高齢化社会によって年々増加している認知症。
認知症は根本的な治療法がないため、日頃からの認知症予防が非常に重要です。
本記事では、認知症と日記の関係について以下の点を中心に解説します。
- 認知症予防における日記の効果
- 日記を書くうえでのポイント
- 日記以外の認知症予防法
日記を認知症予防に繋げるためにも、ご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
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日記による認知症予防
認知症予防には食事や運動が非常に重要ですが、日記を書くことも認知症予防に効果的です。
日記による認知症予防についてご紹介します。
効果
日記を書くことで、脳を活性化し老化を防ぐことができます。
大脳は右脳と左脳に分かれており、それぞれが役割を持ち連携して動いています。
左脳が言語を司り、右脳はイメージをします。
日記を書く際に右脳で今日の出来事をイメージし、左脳の働きで文字をまとめます。
そのため、日記を書くことは脳全体を使った作業だと言えます。
また、一日の出来事を振り返ることで、自分を客観的に見ることができます。
何に対して不安や喜びを感じたのかを思い出し、自分と向き合うことは心を落ち着かせることに繋がります。
副交感神経が優位に働き、自律神経が整う効果も期待できるということです。
日記は脳だけではなく、心身の健康を保つためにも効果的です。
日記で書くこと
日記を書く際は一日の出来事を振り返り、以下のようなことを書くと良いでしょう。
- 天気
- 食事の内容
- どんな服を着ていたか
- 何をしたか
- 1日の感想
目安の文量は?
日記を書く際は、ズラズラとたくさん書く必要はありません。
箇条書きで簡潔に書くだけでも効果は十分あります。
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日記を書くうえでのポイント
日記を書くうえでの重要なポイントは、「今日」と「明日」の両方について書くことです。
以下のような内容を書くと更に効果が高まります。
- 今日感じた不安や嫌だったこと
- 今日感じた喜びや嬉しかったこと
- 明日の目標ややりたいこと
上記の順に書くことで、未来へのモチベーションや意欲が向上します。
また、1〜2日遅れの日記を書くことも認知症予防に効果的です。
手書きの日記は認知症予防の効果を高める?
日記は手書きで書いたほうが得られる効果は高いです。
パソコンなどで日記を書く場合は変換機能があります。
しかし、手書きで行う場合は自分で漢字を思い出すことや調べる必要があります。
漢字を思い出したり、調べたりすることで、脳に刺激を与えより活性化させることができます。
手書きで書く際はある程度の集中力を必要とするため、リラックス効果も期待できます。
人間は何もせずボーッとしているよりも、1つのことに集中している方がリラックス効果を得られます。
さらに、日記はただ書くだけよりも音読した方がより効果的です。
文字を書き、見て音読し、自分の声を聞くことはあらゆる角度から五感を刺激します。
また、文章をスラスラ読めることができれば心地良いリズムを感じ、気持ちの安定にも繋がります。
日記以外の認知症予防法
認知症は加齢とともに誰でもなり得る症状です。
日記以外の認知症予防法についてご紹介します。
日記と同じく、どの方法もすぐに実践できます。
食事
認知症予防には、バランスの取れた食事を摂ることが第一です。
認知症予防に効果的とされている「青魚」「大豆」「野菜・果物」などを積極的に取り入れましょう。
青魚や大豆などは認知症予防に効果的ですが、過剰摂取は健康に良くありません。
「炭水化物」「脂質」「たんぱく質」の三大栄養素もしっかり取り入れた食事を意識しましょう。
また、塩分や糖分の摂取量にも注意し、1日の摂取カロリーをきちんと守ることも重要です。
運動
認知症予防には運動も大切です。
特に、ウォーキングや水泳などの有酸素運動は血流を良くし、脳を活性化させる効果があります。
運動するうえでは、内容よりも継続することが重要です。
「やらなければ」と思うとかえって億劫になるので、無理なく続けられるペースで行いましょう。
脳トレアプリ
パズルや間違い探しなどの脳トレアプリも効果的です。
脳の機能を維持する効果が期待できます。
認知症により低下してしまう理解力や記憶力、計算力などの向上につながります。
誰でも気軽に始めやすいのが脳トレアプリの良い点です。
サプリメント
オキシカットやフェルガードは認知症予防に効果的なサプリメントです。
オキシカットは、老化の原因の1つである「酸化ストレス」を低減する作用があります。
また、フェルガードは、アルツハイマー型認知症の原因であるアミロイドβの蓄積を抑える効果を期待できます。
日常生活に取り込みやすいので、ぜひサプリメントを試してみてください。
認知症と日記のまとめ
ここまで、認知症と日記についてご紹介しました。
要点を以下にまとめます。
- 日記の作業は脳全体を使うため、脳機能の低下を防げる
- 今日と明日の両方について日記に書くと、予防効果が高まる
- 日記以外には、食事や運動の管理、脳トレアプリが認知症予防となる
これらの情報が皆さまのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。