超高齢社会の日本において、年々増加している認知症。
残念ながら、根本的な治療方法はまだ見つかっていません。
加齢や難聴、生活習慣など、認知症の原因は様々です。
性格と認知症にも関連があることをご存知でしょうか?
本記事では、認知症になりにくい性格について以下の点を中心にご紹介します。
- 認知症になりにくい性格
- 認知症になりにくい人の注意点
- 認知症になりやすい性格
- 認知症になりやすい性格だったときの対処法
不安を解消するためにも、ご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
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認知症になりにくい性格
![認知症になりにくい性格](http://mcsg.co.jp/kentatsu/wp-content/uploads/2021/07/AdobeStock_226941840-1024x768.jpg)
認知症の中でも、特にアルツハイマー型認知症と血管性認知症に関しては生活習慣が大きく影響しています。
認知症になりにくい性格について、以下で詳しくご紹介します。
誠実な人
誠実な人は認知症になりにくいといわれています。
認知症と誠実さの明確な因果関係は明らかになっていません。
しかし、間接的に認知症のリスクを下げている方が多いのは事実です。
誠実とは、責任感の強い性格・自制心のある性格・勤勉な性格などが挙げられます。
それぞれの性格と認知症リスクの関係を以下で解説します。
責任感
責任感がある人は、何事も熱心にやり遂げる方が多いです。
認知症予防の運動や食事を継続できるという点でリスクが低くなっています。
自制心
自制心が強い人は家族や周囲と良好な関係を築ける方が多いです。
社会的孤立は認知症の要因にもつながります。
周囲との関係性を保ち、脳へ刺激を与え続けることも大切です。
勤勉
勤勉な人は、勉強や仕事に一生懸命に力を注ぐことができ、活動的な方が多いです。
日々の活動によって脳に刺激を与えることができれば、認知症予防につながります。
危機感がある人
誠実さと共に危機感を持つ人は認知症になりにくいです。
「このままではいけない」と危機感を感じたときが、生活習慣を変えるきっかけとなります。
危機感がなければ認知症予防をやる気になりません。
手遅れになる前に、認知症予防を実践することが大切です。
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認知症になりにくい人の注意点
![認知症になりにくい人の注意点](http://mcsg.co.jp/kentatsu/wp-content/uploads/2021/07/AdobeStock_233911957-1024x768.jpeg)
ご自身が認知症になりにくい性格であっても安心はできません。
認知症のリスクは、性格以外にも様々な要因が関係しています。
ここでは、注意すべき生活習慣についてご紹介します。
偏った食事
バランスのよい食生活は、認知症だけではなくさまざまな病気のリスクを低くすることができます。
塩分の摂り過ぎや間食なども控えた方がいいです。
日頃からバランスの良い食生活を心がけましょう。
運動不足
運動不足の高齢者は認知症になりやすいです。
脳を正しく働かせるためには、絶えず十分な血液が流れている必要があります。
アルツハイマー型認知症の方は、海馬などで脳血流の低下が見られています。
血流の流れを改善するためにも、適度な運動が効果的です。
急な運動は逆に体調を崩してしまう原因にもなります。
本人のペースに合わせて、少しずつ運動しましょう。
過度な喫煙・飲酒
アルコールの飲み過ぎは通常の認知症のリスクより3倍も高くなります。
喫煙も認知症リスクを高める要因の一つです。
喫煙や飲酒は認知症のみならず、脳梗塞や脳溢血、心筋梗塞などを引き起こす要因でもあります。
後遺症が認知症に発展することもあるため注意しましょう。
認知症になりやすい性格
![認知症になりやすい性格](http://mcsg.co.jp/kentatsu/wp-content/uploads/2021/07/AdobeStock_296241405-1024x768.jpeg)
ここまで、認知症になりにくい性格についてご紹介しました。
逆に認知症になりやすい性格はどのような傾向があるのでしょうか?
協調性がない
協調性がない人は、周りの人と一緒になって動くことが苦手です。
他者との交流や会話がなくなることで、認知症の発症リスクを高めてしまいます。
周囲とのかかわりが減ってしまうと孤立にも繋がりかねません。
また、認知症の発見も遅れてしまいます。
家族や友人と関わりを持つことが大切です。
イライラしやすい
イライラしやすい人は、周囲と円滑なコミュニケーションを取ることが難しい場合があります。
周囲との関係を上手く築けず、社会的にも孤立してしまう可能性が高いです。
コミュニケーションが減ると脳の老化が進み、認知症リスクを高めてしまいます。
また、ストレスが溜まりやすい性格は、鬱につながる危険性もあります。
認知症になりやすい性格だったときの対処法
![認知症になりやすい性格だった時の対処法](http://mcsg.co.jp/kentatsu/wp-content/uploads/2021/07/AdobeStock_276647411-1024x768.jpeg)
ここまで、認知症になりやすい性格について説明してきました。
もしも自分や家族が認知症になりやすい性格だった場合どうすればよいのでしょうか?
元からの性格を変えることは誰であっても難しいです。
リスクを認識し、以下のような対策を心掛けましょう。
- イライラしやすい人はストレス発散法をみつける
- 協調性がないと人は活動的な生活を送る
性格ばかりを意識するよりも、他の予防方法で補う姿勢が大切です。
認知症と性格のまとめ
![認知症と性格のまとめ](http://mcsg.co.jp/kentatsu/wp-content/uploads/2021/07/AdobeStock_282979729-1024x768.jpeg)
ここまで、認知症になりにくい性格についてお伝えしました。
要点を以下にまとめます。
- 認知症になりにくい性格は「責任感の強い性格・自制心のある性格・勤勉な性格」
- 認知症になりにくい性格であっても、生活習慣に注意する
- 認知症になりやすい性格は「協調性がない・イライラしやすい人」
- 認知症になりやすい性格だった場合、他の予防方法で補う姿勢が大切
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。