食中毒は高温多湿な夏季に起こるものというイメージがあります。
ですが食中毒には細菌性とウイルス性があり、ウイルス性の食中毒は季節を問いません。
食中毒にはどのような症状があるでしょうか?
食中毒になったときはどうすればよいでしょうか?
本記事では食中毒の症状について以下の点を中心にご紹介します。
- 食中毒の症状について
- 食中毒になったときの対処法について
- 食中毒の症状はどの程度で治るかについて
- 食中毒になりやすい人について
食中毒の症状について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
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食中毒とは
食中毒は、食中毒を起こす細菌やウイルスが付着したものを食べることで起こります。
食中毒になると、腹痛や下痢、おう吐、発熱などの症状がでます。
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食中毒ごとの症状
食中毒の症状について以下の種類ごとにご紹介します。
サルモネラ菌
サルモネラ菌による食中毒には以下のような症状があります。
- 潜伏期間 :6時間~72時間で発症
- 主な症状 :腹痛、下痢、おう吐、発熱(38℃~40℃)
黄色ブドウ球菌
黄色ブドウ球菌による食中毒には以下のような症状があります。
- 潜伏期間 :30分~6時間(平均約3時間)で発症
- 主な症状 :吐き気、おう吐、腹痛
- 特徴 :下痢を伴うこともあるが一般に高熱はなし
腸炎ビブリオ菌
腸炎ビブリオ菌による食中毒には以下のような症状があります。
- 潜伏期間 :8時間~24時間(短い場合は2、3時間もあり)で発症
- 主な症状 :激しい腹痛、下痢
- 特徴 :発熱、吐き気、おう吐を伴う場合もあり
カンピロバクター属菌
カンピロバクター属菌による食中毒には以下のような症状があります。
- 潜伏期間 :1~7日で発症
- 主な症状 :腹痛、下痢(1日10回以上もあり)、発熱(37℃~38℃)が主症状
- 特徴 :前駆症状として発熱、倦怠感、頭痛、筋肉痛等あり
セレウス菌
セレウス菌による食中毒には以下のような症状があります。
【下痢型】
- 潜伏期間 :8~16時間で発症
- 主な症状 :腹痛、下痢
- 特徴 :症状はウエルシュ菌食中毒に似ている
【おう吐型】
- 潜伏期間 :30分~6時間
- 主な症状 :吐き気、おう吐
- 特徴 :症状は黄色ブドウ球菌食中毒に似ている
ボツリヌス菌
ボツリヌス菌による食中毒には以下のような症状があります。
- 潜伏期間 :8時間~36時間で発症
- 主な症状 :吐き気、おう吐や視力・言語障害、嚥下困難などの神経症状を発症
- 特徴 :呼吸麻痺により死に至ることあり
ウエルシュ菌
ウエルシュ菌による食中毒には以下のような症状があります。
- 潜伏期間 :6~18時間(平均10時間)で発症
- 主な症状 :腹痛、下痢
- 特徴 :特に下腹部のはりが多く出るが症状は軽度
リステリア・モノサイトゲネス
リステリア・モノサイトゲネスによる食中毒には以下のような症状があります。
- 潜伏期間 :24時間~3ヵ月で発症
- 主な症状 :髄膜炎などの中枢神経系の感染や菌血症、軽度の風邪様症状
- 特徴 :健康な大人は無症状な場合が多いが、妊婦、新生児、乳幼児、高齢者や基礎疾患保持者は髄膜炎、敗血症等で重症化することあり
エルシニア・エンテロコリチカ
エルシニア・エンテロコリチカによる食中毒には以下のような症状があります。
- 潜伏期間 :半日~6日で発症
- 主な症状 :腹痛(特に右下腹部痛)、発熱、下痢
赤痢菌
赤痢菌による食中毒には以下のような症状があります。
- 潜伏期間 :1~7日(多くは4日以内)で発症
- 主な症状 :大腸炎(粘膜の出血性化膿炎)、発熱、下痢、おう吐、腹痛、しぶり腹、膿・粘血便など
腸管出血性大腸菌
腸管出血性大腸菌(o157)による食中毒には以下のような症状があります。
- 潜伏期間 :平均4~8日で発症
- 主な症状 :激しい腹痛から数時間後には水様下痢になり1~2日後に血性下痢を発症
- 特徴 :溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳障害を併発することがあり、HUSの場合は重症化して死に至ることがある
ノロウイルス
ノロウイルスによる食中毒には以下のような症状があります。
- 潜伏期間 :24~48時間で発症
- 主な症状 :吐き気、おう吐、下痢、腹痛、発熱
- 特徴 :通常3日以内で回復する
E型肝炎ウイルス
E型肝炎ウイルスによる食中毒には以下のような症状があります。
- 潜伏期間 :3~8週間(平均6週間)で発症
- 主な症状 :発熱、吐き気、腹痛、黄疸、肝腫大
- 特徴 :特に妊婦で劇症化のリスクが高い
アニサキス
アニサキスによる食中毒には以下のような症状があります。
【急性胃アニサキス症】
- 潜伏期間 :数時間~十数時間
- 主な症状 :みぞおちの激しい痛み、悪心、おう吐
【急性腸アニサキス症】
- 潜伏期間 :十数時間~数日で発症
- 主な症状 :激しい下腹部痛、腹膜炎症状
ときどき飲食店で食中毒による業務停止命令などが出ることがあります。しかし、それは氷山の一角で、実は家庭でも食中毒が起こっているのです。食中毒はどうやったら防ぐことができるのでしょうか。本記事では食中毒について以下の点を中心に[…]
自然毒による食中毒の症状
自然毒とは、自然界に生息している動植物が持つ毒成分のことです。
動植物が本来保有している毒成分と、食物連鎖によって取り込まれた毒成分とがあります。
自然毒の中には致死率の高いものもあるため、誤って食べてしまわないように注意しなければいけません。
自然毒は、「動物性自然毒」と「植物性自然毒」の2種類に分けられます。
以下で主な原因食品や症状など詳しく紹介するので、参考にしてください。
動物性自然毒
動物性自然毒は、主に魚介類が原因と考えられます。
フグ毒やシガテラ毒、麻痺性貝毒などがありますが、この中でもフグ毒は注意が必要です。
フグ毒は毒性が非常に強いため、通常の加熱では壊れません。
フグ毒は青酸カリの1,000倍以上の強さともいわれ、誤って食べてしまい死亡した事例もあります。
また、ホタテガイやカキといった二枚貝もエサが原因で毒化することがあるのです。
特に麻痺性貝毒はフグ毒に匹敵するほどの強さがあり、死亡事例もあります。
万が一、これらの自然毒を食べてしまった場合は、直ちに医療機関を受診しましょう。
以下で動物性自然毒の主な種類と症状をまとめましたので、参考にしてください。
種類 | 特徴 | 主な症状 |
フグ毒 | ・300℃未満では無毒化しない | ・摂取後20分~3時間程度でしびれや麻痺症状 |
フグ類:アカメフグ、カナフグ、カラスなど | ||
シガテラ毒 | ・加熱や冷凍では無毒化しない | ・摂取後20分~30時間程度で下痢や吐き気 |
バラフエダイ・バラハタ・イシガキダイなど | ||
麻痺性貝毒 | ・毒化した貝類は見極めが難しい | ・摂取後30分ほどで全身に麻痺などの症状 |
二枚貝:ホタテガイ・アカザラガイ・カキなど | ||
下痢性貝毒 | ・通常3日以内に回復する | ・摂取後30分ほどで下痢・吐き気・嘔吐・腹痛など |
二枚貝:ムラサキガイ・アカザラガイ・アサリなど | ||
唾液腺毒(テトラミン) | ・数時間で回復する | ・摂取後30分〜1時間ほどで頭痛・めまい・船酔い感・酩酊感・眼底の痛みなど |
巻貝:ヒメエゾボラ・ムカシエゾボラ・エゾボラモドキなど | ||
光過敏症 | ・約20日で全治する | ・摂取後1日ほどで顔面・手・指にはれや疼痛など |
アワビ類:クロアワビ・エゾアワビ・メガイなど |
出典:厚生労働省【自然毒のリスクプロファイル】
植物性自然毒
植物性自然毒は、主にキノコ類と高等植物が原因と考えられます。
高等植物とは根と葉と茎が分かれている植物のことです。
特にカエンタケは触っても食べても危険なキノコで、誤って食べてしまうと死に至る可能性があります。
毒キノコは見分けるのが難しく、見慣れないキノコは絶対食べないようにしましょう。
また、庭や公園といった身近な場所にあるイヌサフランも、強い毒性を持っています。
見た目がタマネギやニンニクと間違えやすく、誤って食べてしまい食中毒が起きたケースがあるのです。
万が一、これらを食べてしまった場合は、直ちに医療機関を受診しましょう。
以下で植物性自然毒の主な種類と症状をまとめましたので、参考にしてください。
種類 | 主な症状 |
キノコ類:カエンタケ | ・摂取後30分ほどで発熱 |
キノコ類:カキシメジ | ・摂取後30分〜3時間ほどで頭痛・嘔吐・下痢・腹痛など |
キノコ類:クサウラベニタケ | ・嘔吐・下痢・腹痛・消化器系中毒・発汗など |
高等植物:アジサイ | ・摂取後30分ほどで嘔吐・めまい・顔面紅潮など |
高等植物:イヌサフラン | ・嘔吐・下痢・皮膚の知覚減退・呼吸困難など |
高等植物:クワズイモ | ・摂取後すぐに悪心・嘔吐・下痢・麻痺・皮膚炎など |
出典:厚生労働省【自然毒のリスクプロファイル】
食中毒の症状の判断基準
食中毒の主な症状は、下痢や腹痛、嘔吐、発熱などです。
しかし、これらの症状は食中毒特有のものではないため、他の病気に間違われることがあります。
食中毒が疑われるのは、食事をしてからこれらの症状が起きた場合です。
万が一食中毒かもしれないと思ったら、水分補給をして脱水症状を防ぎましょう。
吐き気や嘔吐がある場合は、嘔吐物がつまらないように横向きに寝かせるようにします。
食中毒が疑われる場合は、症状がつらくても市販薬の服用は避けましょう。
自己判断で下痢止め薬や解熱剤を服用すると、症状を悪化させる可能性があります。
下痢や嘔吐が1日に10回以上続く、血便など排泄物に血液が混じっているなどの症状がある場合は、直ちに医療機関を受診しましょう。
特に意識障害が出ている場合や、高齢者や乳幼児はすぐに受診してください。
食中毒になった際の対処法
食中毒になった際の対処法について以下にご紹介します。
【食中毒が疑われる場合】
食中毒が疑われる場合は自己判断で下痢止めや吐き気止めの服用をしないようにします。
おう吐や下痢は身体が原因物質を体内からだそうとする反応です。
下痢止めや吐き気止めで無理に止めようとすると悪影響の出る場合があるからです。
食中毒が疑われる場合は、早めに医療機関を受診することが大事です。
医療機関を受診する目安は以下の通りです。
- 下痢やおう吐(1日に複数回)が続く
- 尿が出ない(半日以上)、尿が少ない
- 意識障害が出ている(意識がもうろうとする)
- 血便など排泄物に血液が混じっている
- おう吐が止まらない
- 身体がふらつく
- 発熱または高熱になった場合
- 該当者が高齢者や乳幼児の場合
特に意識障害が出ていたり、高齢者や乳幼児の場合はすぐに病院へ行きましょう。
また、アニサキスによる食中毒が発症した場合もすぐに病院へ行く必要があります。
胃の中のアニサキス幼虫を内視鏡で摘出する必要があるからです。
病院では食中毒の原因を調べるため数日間の食事を聞かれることがあります。
【自宅で行う応急処置】
- 食中毒で下痢やおう吐による脱水症状を防ぐため水分を摂る
- 横向きに寝かせて吐いたものが喉に詰まらないようにする(特に高齢者や乳幼児)
- 落ち着いてきたらできる限り消化がよくて栄養価の高いものを少しづつ摂る
- ウイルス性食中毒の場合は二次感染防止のため、家族の食事は作らない
- 二次感染防止のためおう吐物は素早い処理をする
食中毒の症状での嘔吐物や糞便の処理方法
食中毒の症状での嘔吐物や糞便を処理するときは、汚物中の細菌やウイルスが飛び散らないよう十分に注意しましょう。
必ずマスクや使い捨て手袋、エプロンなど保護具を着用して行います。
嘔吐物などは、ペーパータオルを使用して拭き取り、その後は必ず消毒して十分に水拭き処理をしてください。
使用したマスクや手袋などは、表面を素手で触れないように外しましょう。
保護具は感染予防のため、厚めのビニール袋に密閉して処分してください。
その際に注意しなければいけないのは、ウイルスを乾燥させないことです。
ウイルスは乾燥すると長時間空気中に漂い口やのどから侵入しやすくなるため、乾燥させないように注意しましょう。
布団やタオルなどに嘔吐物が付着した場合は拭き取った後、大き目のバケツに水と洗剤を入れて静かにもみ洗いをします。
もみ洗い後、85℃の熱水で1分間以上消毒しましょう。
熱水が難しい場合は、次亜塩素酸ナトリウムで消毒するのもおすすめです。
洗濯後は、アイロンや乾燥機にかけましょう。
食中毒の症状はどの程度で治る?
食中毒は原因や重症度によって異なりますが、概ね数日から2週間程度で完治します。
食中毒になっても基本は水分の摂取と安静により回復が見込まれる病気です。
しかし、対処法を間違えると回復の遅れや重症化のリスクがあるので自己判断は禁物です。
食中毒の疑いがある場合は早めに医療機関を受診しましょう。
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食中毒になりやすい人と重症化しやすい人
食中毒になりやすい人と重症化しやすい人についてそれぞれ以下にご紹介します。
食中毒になりやすい人
食中毒になりやすい人は免疫力が低下している人です。
体調の状態が悪く免疫力が低下していると食中毒にかかりやすくなります。
日常的な免疫力低下の原因には以下のようなものがあります。
加齢 | ストレス |
睡眠不足 | 食生活の乱れ |
運動不足 | 身体の冷え |
過剰な飲酒 | 喫煙 |
その他成人に比べて免疫力の弱い子供や免疫不全疾患の方も食中毒になりやすい状態です。
重症化しやすい人
食中毒が重症化しやすい人を以下に挙げます。
【乳幼児】
乳幼児は食中毒が重症化しやすい人に該当します。
免疫細胞には自然免疫と獲得免疫があります。
生まれながらに持つ自然免疫に対して獲得免疫は後天的に形成される免疫システムです。
乳幼児は獲得免疫が大人に対して未熟なため病原体への抵抗力が不十分な状態です。
【高齢者】
高齢者は加齢により免疫力が低下し食中毒が重症化しやすくなります。
高齢者の免疫力の低下の原因に低栄養が挙げられます。
特に免疫にとって重要なカルシウムと亜鉛の欠乏は高齢者に多くみられる状態です。
【肝臓疾患や鉄剤を飲む必要のある貧血の方】
肝臓疾患のある方が腸炎ビブリオ菌で食中毒になると大変重症化のリスクが高まります。
肝臓疾患のある方が発病すると2~3日で重症化して死亡に至ることもあります。
また、腸炎ビブリオ菌は増殖するために多くの鉄分を必要とします。
血中の鉄濃度が高い肝臓疾患の方や貧血で鉄剤を投与されている方は注意が必要です。
【妊娠中の方】
妊娠中の方も免疫力が下がり食中毒が重症化しやすい人に該当します。
妊娠中は胎児と母体を守るために流産につながる免疫細胞の働きを低下させます。
【がんや糖尿病の治療を受けている方】
がんや糖尿病の治療を受けている方は食中毒が重症化しやすくなります。
がんや糖尿病など長期にわたる重い病気は多くの場合、免疫不全疾患を発症します。
がんや糖尿病が身体の免疫力に大きくかかわっている白血球の機能を妨げるからです。
【HIVに感染している方】
HIVに感染している方も食中毒が重症化しやすい人に該当します。
後天性免疫不全症候群(エイズ)はヒト免疫不全ウイルス(HIV)の感染で起こります。
エイズは最も重度の後天性免疫不全疾患です。
【ステロイドが入っている薬を飲んでいる方】
ステロイドが入っている薬を飲んでいる方も食中毒が重症化しやすくなります。
ステロイドが入っている薬は免疫抑制薬に該当するからです。
免疫抑制薬は、感染に対する身体の抵抗力も抑制してしまいます。
【胃腸の手術を受けた、胃酸が少ないなど胃腸に問題がある方】
胃腸に問題がある方は食中毒が重症化しやすい人に該当します。
例えば胃酸が少ないと外から入ってきた細菌を死滅させる力が弱くなります。
胃酸を抑える薬の服用で胃酸の量を抑えすぎると腸管感染症のリスクが高まります。
また、胃腸と免疫力は深い関係があります。
手術等で胃腸の機能が低下すると免疫力の低下につながります。
【その他の免疫力が落ちている方】
その他の原因でも免疫力が落ちると食中毒が重症化するリスクが高まります。
低栄養で栄養素がどれか一つでも不足したりすると免疫力が落ちます。
低栄養は高齢者だけでなく、入院している方にも起こるリスクがあります。
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食中毒を防ぐ3原則
食中毒を防ぐ以下の3つの原則があります。
- つけない
- 増やさない
- やっつける
それぞれの原則についてご紹介します。
「つけない」
食中毒の原因菌やウイルスを食べ物につけないためにはまず手を洗いましょう。
手には食中毒を起こすさまざまな原因菌が付着しています。
手を洗うタイミングは以下のようなものです。
- 調理の前
- 生の肉や魚、卵などに触れる前後
- 調理の途中でトイレに行ったりなどして別の菌に触れた後
- おむつを交換したりペットに触れたりした後
- 食卓に着く前
- 残った食品を処理する前
その他手洗い以外にも
- まな板は使用のたびに洗う、殺菌する
- 箸やトングなどの使い分け(生肉と焼き肉などでの使い分け)
- 食品の保管
など使い分けの工夫も大切です。
「増やさない」
細菌を増殖させないことも食中毒の大事な対策です。
低温保存は食べ物についた細菌を増やさない為に重要な対策です。
細菌には以下のような特徴があります。
- 10℃以下で増殖スピードがゆっくりになる
- -15℃以下で増殖が停止する
生鮮食品(肉や魚など)や総菜などは購入後はできるだけ早く冷蔵保存しましょう。
ただし、細菌は冷蔵庫でも徐々に増殖するので早めに食べるようにすることが大事です。
「やっつける」
細菌やウイルスは加熱処理をしてやっつけてしまいましょう。
ほとんどの細菌やウイルスは加熱処理で死滅します。
肉や魚、野菜も加熱することで安全に食べることができます。
特に肉料理の場合は中心部を75℃で1分以上加熱することがポイントです。
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食中毒の症状のまとめ
ここまで食中毒の症状についてお伝えしてきました。
食中毒の症状についての要点を以下にまとめます。
- 食中毒の症状はほとんどが腹痛、下痢、おう吐、発熱だが対処を間違うと重症化する場合がある
- 食中毒になったら自己判断せずに医療機関を受診することが重要
- 食中毒は概ね数日から2週間程度で完治する病気で基本は水分摂取と安静
- 食中毒になりやすい人は乳幼児や高齢者、その他さまざまな原因で免疫力が低下した人
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。