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健達ねっと>介護お役立ち記事>介護保険>要介護2と要介護3の違いとは?利用できるサービスについて解説

要介護2と要介護3の違いとは?利用できるサービスについて解説

介護保険を利用する際は、要介護認定を受ける必要があります。
要介護2と要介護3の違いはご存じでしょうか?

介護度が一つ違うだけで、利用できるサービスや介護保険の上限に違いがでてきます。
本記事では、要介護2と要介護3の違いについて以下の点を中心にご紹介します。

  • 要介護2と要介護3の違い
  • 利用できるサービスの違い
  • 要介護認定について

介護度の違いや利用できるサービスを理解するためにも、ご参考にしていただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

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要介護2と要介護3の違い


要介護は全部で5つの段階があり、数字が大きくなるにつれ症状が重くなっていきます。
要介護度の違いを理解することで、介護保険を利用する際に役立つでしょう。

要介護2

要介護2とは、身の回りのことにおいて部分的な介護が必要な状態です。
家事や買い物などの日常的な動作のほか、食事や排泄などにも介護が必要です。

日常生活では薬やお金の管理が難しくなり、理解力の低下も見られてきます。
また身体機能が低下することにより、1人で動くことに危険を伴うようにもなります。

要介護2の具体的な状態

  • 料理の準備が分からなくなる
  • テレビの内容が理解できなくなる
  • 小銭の計算が難しくなる
  • 1人で歩く際にふらつきが見られる

要介護2の状態について詳しく知りたい方はこちらの記事も合わせてお読みください。

要介護3

要介護3とは、身の回りのことにおいて全面的な介護が必要な状態です。
家事や買い物などのほかに、食事や排泄などすべてにおいて介護を必要とします。

身体的にも衰えが見られ、立ち上がることや歩行することがスムーズにいきません。
身の回りのことでも全面的な介護が必要になります。
そのため服の着替えなども自分ではできなくなってきます。

また、理解力や思考力の低下も見られるようになり、生活全般で24時間介護が必要です。

要介護3の具体的な状態

  • 着替えが1人でできない
  • 立ち上がりや歩行に全面的な介護が必要
  • 食事や排泄に全面的な介護が必要

要介護3の状態について詳しく知りたい方はこちらの記事も合わせてお読みください。

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要介護2と要介護3の違い

要介護2と要介護3の違いとして、身体状態と理解力の程度が大きく関わってきます。

要介護2では身体的な衰えが見られますが、まだまだ1人でできることも多いです。
また部分的な介護で問題ありません。

それに対し要介護3は、身体的な衰えが顕著に見られることが特徴です。
1人でできることが少なく、全面的に介護が必要であると考えられています。

また理解力の面でも、要介護2では時間はかかっても着替えのボタン付けなどは行えます。
しかし、要介護3では理解力の低下が著しいです。
そのため、着替えのボタン付けなどの複雑な動作を1人で行うことは難しくなります。

要介護3は要介護2よりも、身体状態・理解力ともに低下している状態であることが分かります。

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要介護2・要介護3で利用できるサービス


要介護度が違うと、利用できるサービスや一か月で利用できる介護保険の上限が違います。
ただし、要介護2と要介護3で利用できるサービスに違いはありません。

介護保険上限は単位であらわされますが、要介護2と要介護3の単位数は以下の通りです。

要介護状態区分区分支給限度額(単位/月)
要介護219,705
要介護327,048

出典:目黒区「区分支給限度額(介護保険から給付される一か月あたりの上限額)」

負担費用は、単位に1単位当たりの金額をかけることであらわすことができます。
市区町村で多少の金額の差はありますが、1単位当たり約10円です。

介護度別に決められた単位の範囲内であれば、費用のうち1割〜3割の負担で介護保険サービスを利用することができます。

利用できるサービスは以下の通りです。
【自宅で介護を受けられるサービス】

  • 訪問介護(ホームヘルプ)
  • 訪問入浴介護
  • 訪問看護
  • 訪問リハビリテーション
  • 居宅療養管理指導
  • 夜間対応型訪問介護
  • 定期巡回・随時対応型訪問介護看護

【施設に通い受けられるサービス】

  • 通所介護(デイサービス)
  • 通所リハビリ
  • 地域密着型通所介護
  • 療養通所介護
  • 認知症対応型通所介護

【複合的に利用できるサービス】

  • 小規模多機能型居宅介護
  • 看護小規模多機能型居宅介護(複合型サービス)

【短期間のみ施設に宿泊し利用できるサービス】

  • 短期入所生活介護(ショートステイ)
  • 短期入所療養介護

【入居できる施設】

  • 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)
  • 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護
  • 地域密着型特定施設入居者生活介護

【福祉用具で利用できるサービス】

  • 福祉用具貸与
  • 特定福祉用具販売
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要介護認定はどのように行われるか


介護度を算定するためには、要介護認定を受ける必要があります。そこで、要介護認定はどのように行われているのかを具体的にご説明します。

要介護認定とは、介護保険を利用するために、現状どの程度の介護が必要なのかを確認するためのものです。

要介護認定は以下の5つのステップで行われます。

➀申請書・必要書類の提出
  • 市区町村にある必要書類に記入して提出、申請を行います。
➁訪問調査
  • 認定調査員が申請者の状態について聞き取り調査します。正確に認定してもらうために、家族も同席して漏れのないように伝えましょう。
➂一次判定コンピューターにて、認定調査の内容をもとに一次判定を行います。
➃二次判定
  • 一次判定の結果と主治医の意見書、その他の書類を参考に介護認定審査会が開かれ、要介護認定の審査を行います。
➄要介護認定結果の通知
  • 認定結果と介護保険被保険者証が、申請後30日以内に郵送されます。

なお申請してから判定までにかかる期間は、地域によって2ヶ月程度かかることもあるため、留意しておきましょう。

要介護2と要介護3の違いまとめ


今回は要介護2と要介護3の違いについてご紹介しました。
それぞれの違いについての要点を以下にまとめます。

  • 要介護2と要介護3は一月の介護保険単位に違いがあり、要介護2は身の回りの部分的な介護、要介護3は全面的な介護を必要とする
  • 利用できるサービスは大きく変わらない
  • 要介護認定は5つのステップを経て算定される

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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監修者 メディカル・ケア・サービス

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