際に味見をしても、出された料理を食べても味を感じることができなくなるため、調味料を多く使うようになります。
また、以前よりも調味料を多く使うようになることで、自分が作った料理を食べた家族に「いつもより味が濃い」と言われることが増えるでしょう。
以前よりも調味料を買う量が増えたり、味が濃くなったと思ったら、味覚障害が起きているのか疑いましょう。
体重が減少した
味覚障害が起きると味を感じにくくなります。
そのため、何を食べても不味く感じ食欲不振に陥り、体重が減少することがあります。
今まで美味しく食べていたものでも味を感じられなくなる場合があるので、食欲不振で体重が減少するのであれば注意が必要です。
特定の味がしない
味覚障害では「甘味だけが分からない」など、特定の味覚に障害が現われることがあります。
例えば、苦味だけ感じることができなくなったなどです。
感じられない味覚意外は感じることができるので、味覚障害に気づかない方が多いです。
しかし、味覚が正常であれば「甘味」「苦味」「塩味」「酸味」の基本的な4つの味覚を感じることができます。
一つでも感じられない味覚が現れた場合には、まず医療機関への受診を行いましょう。
味覚障害の予防改善に効果的な食材について
亜鉛は体内で作ることができない栄養素です。
しかし、味覚障害の改善や予防には亜鉛の摂取が効果的なので、亜鉛を多く含む以下の食材を積極的に取りましょう。
レバー
レバーは肉類の中でも特に亜鉛を多く含んだ食材です。
1日に必要な亜鉛の量は男性が9㎎、女性は7㎎ですが、豚レバーは50gで3㎎以上の亜鉛を摂取することができます。
牡蠣
牡蠣は亜鉛が含まれる食材の中でも断トツで亜鉛含量が多い食材です。
100gあたり約13㎎の亜鉛を摂取することができます。
大きめの牡蠣を約4つ食べることで、成人男性の1日に必要な亜鉛の量を摂取可能です。
椎茸
椎茸の亜鉛含量は100gあたり2㎎と少し少なめですが、レバーやカキと違い毎日の料理に取り入れやすい食材の1つです。
椎茸は煮物や味噌汁、炒め物などどんな料理にも合うのでぜひ食事に取り入れてみてください。
チーズ
チーズに含まれている亜鉛の量は、プロセスチーズ100gあたり約3㎎です。
高齢の方はチーズを食べる機会があまりないかもしれませんが、おやつとして食べやすいので、小腹が空いた時はチーズを食べるようにしましょう。
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認知症と味覚についてのまとめ
今回は、認知症と味覚障害についてご紹介しました。
認知症と味覚障害についての要点を以下にまとめます。
- 味覚障害は認知症による中枢性嗅覚障害によって生じることがある
- 調味料を多く使うようになったり、体重が減少したのであれば味覚障害の可能性がある
- 味覚障害を予防に効果的な食材は亜鉛を多く含む食材
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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