高齢化が進む日本では、介護を必要とする高齢者や介護者をサポートするために、企業や法人がさまざまな取り組みをしています。
彼らが目指すのは、高齢者が住み慣れた地域で安心して過ごすことができる社会です。
そこで、高齢者に向けたサービスや支援を行う企業や法人を紹介します。
具体的には、高齢者の新しいレクリエーションを考案した「リンレイテープ株式会社」在宅を支援する「株式会社メディケア・リハビリ」介護福祉を一環する「鈴鹿グリーンホーム」です。
ぜひ、お役立てください。
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リンレイテープ株式会社
会社概要
リンレイテープ株式会社は1966年に和紙テープの専業メーカーとして創業しました。
クラフトテープ・布テープ・PEテープ等多種多様なテープを製造しています。
近年では和紙テープを主体とした輸出や趣味の分野にも力を入れています。
ちぎっ手アートについて
同社の近年のヒット商品は「ちぎっ手アート」です。この商品はちぎって貼るだけでアート作品が完成する、新しいタイプのマスキングテープです。
子どもたちに人気の絵本「ぐりとぐら」作家の山脇百合子さんとコラボする等色々なマスキングテープも販売しています。和柄シリーズ、Artシリーズ等も色彩豊かで眺めているだけも楽しい気分になれます。
介護施設で活躍するリンレイテープの商品
ちぎっ手アートは、介護施設でのリハビリテーションとしてもおすすめです。というのは入居者と施設職員双方がメリットを享受できるからです。
まず、入居者のメリットとしては
1.手指機能の訓練
2.視覚や色彩感覚への刺激
3.注意力の喚起
4.想像力や記憶力のトレーニングになる
が挙げられます。
次に、施設側のメリットとしては
1.はさみやのりなどの道具が不要
2.手や衣服も汚れないので片付けが楽
3.同社が提供する下絵の無料ダウンロードサービスを利用すれば準備も楽
が挙げられます。
入居者に楽しんでもらうためにレクレーションを企画するのは、施設の職員にとって大きな負担となることもあるでしょう。
今度の施設レクリエーションでは、リンレイテープが製造する、
・くれよん
・水彩絵の具
・油絵の具
といった様々なタッチのマスキングテープで絵画レクリエーションにトライしてみてはいかがでしょうか。
準備も片付けも楽なので、施設職員の方も入居者と一緒に作品作りに取り組んでみるのも楽しい時間となることでしょう。
出来上がった作品を入居者のご家族にプレゼントしたり、施設ホームページに掲載するのも素敵ですね。
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株式会社メディケア・リハビリ
会社概要
株式会社メディケア・リハビリは、高齢者や障がいを持つ方が住み慣れた自宅で自分らしい生活ができるように、訪問看護やリハビリテーションのサービスを提供しています。母体であるハートケアグループは、「自分たちが歳をとった時に入りたくなるような理想的なホームを作ろう」と立ち上げ、2018年に創立30周年を迎えました。
代表の松下起士氏は、地域に密着し支援を必要とする方々の、在宅生活を支援する民間の介護サービスとして「快適をご利用者に安心をご家族に」の心と技術でサービスを提供していくことをモットーにしています。
居宅介護支援事業について
居宅介護支援(ケアマネジメント)とは、要介護認定を受けた方が自宅で生活するための適切なサービスが受けられるよう、ケアマネジャーがサポートする仕組み。
ケアマネジャーとは、日々の生活での困りごとを気軽に相談できる「福祉の専門家」です。
居宅介護支援事業は、経験豊富なケアマネジャーが要望に合わせてその人らしい生き方をサポートするサービス。
具体的には、どのような介護サービスが必要か決めるケアプランの作成・申請手続きの代行・介護事業所との介護サービスの調整があります。
メディケア・リハビリのケアプランセンターは、「ハートケア城陽」「ハートケア大東」「メディケア・リハビリ大阪住吉」の3箇所に設けられています。
訪問看護・リハビリ事業について
訪問看護とは、病気や障害を持った方でも住み慣れた自宅で安心して生活ができるよう看護師や療法士が訪問し、その人に合わせた看護・医療ケア・リハビリテーションを提供するサービスです。
訪問看護は、この先に起こりうる変化までも予想したケアが不可欠でありながら、利用者や家族がストレスなくその人らしい生活を送れるよう支援することが重要となります。
訪問看護サービスには、予防や治療のための看護・入浴などの日常生活のための看護・
地域の医療機関や多職種との連携を取りながら、利用者や家族が安心して自宅で過ごせるようサポートします。
メディケア・リハビリでは、小児から高齢者、難病・精神疾患などの病状にも関係なく訪問看護を必要とするすべての方が利用できます。
旅行事業 リハベルについて
旅行事業であるリハベルは、心身のサポートを必要とする方が自分らしい旅を自由に選んで組み立てることができる、バリアフリー&オーダーメイドの旅行会社です。
リハビリの専門家である療法士が利用者の病状や運動機能を適切に判断し、バリアフリー情報や旅先の環境・移動手段を事前に確認し「あなたらしさを発揮できる旅」を計画します。必要に応じて医療・介護スタッフの同行も可能です。
具体的なプランには、点滴と人工呼吸器を必要とする高齢者が孫の結婚式に行くサポート、身体が不自由な母をもう一度温泉旅行に連れて行くサポート、花見や工芸制作体験など団体用のパッケージツアーがあります。
鈴鹿グリーンホーム
法人概要
鈴鹿グリーンホームは「私たちは、地域に信頼されるべき存在であり続けます」という経営理念のもと、介護に関するサービスを提供する企業です。
「暮らす」特別養護老人ホーム・「泊まる」ショートステイ・「通う」デイサービスセンター・介護予防普及啓発事業・ケアプラン作成の介護福祉サービスを一環しています。
ICT(情報通信技術)や介護ロボットの整備に尽力しており、介護ロボットを10機種活用するという全国的にも貴重な企業です。
介護サービスの質向上を目指して、LIFE(厚生労働省の科学的介護情報システム)への取り組みから他施設やベンダーとの新たな繋がりを生み、進化し続けています。
社会福祉法人鈴鹿福祉会の施設長である服部昭博氏は、不透明な時代であっても既成概念にとらわれずトライアンドエラーの精神で、介護サービスの充実を図っていくことを目標としています。
どんなサービスを提供しているの?
特別養護老人ホーム[介護老人福祉施設]について
全室個室のユニット型という新しいスタイルの特別養護老人ホームです。
ユニット型とは、10人を1つの生活単位として顔なじみのスタッフにより、一人一人の個性と生活リズムに合わせたケアを行い、家庭のような居住環境を提供することです。
同じユニットで生活する入居者同士が、相互に社会的関係を築くことも支援します。
グリーンホームでは、「気がねなく」「わが家のように暮らせること」を大切にサービスを提供しています。
木目調で和を感じる温かい雰囲気のある居室に、使い慣れた家具を持ち込むことが可能。
食事は、おいしさと栄養バランスにこだわり、季節を感じられるメニューを用意しています。
体調に合わせて食事形態を変更したり、その時に食べたい量を選ぶことができるところも特徴です。
スタッフや医療機関による健康管理や、日常生活をより安心して過ごせるようスタッフも支援します。
デイサービスセンター[通所介護事業所]について
デイサービスセンターでは、明るく元気なスタッフや専門のスタッフと、広々とした空間で楽しい1日になるようなサービスを提供します。
スタッフが自宅まで送迎するため、家族の付き添いもいらず車いすの方も安心。
看護職員が常駐しており、身体の様子や体温・血圧・脈拍を測定し健康管理を行います。
身体の状況に合わせた方法で入浴のサービスや食事・おやつを提供します。
身体機能や認知機能の低下を防ぐために、専門スタッフによる機能訓練や、もの作りやお菓子作りなどのアクティビティも用意。退屈することなく1日を過ごすことができます。
ケアプラン作成 [居宅介護支援事業所]について
居宅介護支援事業所では、豊富な経験とノウハウを身につけたケアマネジャー(介護支援専門員)が、利用者が自宅で暮らし続けられるように利用者と家族の立場に立ってサポートします。
必要なサービスを考え無料でケアプランを作成し介護保険の申請や手続きも代行可能なため、家族の付き添いや介護に関する知識がなくても安心です。
ケアプラン以外にも車いすなどの福祉用具の貸与や、住宅改修の手伝いも可能。サービス開始後も1ヶ月に一度自宅に訪問して心身の状況や希望を把握し、必要であればケプランの見直しを行います。
まとめ
これまで、介護福祉の業界で輝く企業や社会福祉法人から三つを厳選してお伝えしてきました。
高齢者が安心して快適に過ごせる環境を目指した具体的な取り組みの一部を知っていただけたのではないでしょうか。
また、高齢者の方が快適に生活を送るための知識としてこの記事を役立てていただけると幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。