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健達ねっと>健康お役立ち記事>体の不調>冷え性対策におすすめの方法は?冷え性の原因や種類も徹底解説

冷え性対策におすすめの方法は?冷え性の原因や種類も徹底解説

冷え性で悩んでいる方は少なくないはずです。
どのような対策をとれば良いのか悩みますよね。
そこで本記事では、冷え性の対策について、以下の点を中心にお伝えします。

  • 冷え性の主な原因は?
  • 冷え性の対策
  • 冷え性におすすめのグッズ

冷え性で悩んでいる方、対策を知りたい方は参考にしてください。

ぜひ最後までお読みください。

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冷え性とは

冷え性という言葉はよく耳にしますが、どのような状態を指すのでしょうか。
冷え性とは何なのか、詳しく解説します。

冷え性の定義

冷え性は病気ではなく、体が冷えやすい性質、状態を指します。
手や足の先などの体の末端や一部が冷たく感じられる状態を、冷え性ということが多いようですが、自覚症状がないタイプの冷え性もあります。

体温によっての定義などはなく、病気ではないため、概念があいまいです。
冷え性の原因は様々なので、原因となっている要素を改善することで、冷え性も軽減していくと考えられます。

冷え性と冷え症の違い

冷え性は体質のことを指し、日常生活に負担を与えます。
東洋医学では冷え症を治療できる症状として分類しています。

東洋医学では冷えは未病ともいわれ、病気の手前の状態であると考えられています。
冷えに対して、体質そのものを改善していくという考えで対処を行い、漢方を取り入れる場合もあります。

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冷え性の主な原因は?

冷え性を引き起こす原因をご紹介します。
原因を知り、対策につなげていきましょう。

筋肉量が少ない

筋肉が少なく、脂肪が多いと冷えにつながるといわれています。

筋肉を動かす際に使うエネルギーが熱を発するとともに、筋肉の収縮によって血液が循環し、血流が良くなるので、筋肉が多い人は体を温めやすくなります。
一方で、脂肪は一度冷えると温まりにくいので、脂肪が多い人は体が冷えやすくなってしまいます。

自律神経の乱れ

自律神経は意思とは無関係に働く神経系のことです。
自律神経は緊張や興奮時に優位になる交感神経と、リラックス状態のときに優位になる副交感神経の2つがバランスをとりながら体を整えています。

しかし、ストレスや生活習慣、女性ホルモンの乱れなどがあると、自律神経も乱れてしまい、身体の様々な不調につながる可能性があります。
冷えも自律神経の乱れが原因で引き起こされる不調の一つといわれており、自律神経の乱れで血行が悪くなるために冷えが引き起こされます。

冷え性の対策

冷え性の対策をご紹介します。
冷え性で悩んでいる方は、意識して生活に取り入れてみてください。

運動する

運動やトレーニングで筋肉が増加すると体が発熱し、冷えにくくなるので、冷え性の改善が期待できます。
ハードなものでなくても、無理のない範囲で継続できるものを行いましょう。

また、運動すると自律神経が整うといわれています。
ジョギングやウォーキングでストレス発散したり、ヨガやピラティスでリラックスしたり、自分に合った運動を取り入れてみてください。

体を温める

冷えを感じている人は、普段の生活の中で意識して身体を温めるようにしましょう。
お風呂をシャワーで済ませている人は、しっかりとお湯につかると、体が温まり疲れも取れるのでおすすめです。

夏でも服装や飲み物には気をつける必要があります。
薄着だと体が冷えてしまいがちなので、夏でも羽織れるものを持ち歩き、冷房の風で冷えないように注意しましょう。
冷たい飲み物を避け、常温や温かい飲み物を飲む習慣も身体に良いです。

食生活の改善

食生活の改善は、冷え性の対策に有効といわれています。

体を温めるとされる食材は生姜根菜などです。
積極的に摂れば体の発熱を促し、冷え性の改善も期待できます。

また、筋肉をつくるにはたんぱく質が不可欠です。
筋トレだけでなく、卵やささみ、胸肉などのたんぱく質を摂取し筋肉を増やし、冷えない体づくりをしましょう。

生活習慣の改善

次のような方は自律神経が乱れがちです。

  • 仕事で忙しい方
  • ストレスがたまりやすい方
  • 不規則な生活をしている方

自律神経の乱れは冷えだけでなく様々な不調を引き起こす可能性があるので、生活習慣を改善し、自律神経を整えるように意識する必要があります。
仕事や勉強に追われている方はリラックスする時間を設けて、心と体を休めるようにしましょう。

不規則な生活をしている方や、夜遅くまで起きていることが多いという方も、睡眠時間を確保し、日の光に当たることを心がけてください。
できるだけしっかりと休息や睡眠を取り、自律神経の改善を目指しましょう。

マッサージ

マッサージも冷え性改善に効果的といえます。
体をもみほぐすことで血行が良くなり、冷えの改善につながります。

足が冷えるという方はふくらはぎのマッサージがおすすめです。
ふくらはぎの筋肉は、ポンプのような働きをしており、心臓から送られてきた血液を末端から心臓に送り返しています。
そのためふくらはぎを、下から上に血流を促すよう揉みほぐすと、血流が良くなり、冷え改善効果が期待できます。

漢方薬を服用する

漢方薬は冷え性改善効果が期待できるものがいくつかあります。

全身の冷えにおすすめなのは当帰芍薬散麻黄附子細辛湯です。
当帰芍薬散は冷えを伴う婦人科系の症状に使われることが多い漢方で、麻黄附子細辛は体を温める働きがあるといわれています。

手や足の先など末端の冷えには当帰四逆加呉茱萸生姜湯や加味逍遙散がおすすめです。
当帰四逆加呉茱萸生姜湯は血行を改善して身体を温める効果が期待でき、加味逍遙散は全身ではなく、手足の冷えの改善効果があるといわれています。

漢方を飲めば体を内側から温められるので、なかなか改善されないという方はぜひ試してみてください。

冷え性の種類

冷え性には種類があります。
冷え性の種類を4つご紹介します。

下半身型冷え性

下半身冷え性は下半身全体が冷えているのが特徴で、骨盤の歪みなどが原因で下半身の血行不良が生じていると考えられます。
とくに女性は筋肉量が少ないため骨盤が歪みやすく、足を組む癖や姿勢の悪さが蓄積され骨盤が歪み、血行不良につながる可能性があります。

歪みを直すには骨盤矯正や整体に通ったり、日ごろから姿勢を意識したり、日常生活での積み重ねが大切です。

末端型冷え性

末端型冷え性は手足の末端が冷えるタイプです。
体は中心部分にある内臓を先に温めようとするので、末端部分は血液が届きにくくなります。
血行が悪いとさらに行き届きにくくなるので、血行不良の改善が必要です。

また、体の中心部である内臓が十分に温まると、末端まで血液が届きやすくなるので、腹巻などで内臓部分を温めるようにしましょう。

内臓型冷え性

内臓型冷え性は末端冷え性と対照的に足の先が温かいのが特徴で、自分では気づきにくいタイプの冷え性です。
自律神経の乱れや生活習慣により、手足末端の血管が収縮できなくなり、内臓まで血液が行き渡らなくなっている状態です。

冷えを感じないので冷え性の自覚がないのがほとんどですが、下痢をしやすい、体がだるいという症状がある人は内臓が冷えている可能性があります。
冷たいものはできるだけ避け、体を温める食材を積極的に取り入れて、内臓を温めましょう。

全身型冷え性

全身型冷え性は、体の表面も内側も、全体が冷えている状態です。
汗をかきにくい方、体全体が冷たい方は全身型冷え性の可能性があります。
疲労やストレス、自律神経の乱れ、基礎代謝の低下が原因と考えられています。

そのため、運動で基礎代謝を上げたり、しっかりと休息を取り自律神経を整えたり、生活習慣を改善することで体が温まるので、生活を見直してみると良いでしょう。

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冷え性対策におすすめのグッズ

冷え性対策にはグッズの活用もおすすめです。
おすすめグッズをご紹介しますので、取り入れてみてください。

カイロ

カイロは使い捨てのものから、充電式のものもあります。
火を使わずに簡単に温められ、ドラッグストアでも購入できるため、外出先でも手軽に使える便利なアイテムです。

使い捨てのものには、衣服のうえから貼るタイプのものと、貼らずに使えるタイプがあり、場面に応じて使い分けられるのもメリットといえます。
持続時間は10時間程度のものから、24時間つける長時間タイプも販売されています。

充電タイプはUSBケーブルを使用し充電するもので、スイッチ付きで必要なときだけ使えます。
充電すれば何度も使えるので、コストパフォーマンスの良いアイテムです。

靴下・ルームシューズ

冷え性で足が冷たいという方には靴下やルームシューズがおすすめです。

靴下は様々な素材のものがあり、厚手のものや薄手のものまで種類が豊富です。
重度な冷え性の方は、血流を良くするといわれる5本指靴下や、シルクなどの保湿性に優れた素材の靴下を選びましょう。
何枚か重ね履きするのもおすすめです。

ルームシューズも、簡単に脱いだり履いたりできるものから、すっぽりと足全体を覆い温めてくれるものまで様々です。
デザインも豊富なので、お気に入りのルームシューズをみつけてみましょう。

フットバス

フットバスは足湯のことです。
家庭で足湯をするイメージはないかもしれませんが、適温のお湯で足だけをしっかり温められるので、リラックスタイムに取り入れるのがおすすめです。

製品によって機能が異なり、保温や加湿機能付きのものや、マッサージ機能付きの製品もあります。
アロマが使えるフットバスを選べば好きな香りに包まれながらサロンのような気分を味わえます。
製品によって値段も変わってくるので、予算と機能に合わせて選びましょう。

ネックウォーマー

ネックウォーマーは首周りの冷え対策におすすめです。
マフラーよりも簡単に着脱ができ、しっかりと首を覆うことができるので、保温性に優れています。

特に冬は冷たい風から首元を守ってくれるので外出時に活躍します。
素材もデザインも様々なので、ファッションや好みに合わせて選べるのも魅力の一つです。
万全な対策をしたい方は口元や鼻まで覆えるものもあるので、取り入れてみましょう。

湯たんぽ

湯たんぽは、中にお湯を入れると保温効果が持続し体を温められる、昔からある暖房器具です。
お湯をいれるだけなので経済的で、大きいものを選べばお腹やお尻など広い範囲を温められるので、体全体の冷えにも効果的です。

種類も様々で、ゴム製のものやプラスチック製、陶器や金属製のものまであります。
レンジで温められるもの、充電式のものはお湯を沸かす手間がなく、熱湯を使わなくてよいので安全性が高いアイテムです。

寝るときに暖房を使わず体を温めたいという方は、保温効果の高い湯たんぽがおすすめです。

薬の使い方

冷え性は万病の元

「冷え性は万病の元」という言葉を耳にしたことがある人もいるでしょう。
冷えは様々な病気につながるという意味ですが、体を冷やすと免疫力が低下し、風邪を引きやすくなったり、体の不調がでやすくなったりするといわれています。

冷えは体の血の巡りが悪くなっているサインなので、頭痛や肩こり、腰痛、生理不順などにつながる可能性があります。
冬だけでなく、一年を通して体を温めることを意識しましょう。

冷え性かも?セルフチェック

冷え性の症状には下記のようなものがあります。

  • 手足が冷たい
  • お腹が冷えやすい
  • 湯冷めしやすい

冷え性にも様々なタイプがあり、種類によって症状が異なりますが、どのタイプも体のどこかが冷たいというのが特徴といえます。

下記の症状も冷えからきている可能性があります。

  • 下痢をしがち
  • めまいや立ち眩みがある
  • 体がだるいといった不調

当てはまる人は冷え性かもしれないので、体を温めるように意識しましょう。

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冷え症は女性の方がなりやすい?

冷え性は女性がなりやすいといわれています。
その理由と対策をご紹介します。

筋肉量が少ないため

女性は男性よりも筋肉量が少ないといわれます。
体の発熱は筋肉量で決まるため、筋肉の少ない女性は男性よりも冷えやすくなります。
そのため冷え性対策には筋トレや運動が効果的といえます。

普段から運動をする習慣をつけ、筋トレも取り入れることで基礎代謝が上がり、冷えにくい体つくりにつながります。

女性ホルモンによる影響

自律神経の乱れは血行不良を招き冷えにつながります。

女性の場合、月経周期に伴いホルモンバランスが変化し、自律神経も乱れがちです。
ホルモンバランスの変化による様々な不調は女性特有の悩みでもあり、自分でコントロールできるものではありませんが、リラックスしたりストレス発散したりする方法を取り入れながら、上手に付き合っていく必要があります。

生理周期に合わせて冷えの症状が出るという方は、冷えを感じやすいタイミングでしっかりと体を温めるように意識しましょう。

鉄分が不足しやすい

女性は鉄分が不足しやすいといわれています。
毎月の月経で出血を伴うこと、妊娠や授乳で鉄分をより必要とすることが原因と考えられます。

発熱は血液が流れることで発生するといわれていますが、鉄分不足で貧血状態になり血液が少ないと、体の隅々まで酸素を運ぶことができず、発熱できなくなります。
女性は意識して鉄分を摂る必要があります。
食事やサプリメントなどで十分に摂取し、鉄分不足からくる冷えを解消しましょう。

服装による締め付け

女性の服装は体を引き締める服装が多く、血流に影響がでる恐れがあります。

ボディラインに沿ったタイトな服ばかり着ていると、体が圧迫され血行を妨げてしまう場合があるので、冷えに悩んでいる方は服装にも注意が必要です。

また、ヒールの高い靴もつま先が前に詰まることで血行が滞り、下半身の血行不良を引き起こします。
外出時にはオシャレを楽しみ、自宅にいるときはできる限りゆったりとした服を着用し、体を労わるようにしましょう。

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夏だからこその冷え性対策

体が冷えるのは冬だと思いがちですが、夏にも冷え対策は必要です。

夏は冷房を入れるため体を冷やしやすく、屋内外の気温差によって自律神経が乱れやすくなるので、夏こそ冷え対策を行う必要があります。
鞄に入る薄手のカーディガンやストールを持ち歩き、冷えた室内で羽織れるようにしておくと安心です。

自宅にいるときは冷房の温度を低くしすぎず、体の末端を冷やさないように意識しましょう。

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普段どんな冷え性対策をしていますか?

冷え性を経験している全国の男女400人を対象に、効果を実感している対策法などをインターネットにてアンケート調査しました。

冷え性に悩みだした時期は、半数以上の方が20代またはそれ以前から症状に悩んでいるという結果になりました。
冷えを感じる部位は、ほとんどの人が足先と回答しており、次いで手先、お腹となっています。

冷え性対策については温かい服装をするという回答が最も多く、湯船につかる、暖房器具の使用という対策が挙げられています。

冷え性対策の効果については、14%が「いいえ」、48%が「わからない」と答えており、半数以上の人が効果を感じられていないという結果になっています。

最も効果があると感じる対策のトップ3は下記のとおりです。

  • 湯船につかる
  • 温かい服装をする
  • 運動・冷え性対策グッズ(同率3位)

冷え性の対策まとめ

冷え性の対策についてお伝えしました。

冷え性の対策をまとめると、以下の通りです。

  • 冷え性は筋肉量や自律神経の乱れが原因で起こる
  • 冷え性の対策は体を温めるだけでなく、食生活や生活習慣の改善が有効といわれている
  • 冷え対策におすすめのグッズ
    ・カイロ
    ・靴下・ルームシューズ
    ・フットバス
    ・ネックウォーマー
    ・湯たんぽ

本記事の内容が、少しでも多くの人のお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
  • グループホーム展開
  • 介護付有料老人ホーム展開
  • 小規模多機能型居宅介護
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  • 福祉用具販売
  • 障がい者雇用

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