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健達ねっと>介護お役立ち記事>介護保険>デイケアって何?サービス内容や利用対象者について解説します!

デイケアって何?サービス内容や利用対象者について解説します!

ご自身やご家族が高齢になるにつれて、「介護保険サービス」の利用を検討する機会も増えていくと思います。
その中でも、デイケアは利用者も多く便利な介護保険サービスの内の一つです。

一方、「デイケアとデイサービスは名前が似ていて、サービス内容が混同している」という方も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、デイケアについて以下の点を中心にご紹介します。

  • デイケアの主な目的
  • デイサービスとの違い
  • デイサービスとの併用

介護保険サービス、もしくはデイケアを利用したいと思ったときのためにも、ご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までご覧ください。

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デイケアとは


デイケアとは「通所リハビリテーション」というカテゴリーにある介護保険サービスになります。

在宅で介護を受ける高齢者が厚生労働省が定めたリハビリ施設に通って、自立的な日常生活が送れるように身体機能の回復、維持を目的としています。

たとえば、以下のような目的で利用します。

  • ケガや病気で入院中に行っていたリハビリを退院後も続けたい
  • 医師が在中する環境で安心してリハビリを行いたい
  • 嚥下(えんげ)や言語など専門の療法士の指導を受けたい

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サービス内容は?


デイケアでは実際どのようなサービスを受けることができるのでしょうか?

送迎

デイケアでは、デイサービスと同じように車での送り迎えのサービスがあります。
足腰が弱っている方、体力のない方にとって、なくてはならないサービスです。

入浴介助

デイケアでは、さまざまな浴室が完備されている施設もあります。
一人でも入浴できる方は個浴、大浴場も用意されています。

入浴介助が必要な方は、車椅子やストレッチャーでそのまま入浴できる機械浴ができる施設もあり、入浴介助を行います。
ゆったりとした入浴時間を設け、血行を良くすることで筋肉の凝りを解消します。

火傷などの事故がないように、お湯の温度管理といった付き添いも行います。

リハビリ

デイケアでは、さまざまなリハビリ用のマシーンを使ってリハビリを行います。

専門職の療法士が利用者一人一人に合ったリハビリの指導、サポートを行います。

たとえばケガや病気が原因で身体機能が衰えてしまった場合など、従来の機能に戻す、あるいは維持する目的のリハビリ用マシーンが揃っています。
言語障害などによってコミュニケーションがうまく取れないという場合は、言語聴覚士によるリハビリでコミュニケーション能力を向上させていきます。

食事の介助

デイケアの場合、比較的軽度の介護度なので食事を口に運ぶといった介助はほとんどありません。
ただし一人一人の噛む機能や飲み込む機能の状態、あるいは糖尿病や高血圧など食事制限のある方に適した食事が用意されています。

レクリエーション

デイケアではレクリエーションも行います。
レクリエーションは、身体を動かしてリフレッシュしたり、認知機能の維持のため簡単な手作業を行ったりすることが目的です。

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利用対象者は?


デイケアを利用するためには、条件があります。
別名「通所リハビリテーション」と呼ばれているように、デイケアの目的は身体機能の維持や向上です。

基本的には65歳以上で要支援1~2、要介護1~5の認定を受けている方になります。
また医師からリハビリが必要と判断された方が利用対象者となります。
64歳以下であっても、特定疾病を抱え、要介護認定されている人であれば利用可能です。

また、要支援1~2の場合には、「介護予防通所リハビリテーション」の利用対象者となります。

デイサービスとの違いは?


デイケアとデイサービスは、言葉の響きも似ているので混同している方も多いですが、
ハッキリした違いがいくつかあります。
どちらか一方を選ぶ際は、利用者にとって何が必要なのか見極めることが大切です。

リハビリと機能訓練の違い

デイケアでは主にリハビリを行い、デイサービスでは機能訓練を行います。

リハビリは医師の指示によって専門職が実施する訓練で、「身体機能の回復や維持」「自立した日常生活ができるようになるための訓練」「認知機能の改善」を行います。

一方デイサービスの機能訓練は、必ずしも専門職が指導する必要はなく、介護職員や看護師でも訓練の指示をすることができます。
日常生活に支障が出ないように予防的に機能の減退を防止するのが目的です。

「デイケア」と「デイサービス」のどちらを選ぶ?

デイケアとデイサービスの違いがハッキリしても、実際にはどちらを選んだらよいのか迷ってしまうというケースもあるでしょう。

基本的に専門家による医療ケアが必要な方は、デイケアがおすすめです。
医療ケアの必要性が低いという方は、まずデイケアで機能を回復させてからデイサービスを利用するとよいでしょう。

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利用料金は?


基本的にデイケアの利用料金は、デイサービスより高く設定されています。
なぜなら、デイケアには医師や専門療法士などが配置され、サービス内容や設備もより専門的になるからです。

またデイケアでは「リハビリマネジメント」「短期集中個別リハビリ」「栄養改善」「入浴介助」といった加算される費用があります。

所得によって変化する自己負担割合を一割、利用時間を6時間以上7時間未満としたときの費用は以下の通りです。

要介護1710円
要介護2844円
要介護3974円
要介護41,129円
要介護51,281円

*1単位10円として算出

参照元:「介護報酬の算定構造」

薬の使い方

人員体制は?


デイケアは、医療ケアとなるので医師や看護師など医療従事者や専門家スタッフの常駐が義務付けられています。
具体的には以下の通りです。

  • 常駐医師1人
  • 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などリハビリ専門職を利用者100人に1人以上

参照元:「通所リハビリテーションの報酬・基準について(検討の方向性)」

デイケアとデイサービスは併用できる?


デイケアとデイサービスの併用ができる条件は、要介護認定を受けていることです。
介護度が1~5のいずれかに認定されていれば併用も可能となります。
要支援1~2の方は、介護保険で利用できるサービスはデイケアだけとなります。
ただし、デイサービスの中でも介護予防サービスを実施している施設もあり、その場合にはデイケアとの併用も可能となるのでケアマネージャーに探してもらうという方法もあります。

上述した通り、そもそもデイケアとデイサービスでは利用目的やサービス内容が異なっています。
デイケアは身体機能の維持や回復を目的としており、デイサービスは他の方々との交流や在宅介護を行う家族の負担軽減を目的としています。

そのため「病気やケガで身体機能が衰えている」状態で、なおかつ「在宅介護の負担を少しでも減らしたい」という場合には、併用を検討してもよいのではないでしょうか?

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デイケアのまとめ

まとめ
ここまで、デイケアについて紹介してきました。
要点を以下にまとめます。

  • デイケアの主な目的は、医療を伴う身体機能の維持や改善を行うこと
  • デイサービスとの違いは、医師の配置義務があること
  • デイサービスとの併用は可能だが、受けるには要介護認定が必要

デイケアとデイサービスは目的が異なるため、サービス内容も違ってきます。
医療ケアが必要かどうかによって、選択するとよいでしょう。

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
  • グループホーム展開
  • 介護付有料老人ホーム展開
  • 小規模多機能型居宅介護
  • その他介護事業所運営
  • 食事管理
  • 栄養提供
  • 福祉用具販売
  • 障がい者雇用

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