災害は、いつやってくるか分かりません。
万が一のときでも生き延びられるよう、日頃からいろいろな備蓄品をそろえることが大切です。
災害に備えるには、どのような備蓄品を準備しておくとよいのでしょうか。
本記事では、災害備蓄について以下の点を中心にご紹介します。
- 災害備蓄が大切な理由
- 基本的な災害備蓄品とは
- 災害備蓄品の量の目安
災害備蓄について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
災害備蓄とは
災害備蓄とは、災害などによってライフラインが停止した場合への備えです。
具体的には、災害に備えて食料・飲料水・その他生活に必要な最低限の物の備蓄を指します。
たとえば大地震後は、
- ガス
- 電気
- 水道
などの供給がストップすることがあります。
ライフラインが復旧するまでは、自力で食料や水などを確保しなければなりません。
そこで災害備蓄として、家族分の非常食・水などを備えておくというわけです。
生活するうえでは、簡易照明器具・炊事用のガスコンロなども必要です。
また、家屋の倒壊に備えて、
- テント
- 寝袋
- 防寒具
などを備えることも大切です。
出典:内閣府【特集 災害の備え、何をしていますか : 防災情報のページ – 内閣府】
災害備蓄はなぜ大事?
まずは、災害備蓄の重要性をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
災害時はお店で食料品が手に入らなくなる
大きな災害の発生後は、多くの店舗が営業をストップします。
たとえば、
- スーパーマーケット
- コンビニエンスストア
などは、まず営業しないと考えておきましょう。
理由は、食料品などの重要な商品はすぐに売り切れになるためです。
災害によって道路が封鎖されている場合、品切れしても商品の補充は行われません。
あるいは、店舗の倒壊などによって店を開けられないこともあります。
スーパーマーケットやコンビニエンスストアが営業しないと、食料品や飲料水が手に入らなくなります。
食料品は、自治体の避難所などに備えられていることもあります。
しかし、地域住民全員に十分に行き渡るとは限りません。
自宅に食料・水の備えがない方が食料品の入手経路を断たれると、食べるもの・飲むものが完全になくなります。
成人であればある程度の体力があるため、数日飲まず食わずで過ごせることもあります。
しかし、
- 赤ちゃん
- 小さな子供
- 高齢の方
などは、成人に比べると体力がありません。
そのため、わずか数日の絶食・絶飲が命を脅かすこともあります。
ライフラインが停止する
大きな震災の後は、ライフラインが停止するケースが多くみられます。
ライフラインとは、
- ガス
- 電気
- 水道
などの日常生活に欠かせないインフラのことです。
なお、ライフラインの復旧期間は平均1週間程度です。
ライフラインが停止すると、炊事や飲料水の確保ができなくなります。
そのため、火を通さずに食べられる食料品・水を備えておく必要があります。
日常生活と同じ食事ができなくなる
災害発生後は、発生以前のような日常生活は難しくなります。
特にライフラインが停止した場合は、自由な炊事はほとんどできません。
一方で、災害発生時は、食事が心のよりどころになることもあります。
たとえば、日常生活に近い食事ができれば、一時的にでも心が慰められることもあるでしょう。
そのため、災害備蓄では日常と変わらないようなメニューを備えておくのがおすすめです。
最近は、バラエティ豊かな保存食が多数登場しています。
被災中の食事内容は偏りがち
震災中の食事は、内容が単調になりがちです。
具体的には、
- ごはん
- パン
といった炭水化物中心の食事になりやすいのです。
たとえば、保存食の多くは、お湯などで戻して食べるご飯・カップラーメンです。
炊き出しでも、おにぎりや味噌汁といったメニューが多くなります。
炭水化物中心の食事では、当然ながらたんぱく質やビタミンが不足します。
たんぱく質やビタミン不足は、便秘・感染症などを招く要因です。
栄養の偏りを防ぐためにも、日頃からさまざまな食料を備蓄しておきましょう。
たとえば、果物の缶詰などがおすすめです。
たんぱく質は、ツナ・焼き鳥などの缶詰類の他、魚肉ソーセージなどでも補えます。
普段と違う食事で心のゆとりが持てなくなる
震災中は炊事が難しいため、メニューが単調になりがちです。
震災によってただでさえストレスがかかる中、食事が楽しめないと心が疲れやすくなります。
少しでも食事を楽しむためには、バラエティ豊かな保存食の備蓄が必須です。
楽しい食事は活力の源になります。
持病がある人の栄養管理が難しくなる
持病がある方は、食事制限を求められることもあります。
たとえば、食品アレルギーがある方は、アレルギーを起こす食品は当然食べられません。
糖尿病の方や腎臓病の方であれば、それぞれ炭水化物・塩の摂取を控えなければなりません。
一方で災害発生後は、自由に食品が手に入るわけではありません。
アレルギーがあるにもかかわらず、アレルギーが起こる食材しか手に入らないこともあります。
災害を生き延びても、食事で健康を損ないかねないのです。
万が一の時に備えて、災害備蓄品は持病や体質に合わせたものを備えなければなりません。
最近は、アレルギーや生活習慣病に対応した保存食も多く登場しています。
たとえば、低たんぱく・減塩の保存食などが代表的です。
災害に備えて備蓄したい基本品目17選
基本的な災害備蓄品をご紹介します。
「何をそろえればいいの?」という方は、ひとまず次のような品目を準備してみましょう。
出典:農林水産省【災害時に備えた – 食品ストックガイド | 家】
水(飲料水と調理用水)
水は、最優先で確保すべき品目です。
飲料水用と調理用の水は分けて準備しましょう。
最近は、5年以上保存できる長期保存用の水も数多く販売されています。
硬水・軟水などの種類も豊富なため、自分が飲みやすいものを選んでください。
どんな方にも飲みやすいのは軟水です。
軟水は、煮炊きにも適しています。
硬水は、やや飲みにくいものの、ミネラルを補える点が魅力です。
ただし、赤ちゃんや胃腸が弱い方は、お腹を壊すおそれがあるため注意してください。
なお、保存用水の多くは500mⅬもしくは2Ⅼ単位で販売されています。
コストパフォーマンスがよいのは、2Ⅼのものです。
ただし、2Ⅼの物は重たくて持ち運びが難しいため、自宅などでの利用がメインになります。
また、500mlは携帯しやすい点がメリットです。
自宅から避難する際は、500mlの保存水のほうが持ち出しやすいでしょう。
ベストなのは、500mⅬ・2lの保存水を両方用意しておくことです。
両方用意しておくと、どんな場面にも対応しやすくなります。
500mⅬの保存水は、避難用リュックなどに入れてすぐに持ち出せる状態にしておきましょう。
カセットコンロ
カセットコンロは、主に炊事に使用します。
レトルト食品を温めたり、カップラーメン用のお湯を沸かしたりするのに役立ちます。
また、カセットコンロは寒冷な状況で暖を取るのにも役立ちます。
災害備蓄用のカセットコンロは、熱効率がよい内炎式がおすすめです。
外炎式は熱効率が悪いものの、内炎式に比べると安価で購入しやすい点がメリットです。
カセットコンロを選ぶ時は、大きさを考えることも大切です。
1人〜3人程度の利用であれば、置き場所を取らない小さいサイズでもかまいません。
4人以上で共有する場合は、アウトドア用などの大型のものが便利です。
カセットボンベ
カセットコンロを使うには、ボンベが必要です。
災害備蓄に備えて数本用意しておきましょう。
必要本数は、家族の人数やニーズによって異なります。
米(無洗米がおすすめ)
災害備蓄用の食料は、米がおすすめです。
なぜなら炭水化物は、エネルギーに変わりやすいためです。
また、米は子供から高齢の方まで食べやすい点もおすすめの理由です。
米は、お湯で戻して食べるレトルトご飯などがおすすめです。
カセットコンロなどを使って炊く場合は、無洗米を用意しておくと水の節約になります。
お米はジッパー付きの保存袋などに小分けにしておくと、劣化を防ぎやすくなります。
パックご飯
パックご飯とは、水やお湯で戻して食べるごはんのことです。
レトルトご飯・アルファ米などと呼ばれることもあります。
パックご飯は、炊事不要で食べられる点がメリットです。
飽きを防ぐために、炊き込みご飯・ピラフなどバリエーション豊富に揃えておくのがおすすめです。
カップ麺
カップ麺は、お湯を入れるだけで食べられる点が魅力です。
お湯を沸かせないときは、水を入れて20分〜30分ほど待つと食べられます。
気温が低いときは、1時間程度かかることもあります。
袋入りのインスタント麺もおすすめです。
食器を洗う水を節約するには、袋を使って調理しましょう。
具体的には、袋に麺とかやく・スープ粉末などを開け、お湯を注いでください。
乾麺
乾麺は長期保存しやすいため、災害備蓄に向いています。
たとえば、
- うどん
- そば
- パスタ
などがおすすめです。
乾麺を備蓄するときは、飽きが来ないように、つゆ・ソースなどもバラエティ豊かに揃えておきましょう。
レトルト食品
レトルト食品はお湯で温めるだけで食べられる点が魅力です。
常温で長期間保存できるため、災害備蓄に加えておきましょう。
災害時は、炭水化物中心の食事になりがちです。
レトルト食品でおかずを添えることで、栄養の偏りを防ぎやすくなります。
好みはありますが、たんぱく質や野菜がたっぷり摂れるものがよいでしょう。
たとえば
- 魚
- 肉
を使ったメニューがおすすめです。
おでんも喜ばれます。
レトルト食品は、各メーカーから種類豊富に発売されています。
食事を楽しめるよう、色々なメニューをそろえておくのがおすすめです。
缶詰
缶詰は、常温で長期間保存できます。
種類も豊富なため、災害備蓄のメインにしましょう。
缶詰を選ぶときは、災害時に不足しやすい栄養素を意識してください。
具体的には、たんぱく質・ビタミンなどです。
たんぱく質の補給には、サバ缶・ツナ缶などの魚類系の缶詰がおすすめです。
焼き鳥缶・ポークランチョンミートなどの肉系の缶詰もよいでしょう。
ビタミンの補給には、果物の缶詰が適しています。
コーンやマッシュルームなどの野菜の缶詰もうまく利用しましょう。
最近はおやつとして、スイーツの缶詰なども登場しています。
日持ちする野菜
日持ちする野菜を日頃から備蓄しておくと、震災の時にも役立ちます。
代表的なのは、
- イモ類
- たまねぎ
- にんじん
- カボチャ
などの野菜です。
ただし、野菜類は日持ちするといっても限度があります。
そのため、野菜類の備蓄にはローリングストックの活用がおすすめです。
ローリングストックについては後述します。
乾物や漬物
乾物や漬物は、生の生鮮品に比べて長期保存が可能です。
たとえば、野菜・海藻の乾物を備えておくと、ビタミン・ミネラル不足を防ぎやすくなります。
ビタミン・ミネラルが豊富な乾物は、
- 切り干し大根
- 干し椎茸
- わかめ
などが代表的です。
漬物は、ぬか漬け・白菜漬けなどがあります。
ドライフルーツやナッツも災害備蓄におすすめです。
野菜以外の乾物の備蓄もおすすめです。
たとえば、煮干し・かつお節などはミネラルの効率的な摂取が可能です。
乾物の多くは、そのまま調理できます。
カットしたり皮をむいたりする手間が不要のため、災害時にはなにかと重宝するでしょう。
乾物はそのまま食べられるだけでなく、出汁として利用できる点も魅力です。
野菜や果物のジュース
災害に備えて、野菜・果物のジュースを備えておくのもおすすめです。
野菜・果物ジュースは、栄養素が凝縮しています。
震災時は野菜が不足しやすいため、ジュースを利用すると効率よく栄養を摂取できます。
野菜ジュースは、味の好みなどで選んでかまいません。
栄養価の高さを重視するなら、添加物が少ないものを選びましょう。
たとえば、果汁100%ジュースなどが代表的です。
調味料
災害備蓄で意外に見落としがちなのが調味料です。
食材がそろっていても、調味料がなければ料理が味気なくなることもあります。
災害備蓄では、基本的な調味料をそろえるのがおすすめです。
- 砂糖
- 塩
- しょうゆ
- 酢
- 胡椒
- 顆粒だし
置き場所があまり確保できない場合は、小さいサイズを検討してください。
ローリングストックを活用するのもよい方法です。
フリーズドライやインスタントのスープ
フリーズドライ・インスタントのスープは、お湯を注ぐだけですぐ飲める点が魅力です。
長期保存でき、あまりかさばらないため、災害備蓄に向いています。
災害の場面では、温かい物をなかなか口にできないこともあります。
スープ類を用意しておくと、お腹だけでなく心も満たされやすくなります。
お菓子
お菓子を備蓄しておくのもおすすめです。
甘い物は、心を和ませる効果があるためです。
また、お菓子はカロリーが高いため、効率的なエネルギー摂取にも役立ちます。
おすすめなのは、チョコ・羊羹などのカロリーが高いものです。
飴類・クッキー類は、お菓子の中でも長期保存しやすいのが魅力です。
甘い物が苦手な方は、せんべいやあられなどもよいでしょう。
種類にかかわらず、お菓子は個包装の物がおすすめです。
サプリメント
サプリメントも災害備蓄におすすめの品目です。
震災時は、どうしても食事からの十分な栄養摂取が難しくなるためです。
食事で不足しやすい栄養素は、サプリメントなどで補うと栄養不足を防ぎやすくなります。
たとえば、
- マルチビタミン
- マルチミネラル
などのサプリメントを用意しておきましょう。
ローリングストックのすすめ
ローリングストックを活用すると、無理なく災害備蓄に取り組めます。
ここからはローリングストックの内容やポイントをご紹介します。
出典:農林水産省【ローリングストックについて知りたい方へ】
出典:防災首都圏ネット【ローリングストックとは | 家庭での備蓄対策 | 九都県市首脳会議 防災・危機管理対策委員会】
ローリングストックとは
ローリングストックとは、日常生活の中で災害備蓄用の品目を消費していく方法です。
具体的には、いつも家庭で使っている食料を少し多めに備えておくのがローリングストックです。
備蓄品は、日用品の中で少しずつ消費していきます。
消費した分は、その都度買い足していきます。
古い品を消費して新しい品を補うことで、常に新鮮な品を一定量ストックできるというわけです。
非常食とローリングストックの両方を備える
ローリングストックでは、日常食を多めに備えておきます。
日常食の備蓄と並行して、非常用の食料・飲料水もある程度確保しておきましょう。
たとえ食材を十分に備えても、ライフラインが停止したら調理できなくなるおそれがあるためです。
そのため、災害備蓄では調理不要の非常食もある程度は備えておく必要があります。
たとえば、
- アルファ米
- 缶詰
- レトルト
などを用意しておきましょう。
カセットコンロを準備しておくのもよい方法です。
ライフラインが止まっても、最低限の炊事が可能になるためです。
家族の人数×3日〜1週間分備えよう
ローリングストックは、家族の人数分用意しましょう。
理想は、人数分×1日3食×1週間分です。
ゆとりを持って備えておくことで、ライフライン・災害物資の到着まで持ちこたえやすくなります。
置き場所などの関係で1週間分の確保が難しい場合は、最低でも3日分用意しておくのがおすすめです。
ローリングストックのメリット
ローリングストックのメリットをご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
すぐに取り組みやすい
ローリングストックは、すぐに取り組みやすいのが魅力です。
理由は、いつも家庭で使っている物を中心に備蓄するためです。
備蓄は日常生活の延長で行うため、特別な準備や買い物は不要です。
使った分を買い足すことを意識すれば、身構えて在庫管理する必要もありません。
買い置きを少し増やすだけで済む
ローリングストックは、いつも買う物をすこし多めに用意すればOKです。
災害に備えて、特別なものを用意するわけではありません。
そのため、置き場所や費用の負担が少なくて済みます。
災害時に慣れたものを食べられる
ローリングストックしておくと、災害時でも食べ慣れたものを口にできます。
たとえば災害用の保存食は、時に口に合わないこともあります。
特に、子供などは味覚に合わないと、食べるのを止めてしまうおそれがあります。
たとえ我慢して食べたとしても、精神的な負担は免れません。
災害時は、ただでさえ心身に大きなストレスがかかります。
せめて食事の面ではストレスを感じずに済むよう、日常的な食品を用意しておくことは大きな意味があります。
ローリングストックのデメリット
ローリングストックには、デメリットも存在します。
代表的なデメリットをご紹介します。
賞味期限を常に管理する必要がある
日常的に消費する品は、災害用の備蓄品に比べると賞味期限が短めです。
そのため、在庫管理はこまめに行わなければなりません。
賞味期限切れを回避するポイントは、常に古い物から使うことを意識することです。
家の収納スペースを圧迫する
ローリングストックでは、日常的な品をいつもより多めに購入します。
そのため、置き場所などに困ることがあります。
収納スペースの圧迫を回避するには、備蓄分をまとめて管理する方法があります。
たとえば、「大きめの段ボールに入る分だけ備蓄しておく」などすると、無理なく収納しやすくなります。
反対に、備蓄品は分散して収納するのもおすすめです。
まとまったスペースが不要のため、無理なく収納しやすくなります。
分散収納には、リスク回避の意味もあります。
震災時には、家具などの転倒で備蓄品を取り出せなくなることも少なくありません。
食料品を分散して収納することで、「備蓄品が1つも取り出せない」という事態を防ぎやすくなります。
コストがかかる
ローリングストックはいつもより多めの買い物をする分、ある程度のコストがかかります。
しかし災害用の備蓄品は、日用品に比べると価格が高めです。
また、災害時には物価が高騰することも少なくありません。
そのため、ローリングストックをする方がかえってコストが低く済む場合もあります。
ローリングストックを日常生活で活用する方法
無理なくローリングストックを実践するポイントをご紹介します。
災害に備えるためにも、ぜひ参考にしてください。
特売日にまとめ買いして多めに備える
ローリングストックは、ある程度のコストがかかります。
コストを抑えるには、特売日にまとめて購入する習慣をつけるのがおすすめです。
定期的に災害備蓄アレンジ献立を食べる
ローリングストックでは、「つい消費するのを忘れて賞味期限切れになった…」というケースも少なくありません。
賞味期限切れを防ぐには、定期的に備蓄品を消費する習慣をつけるのがおすすめです。
たとえば1ヶ月〜3ヶ月に1回などのようにルールを決めておくと、食べ忘れを防ぎやすくなります。
同じ食品を食べ続けるのに飽きた場合は、調理法を変えてみるのもよい方法です。
先入れ先出しで食品を消費する
ローリングストックの賞味期限切れを防ぐには、古い物から使うことを意識しましょう。
たとえば新しい品を常に奥に仕舞うと、古い品が自動的に手前に来ます。
賞味期限が近い品同士はかためて保管しておき、優先的に消費するのもよい方法です。
LL牛乳か豆乳を備える
栄養価が高い牛乳は、栄養不足になりやすい災害時に備えておきたい食品です。
しかし、牛乳は生鮮品のため、日持ちしないのが難点です。
最近は、常温で長期保存できるロングライフ牛乳(LL牛乳)が登場しています。
牛乳を備蓄したいという方は、ぜひ利用を検討してみてください。
牛乳の代替品を備えておくのも良い方法です。
たとえば、粉ミルクや豆乳が代表的です。
豆乳は未開封の状態であれば、常温で一定期間の保存が可能です。
袋のまま調理できる商品を加える
ローリングストックには、調理道具や皿が必要ない品を加えるのもおすすめです。
洗浄が不要のため、水の節約になります。
たとえば、インスタントラーメンなどは、袋にお湯を注げば食べられます。
お湯を注ぐだけでよいパックのごはん・レトルト食品なども便利です。
おやつをローリングストックにする
お菓子は生鮮品に比べると保存期間が長く、カロリーも高いためローリングストックにおすすめです。
ローリングストックでは、日頃から食べ慣れているお菓子を準備しておきましょう。
個包装のものを選ぶと、少しずつ消費しやすくなります。
おつまみをローリングストックにする
おつまみもローリングストックにおすすめです。
おつまみ類は乾物が多く、常温での長期保存に向いているためです。
多くのおつまみはそのまま口にできるため、調理・洗浄の手間を省ける点もメリットです。
災害備蓄で作れるお手軽レシピ5選
災害備蓄品は、一手間加えてアレンジするのもよい方法です。
たとえば、同じメニューが続く時は、飽きを防ぐためにも少しのアレンジを加えてみましょう。
今回は、災害備蓄品の簡単なアレンジレシピをご紹介します。
アレンジレシピでは、
- 水
- 火
- 調理器具
を最低限しか使わないため、ライフラインが止まった時にもおすすめです。
万が一の時に備えて、ぜひ参考にしてください。
α化米トマトリゾット
アルファ米と缶詰を使ったトマトリゾットです。
トマト缶を使って米を戻すと、水の節約になります。
ローリングストックの賞味期限切れ対策にもおすすめです。
- 材料
アルファ米 お茶わん2杯分 トマト缶 1缶 焼き鳥缶(たれ) 1缶 水 アルファ米の規定量の半分
- 作り方
- 1.鍋にトマト缶をすべて入れる
2.1に焼き鳥缶をたれごと加える
3.2に水を加える
4.3を加熱し、沸騰したら弱火で1分ほど煮る
5.火を止めてアルファ米を加えて、蓋をする
6.15分蒸らして完成
サバ缶カレー
ポリ袋を使って作るサバ缶のカレーです。
調理には、次の器具を使います。
- ポリ袋
- 水
- 鍋
- カセットコンロ
- トング
ポリ袋は、耐熱性の物を使用してください。
湯煎にかける際に、別のポリ袋にお米と水を入れて加熱すると同時に炊飯できます。
- 材料
サバ水煮缶 1缶 固形カレールー 1~2個 ケチャップ 大さじ2 水 100ml
- 作り方
- 1.ポリ袋にサバの水煮缶を汁ごと入れる
2.1を袋の上から揉んで身をほぐす
3.2に他の材料をすべて入れてよく混ぜる
4.3の空気を抜いて、上の方で口をしっかり結ぶ
5.鍋にお湯を沸かす
6.5に4をいれ、蓋をして20分蒸らす
焼き鳥缶のおにぎり
焼き鳥缶を使ったおにぎりのレシピです。
ラップを使って握るため、衛生的でかつ調理器具が不要な点がメリットです。
- 材料
ごはん お好みで 焼き鳥缶(たれ) 1缶 海苔 適宜 好みの薬味 適宜
- 作り方
- 1.手の平にラップを敷く
2.1に適量のごはんを平らに広げる
3.2の真ん中に焼き鳥缶の身・薬味を乗せる
4.3に適量のご飯を乗せる
5.ラップの上から形を整える
6.お好みで海苔を巻く
ポリ袋で簡単オムレツ
ポリ袋ごと湯煎にかけて作るオムレツです。
途中で火を止めるため、卵が固くなりにくいのがメリットです。
- 材料
卵 2個 マヨネーズ 大さじ1 塩コショウ 少々
- 作り方
- 1.ポリ袋に卵を割り入れる
2.1にマヨネーズと塩コショウを加えて袋の上からよくもむ
3.2の空気を抜き、袋の上の方でしっかり口を結ぶ
4.鍋に湯を沸かす
5.4にポリ袋を入れて弱火で15分加熱する
6.5の火を止め、袋の上下を返して10分蒸らす
小豆缶と切り餅の簡単お汁粉
小豆缶を使えば、簡単にお汁粉ができます。
洗い物を減らしたい場合は、紙コップやポリ袋で調理してください。
- 材料
ゆで小豆缶詰(砂糖使用) 大さじ2 湯 100~150ml 切り餅 1個
- 作り方
- 1.紙コップまたはポリ袋に、ゆで小豆とお湯を入れてよく混ぜる
2.切り餅はポリ袋に入れ、好みの柔らかさになるまで湯煎にかける
3.1と2を合わせる
災害備蓄の量はどれくらい必要?
災害備蓄の品は、どれくらい準備すべきなのでしょうか。
今回は、大まかな目安をご紹介します。
備蓄量に迷った時は、試食してみるのもおすすめです。
実際に食べてみると「思ったより量が少ない…」ということなどがあるためです。
前もって内容量や満腹感を確かめておくことで、適切な量を準備しやすくなります。
災害備蓄の量は最低3日分できれば1週間分
災害備蓄の量は、家族の人数分×1週間分用意するのが理想的です。
最低でも、3日分は用意しておきましょう。
ライフラインの復旧や災害物資の到着までには、1週間程度かかることが多いためです。
季節にもよりますが、電気が停止しても冷蔵庫の中の食料は2日程度保存できます。
災害発生後から2日は、まず冷蔵庫の中身を消費しましょう。
冷蔵庫の食料品を食べきったら、災害備蓄用の食料を消費していきます。
そのため災害備蓄の品は、冷蔵庫のストック+常温保存のストックを総合して考えることが大切です。
飲料水は1人あたり1日3 L必要
水は最低でも、成人1人あたり1日3Lほどの準備が必要です。
1日3Lの水は、飲料水と調理用の両方に使用します。
特に、飲料水は多めに確保しておきましょう。
災害の場面では、季節を問わず脱水症状やエコノミー症候群が起こりやすいためです。
こまめに水分補給することで、脱水症状などを予防しやすくなります。
水は口にするだけでなく、
- 洗面
- 歯磨き
- 手洗い
などにも必要です。
飲用以外にも利用できるよう、ゆとりをもって多めの水を用意しておくのが理想的です。
高齢者や子供に配慮した食品が必要
お年寄りや小さな子供がいるご家庭では、それぞれに配慮した品を準備しておきましょう。
たとえばお年寄りは、パサパサした乾物は食べづらいことがあります。
そのため、柔らかく喉通りのよいレトルト食品・缶詰などを多めに用意しておくのがよいでしょう。
子どもは、食べ慣れないメニューは口にしない可能性があります。
栄養不足を防ぐためにも、日頃から食べ慣れた品を用意しておきましょう。
大人2人の家庭の災害備蓄例
大人2人のご家庭の1週間分の災害備蓄の例をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
出典:農林水産省【災害時に備えた – 食品ストックガイド | 家】
水は2L×6本を8箱
大人1人につき、1日3Lの飲料水を確保するのが理想的です。
最低でも、2Lボトルで24本は必要です。
余裕があれば、2倍の48本用意しましょう。
水は料理以外にも、洗面などに利用するためです。
カセットボンベ12本
次のような頻度で消費する場合、カセットボンベは1人につき1週間で6本用意するのが理想的です。
【1日あたり】
- 飲み物用の水を沸かす:250ml×3回
- 食料品を温める・湯を注ぐ:500ml×3回
- 調理器具の洗浄・身体を拭くための水を沸かす:600ml×3回
大人2人であれば最低でも12本用意しましょう。
なお、上記は気温25度を想定した場合の消費量です。
寒冷地では湯を沸かすのに時間がかかるため、ガスボンベの消費量も多くなる点に留意してください。
米は2kgを2袋
米は2kg入りのものを2袋以上用意しましょう。
小分けで用意するのは、ローリングストックをしやすくするためです。
たとえば10kg入りの米は、消費するまでに時間がかかるぶん、補充のタイミングを見失いがちです。
「たまたま食べきったところで災害が来た…」となると、せっかくの備蓄の意味がありません。
一方、同じ量小分けで備蓄しておくと、1袋消費したタイミングで補充できます。
つまり、一定量のストックがしやすいのです。
パックご飯を6個
生米のほかに、パックご飯も用意しておくのもおすすめです。
災害直後は、思うように炊事できないこともあるためです。
カップ麺を6個
カップ麺は、お湯を注ぐだけで食べられるのが魅力です。
可能であれば、1人につき3個程度用意しておきましょう。
乾麺を1kg
お米が切れたときに備えて、乾麺も用意しておきましょう。
麺類があると食事にバリエーションをつけやすくなるのもメリットです。
乾麺の成人1人当たりの1食の量は約100gです。
成人2人なら、1回で200g消費する計算です。
レトルト食品を18袋
レトルト食品は、1日3回×6〜7日分用意しておくのがおすすめです。
最低でも、18袋は備えておきましょう。
パスタソース6袋
乾麺でパスタを備える場合は、パスタソースも準備しておきましょう。
具体的な量は、パスタの備蓄量によって変動します。
缶詰18缶
缶詰は1日3食×6〜7日分備えておくと安心です。
最低でも、18個ほど用意しておきましょう。
日持ちする野菜1 kg
日持ちする野菜は、次の通りです。
- にんじん
- たまねぎ
- じゃがいも
あわせて1kg程度備蓄しておくとよいでしょう。
漬物や乾物
漬物や乾物は、2〜4袋程度備えておきましょう。
具体的な量は、好みで調整してください。
野菜や果物のジュース200 mLを6本
野菜・果物ジュースは、1日につき1人1本が目安です。
少なくとも6本〜7本を用意しておきましょう。
調味料
調味料は、それぞれ500g〜1kgほど用意しておくと、ゆとりを持ちやすくなります。
日頃からよく使う調味料は、多めに備えておきましょう。
インスタントスープ
インスタントスープは、1日につき1人1〜2食が目安です。
お好みで調整してください。
インスタントドリンク
インスタントドリンクとは、たとえばコーヒーや紅茶などです。
日頃の消費量を考えながら準備しましょう。
お菓子
お菓子は、大袋で1〜2袋が目安です。
具体的な量は、お好みで調整してください。
食事スタイル別|おすすめの災害備蓄
災害備蓄の準備の仕方は、日頃の食事スタイルによっても異なります。
主な食事スタイル別に、おすすめの災害備蓄のやり方をご紹介します。
自炊する人
日頃から自炊する方は、日常的な食品を多めに用意しておくのがおすすめです。
常備できる食品
常備できる食品は、日頃から多めに用意しておきましょう。
たとえば、次のようなものはローリングストックに向いています。
- 日持ちする野菜
- 乾麺
- 米
総菜をいつも多めに作り置きしておくのもよい方法です。
缶詰
缶詰はそのまま食べるだけでなく、調理にも使えます。
水・調味料を節約できるようなものを選ぶのがおすすめです。
- トマト缶
- 魚の水煮缶
- 焼き鳥缶
- ミートソース缶
- デミグラス缶
- ポーク缶
乾物
乾物はそのまま食べるだけでなく、調理にも利用できます。
代表的な乾物は、次の通りです。
- 切り干し大根
- 干しシイタケ
- 鰹節
- 昆布
中食が多い人
中食が多い方は、生鮮品や調味料を揃えても持て余す可能性があります。
そのため、そのまま食べられる食品を中心に用意するのがおすすめです。
レトルト食品
レトルト食品は、温めるだけで食べられます。
鍋などの加熱器具がない場合は、そのままでも食べられます。
フリーズドライ食品
フリーズドライ食品は、お湯・水を注ぐだけで食べられます。
鍋・カセットコンロ・保存水などの備えがある方におすすめです。
料理しない人
まったく料理しない方は、調理なしで食べられるものを備えるのが無難です。
ちなみに、料理しない方が見落としがちなのは調理道具です。
日常では、電子レンジ・ポットがあれば食事は事足りるという方も多いでしょう。
しかし災害の場面では、電気が止まることがほとんどです。
ライフラインが止まったときに備え、最低限の調理器具は用意してください。
具体的には、カセットコンロ・カセットボンベと鍋です。
カップラーメン
カップラーメンはお湯を注ぐだけで食べられます。
1日3食×1週間分を目安に準備しましょう。
加熱不要な非常食
加熱せずに食べられる食品を備えておくのもおすすめです。
たとえば、缶詰が代表的です。
お菓子
お菓子類はそのまま食べられて、かつカロリーが高い点が魅力です。
思うように食事がとれないときは、重要なエネルギー源になります。
災害備蓄で必要な調理器具と備品
災害備蓄では、食品だけでなく調理器具や備品を備えておくことも大切です。
最低限備えておきたい調理器具・備品をご紹介します。
カセットコンロ
カセットコンロは、主に調理に利用します。
たとえば、炊事の他、レトルト食品・インスタント食品の加熱に必要です。
お湯は、調理器具や食器類の殺菌・洗浄にも使えます。
寒冷な場面では、カセットコンロで暖を取ることもできます。
ガスボンベ
ガスボンベは、ガスコンロを使うために必要です。
忘れずに備えておきましょう。
キッチンバサミ
災害時には、包丁よりもキッチンバサミがあると便利です。
たとえば、キッチンバサミがあれば、食材をカットするのにまな板がいりません。
調理器具をできるだけ減らすことは、洗浄水の節約になります。
食品用ポリ袋
食品用ポリ袋は、食品を保管するのに役立ちます。
ポリ袋は、ゴミ袋としても利用できます。
特に、災害の場面では、疫病を防ぐために慎重な衛生管理が求められます。
生ごみなどはポリ袋に入れ、しっかり口を結んでおきましょう。
ポリ袋は、鍋の代わりに炊事にも使えます。
たとえば、米と水をポリ袋に入れ、湯煎するとご飯が炊けます。
加熱調理ができるように、耐熱性のポリ袋を備えておきましょう。
ラップ
ラップは、食品を保存するのに使います。
皿代わりに使うのもおすすめです。
たとえば、料理を盛り付ける際に皿の上にラップを敷くと、洗浄用の水を節約できます。
衛生面を保つために1回使ったラップは、必ず捨てましょう。
アルミホイル
アルミホイルは、いろいろな場面で役に立ちます。
たとえば、調理の際にフライパンや鍋の底に敷いて使うと、調理器具が汚れません。
つまり、洗浄用の水を節約できます。
鍋やフライパンにかぶせて蓋代わりにするのもおすすめです。
アルミホイルは、体温保持にも利用できます。
足元が冷えるときは、足をアルミホイルで包んでから靴下を履くのがおすすめです。
丸めたアルミホイルを電灯の下に置くのもおすすめです。
アルミホイルが光を乱反射させるため、わずかな電気でも周囲を明るく照らせます。
クッキングシート
クッキングシートは、調理の際に鍋やフライパンの底に敷いて使用します。
調理器具が汚れにくくなるため、洗浄水を節約できます。
キッチンペーパー
キッチンペーパーは食器や調理器具などを拭くのに用います。
水濡れを防ぐため、ビニール袋などに入れて管理するのがおすすめです。
除菌スプレー
除菌スプレーは、排泄後や食事前に手を清潔する際に必要です。
また、皿や調理器具の殺菌にも利用できます。
皿や調理器具に使う場合は、専用の除菌スプレーを用意しましょう。
具体的には、口に入っても問題ないものを選んでください。
災害備蓄を上手に収納するテクニック
災害備蓄は、収納方法を工夫することも大切です。
ここからは、災害備蓄の収納のポイントをご紹介します。
出典:農林水産省【備蓄食品の収納テクニック】
賞味期限が見えるように収納する
災害備蓄品は、賞味期限が見やすいように収納しましょう。
知らないうちに賞味期限が切れていては、いざ災害が起こったときに食べられないためです。
たとえば、食料品は透明な収納ケースなどに仕舞うのがおすすめです。
仕舞う際は、賞味期限の記載があるほうを上にしましょう。
賞味期限が見にくい場合は、ケースの蓋などに賞味期限のメモを張るのもよい方法です。
賞味期限が近いものは、まとめて仕舞うと管理しやすくなります。
賞味期限が近いものから手前に置く
災害備蓄品は、賞味期限が近いものから手前に置きましょう。
新しい補充品を奥に仕舞う習慣をつけるのがおすすめです。
自動的に古いものが手前に来くるためです。
古いものから消費する習慣をつけることで、いざというときの賞味期限切れを防ぎやすくなります。
ガスコンロとガスボンベを同じ場所にしまう
ガスコンロとガスボンベは、必ずワンセットで使用します。
すぐに使えるよう、同じ場所に仕舞っておきましょう。
上方には軽いものを置く
軽いものは、棚・収納ケースなどの上方に仕舞いましょう。
下方に仕舞うと、上方の備蓄品に押しつぶされる可能性があります。
下方に重たいものを収納する
重たいものは、棚・収納ケースの下方に置きましょう。
他の備蓄品を押しつぶさないようにするためです。
なお、重いものは顔より高い位置に収納しないでください。
地震などが起こったとき、頭や顔に落下するおそれがあるためです。
たとえば、冷蔵庫の上・キッチン上の棚に重いものを仕舞っている場合は、場所の変更を検討してください。
水は分散して収納しておく
水は、できれば分散して仕舞っておきましょう。
災害時には、棚の扉などが塞がれて、中身が取り出せなくなることもあるためです。
1つの場所に備蓄品をかためて収納すると、全滅するおそれがあるのです。
水は、生命維持に欠かせません。
たとえば、健康な成人は、食事なしでも3週間程度は生き延びることが可能です。
一方で、水がなければ3日生き延びるのは難しいとされています。
災害備蓄の中でも水は、非常に重要です。
なにがあっても水だけは確保できるよう、収納場所も工夫する必要があります。
災害備蓄まとめ
ここまで災害備蓄についてお伝えしてきました。
災害備蓄の要点を以下にまとめます。
- 災害備蓄が大切な理由は、災害時でも食料・水を確保するため
- 基本的な災害備蓄品とは、水・主食・主菜・最低限の調理器具など
- 災害備蓄品の量の目安は少なくとも3日分以上
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。